あのFreddie Robinsonがらみで、とんでもないアルバムに出会ってしまいました。
そのアルバムとはサックス奏者MONK HIGGINSの「LITTLE MAMA」。
ジャケット裏のMONK HIGGINSの肖像写真、
まるでアゲハ蝶の展翅を彷彿させる、極端に大きくて長いシャツ襟が、
ストレートに演歌直系のテナー奏者を連想させてくれます。
そしてその見かけそのままに、文字通り演歌魂みなぎるテナーで、体の芯が疼くまでに
壷を刺激されますから、もうたまりません。
今は懐かしき水原弘からバーブ佐竹、裕次郎にまつわるキャバレー・ムード纏綿とした、
これぞ演歌の王道を行く男伊達。シビレます。MONKさん、カッチョ良エ!
さらに、このムード演歌節を彩るのがわがWilton Felderの闘魂ベース。
今回初めて、
これでもかと唸りを上げて闊歩するベースの迫力と狭気を体感させていただきまして
、サックスのみならずベースにも、またまたぞっこんです。
何はともあれ、試しに「WALKING IN MY SLEEP」を、「BLACK FOX」を、「CAN'T STOP」を、
そしてクルセイダーズでは馴染みの「SO FAR AWAY」
を聴くが良いでしょう。これは、もう男癖としか形容のしようがないほどの
イヤラシさと、力強さと、しつこさと、鳥羽一郎ばりの男臭さ芬々とした抱擁力とで
みるみる包まれてしまうこと必至で、おそらく昼下りの熟女あたりには悶絶ものでしょう。
MONKさん、カッチョ良エ!
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