日 記

(2013年10月)


<今野順夫の部屋>

◇ 10月も末日になりました。午前中、県庁での会議。終了後、委員三人で昼食。異なる分野で働いているので、話は新鮮です。いろいろな経験はできないので、せめて話を通じてでも覗いてみたい分野です。
 夕方、川俣町の委員会へ。だんだん暗くなるのが早くなって、運転に気を使います。慣れてくると、随分距離が短くなったような気もします。知らず知らずにスピード出ているのかも。担当者が病休で、仕事がハードなのでしょうか。無理しないで継続的に頑張ってほしいものです。
 日本シリーズの第5戦が気がかりです。役場を出て、スマホで確認すると7回表で2対0で楽天リード。カーラジオをつけて走りだすと、投手は則本。7回裏に村田のホームラン。2対1になってしまいました。そのまま急いで自宅到着。9回裏です。このままで2対1の勝利と願っていましたが、なんと1点。それでもサヨナラならないだけ良かった。延長10回表。なんと気迫が勝ったのでしょうか。2点追加。結局4対2で勝利。いやはや想定外の試合展開。仙台に持ち越されます。巨像に挑むつもりで、守りに入らないで攻め続けて欲しい。野球とはいえ、何か嬉しい。被災地の、被災者の、力が東京ドームまで届いたのか。嬉しい。それにしても講演準備は、明日の午前中のみ。勉強してからと思ってはいたが、まあ、自分の蓄積の現状であたるしかない。それにしてもいい試合だった。
 憲法の話は、押しつけ憲法論の克服が課題。朝日の論壇で、皇后の記者会見(10月20日の誕生日)の内容が紹介されていた。憲法の話の際に、引用させてもらいたいもの。心が温まる。「5月の憲法記念日をはさみ,今年は憲法をめぐり,例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。主に新聞紙上でこうした論議に触れながら,かつて,あきる野市の五日市を訪れた時,郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています。当時これに類する民間の憲法草案が,日本各地の少なくとも40数か所で作られていたと聞きましたが,近代日本の黎明期に生きた人々の,政治参加への強い意欲や,自国の未来にかけた熱い願いに触れ,深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で,市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして,世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」(宮内庁のHPから)(10/31)<21153>


◇ 10月もあとわずかです。義母がショートスティから帰ってきました。また、しばらく自宅での生活が始まります。
 今日・午前中は、コープふくしまの方木田店で、憲法の学習会。「ふれあいコープ」という集まりです。いつものブロックの役員さんだけでなく、一般の組合員にも参加を呼び掛けて集まりました。私の「憲法のはなし」を小1時間、それから手製のジュースづくりの講習会。試食タイムがあり、また「イタリア、イギリス生協への震災見舞い御礼と復興報告の代表団参加報告」が、参加した理事から報告がありました。それぞれ短時間ですが、有意義でした。
 私の話は、相変わらず噛み砕いていないようです。もう少し、内容を限定して話す必要があります。何度も繰り返す学習会ではないので、どうしても欲張ってしまいます。もう2回、予定はされているので、もう少し分かり易く工夫しなければ。基本は、こちらがきちんと本質を深めていることが前提なので、その深さによって、きっと話す内容も分かりやすくなのでしょう。
 午後、土曜日の労働学校の講演の準備をしながら、こちらも苦戦。昨日からの疲れか、少々昼寝。夜は、日本シリーズテレビ観戦。早めにジョーンズのホームランで3点リードして、あるいはと思いましたが、ジリジリと追いあげられて、結局、東北楽天は、6対5で巨人に敗北。中継ぎピッチャーの弱体が指摘されますが、先発のレイも、宮川も、小山、長谷部、金刃といずれも必死の投球。四死球が気に係るが、やはりプロの世界。信じて起用することが大事だ。明日は第4戦、勝てば日本一王手。負けても仙台で雪辱を期す。週末の土日。仙台は喜びで燃えればいいが。(10/30)<21139>


