日 記

(2014年2月)


<今野順夫の部屋>

◇ 今日で2月も終わりです。本当に「2月は逃げる」ように早く過ぎました。特に、途中に大雪があって、中旬はすっぽり抜けたようです。未だに道の両端には、雪の山(小さく、黒く汚れていますが)。

 午前中、コープふくしまの「コープ委員長交流会」。地域に多くのコープ委員会があり、それが組合員活動の中心を担っていますが、その委員長さんたちの集まりです。福島・県北・二本松・相馬等が中心の交流会です。各コープ委員会(毎月開催)が企画開催する「ふれあいコープ」の報告がありました。保原地区、やのめ地区、二本松地区から、それぞれ報告がありました。産地見学、工場見学、手芸等の取組み。子育て中の若いお母さんの報告、そして熟年の方々。コープの幅の広さを感じます。年代によって関心・要望が異なるので、各年代相応の取り組みに参加できる仕掛けも必要でしょう。
 コープふくしまの子会社の「コープフーズ」の工場長さんから、「震災後の取り組み」の講演。震災直後の生々しい被害状況と何とか工夫して組合員への商品の提供。豆腐、納豆、油揚げ。生協ならではの取り組みです。

 昼過ぎ、コープ本部に寄って、書類を書いて帰宅。昼食後、フォーラムの4月の報告者への依頼(5月は既に確保)等の連絡、来週のフォーラム第59回の案内送信・Facebook・twitterでの宣伝。少々、疲れ気味だが、とにかく100回を目指して頑張りましょう。

   夜、NHKスペシャル・新宿バス放火事件の被害者の34年を見ている。福島に来る前の秋田時代の事件だった。この加害者(獄中自殺してしまったが)も、職から切り離されこと。失業、雇用環境の劣悪さが事件の原因を組成しているのでは。希望を失うことが、どれほど自暴自棄にしていくのか。また、国会では、派遣労働法の改訂の審議がなされているが、本当に就労する労働者の希望を維持させるものなのか、極めて疑問。放送の解説が、改訂は正規労働者を守るためと、労働者を分断させるが、やはり企業利益優先と考えるのが主であると云わざるを得ない。
 明日から3月。(2/28)<23061>


◇ 県議会代表質問4日目に陪席。共産党の会派代表の1時間の質問。4日連続だが、代表質問は終わり。月曜日に追加代表質問はあるが。4人の代表質問を続けて聴くと、福島県が抱える諸問題が理解できる。震災3年の日が近づいており、各代表とも震災からの復興の課題が中心。
 午前、久しぶりに大学に行き、3人で研究打ち合わせ。原発事故直後の各町村自治体の初動対応の研究。各自治体とも、それぞれの独自の努力をしているが、東京電力や国、県からの情報提供・指示が微弱。「孤独な自己決定」といわれる状況である。事故直後、何が混乱の原因だったのか、冷静に蓄積が必要であろう。入試の第二次試験(前期)も終わり、例年だと春の足音が感ぜられる時期なのに、構内の車道の両端には、汚れた寄せられた雪の山。春の訪れが遅い。
 県議会終了後、3時半から委員会。処理すべき議案が多く、5時半の終了。6時半のバスで会津若松まで帰る委員も、大変。いつものことだが、年度末は処理すべき課題が多い。課題に追われるだけでなく、中長期的視野で委員会の役割を明確にしつつ、果たしていくべきだろう。(2/27)<23044>


◇ 県議会代表質問3日目に陪席。未来ネットの代表が1時間の質問。
 オリンピック金メダルの羽生が、故郷・仙台への帰郷。熱狂的な歓迎。市役所・県庁に表敬訪問だが、被災地の復興に役割を果たせたらというコメントなど、優しい気持ちが嬉しい。
 震災復旧・復興での広域自治体である都道府県組織の役割について、いろいろ考えていた。特に緊急性ある場合には、基礎自治体の職員の役割が大であるが、それを支える県組織・職員の役割は大きい。国への要望や申請は県を通して行うことが多いが、どうしても国の出先のように見えるようだ。本来は、市町村の要望をより強力に国に繋ぐ役割だと思うが、県によって妨害されていると見えることも少なく無いらしい。
 広大な県土を抱える時には、すべてを中央集権的に行うのではなく、分野を限定してでも地方振興局などのところに権限を譲渡し、執行させることも迅速な執行には必要と思う。また、不足している市町村職員のなかに、県職員も派遣・貼り付けて県と市町村の協働の役割を果たすことも重要ではないか。地方自治体としての都道府県組織の役割を、県議会の議論を聞いていて、考えていた。明日も4日目である。(2/26)<23025>


◇ 県議会代表質問2日目。民主・県民連合の代表が1時間の質問。陪席。

 議会に行く前に、コープのリサイクル集積場に新聞紙等の持参。2倍ポイントの日である。直前に並ぶ人は、何度かに分けてカードと新聞紙を投入。奇妙だとは思ったが、キロ数切り上げのポイント計算方式にあるなと感心。1キロ1ポイント(今日は2倍の2ポイント)だが、2.2キロ+2.2キロ+2,2キロ=6.6キロの場合、7ポイント(×2=14ポイント)。これを分散して入れると、3ポイント×3=9ポイント(×2=18ポイント)として4ポイントの得。若い主婦の家計維持の涙ぐましい努力と思いつつ、私も2倍ポイントの日しか来ないのは、同じかな(笑)。

