日 記

(2014年9月)


<今野順夫の部屋>

◇ 9月の最終日。特に用事は無いが、そうだからかガムを食べたら、差し歯がコロッと落ちてきた。奥歯に近いから不便ではないが、早速、以前かかっていたO歯科へ。その歯科が入れたものと思い、簡単に終わると思ったら、そうではないらしい。土台になっている歯が壊れて、差し歯が落ちてきたのかも。土台づくり等、しばらく通うことになりそう。大学通勤中に通っていた歯科なので、遠いが、ドライブか。
 ニュースは終日、御嶽山の噴火事故。次第に犠牲者が多くなってくる。晴天のなかの突然の出来事。自然の脅威を感ずる。
 夕方、整骨院へ。痛みは無いが、正座ができるほど回復していない。本当に病院通いで忙しい。「年老いて 病院通い 忙しい」か。
 9月も終わる。明日からの10月、忙しくなりそう。非常勤講師で毎週2日はとられる。コープも、県の業務も、夏休みバージョンが終わり、本格化。また、話の依頼も4件。今年もあと3ヵ月。頑張ることにしましょう。(9/30)<25653>


◇ 月曜日。コープマート方木田店に8時30分過ぎに行って、「ボランティアスタッフ被災地視察」のバスに乗る。この視察の目的は、「津波被害の大きかった宮城県の被災地を訪問し、復興の様子や支援活動についてのお話を聞く。また、私たちにできる支援を考える。」ことである。参加者は25名。
 東北自動車道を北上し、みやぎ生協文化会館「ウィズ」の「東日本大震災 学習・資料室」を訪ねる。宮城県の津波被災の状況、そしてみやぎ生協の救援活動を展示とビデオで分かりやすく説明している。きちんと記録に残しておくことは素晴らしい。こうした震災記録の保存などは、以前よく言われたが、系統的に福島も追求していかなければならない。
 小一時間の見学の後、一路女川町へ。病院の駐車場から湾を眺めて、情報交流館で昼食を予定して、オカセイに女川丼を予約していた。大人数なので店では難しい。時間の関係で病院駐車場は断念して(避難路から登ることを計画していたが、時間と膝などの痛い方もいると言うので断念)。女川丼は、大変喜んでくれた。確かに新鮮で美味しい。無理を言って頼んだ女川汁。ホタテや蟹の足が入っていたが、これも美味。残した場合のゴミの始末を心配していたが、ペロリとたいらげた。良かった。
 情報交流館の阿部真紀子さんから詳しい被災の状況の説明。パワーポイントを交え、熱のこもった説明。頭も心も女川の被災を理解していただいたようだ。
 時間の関係で、建設中の駅舎、復興住宅、エルファロなどはパスして、千年の石碑も車窓から。希望の鐘仮設商店街は、全体の雰囲気だけ。高政で買い物、マリンパルで魚の買い物。女川に多くのおカネを落としてくれて有難い。後は、一路福島へ。強行軍だったが、6時過ぎに到着。
 以前、福島の被災地を視察するみやぎ生協の取り組みに、常務と私がみやぎ生協に来たが、そのとき、福島が宮城の被災を視ることは時間を要するかなと思ったが、こういう形で実現したのは嬉しい。被災者(被災地)が、他の被災者(被災地)の実状に関心を持つことは、非常に重要と思う。被災の多様性を認識し、自分たちの被災の客観的な位置づけと、被災者同士の連携による展望を持てるだろうからである。
 津波被災地の選定は、女川でもなくて良かったが、理事長の郷里と顔を立ててくれたのは嬉しい。それゆえ、時間のせいだが、もっと知って欲しいことを残して、残念だ。是非、個人的にも出かけて欲しい。関係者には迷惑をかけるが、やはり知ってもらう人を増やすことは、今後の復興にとっても極めて重要だ。きっと、ボディブローのように、効いてくるはずである。
 河北新報の「座標」に掲載。「長く働ける環境整備を 低い女性の就業率」。表題は新聞社で決めるが、指導的地位の女性と管理職問題、そして非正規問題の解消に焦点を定めたつもり。表題だけでなく、中身をくみ取って読んで欲しい。(9/29)<25639>