◇ 田村市からの帰りのカーラジオ、そして帰宅後のBSでの日本シリーズ。なんとマグレか、東北楽天が5対1で快勝。13安打の猛打、先発・美馬の好投。足に打球を受けて降板することになったが、レイと齋藤がよく繋ぎ、敵地での勝利。凄いねー。2連敗しても仙台には戻れる。仙台で、どこまで粘れるかで、日本一が決まる。信じがたい。弱者が団結して、必死になるとこんなこともあるんだね。
 日中は、昨日の続きの県庁での業務。5時過ぎに、田村市へ向けて快走。渋滞にも逢わず、30分も早く到着。また、同じ仕事が始まるが、福島からの距離が長いのと、雪道になるかどうかが懸念材料。4番目の市町村になると、少し疲労気味。引き受けなくてもよかったか。しかし、福島までお出でいただいて、担当係の熱心さに負けてしまったかな。どうしても他の市町村と比較してしまうが、担当課の準備もしっかりしている。期待されている仕事に励むことにしましょう。(10/29)<21120>


◇ 秋の空に戻りました。月曜日の今日は、終日福島県庁での仕事。終わったのは5時半頃。外は暗くなりました。日の短さを感じます。10月末までクールビズ。肌寒く、ジャンパーを着ている職員もいます。クールビズは、省エネで定着しつつあるようですが、官庁はともかく、民間でも普及しているとはいえません。変な話ですが、県や市に行くときはクールビズで、コープに行くと皆さんネクタイをやっています。業務の性格にもよるのでしょうか。コープの常任役員会は、時間が間に合わずお休み。
 昨日までの美食で、体重が1.5Kほど成長(?)。健康のために粗食と運動に心がけなければ。
 明日も終日、県庁での仕事。その後、田村市役所の午後7時からの会議。高速を通りますが、ICまでの渋滞が心配。それと慣れない山道を夜に通るのは苦手。仕事がダブってなければ早めに行くのですが。帰りは10時を過ぎるでしょう。東京ドームでの日本シリーズ第3戦は見れません。道すがらラジオを聴くことにしましょう。(10/28)<21110>


◇ 昨日から家族で仙台・秋保温泉に泊まってきました。9月の妻の誕生日の祝いが遅れていて、ようやく昨日実現しました。
 長女家族と次女、そして我々2人の総計8人(孫3人を含む)。孫たちの元気な活動に、しみじみ人生を語り合うというのは難しいのですが、家族全員集合です。温泉に何度も浸かって(腰痛が少しは改善したかな)、のんびりしました。
 今朝は11時頃ホテルを出発して、年長の孫娘(小学1年)と次女と我々の4人は、名取で行っている「木下サーカス」の観覧。すごい迫力でした。空中ブランコ等は定番ですが、シマウマ、ゾウ、キリン、ホワイトライオン等も出てきて、随分本格的になったなと感心。そして、何よりも2時間のショーの演出が素晴らしい。色彩も。何十年か前の経験とはやはり違います。楽しませることに徹底しているようでした。
 長女夫婦と年少孫たちは、八木山動物園へ。楽しかったようです。2日間の今回のような企画も、そうそうはできないでしょうが、いい思い出となりました。孫たちも、少しづつでも、段々、大人になってなってきたようです。
 帰宅は5時過ぎ。夜、日本シリーズを見ました。昨夜は2対0で負けて悲観的でしたが、なんとか今日は2対1の勝利。4連勝で巨人の優勝と思っていたので、なんとか仙台のファンの前で勝てたのはよかった。第3戦から3試合は東京ドーム。せめて1勝でもできれば、仙台の球場での第6戦・第7戦があるかもしれないのですが、なかなか難しいかなと思っています。充分に楽しませてくれたことに感謝しないと。そして被災地を励ましたことを。(10/27)<21089>


◇ 台風27号・28号とダブって日本列島に迫り、福島も雨模様。しかし、昼ごろから雨も止んで、曇り空です。
 4週間1回の定期診察。少し値が悪くなりました。腰痛で運動不足のせいでしょうか。また意識的な運動再開が必要です。
 介護施設に洗濯物取りに行って、夜は、温泉でも入って、東北楽天・日本シリーズでも楽しみましょうか。雨で中止にならないで欲しい。(10/26)<21075>


