アルバム解説のインタビューの中にジョー・サンプルの次のような発言がありました。
「BLUE BALLETは、これは実際に僕が見た、鷹が舞い上がる瞬間のイメージを
曲にしている。その時僕には、翼が炎のように燃え上がるように見えた。青空に舞い上がる光景が、
僕の目に焼き付いて残った。その感動を曲にしたものなんだ」と。
一瞬の衝撃、出会い頭の感動。その時芽生えた感動、イメージを音で描き彩る、まさにJoe Sampleの作曲法を自ら語った貴重な言葉でしょう。
Joe Sampleのアルバムはいつも感動のつづれ織。
アルバム収中の「Night Flight」も、フレデリック・フォーサイスの「シェパード」を彷彿とさせ、瑞々しい飛行イメージを
味わえるのも事実。
しかし今回は、いつもの熱いクルセイダーズ節とはちょっと異質の感触を抱きましたネ。
クルセイダーズはハート、筋肉で聴くものでしょう。少なくとも僕にとってはそう。「闘魂」の揺さぶりで一瞬にしてモチベーションに火が点きます。熱くなります。
対して今回の「ハンター」は、冒頭のサンプルの言葉とは裏腹に、今いち筋肉にアクセルがかからない感じを否めませんでした。とりあえず今回は☆☆か・・・
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