◇ 今日は日曜日。一般社団法人ふくしま学びのネットワークと東京大学REASE主催の「ふくしま高校生社会活動コンテスト」の審査員として、高校生の社会活動の報告に付き合っていました。福島に住んで福島の高校生の学びについて指導している前川先生から依頼されました。学びのネットワークにあまり協力していませんが、彼の熱意に敬意を払っているので、協力することにしました。
 審査委員長は、東大の松井先生ですが、なんと福島大学行政社会学部で学部長(私の前の期)をやっていただいた松井先生(一緒に評議員を務めました)の息子さんです。いろいろ繋がりがあって、不思議です。
 高校生の発表は、被災から復興に向けた活動、地道な社会貢献活動等々、高校生もここまでできるんだと、感心しました。こうした力が、福島の復興の力になっていくものと期待して帰ってきました。(9/28)<25630>


◇ 昨日・金曜日(26日)は、妻が一日仕事の関係で外出。私は、午後からの県関係の会議で、3時半頃まで。女川の図書館への寄付送金を銀行で通帳記入で確認。夜、翌朝、沖縄に出かける娘が帰省した。
 土曜日の今日は、早朝、一番の新幹線に間に合うように、6時過ぎ、娘を駅まで送る。女川のサッカーチーム「コバルト―レ女川」が、全国社会人サッカー選手権大会に出場するが、サイマルラジオで、女川のさいがいFMを聞く。逆転で3対2。1回戦を突破。夢は続くが、全国大会初勝利。凄いもんだ。
 昼過ぎ、県9条の会主催の憲法の講演会があったので、聴きに行く。東大の高橋哲哉教授である。福島県出身なので、なじみがあるのだろう。全県から1000人の聴衆。若い人が少ないのが残念だが、中高年者が元気なのはいいことだ。
 御嶽山が噴火。多数の死傷者が出ている。詳細は分からないが、土曜日だし、紅葉の季節。自然の脅威。侮ってはならない。(9/27)<25627>


◇ 午前中、女川行き(コープのバス旅行)の準備で、女川の情報を集めていた。ネットで調べてたのだが、「おながわみらいふ」の第1号に辿り着く。9月発行だが、、まちづくりアドバイザーの宇野健一さんのコメントも出ていて、感心した。「海とともに生きる、女川町らしさを大切に」。三つのコンセプトが示されている。@「海の存在を最大限に活かす」、A「もともとの地形を最大限に活かす」、B「歴史的遺産、公共施設等の資産を最大限に活かす」。町外の方でも、宇野さんのような方のアドバイザーを受けることは、女川町にとっても幸せである。どのような町に生まれ変わるのか、楽しみである。
 午後、コープの関連会社の社長さんが挨拶に来ると言うので、コープ本部へ。コープも、こうした関連会社からの協力があって、成り立っていることを肝に銘じて進まなければならない。
 夜、12月に開催される「禁演落語」の実行委員会に出席。戦前の暗い時代に、落語すらも禁止された物がある。禁止された落語を聞いてみるという企画。演者は立川談之助氏。当日は、仙台での話を頼まれているが、両立するのは難しそう。でも、聴いてみたいものだ。(9/25)<25607>


◇ 今夜は地震が続きます。2回続いて来襲。浜通りは震度4、二本松、伊達等は震度3なのですが、福島市は震度2。本当かな?地震も続くと、またか、と心配になります。
 昼は、整骨院に行っただけ。昨日、石巻の友人の所で線香をあげたが、膝が痛くて正座ができない。胡坐をかいて線香をあげたが、初めて。整骨院の先生に、いろいろマッサージをしていただくと、正座は可能。正座自体は、膝に悪いらしいが、正座をしないと行儀が悪い。老化なのだろうが、大切に付き合っていかなければならない。
 研究会報告と新聞原稿は済ませたので、すこしホッとしているが、10月に入ると二つの大学・短大の非常勤が始まる。そろそろ準備をしなければならない。憲法塾の準備も。そろそろ秋の陣かな?野球のテレビ観戦、東北楽天は、ソフトバンクに連勝。ハラハラしながらも、何か勝ち続けている。必死になっているのかな?面白い。(9/24)<25596>


