今回のLIVEについては、当店のお客様より多くのレポートをいただきました。
いずれも根っからのクルセイダーズファンと拝察されます「剛」の方々ですから、
レポートも活きがよく内容の濃いものばかり。
LIVEツアーの最中、ゾクゾクする思いでそのレポートに目を走らせていました。
サァ、熱っぽいレポートをとくとご覧あれ!
名古屋Blue Note
■Gパパさん
■bbさん
福岡Blue Note
■Andyさん
東京Blue Note
■ニャン太のオカンさん
■K.splさん
■ラ・マンチャの男さん
■Mrs.Carltonさん
大阪Blue Note
■むらまさん
■Gパパさん
(時系列順)
尚、より詳細なGパパさんのレポートは
ココをご覧下さい。
又、わが半斤八両さんの突撃「生」レポート
はココをご覧下さい。
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「喫煙席、禁煙席のいずれになさいますか、禁煙席ですと壁際の席しか空いておりませんが」、入店早々の案内嬢の問いに、(今居る所を指し)此処で良いですワと応じた判断が間違っていました。登場の際、メンバーが通ることになる壁際の禁煙席に座っていれば、退場の時、クルセイダーズの面々に抱きつくことができたのに・・・といったような次第で、さてさて今回は、2003年10月福岡ブルーノート初登場以来2回目となる2005年3月のLIVE報告。
開演間際、入り口から黒のダッフルコート姿の坊主頭の男性が入ってきてステージを横切るや、ただならぬファイターの気配が漂い、よく見るとこれが何とNils Landgren。想像していたとおりの危ない雰囲気にこれから始まる演奏に期待が膨らみます。
客席にざわめきが起こると、背後からJoe Sampleが登場してステージへ向かい、他の面々も続々と向こうの壁際の通路から入場、いよいよ『クルセイダーズ劇場』の開演です。
ステージでは「Free as the wind」を皮切りに、クルセイダーズ節が炸裂、馴染みの曲が白熱のプレイで展開されていくのですが、やはり一昨年と明らかに違っていたのはWilton Felderの猛ハッスルぶり。「猛」とつけたいほどに、それは際立っていました。以前の直立したサックス奏法ではなく、両足を広げてふんばり、激しく上体を上下動しながらのブローで、甚だしくは、その踏ん張った両足の真中にサックスが入らんばかりに体を屈曲させ、その動きたるや一瞬キツツキを彷彿させるほど。ソロの傍らで、相棒のNilsも脱帽するがごとくで、名実共に終始クルセイダーズの看板を背負ってきた「男」にただひたすらリスペクトしていることがありありと窺えます。それぞれのソロは、命のブロウとも言えるほど文字通り圧巻でした。このハッスルの理由を知りたくなりますが、少なくとも「この俺を見ろ」という気概があったのは事実でしょう。それに限られた余生に対する真摯な時間感覚。一瞬のプレイに燃焼しようとするWilton Felderの命の炎を僕等は目の当たりにしたのかも知れません。「Way back home」を聴きながら、「闘魂」の伝言という言葉がふと脳裏に浮かび目頭が熱くなりました。
アンコールには「Ghost Busters」、このエンデイングに客席が沸きました。Wilton Felder、Nils Landgren、Ray Perker御三家が寄り添い、上体をえびぞりに反って奏しながら楽器を高らかに持ち上げ、そこにピラミッドの三角錐が形作られたのです。これにはもう満場大喝采でありました。クルセイダーズ闘魂の極み。そこに、Wilton Felderが屹立していました。
1. Free As The Wind
2. Creepin'
3. I Felt The Love
4. Ballad For Joe
5. The Territory
6. So Far Away
7. Put It Where You Want It
8. Way Back Home
encore
9. Ghostbusters
JOE SAMPLE(key)
WILTON FELDER(sax)
RAY PARKER Jr.(g)
NILS LANDGREN(tr)
KENDRICK SCOTT(dr)
NICK SAMPLE(b)
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