Wilton Felder's tenner sax |
名古屋ブルーノートクルセイダーズライブ当日(3月2日)、午前8時38分発くまがわで当地(人吉)を出発、熊本でつばめ40号に乗り換え、
博多から新幹線のぞみ26号に再度乗り換え、名古屋駅に着いたのが午後3時47分。その間6時間あまり列車に揺られながら、ただ
ひたすら思い続けたのはクルセイダーズのこととGパパさん、半斤八両さん、よっすいさんに出会えることでした。
山口百恵の「I came from 横須賀」
で「あなたに会いに来た」と呪文のようにつぶやく恋する乙女心のように年甲斐もなく乙女チックになっていたのでした。
名古屋駅についてからは久方ぶりに乗る地下鉄(東山線)も新鮮でしたし、確かに栄町で下車してから名古屋国際ホテルの
場所が分からず街中を汗だくになって堂々巡りしたのは事実ですが、何処にいても「ここは熊本のどこそこ」と勝手に思い込む癖なので
別段動じることもなく、時間はかかりましたが無事「名古屋国際ホテル」にチェックインできました。朝から何も口にしていなかったので、
とりあえず備長ラシック店にて名古屋名物「ひつまぶし」で空腹を満たし(尤も食べたのは鰻丼でしたが)、
開演時間まで見物がてら街をぶらつくことにしました。
ホテルに戻ると時計は午後7時をまわっており、いざ名古屋ブルーノートへ出陣です。
ブルーノートへ行って吃驚したのは、既に地階から螺旋状にお客さんが列をなし、入り口近くに並んだのですが、数分後には
背後にも長蛇の列ができていました。千客万来、満員御礼、クルセイダーズの来るところには福来るなんて妙に有頂天になっている
自分に気付きました。
それからドラマが待ち受けていました。何と半斤八両さんが階下から「龍さんですネ?」とお迎えに来ていただいたのです。
「クルセイダーズが好きで・・・」で明智探偵さながらに綿密な資料考証をされる御仁、かなり強面のお方と想像して
おりましたが、お会いして吃驚、温厚かつ眼光柔らかな正真正銘の九州男児であられました。
後部席でと覚悟はしていたのですが、半斤さんのお招きに応じて、居並ぶファンの方々に何とも申し訳ない気持ちで会釈
をしつつも足早に階段を下りていったのでした。そしてフロントの長椅子で先頭に並んでいらしたGパパさん、よっすいさんに
遂に初対面を果たしました。堰を切ったようにボルテージが一気に高揚し、固い握手を交わしました。不思議なのですが、Gパパさん、半斤さん、
よっすいさんに、これが初対面とは思えないほど親しみがあり、胸ときめきながら、すごくリラックスできました。
おそらく皆さん懐の深いクルセイダーズファンであられるのでしょう。その男気に感服です。
開場と同時にGパパさんにステージ前のテーブルを陣取っていただき感謝にたえません。全員テーブルに就くと、Gパパさん、
よっすいさんは自家用車のため軽めのドリンク(カクテル?)、半斤八両さんは、お馴染みテキーラ、そしてワタシメは
黒ビールをオーダー、出会いを祝して元気に乾杯!クルセイダーズ談義に花が咲くうち、さていよいよ本家本元の登場の
時間と相成りました。
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