◇ 秋分の日。墓参りのため女川へ。ドライブは天気が良くて快適。11時過ぎに女川に到着。娘とともに、まずは腹ごしらえをしてお墓へ。曹洞宗の実家の墓には、両親や実兄等が入り、兄嫁が津波で加わった(未だ行方不明だが)。実姉の婚家は、日蓮宗の寺の墓地。新たに津波で実姉、姪(二人は未だに行方不明)、姪の長女が入った。さらに義兄が震災後、病で他界。その時から3年半が過ぎた。
 来週、コープの組合員活動での女川行きの段取り。23人の食事、見学先等。まずは何とか上手くいくだろう。
 少しゆっくりしてしまったが、石巻の友人宅に寄り、昨年11月に亡くなった息子さんに線香をあげる。本当に突然のことで、友人夫婦に慰める言葉もない。
 三陸道に乗った途端、凄い渋滞。救急車、消防車などなどが追い越していく。入口付近での事故のための渋滞。夜の会合で、少し焦ったがプロ野球のラジオ放送を聞きながら帰る。3対2で楽天はソフトバンクを破る。CSは難しいとは思うが、諦めないで頑張って欲しい。
 帰宅後、食事もとらず、信夫山を守る集いへ。放射線が高いので、住民がいかに除染していくのか、講師の話を聞く。やるべきことが多い。(9/23)<25589>


◇ 飛び石連休の合間。日曜日(21日)は、自宅で原稿書き。今日は、今度の日曜日にある高校生のコンテストの賞品買い。カーちゃんの力の店で、会津若松に避難している方々が作成している物品、そして福大の生協に行って、会津織風のノートを購入してきました。意味を理解してくれると思います。女川の木の魚を特別追加するかな。
 夕方、コープの常任役員会。太陽光発電に、少しは関わろうかとの話し。会議の途中で、3本の電話。珍しい。女川の図書館への寄付の話、自治体の弔慰金審査会開催の話、東京の女川に元気を送る会の会長からの電話。何か、纏まって来るもんです。(9/22)<25584>


◇ 忙しさにかまけていたら、3日が過ぎてしまいました。今日は土曜日。
 木曜日(18日)は、前日に続いて県議会の代表質問の二日目。3時半頃に終了し、自宅に戻って、夜のフォーラムの印刷に。第74回ふくしま復興支援フォーラムは、ユミソンさん(総合芸術家)による、土湯温泉での「アラフドアートアニュアル2014」の事業の紹介。門外漢ですが、芸術で町おこしの有意義な取組みと思いました。ファミリーレストランで、夕食を済ませ、土湯温泉まで送っていきました。自宅に戻ったのは11時前。
 金曜日(19日)は、午前中にコープの仕事で地元紙の民報・民友の2紙に報告。日本食糧新聞で食の安全等でコープふくしまが選考委員会特別賞を受賞することになったこと。翌日の民友・民報に掲載されました。午後、県関係の委員会の会議。東北楽天のテレビ観戦。日本ハムを1対0で、則本が完封。気になりながら翌日の研究会の報告の準備。午前2時頃の就寝となりました。
 今日、土曜日、沖縄のGさんから電話。そのうちに、沖縄に福島の実情報告に行かなければならないかも。沖縄と福島の交流、連携を強めたいものだ。研究会報告の準備・レジメづくり。印刷して、新幹線へ。早めに到着したので、松下会館の付近を散歩するも、利用したことがある見晴らしのいいベンチなどは、震災の影響か、崩落したまま。痛ましい。
 研究会報告は、原発被災自死損害賠償事件だが、原賠法と民法の不法行為の関係について、まだまだ頭が整理されていないと自覚。
 夕食の誘いを辞退して福島へ。デイゲームの東北楽天の試合。9回裏、サヨナラの3対2で勝利。このエンジンが、夏前に出ていれば、二連覇も夢でなかったのかも。星野監督の辞意が、選手を発奮させているのかもしれない。
 夜、いつもお世話になっているEさんから電話。10月末女性の集会で、憲法の話を(郡山)と。非力ながら、努力してみましょう。(9/20)<25572>


◇ 今日は昼から県議会の代表質問の場に出席。二つの政党(会派)の代表質問で、30分の質問に知事はじめ執行部が答弁をする。ほぼ答弁に30分を要するので、2時間ほどの時間。3時過ぎには終了。
 帰宅前に時間があったので、膝痛の治療で整骨院に寄る。膝を温めながら世間話。何かゆったりしたものです。
 夕食後は、東北楽天戦をテレビ観戦。ロッテに何とか2対1で勝利。何とか4位まで行って欲しいのだが。ハラハラしながらも、勝てば気分が良い。その他はストップ。(9/17)<25551>