 松島での同級会をキャンセルして、キャンセル料を送ろうと思って仙台の女性幹事に電話。40人ほどの集まりだが、本当に心温まる集いだったとのこと。欠席無念だが、間を置かないで再度やろうというので楽しみ。3分の2は男性で、女性が意外と少なかったが、女性は未だ未だ「現役」で、介護の仕事など忙しいのでは、リタイアした男性と違うのかも。大雪の理由を強調して、ホテルはキャンセル料はとらないということになったらしい。迫力のある交渉だったのだろう。夜、横浜在住の同じ女性同級生と電話。図書館の寄付の問題に関わるが、電話から元気な声が聞こえて圧倒された。

 議会終了後、介護施設へ。夜は、映画「明日の記憶」を見る。物忘れが多い最近。他人事ではないと云ったら、娘に「若年性アルツハイマーの映画だよ」と。高齢者としての自覚不足の問題か(笑)。私が会長を務める、福島大学退職者の会の新しいニュースが来た。年度末、また新たな会員(新退職者)が増えることでしょう。

 今日、七十七銀行女川支店の判決が仙台地裁で出た。マニュアルに従って屋上に避難させ、12名が死亡・行方不明となったことが、雇い主の「安全配慮義務」違反ではないかとの訴えの提起に対して、請求棄却。他の金融機関従業員は、直ぐ近くの山に避難して(町の避難指示)助かったので、原告遺族は納得しがたいものだろう。
 労働契約に基づく支配従属関係と緊急時の労働者選択の自由との関係、地域自治体の指示と私企業の独自行動、避難訓練・施設等の防災的安全配慮義務など、どう判断しているのか関心があるが、企業の「想定外」判断とのニュースでは分からない。その後の報道・論説を見つめる事にしたい。(2/25)<23006>


◇ 月曜日、今日から今週一杯、県議会の陪席予定。
 女川の図書館への寄付者からの口座入金を確認して、コープふくしまの本部へ。融資を受ける金融機関との書類の作成。事業活動は順調だが、店舗の改修などにはまとまった資金が必要である。
 午後1時からの本会議。会派を代表する代表質問は、一日一人づつ。60分の時間一杯質問をし、知事・副知事及び各担当部局長が答弁。項目が45項目。県政全体に及ぶ総括的な質問。何が県政の課題が理解できる。3時過ぎには終了。今日から4日連続(各会派代表)。
 夕方のコープの常任役員会へ。7時の帰宅。会議の連続は疲れる。(2/24)<22991>


◇ 2月も最後の日曜日。早い。青空も覗く好天気である。しかし、道路の両端に寄せられた雪は、より固くなって居続けている。雪の多くない福島には、雪捨て場がない。放射線の仮置場に続いて、今度は雪の捨て場。行政も大変だろう。

 灯油の店頭買い混むことが予想されたが、まずはコープの店に。満タンに入れて、7つの空き缶を確保した。
 案の定、灯油の店頭買いに長い列。1Lが97〜98円なので、他店より安いのと、この日曜日はポイントの10倍デー。常に長蛇の列ではないのは、このポイントの10倍デ―のせい。我が家も、それに合わせて購入。男性高齢者が多いようだ。前に並んでいたご婦人など、車まで運ぶのは大変。ご主人に頼めなかったの?というような、お節介なことを云ってはいけない。

 昼過ぎ、介護施設へ。洗濯物を持帰るのだが、今日は量がやけに多い。帰宅して妻が点検したら、他人の物が混入。一緒に洗濯して、次に行くときに一緒に持参するしかない。

 冬季・ソチオリンピックも、もうすぐ閉会式。同じ競技を、NHKと民報が繰り返すので、少々、食傷気味だが、少しは普通の生活に戻れるだろう。大河ドラマ「軍師官兵衛」を見て、日曜洋画劇場で「臨場 劇場版」を見る。名古屋駅前で、歩道に突っ込んだ車のニュースがあっただけに、ドラマと現実が交錯する。
 二人の娘は、仙台での「小児在宅医療実技講習会」に、偶然、一緒に出ていたようで、それぞれの持ち場との接点ができて、喜んでいた。老夫婦は、ボーッとした日曜日だが、彼女らは有意義な日曜日を送ったようだ。(2/23)<22974>


◇ 土曜日。妻が予定していた東京の美術展。そろそろ最終日になるというので、天気もいいし、出発。私も予定はないので、ついていくことにした。9時半過ぎ出発の新幹線に乗る。
 上野で降りて両国へ。国技館が目の前に見える。目当ては「江戸東京博物館」の特別展「大浮世絵展」。国内外の多数の所蔵機関、所蔵家の協力で、約340点の浮世絵の展示。教科書でお目にかかるが、なかなか実物は難しい。菱川師宣「見返り美人図」や葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」等、良く見慣れている絵である。
 江戸の芸術の華といわれるが、江戸の文化の奥深さを知る。3月2日迄なので、入場者が多く、一か所に立ち止まって鑑賞するには困難。両国駅前の食堂で昼食をとろうと思ったら、2時頃になって閉店。結局マグドナルドで買って、テイクアウトのみなので相撲博物館の利用していない階段に腰を下ろして昼食。最高気温10度という春のような暖かさ、そして快晴。まるで遠足のようだが、都会の人が見たらホームレスの老夫婦の昼食のように見えるかもと苦笑。

