注・徐々にアップ予定
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TURNS BLUE |
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明 日
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JAZZBANK MTCJ-1083 |
昨夜のPRIDE GP、ヴァンダレィ・シウバと吉田秀彦との試合は手に汗握りました。まさにどつきあい、男同士
のけんか試合。判定で吉田が負けはしましたが、試合後笑顔で抱き合う二人の姿にさわやかな爽快感を得ました。
のっけから格闘技の話で恐縮ですが、この試合を衛星放送で観ながら、ふと最近とんずらした友人のことを思い出していました。
2年前に知り合った彼は、気さくで、短い期間ではありましたが随分長い間付き合ってきたかの印象を受けるほど
親しい仲でした。そんな彼が先日居酒屋で他の仲間が帰った後も僕を引きとめ厳しい家業の現況を語ってくれました。
今に思えば、叫びだったのかもしれません。それが最後の杯でした。生臭い話はこれ以上はしませんが、件のPRIDEの試合のように、どんなにどつかれても
踏ん張って当地を去って欲しくなかったというのは僕だけの感慨ではないでしょう。
アルバムを聴くことにも縁が関わっているように思えてなりません。聴く際の状況によって単にすれ違ったり、
思わぬ感激的な出会いだったりするものです。このアルバム「TURNS BLUE」がそうでした。当店のお客様K.Spl
さんに教えて頂いたこの阿川泰子のアルバムを、表題曲を聴くために買ったと言っても過言ではありません。
とはいっても、購入後ほとんど「積んどく」状態にあったこのアルバムを聴くきっかけになったのが友人の出来事でした。
収録曲のほとんどにJoe SampleとWill Jenningsが関わったこのアルバムは、後の名盤「SONGS LIVE ON」
の「ひこばえ」といえるかもしれません。阿川泰子の歌声は、一見淡白ですが、障子や襖の和紙の繊細な肌触りを覚えます。
淡い感触が心に染入る味わいはあの平原綾香の歌声にも相通ずる日本人独特の感性なのでしょう。
意外にも阿川泰子のコケティッシュな面を引きだしたと思える「LOVE IS RUSH」は拾い物でした。
いなくなった友人に思いを馳せ、「TURNS BLUE」を聴いていると、ひときわ万感胸に迫り、「きっと、この街なら、どこかですれちがう、
そんなときは笑いながら逢えたらいいのに」と口ずさんでは一人杯を傾けていました。頑張ろうぜ。
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1 THE SURVIVOR
2 IT'S ALWAYS YOU
3 WHEN THE WORLDS TURNS BLUE
4 TEACH ME TONIGHT
5 ALRIGHT,OKAY,YOU WIN
6 SUMMERTIME
7 LOVE IS A RUSH
8 I CAN'T SAY YOU
9 AM I JUST A MEMORY
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