◇ 午後、退職者の会の役員会に出てきました。20人近くが集まりました。この会の会長を吉原先生より受け継いだのですが、明らかに貫禄落ち。役員のほとんどは、みんな私の先輩。恒例の忘年会の企画、12月21日に実施することにしました。多くの懐かしい顔とまた会えます。
 夜は、飯舘村の委員会への出席。そろそろ案件も少なくなって、事実上の終了でしょうか。帰途、明日の秋保行きのために、ガソリン注油。雨だけが心配です。(10/25)<21068>


◇ 朝、コープふくしま「コープマートいずみ店」の改装オープンに出かける。10時の開店前に、従業員の皆さんに頑張って下さいと激励。先着300名の景品もあるが、雨でもあり、それほどの列はない。しかし、30分も過ぎると店は一杯になる。導線をよくするリニューアルだが、買物しやすくなったようだ。夕方、雨も強くなり客足は鈍ったが、それでも平常時の2倍以上か。テナント貸しの英語教室と花屋さんに挨拶して帰宅。
 午後、介護施設にショートスティ中の義母を見舞う。昼寝中で、洗濯物だけを替えてきた。妻は、帰宅後洗濯。雨でなかなか乾かない。
 夕方、AOZで第49回のふくしま復興支援フォーラム。考古学の菊地さんに「文化財を守る課題」について、詳しい報告を受ける。雨でもあり、17名と少なかったが、議論は前向きでよかった。社会を基礎づけるこうした課題は、一般受けはしないが重要。
 27号と28号の台風が近づいているが、これによって前線が刺激され、小雨が降っている。鬱陶しい。紅葉の季節というのに・・・。(10/24)<21058>


◇ 水曜日。雨模様。ケアマネジャーの訪問あり、車も邪魔かなと思い、昨日行く予定だった映画館(フォーラム福島)へ。
 天栄村の米作りを震災前と震災後にわたって、特に放射線との闘いを通じて米作りを再開しようとする映画。「天に栄える村」。原発から約70キロ離れた地であるが、放射線に抗して、米作りに誠実に取組むの皆さんの姿に感動。物語というのではなく、ドキュメンタリーのようなものだが、事実であるが故に、心が揺さぶられる。南相馬の農民、山形・高畑の農民も出てきて、対比ができていい。
 東京の保育園での講演。すぐに理解されるのは難しいかもしれないが、その誠実さを分かってくれるだろう。長崎から来た被爆2世のお母さんが、長崎の例を出しながら励ます姿もよかった。無数にある、こうした市民の闘いを、共有する機会を広げたいものである。毎週、原発シリーズの映画が続く。見続けたい。
 松川事件のことで東京在住の方からの電話、また原発について東京の弁護士さん、自宅居てもいろいろと電話も来る。話したいということで、来週、福島で逢うことにした。いろいろ福島に来てくれる方も多い。それ自体、福島は特別な土地になっているのだろうか。(10/23)<21039>


◇ 来週の仕事の関係で、県庁に行って打ち合わせ。
 自宅で、来週以降の講演などの諸準備。特になし。(10/22)<21023>


◇ 月曜日になってしまった。昨日のうちに送信すべき頼まれ原稿。「ふくしま復興支援フォーラム」の紹介ということで油断していたが、約1万字の分量なので、少し前後があり、なかなかできない。午前中、妻を待っている時間、市役所の1階のロビーで、何とか目鼻をつける。やっと送ったのが昼過ぎ。すぐに受領の返信メールが来た。少し解放されて、修正することになろう。
 コープふくしまの常任役員会へ。早めに終わったので、リニューアル工事をやっているいずみ店の工事現場を見せていただく。いろいろと作業導線も工夫して、オープン後お客さんが増えることを望んでいる。24日にリニューアルオープンに出かけることになった。従業員の皆さんを激励することの役目かな。
 夜、東北楽天のファイナルステージ。投手戦ではなく、打撃戦の様相。辛島、長谷部、斎藤、則本、田中と投げ繋いで、シーソーゲームの後、ジョーンズ、マギーの本塁打も出て、8対5で勝利。ロッテは強打者揃いで、よくぞ勝ったと思える。26日からは、巨人と日本シリーズ。勝つなんて誰にも信じがたいことだが、マグレでも勝ってくれれば、東北は元気づくだろう。ここまで来たら、もう一度夢を見せて欲しいものだ。
 東京の弁護士さんから、来年春に福島で開催される「原発と人権」の研究集会の現地の実行委員会をやって欲しいとのメール。正規の実行委員会は中央で組織されるので、現地のお世話役実行委員会なのだろうが、名誉職的なものであれば協力しても構わないが、手足がない状況では、よく確かめてみないと心配。その旨返信したが、昨年に続いて、福島で行う理由があるのだろうから、現地としては現地にとっても有意義なものにしたいものである。(10/21)<21009>