 両国から上野へ。「東京国立博物館」の日本美術の祭典。「クリーブランド美術館展」。クリーブランド美術館では、昨年6月、新たに「日本ギャラリー」が開設された。同館のコレクションより、平安から明治に至る日本絵画約40件を含む約50件の展示。仏画、肖像画、花鳥画、山水画、日本美術独特の物語世界。室町時代の「龍虎図屏風」(雪村周継筆)、明治時代の「地獄太夫図」(河鍋暁斎筆)など、面白い。
 日本の優れた芸術品をアメリカから借りてきて鑑賞するのも不思議。「帰ってきたNIPPON」のキャッチフレーズも出ている。伊藤若冲の展覧会でも感じたが、もっと日本で、そして福島で、そこで生み出されている作品や研究を評価できる能力が求められる。アメリカや東京中央で評価されたから「いいもの」という発想ではいつまでも日本及び地域は発展しないような気もする。ここも23日の終了。館内はごった返していた。
 帰りしなに、お世話になった秋田大学の元学長M先生に偶然お会いしました。高校の先輩でもあるが、学長を同時期に務めた。定年後の第二の職場で元気にしているという。自然科学の先生だが、美術・文学などに造詣が深い。

 5時過ぎ発の新幹線に乗って、7時には帰宅。寅さんの映画を観て、山田太一のドラマ「時はたちどまらない」。被災地の人間関係のドラマ。女川でも、7割の住宅が流されたが、被害を受けなかった高台の人々との様々な心の軋轢があったらしい。「却って、同じように流されて欲しかった」という、話も聞いたことがあり、複雑な人間心理を思い出した。(2/22)<22966>


◇ 道路の両端に、除雪されたが捨て場のない雪の山が続いているものの、天気はいい。
 昨日20日は、義母の97歳のお誕生日なので、義弟から送ってきた誕生祝ケーキを施設に持参し、ささやかなお祝い。
 施設の休憩所の掲示板は「96歳」とあるので、申し訳ないが直してもらう。誕生日が来て歳とらず、若くなるのは嬉しいが、ここはやっぱり97年間の人生を祝す方がいい。

 午後、コープ本部に寄りながら、フォーラム会場のAOZへ。58回目の企画。名古屋から椿先生が来てくれ、「土壌汚染の減容化について」報告していただいた。福島の足元が悪く、余りにも少人数では失礼かと思い2日前に、延期打診の電話をしましたが、すでに東京に向かう車中の中。少人数であれば、懇談会でもいいでしょうと言ってくれた。交通費・報酬のない企画なので、申し訳ない。
 フォーラムの参加人数は24人。私が司会をする等以外は、いつもの通りの進行、多くの質疑が出てよかった。新しい切り口だが、頭を抱えている除染方法。終了後、椿先生を囲んで、餃子屋での打ち上げ。楽しく懇談。帰りは午前様になってしまいました。フォーラムも、アフターフォーラムもよかったね。

 今日は、東京の美術館めぐりの予定があったが、小雪が舞うので変更。昼前に、妻と郊外の「茂庭」に参り、寒晒しソバと「もにわの湯」へ。10割そばの美味しさを満喫し、露天風呂などを楽しむ。なんとなく定年生活・年金生活のスタイルになってきた。帰ると、炬燵に入って心地よい居眠り。青空も覗く天気。(2/21)<22953>

 夕方、いわき市にある双葉町役場の秘書広報課に電話して、予めお願いしていた町長さんのフォーラムでのご報告の相談をした。3月27日夕・第61回フォーラムになるが、手弁当でご協力いただけるのは有難い。4月5月にすでに3回、具体化しているので、64回を重ねることになる。100回はまだまだだが、頑張りましょう。
 夜、テレビ・金曜ロードショーで映画「ツナグ」を見る。原作は直木賞作家辻村深月「ツナグ」(新潮文庫)。主演は松坂桃季・樹木希林など、監督・平川雄一朗で2012年の作品。イントロによれば、「この作品は、死者との再会を望む人々と、その仲介を司る“ツナグ”として、他人の人生に深く関わっていく一人の少年の葛藤と成長を描いた物語です。そこには、人との『絆』や『つながり』という、今の日本人にとって最も大切なものが上質に描かれています。」と。私の人生でもこの半世紀の間に、多くの家族・親戚・友人・知人などを見送ったが、もっと聴きたいことがあったとの無念と重ねながら観ていた。(2/21)<22957>


◇ 残雪の状況は、だいぶ良くなってきたが、車道は狭いので気を遣う。車はいいが、人は歩道を歩けず、車道を歩く。危ないとは思っていたが、車道を歩いていたご婦人が車に跳ねられたのか、亡くなったとのニュースが報じられている。気を付けなければと思いつつ、特に歩道の除雪が進まないことに苛立つ。雪の被害に弱い中通り。雪国会津地方の援助も受けて、緊急対応と防災の計画について、早急に確立すべきとも思う。それこそオール福島の課題。

 福島駅前で4人で研究の打ち合わせ。原発事故直後の自治体の初動の対応についての研究。想定外の事故か、余りにも国・県・自治体・東電の混乱が目立った。各自治体の初動の体制を検討することによって、今後の対策に生かしていきたいものだ。早めの昼食を共にして、一旦自宅に帰る。

 妻の仕事に送り、その間、フォーラムの印刷を済ませる。道は荒れているが、久しぶりのドライブで気分良し。妻を迎えに行き帰宅。

 テレビは、スノーボード女子パラレル大転回で、日本の竹内が銀メダルを報じている。中継を見たが、最後の転倒で金メダルを逃した。女子で初のメダルで、よかった、しかし惜しかった。映画『感染列島』を見る。2008年1月に公開された映画だが、最初に2011年1月、そして最後は7月。まさか予測していたとはいえまいが、その3月11日が震災の日。映画を観ながら、震災のこと、原発事故からの避難のことをダブって思い出す。また大学の役職中に、新型インフルエンザ問題で対応していたこと、また病気の方々の病状を見ていると、デング熱で亡くなった先輩のことを思い出す。何か、つくりものとは言えない臨場感があった。やはり危険対応のシステムの構築の必要性を痛感。映画は、そのものだけでなく、自分の経験を思い出させるものだなあとつくづく思っている。(2/19)<22930>


