さてさて、今回の映像は、LIVE UNDER THE SKY1990でのプレイ。といっても純粋にクルセイダーズのメンバーは一人Joe Sampleのみ。ですから、クルセイダーズの映源と正面きって言うにはちょっと気が引けますが、それでもFreddy WashingtonやLenny CastroといったクルセイダーズLIVEではお馴染みの面々も加わっての演奏ですのであえてここにご紹介致します次第。
とにかくこの映源、そこかしこに汗が滴り、飛び散る汗まみれのLIVE。
圧巻は「Spain」。満面まさに獅子面と化したAl Jareauのマイクを飲み込まんばかりのボーカル。その顔面より滴り落ちる汗。躍動感溢れるドラムプレイを展開するSteve Gadd、パーカッションのLenny Castroの全身から流れ滴る汗。Joe Sampleの汗みずくのシャツ。発汗量が物語る熱気のすさまじさと、JAZZの感情の猛々しさ。
汗ほど熱いJAZZにふさわしいものはないと、つくづく実感させられます。
やはりこれが「LIVE UNDER THE SKY」の醍醐味でしょう、演奏者の面々が汗を滴らしてのプレイなら野外ステージを埋め尽くしたJAZZファンも汗まみれ、熱狂の坩堝となって過熱し、Al Jareauが、Lenny Castroが、Steve Gaddが、Joe Sampleが体ごと炎上します。
|