◇ 週末の研究会報告の準備と月曜日までの新聞原稿の締め切り、上手く進みません。引き受けるときは、何とかできそうと考えるのですが、締切りが近づくと、いつも後悔。「何で引き受けたのかな?」と。自己評価が出来ていないのか、できていても前に進まないと(自分を拘束しないと)駄目だということか。最後にジタバタするのは、数十年変わらぬ行動。結果的にいいものができれば許されるが(井上ひさし先輩のように)、出来栄えも悪いと、救われない。まあ、これも我が人生かな。
 研究会報告は、急遽、福島の原発自殺損害賠償に切り替えたのだが、いかなる意味で社会保障法と関係するか、また判決要旨しかないので、担当弁護士事務所に電話をして、話を聞く。時期を失すると関心がなくなると思って焦ってしまったが、もう少し時間をおいて冷静に考えても良かったかな。準備をしていると、原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)等の勉強もできる。皆さんには、申し訳ないが、自分の勉強になると思って、頑張りましょう。
 てなわけで、終日・宅勤。リサイクルに新聞紙などを運ぶだけ。夜の東北楽天の試合をラジオで聞いたが、最下位脱出したのも一日のみ。今夜も、ルーキー松井が、四球を出して簡単に逆転され、途中でラジオを切って、女川も話題になるクローズアップ現代をみたが、再逆転で勝利した。女川の町づくりも、住民の意見を聞きながら進められているとのこと、成功を期待している。ただ、人口流出県内一位。みんなで支援しないと・・・。(9/16)<25543>


◇ 敬老の日・祝日です。三連休の最終日。友人に誘われて、浜通りの被災地に行ってきました。丁度、15日の午前0時に一部許可されている以外は閉鎖されていた6号線が開通しました。飯舘を通って南相馬、そこから6号線を南下。浪江・双葉・大熊を通って富岡へ。時折、締め切った車中でも1マイクロシーベルト超。5マイクロシーベルトの箇所もあります。ただ、ずーっと継続したものではなく、高線量地域でも、ホットスポット的にあるようです。道端の草は茫々で、人の手が入らなかった様相です。
 富岡から川内村へ右折。山道です。30分ほどの行程です。震災時、避難した方々は3−4時間もかかったようで、どんなにか不安だったでしょうか。蕎麦屋さん、息子さんが帰って来てくれたと開店してました、美味しい蕎麦と卵かけごはん。偶然、島根県のコープの方々の視察に同行していた、コープの常務と会いました。夕方、会議で会う方ですが。かわうちの湯に入り、後は、399号線を北上、田村市都路地区を通って、磐越道船引インターから帰ってきました。物理的な復興事業は進みそうですが、社会的インフラの復興は難しい。何ができるのか、難問は山積しています。
 遅ればせながらコープの常任役員会に出席し、帰宅。200キロほどの行程でしたが、疲れたので休むことにしましょう。(9/15)<25527>


◇ 孫娘と妻の誕生日が、火曜日と金曜日だったので、日曜日に合同の誕生祝いの昼食。多賀城の姪の店「ジュゲム」に集まって。女川からも来て、今野家全員と孫宅全員。段々、大きくなって、食事もゆっくり食べられるようになりましたが、孫の3人が、それぞれ独自行動なので、なかなか大変。そのうちに、みんな大きくなって、テーブルが狭くなるのではと思います。そんな時まで、元気にいたいものです。
 福島と多賀城間、それほどの時間ではないが、無事帰宅すると、疲れが出て、居眠り。世の三連休の中日は終わりました。あまり連休の感覚が分からないのですが、それはやはり定年退職者(年金生活者)の眼からみるとということなのでしょう。(9/14)<25510>


◇ 土曜日。8週間ぶりの定期診察。いつも4週間ごとだが、都合が悪く8週間に延ばした。しかし、予定の主治医診察ではなく、代診となる。人間ドックでお世話になっている先生なので、支障はないが、値は若干バック。少し油断したかな?
 帰りに、整骨院で膝を見てもらう。週2〜3回と云われているが、時間を見て週2回ほどは通ってみよう。
 午後、どうも疲れか、ゴロゴロしていたが、義母の世話になっている施設に見舞い。その足で、3軒の店で買い物。
 プロ野球は昼の試合。テレビ放映なく、スマホで速報をキャッチ。東北楽天は8対3で西武を破り、最下位脱出(5位)。則本が勝利投手。打撃もほとんどの選手のヒット。明日も続けばいいが。
 夜は、土曜日恒例の「男はつらいよ」。第47作目。あと1作残すのみか。いつものことだが、気持ちが温かくなる。(9/13)<25503>