◇ 道路の雪も無くなってきて(歩道の方にうず高くなっている)、車も狭い道路を走るようになりました。しかし、除雪された雪の山は、歩道と車道の間の壁を作り、異様な雰囲気です。

 午後から県の委員会の会議がありますが、午前中に、義母の入所している施設に洗濯物交換。施設も土日月と車が入れず、今日になって初めて面会が可能になったようです。施設の皆さん、大変だったのでしょう。きっと。有難いことです。義母は入浴中だったようで逢えなかったのですが、元気に過ごしているようです。

 午後からの会議、県庁の駐車場の様子を聴いたら、除雪の山もあり、スペースを確保するのは困難らしいので、昨日と同じく飯坂電車と徒歩で参りました。二日目ですから、だいぶ慣れましたが、足は痛くなります。予定された議題は、淡々と終わりましたが、検討課題の協議を行い、今後の制度や運営の問題についてフリーな議論を行いました。結論は現行の制度運営でいいだろうということも多いのでしょうが、構成員も交替しているので、改めて確認することは意味があることと思います。

 コープの役員会は行くことができませんでしたが、常務から配達の状態の情報がありました。9時でも配送が終わっていない車(帰り道)もあり、狭い路地には入れなく大変だったようです。店は店で、生鮮品の配送が遅れ、また駐車場の除雪など大変な仕事だったと思います。心からお疲れさまと、声をかけたいと思います。組合員さんの生活を支えるという大きな役割を果たしたと思います。

 木曜日の友、名古屋大学名誉教授の椿先生にフォーラムで話してもらいます。名古屋から大変だし、地元福島でも参加者の集まるのが困難と思い、春になってからに延期しようと思って、連絡を取りました。もうすでに東京に向かっており、郡山・米沢・仙台と回ってくるので、少人数でも「懇談会的」でもいいのではないかと云われました。動揺しないで、開催することを決断。交通費も報酬も出さない手弁当でのご協力なので、せめて多くの聴衆をと思っていたのですが・・。有難いご協力です。

 松島での(女川)同級会に出て東京に帰ったT君からメール。44名の参加で盛り上がったようです。ガンと闘かっている同級生2名も参加して来たらしく、考えれば考える程、残念至極です。心に大きな穴が開いた感です。結果的に、もし松島に行っていたら、翌日の県議会には遅刻してしまい、ご迷惑をかけたことは必至で、キャンセルしたのは「正解」だった思っていますが・・・。残念で、ボーッとしています。

 次女から、巨大なイチゴが送ってきました。山元町産の「MIGAKI・ICHIGO」。高いんだろうなといいながら、美味しくいただきました。口いっぱいに甘さが広がります。(2/17)<22914>


◇ 月曜日。仕事が始まりましたが、車で通勤するには不安です。きっと駐車場が最大の難関でしょう。

 午前中の仕事の妻は、早く自宅を出発し、私鉄の駅まで歩きます。20分ほどの遅れだが、通常運行。駅からは歩き。

 私は午後からの県議会陪席、遅れてはならない会議なので早めに出発。駅までの道路は、車道は雪はありませんが、歩道はズブズブ。歩くのが大変。電車は定刻に来ました。駅のパン屋で昼食用のパンを買い、県庁まで徒歩。足元は大変ですが、天気がいいので、それほど苦になりません。道路は普通のように車が走っていますが、道路の両端はうず高く積みあがった除雪の山。

 県議会の開会式。1時間ほどで終わりました。主には、知事の基本方針の説明。40分ほどでしょうか。35日間の会期のうちに委員会及び本会議で審議されることになります。総額1兆7145億円(震災・原子力災害対応分8705億円)の26年度予算編成。福島県の新年度の取組が理解されます。

 終了後、また福島駅まで徒歩、飯坂電車で笹谷駅まで。そして徒歩で自宅へ。昔はこうした通勤はしていましたが、最近は車依存なので、今日は運動不足の解消になったでしょうか。しかし、慣れないので疲れて居眠り。明日はどうなるか。

 私と同様、昨日の松島の同級会に出れなかったYさんからメール。首都圏なので、私以上に大変だったのでしょうが、とても残念がっていました。また、女川の図書館に多額を寄付してくれる方を紹介して頂いた方からのメール。有難い。だんだん風化しつつあるなかで、こうした支援が続くような取組が必要だと思います。(2/17)<22889>


◇ 日曜日。まだ日が高いのですが、松島まで行くかどうか悩みながら、結局、出かけましたが、断念して帰ってきました。へとへとなので、Facebookにこんな呟き。
 「松島での(女川)同級会、車で行こうかと思ったが無理。一度断ったが、他の同級生から、新幹線で来たらどうか、今回は最後かもと言われて考え直し。JR福島駅までは、車が無理なので、福島交通の電車の駅へ。待てど電車は来ない。無人駅なので、隣の駅に電話。全面運休とのこと。知らない他の乗客もくる。貼り紙1枚くらい欲しいね。タクシー見当たらず、自宅に電話していつも利用しているタクシー会社に電話してもらったら、いくら呼び出しても出ず。 結局、除雪されてない歩道を避けて、車道をあるいて帰宅。また行けなくなったと電話。ヘトヘトです。」
 少し休んで気を切り替えましょう。(2/16)<22869>

