今回のアルバム、あの「DID YOU FEEL THAT?」なみの闘魂溢れるアグレッシブな武闘派のSAMPLEを期待してお聞きになろうとする向きにはちょっとお薦めではないでしょう。
これが文字通りFANCYということなのでしょうか、なんとも控えめでおしとやかな雰囲気。それはまるで新郎のもとへ粛々とヴァージンロードを進んでいく、清らかな乙女の花の挙式を連想させるほど。
なかでもこの結婚式にいかにもふさわしい楚々として恋情あふれる情緒を醸し出しているのが「The Children's Song 」。
後の「Merodies Of Love」や「All God's Children」をつかのま彷彿とさせるこの小品には、その後目覚しい活躍を見せる「感性のサイエンティスト」の萌芽をはやくも垣間見ることができるはず。
闘魂度は、☆
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