◇ 雨の日曜日。午後からの東北楽天のファイナルステージのテレビ観戦を楽しみにしていましたが、雨で中止。残念。
 どうしてか腰痛で爽快ではない。今日〆切の頼まれ原稿、分量は到達したが、締まりがない。論文ではないが、少しメリハリをつけないと。(10/20)<20994>


◇ 早朝から福島市の「総合防災訓練実施」を参観してきました。コープふくしまに文書依頼があったもので、常日頃の防災訓練に熱心な方ではありませんが、勉強のために行ってきました。コープふくしまとしても、地域社会からの期待があるのかもしれないと思って。
 会場は、吾妻学習センターと野田中学校。基本的には、吾妻山の噴火を想定したもので、消防本部や自衛隊等も参加。伊豆大島の災害の直後、防災体制の問題、訓練の問題の重要性を感じます。震災後、想定外の自然災害が稀有のモノではなく感ぜられるので、油断しないで自然と共生する必要があるのでしょう。近隣の町内会の方々が多く参加していましたが、ここでも高齢化が否めません。若い人々も参加できる工夫も必要と思います。主催者の市長さんや部長さん、教育長さんらと懇談もできました。現場で、住民の皆さんと行動を共にするのは、いいですね。
 早めの帰宅で、昼前に、介護施設に義母を見舞う。
 午後、テレビの前にくぎづけ。東北楽天のファイナルステージ。少し悲観的でしたが、いつもは6回位で交替する美馬が頑張りました。2対0で勝利。日本シリーズへ王手をかけました。悲観から楽観へ行かないように、もう1勝。祈るような気持ちです。
 娘と孫(男)2歳半は、二人でベガルタ仙台の応援。Facebookで知りました。ルールがわかるのか心配ですが、チケットをもらって行ったようです。まあ、生の試合は、細かいプレイよりも、周りの雰囲気に浸ることが重要なのでしょう。
 夜は、大学生協の知り合いが仙台への転勤ということで、福島駅近くの居酒屋でささやかな4人での送別会。生協活動の話で盛り上がりますが、転勤先でも頑張ってほしい。
 テレビの観戦あたりからか、腰痛です。リクライニングの座イスがいけないのか。正座をするといいのですが、足がしびれます。ズボンなどの着替えが大変。憂鬱です。(10/19)<20988>


◇ 一昨日の台風の中、新幹線で4時間ほどかけて東京の会議等に出かけた妻が夕方に帰って来た。
 3日間、昨日を除いて、外に出かける用事もなく、話をするのは電話での勧誘電話と勧誘訪問。どちらかというと不機嫌になる。一方的に電話や訪問をして、宣伝しようとする。こちらの状況を、聞き出しながら。同じような電話が来ると、その執拗さに閉口する。相手の電話番号が表示される電話機に替えたいものだ。
 夜は、東北楽天対ロッテの第2戦。新人・則本の好投。9回で1点の失点。しかし、リリーフ陣が延長で打たれる。結局、4対2で敗れる。このままズルズルいくのか。打撃陣の不振では、則本が可哀想。ジョーンズ、聖澤のソロホームランも勝利に結びつかなかった。もう少し粘り強い攻撃が欲しい。連日の連戦、連敗を止めて東北の期待を叶えて欲しい。(10/18)<20976>