 午後、大雪の状況が少しつかめてきた。どうも福島や中通りは局地的に雪で大混乱。山梨県も大混乱らしい。甲府に出かけた知人は、甲府で2泊も閉じ込められているとのFacebookの情報。小さな除雪車が、窪みに入って抜けられないのには驚く。こんな時には、外出しないのが一番。しかし、同級生たちが、今頃、愉快に話しているのだろうなと思うと、少し気落ちしている。
 明日の出勤が大変。昨日・今日と運休していた飯坂線に乗って、徒歩で向かうしかない。妻は早い出勤だし、私は昼頃だが福島駅から徒歩で県庁に向かうことになる。予定変更しないで、飯坂線は運行してほしいが。
 テレビで大河ドラマ「官兵衛」を見て、カーリングのスイス戦を見る。戸外の音は聞こえないが、雪は舞っているようだ。何とかして欲しい。(2/16)<22872>


◇ いやー、凄い雪です。後で報道されたことだが、明治35年の観測開始から4番目の積雪らしい。福島市45センチくらいかな?先日のとは異なって、水っぽい重い雪です。
 病院に定期診察の日。行きの時間は車も少なく、病院の駐車場も除雪で大変。予約時間に間に合って、主治医の診察。値は少し悪化したが、どうも季節的変動がありそう。変動自体は良くないが、栄養と運動の問題。そろそろ本気になってやらないと。
 帰りはノロノロ運転、途中で洗濯物をとって自宅へ。車庫前で狭くなった道路に一台の車。通りぬけられないので、バックして開けてもらおうとしたが、バックした先で、自動車は滑って上がれない。雪をかいて、脱出の努力をしたが、結局、居合わせた男女二人に押してもらって脱出。病院で車にスコップが必要だとか、秋田では脱出器を持参していたとか雑談していたが、自分の車にスコップを積んでないし、自宅のスコップも雪ノ下。行方不明。しばらくぶりの車のスリップ。情けない。反省。
 玄関前の雪かきを試みたが、重くて、少々キツイ。一番心配なのは車庫の上の雪。手の届く範囲は下したが、潰れたらどうしようと思うが、・・・・。雪は止んだので、自然に任せよう。車庫の屋根上は30センチ以上の積雪である。
 仙台の研究会は断念。その後、中止の連絡。明日の中学校同級会、難しいと思い、世話役の寿司屋の店主に連絡。多分、明日は辿り着くとは思うが、翌日の帰りが心配。翌日12時には県議会の開会式に帰って来ないと。ハラハラではだめなので、キャンセルさせていただくことになろうと思う。残念で仕方がないが。歳も歳なので、こういう機会は、滅多につくれないと思いつつ。
 テレビは、フィギュアスケートの羽生の金メダルで湧いている。仙台生まれ、仙台育ちの被災地出身。勝利のコメントに被災地に対する思いが語られ、感動する。本田、荒川、羽生と、仙台もいい選手を育てている。被災地に希望を与えてくれたことは確かである。(2/15)<22857>


◇ バレンタインデー。昼前に次女から郵便でチョコレートが届く。イタリアのチョコレート。孫娘たちは、一生懸命(?)、作成中だというので、「手垢チョコ」がそのうちに届くのでしょう。それしても、チョコレートをくれる人は、大幅激減だね。家族以外は皆無というのは、人間の存在も「家族」に埋没したことかな。ゼミ生などのチョコレートは食べきれず、健康に悪いと自慢したのはいつの日か・・(笑)。
 午後から、コープふくしまの定例理事会。第8回である。6月の総代会に向けて、事業総括と方針の確立が必要。事業は順調に進んでいるが、4月からの消費税の引き上げの情勢をいかに潜り抜けていけるか。
 夕方から大雪の警報。明日の研究会は行けないな。日曜・土曜日の松島での(女川)同級会は、どうなるかな?太平洋側にも、よく雪が降る。何もなく過ぎて欲しい。(2/14)<22844>P>


◇ コープマート方木田店のリニューアルオープンに立ち会う。10時開店なので、9時15分から従業員のみなさんに挨拶。温かく好天気で助かる。リニューアルは、フロンガス対応が中心だが、この機会にレイアウトやトイレなどの改修を行っている。開店と同時に多くの組合員が買い物に来てくれた。昨年との対比で、ほぼ2倍のペース。これをきっかけにさらに伸びて欲しい。

 午後は、義母を施設に見舞う。元気で安心。東京・大宮に住む親友と駅前で夕食。二人とも福島での用事で出会うというので誘われた。寿司屋で4時間ほどの長い夕食。昔、今、そして今後の問題等、歓談。現役からは退いたが(?)、いつも役割を見出して進みたいものだ。健康には留意して。(2/13)<22825>


◇ 水曜日。午前中は、コープふくしまの組合員理事さんたちの理事協議会にオブザーバー参加。コープの活動は、組合員活動と事業活動よりなるが、組合員活動の企画実施等が総合的に議論されている。日常的な委員会活動などが多いが、全国のコープの被災地支援の窓口になっており、連携活動の中心。放射線問題で、全国のコープによばれており、全国発信の中心を担っている。また、仮設住宅での話し合いなど、被災者に寄り添う活動の中心になっている。

