注・徐々にアップ予定
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deep soul |
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この男、向日性につき
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1992 PAR Records |
Ronnie Lawsのご尊父がHubert Lawsとは知りませんでした。クルセイダーズCD全集
『Way Back Home』に添えられた
解説書の中に、1958年テキサスはヒューストンでナイトホークス名で活動していた若かりし
頃の写真が掲載されていて、その写真のWayne Hendersonの横で満面の笑みを浮かべているのが
Hubert Laws。1965年発売の「CHILE CON SOUL」では、
Hubert Lawsのセンシティブなフルートの音色が
いつものクルセイダーズ調とは一味違った一種崇高な趣きさえ醸しだしていました。 1995年にはJazz Crusaders
起死回生のアルバム「Happy Again」で久方ぶりに共演しています。
Ronnie Lawsは2004年発売のJazz Crusadersアルバム「SOUL AXESS」で共演を果たし、
テナー、アルト、ソプラノと八面六臂の活躍、収録曲Imagineで胸キュンもののアルトを聴かせてくれました。
「DEEP SOUL」は、Jazz CrusadersのWayne Hendersonが1992年にプロヂュースした
文字通りRonnie Laws一色のアルバムで、Ronnie Lawsがサックスを吹きに吹きまくった向日性豊かな快作です。
蜂蜜のように甘くとろけるような音色が呼び起こす花々の饗宴。とりわけお似合いなのが向日葵。
太陽神アポロンに恋した水精
クリュティエが化身したというこの花。日光のさす方角へひたすら触手を伸ばすサウンド。
甘党ですが、この愚直なまでの素直さと向日性が「still always there」を招きよせ、たちまち
クルセイダーズと握手するグルーブな瞬間が訪れます。
「After Midnight」の弾むようなファンクネスが、沈んだ心もきっと元気にしてくれるはず。
今にして思えば、あのHubert Lawsの満面の笑みは向日葵でした。クルセイダーズとの親子二代にわたっての
縁もこの向日性所以でしょう。良いアルバムに出会えました。
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1 tonite's night
2 believe it or not
3 harvest for the world
4 blue indigo
5 after midnight
6 stairway to the stars
7 big daddy swing
8 all the way back home
9 lonesome jeurney
10still always there
11so far,so near
12blues in the 5th ward
Ronnie Laws(sax)
Wayne Henderson(tb)
Nathaniel Phillips(b)
William"Bubba"Bryant(dr)
Rob Mullins(Key)
Dwight Sills(g)
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