◇ 午前中は、ウィズもとまちで開かれているコープふくしまの環境委員会主催の「グリーンカーテン交流会」に参加。30分ほどの、私の「環境と法律」の話の後、それぞれのグリーンカーテンの経験談の交流。孫が小学校1年生の時に植えた朝顔を、大きくしている方(いまや孫は中学生)、ゴーヤを植えている方。ゴーヤのジュースと煮物をいただいて、楽しいひと時。本当に涼しいらしい。しかし、屋内が暗くなって電気を点けないと暗くて新聞が読めない等の悩みも。
 昼飯に自宅に帰って、午後2時からの元同僚・明珍先生の告別式に参列。こんな時でないと滅多に逢えない、昔の同僚の先生方も来た。夜は、楽天のクライマックスファイナルシリーズ。田中の完投で、何とか2対0で勝利。4勝まであと2勝。明日からの試合の投手が心配だが、何とか行くかな。行ってほしいが。(10/17)<20958>


◇ 台風26号に襲われました。特に伊豆大島では、多数の犠牲者が出ました。伊豆大島は、四十年以上前新婚旅行に行ったところ。大島の地図が出ると、思い出と共に悲しさに襲われる。
 妻は東京での会議。東北新幹線の運行はズタズタになっていたが、何とか、大宮で長野新幹線に乗り換えて到着したようだ。駅に送って以降、一日中、鼻水の来襲にお手上げ。花粉症なのか、夏風邪なのか、とにかく止まらない。正常な思考ができない。夜は、セリーグのクライマックスファイアナルステージ、巨人⇔広島の観戦。巨人1勝(アドバンテージ含め2勝)。明日からパリーグ、東北楽天はどうなのか、心配。
 朝刊は、福島大の明珍先生の訃報が掲載されている。84歳。先日逝去された臼井さんとともに、同じ社会科で大変お世話になった哲学の先生。明日、コープの組合員活動の環境委員会で環境権の話をして、午後の告別式に参列しよう。この前は、いつお逢いしたか、多分、どなたかの告別式の会場か。悲しいことが続く。合掌。(10/16)<20946>


◇ 仙台での東華中学校時代のクラス会(昼食会)。私は中学2年まで女川一中だから、3年次のみ。1年間の中学生活である。しかし、3年8組はよくまとまった、アットフォームなクラス。転校生の私としては、大変助かった。1959年4月から1960年3月までの1年間。53年以上前の話である。
 3年ほど前から開始しているが、中心の古河君が亡くなった。いろいろ悲しいこともある。しかし、元気なものだけでも集まろうということで続けてきている。今回は11人。畑井君がマレーシアの大学から帰国したのに合わせた。
 広島から渡辺(旧姓小林)さんも来た。法事の翌日なので延ばしてくれた。娘さんと待ち合わせて新幹線で広島から帰るというので別れて、駅構内でのコーヒーなどの二次会。ところが新幹線の自由席に乗りこんだら、全く偶然、渡辺さん親子と隣り合わせ。待ち合わせに手間取ったようだ。互いに超偶然に驚いた。
 送られた女川のサンマを知人に裾分け、夕食はサンマ三昧。大型台風(26号)が近づいている。明日のダイヤの乱れが心配。(10/15)<20931>


