注・徐々にアップ予定
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Jazz Roots Live! |
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ガトリング暴発サウンドU
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JAZZBANK MTCJ-1083 |
あの炸裂するガトリング暴発サウンドの傑作「Jazz Roots」で鮮烈なデビューを飾った臼庭潤
氏は、それから雌伏5年、さらにパワーアップしたアルバムをひっさげて、荒野のガンマン
さながらに意気揚々と帰ってきてくれました。居酒屋クルセイダーズ常連のおやぢさん!推奨
のこのファイテングスピリット溢れるアルバムに文句なしに快哉を叫びました。
「Surprise Guest」。のっけから疾走します。ぶっ飛ばすハイウェイの左方に広がる大海原、
そのはるか水平線の彼方から今しも
顔を出そうとまぶしく輝く朝陽。この疾走感が筋肉にスィッチを入れます。快感です。
ドスの利いたベルナール・
ノエル卿の言葉がふと思い浮かびます、「気をつけなさい。肉体を汚すものはたぶん精神
です」。トロンボーンとサックスのコンビネーションが絶妙で、時に
甘くエロティックに、時に激しくアグレッシブに彩られ、ピアノまでもが発情しています。
「High Touch」は、ネオン瞬く夜の歓楽街を肩で風切るファンキー愚連隊、
闇夜を切裂くベースの匕首嵐、日活映画『縄張はもらった』調活劇サウンドの面目躍如。
「South Island」は一転してボサノバ風の甘いバラッド。
「Urban Knights」からは再び活劇調に戻り、冴え渡るガトリング・ファンク。
このメリハリの妙が何とも嬉しい。
「Before10Minutes」は雄渾な臼庭氏渾身のブローで綴るサックス情話。
「Next Step」は武闘派の拳一発、柔なハートを覚醒させるほどアテ感が良い。
そしてこのLIVEの大団円ともいえる大好きな「Breezin'」
を迎えます。アンマの極意とでも言いましょうか、
実に壷を押さえたサウンドの連鎖が独特のグルーブを醸し出し、快感です。
曲から曲への筋立ても間然するところなく、聴いている最中アクメにも似た熱情の慄きを
覚えるところなんざ、やっぱり闘魂クルセイダーズの直系といえましょう。頑張ってヤ!
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1 Surprize Guest
2 High Touch
3 South Island
4 Urban Knights
5 New Condition
6 Before 10 Minutes...
7 Next Step
8 Breezin'
9 Sailors
Jun Usuba(ts)
Masahiro Kitahara(tb)
Kenichiro Shinzawa(p,keyb)
Satoshi Izumi(g)
Tatsuhiko Hizawa(eb)
Toshiyuki Sasaki(ds)
解説書に柳沢てつや氏の嬉しい記述がありましたのでお伝えします。
曰く『臼庭潤は2005年に来日したクルセイダーズのメンバー、
ウィルトン・フェルダーとジョー・サンプルと親交をあたためた。マスタリング前に
このCDの音源を聴いた彼等は、臼庭潤を自分達の息子だと喜び、今後も連絡をとりあい、
共に音楽を作っていこうと約束したという。』
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