◇ 今日は、妻の誕生日。早朝、孫娘からお祝い電話。松川事件無罪確定最高裁判決から51年。
 今日は午後からコープふくしまの定例理事会だったのですが、県議会の開会式にどうしても出ざるを得ず、理事会の議長は代理でお願いしました。県議会は40分ほどで終了したので、理事会は途中から出席。
 県議会は、7月末に委員を再任されたので、新任の挨拶です。知事選挙も絡みながら緊張した県議会開会式なので、それに圧倒されたのか、短い挨拶なのですが、途中で言葉が続かなくなりました。年甲斐もなく上がったのかもしれません。記憶力の問題だったのか、お腹がすいていて貧血を起こしたのか、何とかすませましたが赤面の至りです。より多数の参加者の講演や講義では、こうした経験はなかったのですが、短い定型的な就任挨拶は、慣れていないといえばそうなのかもしれません。自らの言葉で準備していれば、続かないということはないのでしょうが。「政治家にはなれないね」と自宅で言われ、納得。「政治家」だけはなりたくありませんが、少々、気落ち気味。
 急いでコープの定例理事会へ。分散会と再開理事会に参加しました。
 夜、隣町の桑折町を舞台にした映画「物置のピアノ」を見てきました。桑折町には浪江町から避難した方々の仮設住宅がありますが、避難者及び果樹農家の苦悩が描かれており、何か人間生活の復興への模索に感動しました。(9/12)<25494>


◇ 凄い雨です。特に、北海道・石狩と宮城に集中しています。女川もだいぶ冠水していて、心配です。
 震災3年半が経ちました。地元紙・福島民友でも特集を組んでいます。原発労働者についての取材を受けましたが、記者がインタビュー風にまとめてくれました。最近の動向をもっとリサーチする必要があると痛感。
 大学で、平成26年度厚労省老健事業「福島県における要介護認定者増の要因分析による必要な支援のあり方に関する調査研究事業」の研究会があり、出席してきました。積極的な参加者ではなかったのですが、被災地の介護認定の増加についての原因究明・対策の検討であり、これ自体大事な問題です。
 研究会終了後、短時間、学長室を訪問。懇談、元気で頑張っているようで安心しました。しばらく行っていないが、休日にでもと、被災地の視察を約束しました。久しぶりに、大学の学生食堂で、研究会メンバーと昼食を共にして、少し昔に帰ったようです。
 帰宅の途中、知人に紹介されていた「整骨院」に寄ってきました。しゃがむと膝が痛むのです。ハリを和らげるように、いろいろ親切に指導していただきました。「整骨院」というのは生まれて初めてですが、やはりニーズは多いようです。健康保険証は出しましたが、病院とは違うので、保険がどの範囲で効くのか調べてみる必要があります。しばらく通うことになりそうです。
 福島県知事選挙は、現副知事の出馬が確定し、自民県本部の推薦する候補の辞退。自民・民主で共同の候補になりそうです。特別の事情と県民の意思とのバランスについての議論がありそうです。(9/11)<25476>