 午後、札幌への旅行から帰ってきた妻を福島駅に迎えに行く。大雪後で心配したが、昔の友人たちとの交流など2泊3日の予定を順調にこなしたようだ。

 オリンピックは、メダルなしが続いたが、スノーボードで15歳と18歳の少年が銀と銅メダル。ノルディック複合で銀メダル。金が確実視されていた女子ジャンプの高梨は残念ながら4位。プレッシャーが大きかったのかな?研究の大発見での若手研究者の持ち上げ、取材攻勢と同根か。特に若い人への取材攻勢は、冷静に成長や活躍を見守るのではなく、潰してしまいかねない。取材競争という、資本の競争なのか。選挙にせよ、マスメディアの在り方が、日本の民主的発展の阻害になっていないか、疑問が強いこの頃。
 カーリングの日本対ロシアを見ました。ネットでカーリングのルールを見ながらテレビを見たら、結構面白い。技術と頭を使うのかな。掃除の競技かと誤解していました。無知は恐ろしい。でも楽しいスポーツですね。(2/12)<22812>


◇ 火曜日だが休日。建国記念の日。
 午後から、弁護士の海渡雄一さんの講演会があるので、あらためて彼の岩波新書「原発訴訟」を読む。原発問題の専門家なので、度々の研究集会での講演企画はあったが、実際聴くのは初めて。

 今日の集会でのテーマは、「特定秘密保護法と戦争準備・原発推進」。レジュメの序列を変えて、福島での講演だからか。「原発と原発事故について、何が隠されてきたか。」から始める。東京電力は、保安院の要請によって津波対策の現状の説明が求められ、震災4日前の3月7日に、2002年の地震調査研究推進本部の長期評価に対応した断層モデルに基づいた試算結果(13.7m〜15.7m、13.6m)を含めて提出している。3.11の津波浸水高は11.5〜15.5m。しかし3月13日の東電社長の会見は「想定外の津波」を原因として責任を否定したが、3月7日の上記報告は8月の読売新聞のスクープまで秘匿された。あまり重視してこなかったが、国会の事故調でも触れている。詳細な事実の積み重ねの議論展開には感銘。

 特定秘密保護法が、「ツワネ原則」に反することは指摘されているが、海渡弁護士が妻の福島瑞穂議員からもらった資料から初めて知り、紹介することになったという。日弁連のホームページにも掲載されている。国際的動向とはいえ、かなり個人的努力での成果だというので、驚く。この情報化社会の中で、信じがたいものだが、個々人の役割の大きさを知る。

 集会に来ていた学生時代からの友人(先週の土曜日にも逢った)S君(10年ほどの徳島での勤務から福島に戻ってきた)と、暫しコーヒーで歓談。互いに、今晩の夕食は一人ということで、以前から云っていたが実現しなかった懇親を、急遽、「魚菜草」で行う。初めての店で喜んでくれた。定年退職者の地域活動について、何か新しいこともできそうだ。学生時代、学部は異なるが、サークルで一緒の間柄。昔から変わらないので、懐かしい。(2/11)<22791>


◇ 大雪の翌日。道路は積雪と凍結があるが、空は青空も出ている。新幹線で出かける妻を駅に送りながら、月曜日のせいか走りは遅い。道路は半分解けかかっており、しかし頑固な氷のコブが多い。オリンピックのモーグルのようだとは妻の弁。車はゆっくりした走りだが、モーグルがいかに大変な競技か、経験はないが推測できる。上村は4位と、メダルには届かなかったのが残念。しかし、全力を出し切った清々しさを感じさせる。

 夕方のコープふくしまの常任役員会以外は予定はない。テレビを消して、炬燵で読書。昨日、配達された今井照さんの『自治体再建ー原発避難と「移動する村」』(ちくま新書)。原発被災から避難している県民は、3年経っても14万人。帰還をめぐって、大きな課題を提起されている時期。二重の住民登録など、多重市民権の保障という問題提起をしている。かなりタイムリーな公刊。こうした意欲的な論稿を著者と元同僚であることは、誇り。来月開催する今井さん報告のフォーラムが楽しみである。

 夕方、コープ本部へ。子会社の経営状況を聞き、ここ1週間の全体的な事業経営状況の報告を受ける。大雪が供給高に影響をしているが、自然現象には勝てない。なんとかしぶとく前進。テレビは、オリンピックと東京都知事選挙の結果論評だらけ。(2/10)<22780>


◇ 大雪に埋もれた日曜日。福島も44センチの積雪。石巻や女川でも豪雪のようだ。普段、雪の少ない所なので、対応が大変のようだ。雪国では何でもない事なんだろうが。

 東京都知事選挙。雪もあるのだろうが、投票率は3分の1。これで都民の意思を反映したものといいのだろうか。開票時間と同時に、出口調査を基に、当選確実。自民・公明政権の推す舛添候補が当選確実。宇都宮候補、細川候補は及ばなかったようだ。しかし、元首相、元厚生労働大臣など、国政の担い手が、都政をめぐって抗争。地方自治体の選挙らしからぬ様相。東京都民の生活や意向を反映したものになるのだろうか。原発問題を争点にすべきではないといいながら、勝利すると原発再稼働は支持されたというのには、呆れてしまう。

 アマゾンからの配達で、親友の書いたものが掲載されている雑誌と、3月のフォーラムでの報告者の著書が届く。皆さんの着実な業績に感銘しながら読み始める。

 午後、告別式に参列。1時間ほどで帰宅。スマホに電源を入れると、SDカードが破損していますとのメッセージがでるので、ドコモショップへ。対応してくれた職員のスマホも同じ症状らしく、結局は、新しいSDカードを購入。様々な機能はあるが、使いこなせていない。新機種への時期と思っているのだが。(2/9)<22758>