  ◇ しばらく更新しないで連休が過ぎました。11日の金曜日は、午後からコープふくしまの定例理事会に出席。
 12日からの三連休は、自宅に戻らないで「松川事件無罪確定50周年記念全国集会」に参加していました。最高裁無罪確定は1963年9月12日でしたが、1年ほど前から実行委員会をつくり準備をしてきました。非力ながら副委員長として協力してきました。
 第1日目の12日の午後から福島大学の大教室を借用して、約800名の参加。年配の方が多いのですが、全国から参集しました。鶴見祐策弁護士による記念講演や、元被告人(20名のうちご存命の方は5人。)4名の方及びその家族の挨拶など。
 第2日目の13日の午前、「歴史に学び、今に生かす」をテーマにシンポジウム。私はコーディネート役をしました。お二人の問題提起、フロアからの発言で、時間制限ギリギリまで。コーディネートの能力不足で、事務局からはタイムキーパーでお叱りを受けるし、もっと発言したい方の発言機会を抑えてしまったのではと反省しています。しかし、各発言の中身は大変、心にうつモノでした。布川事件の桜井さんの奥さんの発言、仙台北陵クリニックの守被告のご両親の訴え、作家松田解子さんの娘さんの思い出等々、心を打ちました。厳しいなか、温かい気持ちになりました。
 午後は、参加希望者ふた手に分かれオプション旅行。多いのは被災地視察。私は自由民権運動の地を訪ねつオプションに参加。喜多方市内を巡りました。
 東山温泉で宿泊し、翌日早朝から会津若松市内の見学。鶴ヶ城、飯盛山、日新館。午後2時半、福島駅着。私は、遅れてコープの会議に出席して、帰宅できました。旅の宿は、なかなか熟睡できず、疲れましたが、多くの全国からの参加者のお話も聴けて、大変、有意義な行動でした。これからどうするか、課題は残りますが、少しゆっくり考えることにしましょう。(10/14)<20920>


◇ 午前中、県の委員会。短時間で済んだので、3人の委員で杉妻会館で昼食。それぞれがやっている事業での損賠賠償請求等、どうしても震災の話になる。
 夕方、第48回のふくしま復興支援フォーラム。南相馬市の桜井市長に来ていただいて、現況と復興への課題について熱く語っていただいた。普段より多いのに加え、20名ほどの早稲田のゼミ生が被災地視察の一環として参加したので、過去最高の70名。この会場では、限界です。現場の指揮官の具体的な話は、参加者に大きな感銘を与えた。(10/10)<20871>


◇ 今日は、県議会の閉会式に出席。会期の最終日なので、各委員会で審議された知事提出議案、議員提案議案、請願書等の裁決が行われる。起立採決なので、いつもと異なり議場は動きがある。県民の生活を守る議会であって欲しい。
 夕方、非常勤講師で来ている松野さんと、パイナップル家で夕食。花粉症で、鼻水が止まらない。明日の早朝の講義のようなので、早めの退散。私と別れてから、また会合があるらしい。同年齢といえども元気だね。
 テレビドラマ『ダンダリン 労働基準監督官』を始めてみる。ついに監督官もドラマの主人公。それだけ、ブラック企業等、労働問題が深刻になっている証か。(10/9)<20852>


◇ 10月5日にご逝去された臼井嘉一さんのお通夜参列のため、東京に参りました。
 13時23分発の新幹線だが、臼井さんがよく東京出張の時に利用していた、とんかつや「サボテン」の弁当を買い、列車で食べた。この店にも何度か一緒に入ったことがあったが、多分、気に入ってい料理だったのだろう。思い出しながら食べる。
 会場には4時頃到着。奥さま、ご長男夫婦、娘さんらに弔意を表し、弔電などの整理に手伝う。明日の11時からの葬儀告別式には、出席できない(福島県議会閉会式)ので、申し訳ない。
 お通夜の読経が始まる前に、福島民報に掲載された私の弔意の談話がメッセージとして読まれた。電話取材で話したものをまとめられている。電話口での取材で、抜けていることも多いが、気持ちだけを受け取って欲しい。
 お通夜後、参列された東京在住の旧福島大学教職員の皆さんと懇談。関連する歴代の事務局長さん、課長さんらも集まってくれた。事務ルートで連絡はあったらしいが、律儀な人たちだ。元同僚でも、酒匂先生、中川さん、松野さん、山川さん、福田さん、大宮さん、石井さん等々、懐かしい顔ぶれである。帰途、東京駅に向かう途中、渋谷駅前の小料理屋(世話をしてくれた従業員が福島市出身と言われて驚いた)で、松野さん、山川さんとしばし懇談。
 臼井さんの遺志を引き継いでいくしかない。それにしても悲しい。(10/8)<20838>