◇ 昨日は初孫の誕生日。もうすでに8歳。早いものです。朝、あちらから電話が来ました。電話をかけるのを躊躇しているうちに、親に言われたのかな?誕生日のお祝いは、妻の誕生日も兼ねて日曜日に約束しました。一緒に昼食を食べてきましょう。
 妻の仕事の帰り、おもちゃ屋によって、電話で話題になっていた「妖怪ウォッチ」とやらを見学。初めて知りました。子ども達の中では話題の中心なのかな?
 夕方は、第73回のふくしま復興支援フォーラム。老人施設の避難の大変さを、当時の施設長に語ってもらいました。曜日が変わっているので、出席に支障があったかもしれませんが、27人と少なめでしたが、改めて避難弱者の問題を知るいい機会になりました。
 今日の10日は、後始末と次回のフォーラムの準備作業。原稿書き・研究会報告の準備。午後、昨日のフォーラムの報告者からデータを頂くことになっていたのですが、USBを忘れたので、改めて職場にお寄りしてもらい、パワーポイントのデータをPDFに、そしてそれをJPGにして、ブログに貼りつけました。120枚の写真になので、四苦八苦。資料が欲しいという要望には、何とか答えられそうです。
 夜は、誘いを受けていた映画「ひまわり」の試写会。福島での上映を年末にかけてやろうという前段階です。参加者は少なかったのですが、ジェット機の事故で学校の子ども達が死傷。それと沖縄国際大学への墜落事故。戦争と平和、基地問題の複雑さ、老人と若者。感動的な映画でした。沖縄―福島問題の共通性が言われますが、福島での沖縄理解を進める必要性を感じています。
 昨日の東北楽天は、9回裏に小気味いいサヨナラ勝利でしたが、今日は6対0で負けました。それにしても、福島・宮城出身のルーキーで繋ぐ試合。負けたが、若手の登場があって面白い。明日は勝って欲しい。
 福島県知事選挙は、自民党県連が推薦していた候補を、本部は推薦しないということで、県本部も了承。急速に、相乗り候補になる様相。複雑な組み合わせですが、政策的な明確が必要と思います。(9/10)<25458>


◇ 9月も第2週の開始。月初めのコープ本部の「朝礼」です。自由参加なのか、忙しいのか、はたまた・・・、段々参加者が少なくなったような気もします。「朝礼」では、最初に理事長挨拶をしなければならないので、少々、頭を痛めます。
 なんとか、異常気象(広島等の水害)、エボラ問題、デング熱の問題(20年以上前、デング熱で亡くなった、2年上の先輩・同僚、珠玖さんを思い出しました。)。そして政局、安倍改造内閣の問題、消費税10%の問題、そして福島県知事選挙の問題。原発被災自殺の裁判の問題。あまり生協内在的な問題ではありませんが、私たちを囲む環境について話しました。事業経営の問題は、専務理事が詳細に報告します。何とか、事業経営も順調ですが、来年の10%消費税を乗り切れるか、知恵を集めて進まなければなりません。
 一旦帰宅して、仙台の研究会報告のテーマで苦慮していましたが、社会法といえるかどうか疑問ですが、つい最近の原発被災自殺の損害賠償問題を取り上げるべく、連絡しました。夕方、コープの常任役員会に参加して、急いで、東北楽天とオリックスのテレビ観戦(BS1)。
 ルーキー松井は、4回まで大丈夫だったのですが5回に四球をきっかけに崩れました。残念ですが、4対1を8回裏で2点、最終回は松井稼頭央のツーランホームランで逆転さよなら。そうならないかと思っていたが、絵に描いたような逆転劇。そろそろ最下位脱出か。すっきりした。
 大学の八島先生の訃報が来た(87歳)。お世話になりました。合掌。私が会長を務めている「退職者の会」のホームページに掲載。
 住宅除染は、何とか完了しました。県外からの作業員の皆さんに感謝。重病で東京の病院に転院したTさんへのお見舞いメールへの返信をいただきました。一日も早い快方を願っています。(9/8)<25434>


◇ 日曜日。午後から、街なかで雑用をこなし、夕方、Sさんとコーヒーで歓談。帰宅して、東北楽天のテレビ観戦。ロッテとの試合ですが、辛島が4対0で完封勝利。4連勝の後、1敗したので、また崩れるかと思ったら、2連勝。なんか調子がついてきたみたい。これが最初からだと、2連覇も夢でなかったのに。いまは、優勝云々というよりも。2軍にいる新人の発掘で、それもまた面白い。
 深夜の全米テニス選手権。錦織、ついに準決勝を突破して、決勝戦へ進出。日本人初。凄いもんだ。(9/7)<25422>


◇ 土曜日です。午前中は、来年から発足する「松川賞」の運営委員会準備会。松川事件の事件発生60周年、松川無罪判決50周年の記念集会が終わりましたが、松川事件・松川運動の継承を願って、関連する発表に対して賞を出そうということになっています。行掛り上、それに協力することになりました。初めてのことで、難しい問題もあると思いますが、何とか意味のあるものにしたいものです。
 我が家の除染作業は、ほぼ完了。土曜日まで作業をしていただきました。時期的には遅いですが、まずは終了してホッとしています。「男はつらいよ」を見て、東北楽天の勝利をスマホで確認して、一日も終わりました。知人の病気入院を聞き、心配しています。(9/6)<25412>