◇ 大雪警報の出た土曜日。久しぶりに道路にも積雪。デパートの開店時間に合わせて東北の特産品野ゲットに付き合う。その足で、義母を施設に見舞う。
 午後は、革新懇等の団体の主催の「原発問題連続学習会」の講演を聴く。今回は第12回の最終回。安斎育郎氏の「福島原発事故の現状と課題ー復興とエネルギー政策の展望にふれて」。安斎先生の講演は、3度目。いつも歯切れがいい話で、疑問に説得的に答えてくれる。講演レジュメの構成は、@いま、福島原発事故の何が問題か?、A福島の被曝はどうなっているのか?、Bなぜ、日本は原発大国となったのか、(直接触れられなかったが)C「放射能被害根絶、脱原発社会、被災者援護・連帯」の国民的運動に発展させるには、D生きてきた道を振り返りつつ、呟くこと。
 会場では、大学時代からの友人S夫妻にお会いした。講演会後、塩竈のお孫さんの3歳のお誕生日祝いに行かれるとのこと。震災直前の誕生らしいが、私の孫は震災直後の同期生。同じような環境の下で生育してきているのだろう。子どもがすくすく育つのは嬉しいこと。
 外は、降りしきる雪、そして車の上にも積雪。23センチらしい。明日まで、降雪は続くが、警報が出ているので油断大敵。夕食後、BSで映画「半落ち」を見る。介護問題が絡む。(2/8)<22750>


◇ 午後から夜まで、「第30回全国産直研究交流会」に出席していました。

 福島で開催するのは初めてのようですが、生産者・生産者団体、流通・加工団体、生協で、全国135団体300人以上が集まりました。昼の部は、講演2本、報告3本。コープふくしまからは小澤理事が、「原発事故による放射能汚染に向き合って」をテーマに講演。この間のコープふくしまの活動について、コンパクトにまとめていました。説得的でした。

 夜は、隣のホテルで交流会。立場上、歓迎の挨拶をしました。OECD学校の報告、霊山太鼓の演奏もあり、熱気ある集いです。生産者団体、流通・加工団体、生協の協同の場です。新しいマッチングが誕生するといいのですが。(2/7)<22734>


◇ 寒さが続きます。昨日よりはマシですが、辛うじて真冬日を避けた程度でしょうか。

 夜は、ふくしま復興支援フォーラムの第57回。県の畜産研究所の志賀所長さんに、福島の畜産の現状と復興の課題をについて報告していただきました。27名の参加者といつもより少なめですが、畜産関係者も来ていただきました。

 米や魚のようには、話題を呼んでいるとは言えませんが、毎食の食卓に欠かせない食材です。多方面からの検討もなされ、安全確保のための努力に敬服しました。さらに詰める、あるいは総合的に検討する機会がまた出てくるでしょう。頑張りましょう。(2/6)<22720>


◇ 寒い朝。雪が舞っています。庭も白化粧。第2番目の孫娘の5歳の誕生日。生まれる直前、子ども手当の受給で一喜一憂していた笑い話の時だった。間に合わなかったのだが。
 コープの宅配を待って、義母の入所施設へ洗濯物の交換へ(運転手)。節分で豆まきをやったようだ。職員が鬼の役割を担ったようで、楽しかっただろう。外は寒いが、施設内は暖かい。元気な様子に安心。

 午後、街中で簡単な買い物をしてから、ガソリン給油とコープ本部へ。問い合わせに対する返事。雑談で組合員活動に男性(特に定年後の方々)が参加する道がないか、生協としても、それぞれの人生のためにも、より積極的な地域貢献活動はできないかと。Facebookのあるグループのメッセージとして、こう書いた。

 「雪が降る寒い朝です。新聞の切り抜きをやっていたら、朝日新聞2月2日付きの「リライフ」という紙面にひきつけられました。人生充実、定年後の地域デビューが見出しです。私もそういう時期になったのか、共感するところが多いです。会社を定年退職して、なかなか地域活動できない特に男性が多いのではと思っています。私もその一人ですが。
 以前から、コープの活動で、男性も組合員活動に参加できないかと思ってきましたが、そう簡単ではないのでしょう。ただ、組合活動を積極的にやっている奥さまに聞くと、夫が家でやることがないとの話も聞きます。社会的にもったいない話です。奥さまの手伝いだけでなく、一緒に地域社会に出ませんか、と思っています。趣味でもいいですし(私はゴルフなどはできないので、温泉巡りかな?)、・・・・学童見守りもあるかも。ただ、あまり義務感だけではやりたくない。
 可能であればコープの活動の幅を広げる、社会貢献になる等の要素は欲しいですね。(だったら、仮設のサロンについて来いというのもあるかもしれませんが、・・)。こんなことを相談できる組合員(理事)さんの夫はいませんかね。3人集まれば、一歩、足が出せるでしょう。なんか、いい知恵をいただければと思います。・・・・せめて、2回の人生は送りたいですね。ふと、雪を見ながら、そんなことを考えてました。」と。

 こんなことを書くのは、段々「粗大ゴミ化」してきたのかなとも思います。新しい気持ちで、新しい仕事もしてみたい。人生、新しいことをするには遅いということはない。どれだけの長さかは個別的事情はあるでしょうが。そんな境遇の方も多いのでは・・・。(2/5)<22692>


◇ 昨日とは打って変わって、冬の気候。雪が降っても来ました。
 午前中は、所用で附属幼稚園に。久しぶりに、いろいろと話ができました。役職に就いていた時には、入園式・卒園式で来たことを思い出しました。原発事故以降、庭では遊べなくなってしまったが、園児たちは、園舎内だが元気に遊んでいる。園外もだいぶ改善されてきたようだが、やはり気持ちの上では、心配が暗雲となっているだろうか。心が痛む。

