さてさて今回の映像は、WOWOWで放送されたLegends LIve Crusaders姉妹篇?
冒頭の解説に因れば、Marcus Millerのコンサートを見たEric Claptonが一緒にやりたいと申し出、Marcus MillerがJoe SampleやDavid Sanborn、Steve Gaddの面々へ声をかけ、今回のLegends Liveの運びへ相成ったとのこと。Marcus Miller曰く「ただ一緒に演奏したいだけなんだ」と。この心意気や壮とすべし。嬉しいねェ。
曲選も素晴らしく、剛力なJAZZ、ClaptonやSanbornのバラッド、タンゴも交えて、色とりどりのサウンドのアラベスク模様が織り成され、極上の陶酔が味わえます。
とりわけLIVE道中10曲目、Marcus MillerがJoe Sampleをご指名、「ちょっと懐かしい曲です」と紹介すると、何と「Put It Where You Want It」が奏でられるのです。この曲、Crusadersの体臭の染み付いた曲だけに、Joe Sampleもひときわ意気込み、Tシャツを汗びっしょりにして、ファイティングポーズで鍵盤に指を走らせます。Sanbornが粘りつくようなスネーク奏法でいつものCrusadersの定番を彩れば、Eric Claptonが渋み満載の侠気のサウンドで斬り込み、Marcus Millerは、さながら炎のK1ファイターと化してベースを弾きまくるや、満場拍手喝采。もうこれだけで大満足。
最後は、初めて観ましたMarcus Millerの「バスクラ劇場」。心和ませるその物語、後は観てのお楽しみ。
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