◇ 早めに、義母の施設を見舞う。洗濯物の替えが必要です。いつもは妻が自転車で往復ですが、コープ本部での11時の約束でしたので、その前に車で往復。元気でなによりです。
 11時の約束は、地元紙の記者からの取材。原発被災の特集を組んでいて、原発労働者をめぐる問題です。最近の資料統計を追跡していないので、少し前の話になってしまいましたが、基本は伝えられたかと思います。構成して来週の紙面でもインタビュー風に掲載されるでしょう。女性記者でしたが、関連死等も取り上げており、なかなか利発で、ぜひ記者として頑張ってほしいと思います。
 午後、信用金庫から全国大会に出るコバルト―レ女川にカンパの送金。実質、応援に行けませんが、頑張ってほしい。女川に拘ってくれて、女川の復興への大きな力になっています。その足で、大宮在住のMさんと待ち合わせ。2時間ほど、かあちゃんの力の店で、人参ジュースだけで粘りました。福島に住んでいないので、福島の日常が興味の対象です。30年来の学部作りの同志。最初いろいろ考えたことも、その通りは進まず、ぼやきながら、しかし、それでも何かできないかと高齢者特有の焦りもあります。
 夕食は、かーちゃんの力の弁当を2つ購入して、自宅で食べました。五穀米で、ヘルシーな弁当です。新しい日本代表チームは、新監督の下で、敗北。世界は強い。楽天もロッテの本拠地で、敗北。うーん。今夜はついてない。
 多賀城の姪から電話。知人が、東京の学校からの被災地支援先を探しているということで、女川の図書館にどうかと。有難い話で、仲介を取ってくれた人に連絡。まずは、女川の図書館から資料を送ってもらうことにした。
 女川の復興計画の中で、ぜひ「図書館」として位置づけて整備して欲しいと思っていましたが、なかなかそうはいかないようです。図書館は、女川の多くの町民の要望にはなっていないのかもしれませんが、確かな復興の精神的支柱と信じています。支援を続けながら、実質を作っていかなければならないでしょう。
 朝、盛岡の友人の1周忌ではないかと思い、スマホで昨年の日記を覗いたら、そうでした。あの日から1年が経ちました。離れているが故に、なかなか信じがたいです。
 去年の日記の一部の再録。「自宅に戻って、車のエンジンを止めた途端、仙台の伊藤さんから電話。盛岡の砂山克彦君が亡くなったと。言葉にならない。難しい病気で、入退院を繰り返していたが、まさか、こんなに突然のご逝去とは。
 先日(9月1日夜)に、私の携帯メールに奥さん宛らしい彼からのメールが舞い込んできた。間違ったなと思い、どうしました?と返信したら、すぐに間違えましたとのメール。笑って、「あははは。(笑)。元気ですね?」と返信しましたが、それが最後の彼との交流でした。直接お逢いできたのは、昨年5月3日に盛岡で憲法の集会で話したおり、彼を知っている弁護士さんの車に乗せていただいて、ご自宅を訪ねました。病人とは思えない元気さで、いつものように夫婦円満。温かい気持ちにさせられました。」(9/5)<25402>


◇ 午前中は、県の会議です。いろいろ議論をしたいとは思ったのですが、少し皆さんに迷惑をかけたかな。とりたてた異論はないが、基本的な点は議論しながら具体化をしていきたいと思って、敢えて話してしまいました。研究活動の会合方式に慣れていると、結論は同じでも基本的な点を確認したくなります。研究会だと、様々な可能な論を立ててみて、結果的に議論を深めていく方式なのですが、時間のない行政の会議ですから、そんな「遊び」は、皆さんに迷惑をかけるなあと反省した次第。あまり行政の会議には馴染まなくなっているのでしょう。
 非常にショックなのは、妻に来た電話の主の名前を全く取り違えていた。忘れていればいいのに、別の名前で覚えている。双方に迷惑をかけたが、「明日の記憶」ではないが、自覚症状か。それにしても、人の名字を思い出せない時が多い。歳のせいもあるかもしれないが、そろそろ全戦線、撤退の時期かな。
 近づく福島県知事選挙。現職の知事は出馬しないと発表。新人同士の選挙戦になるが、誰が知事になるにせよ、復興に向かっている福島の足を引っ張らないで欲しい。(9/4)<25385>