◇ 月曜日。月初めの月曜日早朝は、開店前にコープふくしまの朝礼がある。本部の職員が対象だが、冒頭に理事長挨拶がある。5分〜10分ほどの挨拶だが、今何が問題か、提起する義務はある。始めに、どこの店でも同じだろうが、号令のもとに高い声で唱和する。「おはようございます」「ありがとうございます」・・・。当初、少し気恥ずかしかったが、大きな声で唱和するのは気持ちもいい。気持ちが入ってなければ声だけではダメだが。
 10月1日に安倍首相が、来年4月から消費税を8%に上げる決断の記者会見。8兆円の増税となる。最終決断だが、景気を考えて延ばしてきた。景気対策として、復興特別法人税等の1年前倒しの廃止、こちらは大企業への支援。合わせて6兆円の景気対策という。公務員はじめ、賃金が引き下げられているのに、増税ではどうなるのか。17年前の橋本内閣が3%から5%に増税したとき、コープふくしまの供給高は激減。組合員・消費者を守り、従業員を守るために、団結して進んでいかなければならないとの気持ちを伝える。容易なことではないが・・・。後は、専務から最近の経営状況を詳細に報告してもらう。
 一度帰って、午後、訪問診療もあるので、コープへ。夕方、常任役員会。
 共働きの親を持つ孫たちへの支援ができないのが、心苦しい。3人もいると、入れ替わり立ち替わり調子を崩す。近くに居られれば、傍にいるだけでもできるのだが・・・・。
 今年から「福島大学退職者の会」の会長を引き継いだが、なかなか連絡を取り合うことが難しい。臼井さんへの弔電など規定にそって出したが、可能であれば、お互いの消息が伝わるといい。仮のものとして、ホームページを立ち上げてみたが、個人のプライバシーもあり、どのようにしていくのかは、事務局で相談することにしましょう。(10/7)<20821>


◇ 日曜日。臼井さんの逝去の新聞記事が、福島民友・福島民報・朝日に掲載(それ以外未確認)。民報には、電話で取材受けた内容が、(談)ということではあるが、一つのスペースで掲載。民友は、人間発達の三浦先生の談話と合わせて、掲載されていた。県民、とりわけ関係者にいかに伝えるかと、遺族も心配していたが、なんとか伝えていただいたと思う。懸案の事項が一つ一つ終わっていくと、悲しみが蘇る。
 午後、東京の葬儀に出られない友人が、お通夜に出る私に香典持参を依頼。気が晴れないので、二人で、「もにわの湯」に行く。湯上りの後、摺り上ダムの資料館と湖畔を見学。疲れが出て、遅めの昼寝。
 夕方、お通夜と11月の切符を買いに駅へ。1月前から予約を取る無料駐車場確保のためだ。2日目が1日早く、駐車場は明日以降の予約になる。その時には、満車と言われると困るが、ルールだから仕方がない。
 八重の櫻を観て、一日が終わる。駅に行っている間に、臼井さんの奥さまから電話があった。9日までの葬儀まで、心静まることもなく、準備で大変なんだろう。(10/6)<20807>


◇ 昨日4日(金)。県の職員給与等について、県知事と県議会議長に報告。短時間ですが緊張します。その後の記者会見、給与据え置きの報告なので、簡単に終了。現在の臨時特例が来年の1月末までなので、2月以降は人事委員会の勧告に基づいている給与表による給与支給をすることを強く要請。労働基本権制約の代償措置である人事委員会勧告制度を守るためにも。
 午後、12日から始まる松川事件最高裁無罪確定50周年記念集会への協力依頼に、市内諸団体を回る。集会ももうすぐ、準備が大変そう。
 今朝、コープマートあだたら店までドライブ。自宅の車庫を開ける必要があったが、浪江から避難して、あだたら店の中のテナントとして事業活動している方に頼みがあり、アポイントなしのために逢えず。また、出直しましょう。店を見学して帰る。
 午後、親友・臼井さんの訃報が、奥様より連絡あり。今朝午前4時15分永眠された。覚悟はしていたが、衝撃である。彼の4年間の学長時代、私も副学長として一緒だった。そもそも、1982年に、同じ年度内に福島大学の教育学部に二人とも赴任。5年間の同一学部同一学科の同僚だったが、私は行政社会学部創設のために移籍。しかし、全学的なレベルで共に行動ができた。悲しい。もっと彼の力の発揮を社会は求めていたのに・・・。火曜日のお通夜に上京するつもりである。足は重い。(10/5)<20794>