 午後、古新聞などをコープのリサイクル引き受け場に持ち込み、散髪へ。夜に予定されていた田村市の会議が、急遽中止になった。雪の中のドライブ、気にしていたが、ホッとしたのも本音。
 テレビで映画を観る。『雨あがる』。寺尾聡、宮崎美子が好演。清々しい映画。(2/4)<22670>


◇ 4月の春のような暖かい一日です。自宅のストーブも消しました。午前中、本屋などへの帰り、コープマートで予約していた「恵方巻」を入手。今日は節分です。夜、二入で食べましたが、多すぎて、残りは明日の朝食となるでしょう。明日は立春。本当に春らしい。しかし、今夜から真冬に戻ります。今日の最高気温は17度くらいかな。明日は3度です。どうして上下が激しいのでしょうか。立春から数えて88日。八十八夜は、私の誕生日。遂に新しい十代(?)に入ります。

 福島から愛媛に避難して事業を展開している方に、ふくしま復興支援フォーラムで話してもらう日取りが電話連絡で決まりました。私の誕生日の5月2日。仕事で帰省している時期を見計らっての登場です。県外避難者も県内在住者も、協働して復興を目指したい。そのために、相互理解が第一です。県外避難者の気持ちや困難、希望を、県内在住者が理解する企画にしたいと思っています。そのことが復興を推進する力になると思います。

 今週の木曜日(6日)に、福島の畜産に関するフォーラムをお願いしていますが、同じ仕事をしている女川出身のEさんを誘おうと思って、電話してみました。福島市内と思っていたのですが、転勤で、南会津でのお仕事でした。しばらく、女川のことを話しました。電話以外はお会いしたことはないのですが、何か想像できるんです。女川人は。また、ゆっくり話す機会を持ちたいと思います。

 夕方、コープの常任役員会。急に寒くなってきました。油断して、風邪をひかないようにしましょう。(2/3)<22647>


◇ 日曜日。暖かい日です。読みかけの本:相川祐里奈著『避難弱者』(東洋経済新報社)の残りのところを読み終える。いつも眠る前に読み続けてきたので、進度は遅い。県内の被災した高齢者福祉施設の入居者をいかに避難させたか。インタビューによる再現をしている。いかに悲惨だったかということともに、関係者の自己犠牲的な奮闘に感動する。健常者を前提にした避難計画でなく、弱者の避難をどうするか、具体的に検討すべきである。
 著者は国会事故調の仕事を終えて、フリージャーナリストとして、自己責任でまとめた。20代後半の女性記者である。STAP細胞の小保方晴子さんといい、若い女性の活躍が目立つ。オリンピックも、女性の活躍になるような気もする。現実生活では、職場にせよ、女性の力が正当に評価されていない。政治経済分野でも、女性の力を是非、活かせるような環境が待たれる。何よりも男より10歳は長く生きているのだから。日本の発展の鍵かな?
 2月5日に満5歳の誕生日を迎える二番目の孫娘のお祝いに塩竈へ。短時間だったが、元気な顔を見てきた。宅急便で送ればいいようなものだが、やはり、その成長を実際に確認しないと。いつも3人一緒なので、個別に「話し合う」チャンスはなかなか恵まれないが、それぞれ三者三様、どんな人生を歩むか楽しみである。現実に確認するのは難しいかも知れないが。ただ一度の人生、充実した人生を送って欲しい。
 帰途、多賀城のじゅげむに立ち寄り、コーヒーをいただく。店も2倍に広がり、住宅もできた。心配だったが、もう心配は不要だなと思える。ちょっと寂しいが、これは子どもが独り立ちするときの寂しさと同じだな。ますます、お客さんに喜ばれる店になって欲しい。
 夕食は、お土産にもらった塩竈の寿司。マグロにせよ、カニにせよ、具が大きいので美味しい。やはり塩竈の寿司は美味しいねと妻と喜んで食す。福島ー塩竈、往復ドライブの甲斐があった。(2/2)<22633>


◇ 今日から2月に入った。昨日とは異なり、幾分暖かい。こうした行きつ戻りつ、三寒四温というのか、天候が続くのだろうか。日は長くはなっているが、寒さは本格的なものに近づいているのか。
 昼前、義母の入っている施設へのお見舞い。元気でいるので有難い。
 東京都知事選挙の正確な情報は分からないが、大阪に飛び火したのか、橋元大阪市長が、辞職をして再選挙、再出馬をするという。大阪都構想が上手くいっていないせいか。あまり選挙を弄ぶのは好ましくはない。東京一極集中に対する、大阪の対抗というパターンは、大阪の住民の賛同を呼ぶという算段だろうか。
 東京・大阪の二極であろうと、ますます地方・過疎地には厳しくなるだろうし、とりわけ3年を経た被災地の復興の遅れへの関心は薄れていく。
 東京都知事選挙も、原発問題が一大争点になっているが、再稼働を進める政権党に、電気事業連合体がさらに新増設をせまっているのには驚く。そのポイントは「原発を重要な電源と位置づける」「原発の新増設の必要性を明確化」することを求めている。再稼働の是非が問題になっている時期の、新増設。被災地福島におる立場からは、驚き・憤りである。企業は、その社会的責任を忘れたのだろうか。
 震災、原発被害の問題を分析しつつフォーラムを続けてきたが、その努力とともに、研究者として復興に向かう地域政策の研究・提言のための、集団的な取り組みが求められてきていると感ずる。幅を広げた合意形成のためのフォーラムを継続しながら、より具体的な研究活動が求められているということである。若い大学研究者を含む、学内外の集団的な研究ができないものかと、期待している。(2/1)<22613>



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