◇ 除染も3日目。特に用事はなかったので、自宅で雑用。
 除染作業は、庭の表土を剥ぐ作業です。妻が、事前に掃除をしていたので、比較的スムーズに進んでいます。目に見えない放射能、何か不思議な作業です。ある日、突然飛んできて、我が家の庭や建物にはりついたのですから、誰が・・と恨みたくなります。

 コープと自治体との見守り協定締結について、Facebookに、こんなメッセージを書きました。
 「孤立死を防ぐ問題が重要になっています。
 コープふくしまは、コープあいづ及び県南生協とともに、2013年の3月12日に、福島県との間で「地域の見守りに関する協定書」を締結しました。配達業務等の際に、届け先の方に異変等を発見した場合に、市町村指定の部署に連絡することなどで、地域福祉の向上に寄与することを目的にしています。
 資料1 & 資料2
 福島県との協定の後、各市町村と協定締結で話し合いをしていますが、現時点では、県内59市町村のうち、20自治体、3分の1の自治体にとどまっています。隣の宮城県のみやぎ生協の場合は、県内35自治体全部と協定締結済みですが、福島でも見習って、広げていく必要を感じています。福島県内で、協定締結している市町村は、以下の20市町村です。二本松市、伊達市、桑折町、国見町、大玉村、平田村、小野町、南相馬市、川内村、大熊町、会津若松市、磐梯町、会津美里町、只見町、天栄村、石川町、玉川村、浅川町、古殿町、中島村。
 コミュニティが脆弱化しているなかで、様々な手段を通じて、見守っていく必要があります。行政だけでは、人員不足等で難しいかもしれないので、市民的協働の力で、見守りが実行される必要があると思っています。」と。
 やっぱり意識的に動かないと駄目かな?

 夜、東北楽天のテレビ観戦。アウェイですから、逆転されると思っていましたが、3対1で日本ハムに勝利。シーズン初の4連勝。(9/3)<25371>


◇ 住宅除染が続いています。屋根や雨樋は終了し、足場も解体されました。庭の土を剥ぐ作業が始まりました。
 特に用事もないので、思い立って新地町の町長に会いに行きました。1時頃出発して、3時前には役場に到着。
 一つは、フォーラムの報告の依頼です。津波被害中心の新地町の被災の状況と現状かな。復興の課題というよりも、県内で一番進んでいる所。トップランナーと評されています。双葉郡等の避難地域の復興は困難さが多いのですが、他方で、進む所はどんどん進むことが大切と思います。福島県総体としての復興のためには、引っ張る所も必要と感じます。今までと異なる例会になるでしょうか。
 もう一つは、コープの進めている地域見守りの協定が、まだ結ばれていないこと。孤独死が出てきており、行政と協力体制が必要です。手続きが頓挫していました。数だけが問題ではありませんが、もっと意識的な取組みが必要と思います。
 霊山で、閉店直前の店でアイスクリームを土産に買って帰宅。東北楽天も、札幌で日本ハムに逆転勝利。うん、調子が付き始めたかな。負けづづけないで、最下位脱出にむけ頑張ってほしい。(9/2)<25358>


◇ 今日から9月です。防災の日のせいか、朝から首相の訓練の呼びかけ。あまり緊迫感がない。
 遅れていた除染作業ですが、周りは線量が低かったせいか、後回しでしたが、今日から我が家が始まりました。まずは、屋根・壁などのための足場組み。足場は足場担当のグループが来て、それが終わると帰ります。複数の企業の共同作業だということがわかりました。壁は、壁面の塗料が落ちるので、その後ワックスがけをした方がいいとの話もあったので、コープの住宅部にも相談。すぎ来てくれて、まああまり必要性がないとのこと。今日は屋根と壁面と雨樋だが、屋根の線量を測ってもらったら0.08マイクロシーベルトなので、あまり必要ないとのこと。3年半も経っているしね。明日以降の庭の方が大変でしょう。ホットスポットが1〜2マイクロシーベルトのところもある。
 夕方、コープの常任役員会。(9/1)<25346>



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