◇ 午前中は、県の委員会。会議も早く終わったので、委員全員(3人ですが)が、ぶらぶら歩いて、かーちゃんの力プロジェクトの店「わいわい」でランチを取る。丁度、千葉県の君津市からの集団、殆どご婦人だが来てランチ。被災地支援の一環で、こうした店に立ち寄ってくれるのは有難い。
 夜、ホームグランドに帰った東北楽天の対ロッテ戦のテレビ中継を見る。逆転・逆転の繰り返しで7対6で敗北。クライマックスシリーズを競っている切迫感が違う。優勝決まって以来、少し緊張感がなくなった気もするが、それも仕方がないか。敗北の後ではあるが、初めて優勝セレモニー。充分に東北に元気をくれたと思う。若い選手がどんどん出てきて、これが次のステップの戦力なれば楽しみである。(10/3)<20778>


◇ 昨夜は作並温泉・岩松旅館での、仙台一高重期会卒業50周年祝賀会に出席。一泊の予定である。重期会は高校卒第15回生の名称ですが、学年主任だった佐藤彰先生の命名のようです。「会を重ねて固い絆で生涯に渡って深い親交を持つように」ということらしい。
 高校卒業後50年ですから、ほぼ古希の年齢。52名の参加ですが、懐かしい顔とも会うことができました。恩師はクラス担任だった富樫先生のみですが、82歳前後でしょうか。社交ダンスで体を鍛えて、お元気です。宴会は3次にわたって行われましたが、私は、今日の8時までに帰宅する必要があったので、6時出発。スムーズに7時半前に到着。疲れましたが、楽しいひと時を過ごしました。
 日中は留守番と送迎。夜、福島フォーラムでのレイトショーを見てきました。「そして父になる」。病院で取り違えられた子どもの扱い、実の子か育ての子か、無情な選択が迫られる。・・カンヌ国際映画祭審査委員賞の受賞作品。テーマは単純だが、本質的な問題を含む難しい問題である。(10/2)<20765>


◇ 今日から10月です。今年も第3コーナーを回って、ラストスパートです。あっという前に、震災3周年になりそうです。少しでも復興に向けた歩みが始まればいいのですが。いや始めさせなければなりません。
 午前中、浪江町から避難している仮設住宅の傍に立った図書館を訪問。図書の話ではないのですが、避難の皆さんで、耕作栽培したい要望があるかどうかの聞き取り調査です。近くの土地であれば、希望者もいるかもしれないとのこと。福島市内の遊休地を利用してもらって、相互に協力し合えれば、受入れ地域にとっても望ましいと感じます。コープとしても具体的な避難者支援になればいいのですが。どうなるかどうか分かりませんが、具体的話は、よく分かっている方に詰めてもらいましょう。
 県庁に立ち寄り、県が策定している復興計画の説明をお願いしてきました。コープ内の幹部職員養成講座の一講座です。どうしても経営の改善が中心になりますが、やはり、復興計画の内容をよく見つめながら経営も推進していく必要が生協であれば必要でしょう。担当の方も、日頃のコープふくしまの活動にも触れ、快く受け入れていただきました。有難い。
 これから高校時代の重期会(15期という意味だったかな?)に参ります。高卒50周年だということです。残念ながら亡くなった方もいますが、故人を偲び、生きている者の交流を強めていきたいと思います。まだ自分の過去を振り返る気分にならない状況ですが、あるいは振り返る時間はあるのかどうか分かりません。今、自分が必要だと思うことに、非力ながら力を入れなければならないと思っています。同期生でも、羨ましくなる活躍の者も多いのですが、あまり他人の評価を気にすることなく、進むことにしましょう。(10/1)<20743>



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