日 記

(2015年10月)


<今野順夫の部屋>

◇ 10月も末尾になりました。月日のたつのは早いのもです。
 昨日の金曜日。午後の会議の予定でしたが、介護施設から電話が来て、義母が具合が悪いというので、主治医に問い合わせてくれたらしいが、念のため、病院での検査へ。特に、異常値ではないが、入院とあいなりました。治療は病院に任せるので、安心ではありますが、毎食の介助に妻が通うので、遠い病院で大変。
 午後からの退職者の役員会、年末の忘年会の企画。いろいろと可能な取組みを出し合い、いつになく活発な役員会でした。一旦、自宅に戻り、5時からのヒアリングに30分ほど遅れました。双葉8町村の復興における広域的取組みの状況と可能性を、担当者に聞きました。県としても、復興事業の重点を双葉8町村の広域的な復旧・復興において、県の力をそこに投入して、展望を開くべきだと思いますが、なかなか難しいかもしれません。終了後、夕食をともにしながら、歓談。ハナ金だったのか、いつもお世話になっている事務局長にばったり。
 今日の土曜日。JA新ふくしま主催の食と農のフェア。お祭りに参加。来年3月、4生協が合併し、JAふくしま未来となる。相馬等の出店もあり、広域化によって、さらに事業の発展が期待される。壇上ではなく、まき餅を受け取る壇下にいたが、いつも世話になっている菅野組合長が挨拶に来てくれ、開会の挨拶のなかで、参加していることを実名で紹介してくれた。気恥ずかしいが、コープふくしまに対する気を使っていただいて有難い。
 昼・夕食介助の送迎をしながら、私は土湯温泉での、コープしがの視察の皆さんへの歓迎の挨拶・夕食懇親。宿泊予定でしたが、日帰りとさせていただきました。若い人、また福島に来たことのない方々が多く、充実した視察で、福島を理解してほしい。娘が学会で帰って来た。(10/31)<30577>


 
◇ 午前中、県の委員会。予定議題は少なかったので、早く終わるかなと思っていたが、いろいろと検討すべき課題があり、昼になった。
 事務局の女性職員が、手作りの和菓子を作ってくれた。素人とは思えない出来栄え。深刻な、重い話が続く中では、癒しでもある。
 午後帰宅、しなければならない仕事は多いが、なかなか捗らない。そろそろ10月も末。がんばらないと。
 日本シリーズの野球中継をみる。結局、ソフトバンクが、2年連続7回目の日本一。東北楽天が、これに勝つには至難の業。勝つときは、強く見えるのかもしれないが。また、楽天の優勝バレーどを見たいものだ。(10/29)<30555>


◇ 昨日、火曜日。4週間ごとの定期診察。高値維持してきた気になる検査結果、残念ながら0.1上昇。旅行等での贅沢が響いたのかなと反省。夕方、飯坂のはなゆまち(デイサービスと地域の交流センター)の温泉に入る。
 今日は、忙しかった。午前中に、県生協大会に出席して、中途退席。
 午後、農協労連(東北)のシンポジウムのパネリスト。農協法の改正を受けて、協同組合運動の視点からの討論。私は消費組合の立場、その他医療生協と農協から報告。協同組合同士の連携の大切さを確認。
 夜は、演劇(前進座)の鑑賞。「南の島に雪が降る」。戦後70年特別企画だが、観客は少なかった。内容は、感動的な内容。地方都市でも、演劇が楽しめるのはいい。しかし、ゆっくりという訳にはいかないのが残念。(10/28)<30541>


◇ 日曜日、高校生平和ゼミナールの映画を見に行った。『種まきうさぎ』である。この映画をとるときに、知人を通じて協力依頼があって、森監督などと懇談したことがあった。高校生へのつながりもなく、具体的な協力しないで終わったので気になっていた。映画は、ドキュメンタリー映画のベテランなので、いい映画だった。森監督にもお逢いできた。
 今日の月曜日。福島大の非常勤。受講生は大教室に15〜6人か。確か、受講予約は39名だったので、出席が悪い。少々、ガッカリしているが、やはり講義の内容に問題があるのでは・・と、反省。受講生が1人でも、受けようとする者がいる限り、講義の質を落としてはなるまい。
 講義終了後、遅刻してしまうコープの常任役員会へ。(10/26)<30520>


◇ 土曜日。訪問看護の日でもあるので、コープ本部に立ち寄り、来週の農協労連のシンポジウムの資料準備。農協改革の関係だが、それが生協にどのような影響をもたらすか、協同組合運動の意義と実践を話すことになるか。震災復興に向けたコープふくしまの紹介を含めて。
 茨城の友人YS君〜送っていただいた資料を読む。彼はNPO「がん地域医療を考える会」の代表を務めているが、「がん教育の実施報告書」である。中学校数校の中学生などに、ガンの教育を施している。ガンの基礎知識から治癒の問題まで。こうした教育実践はあまり聞かない。ガンはどうしても、個人的問題、医師と患者の問題として狭くとらえるが、もっと社会における理解を広める必要があるのだろう。それから広げて、ガン患者と雇用・就労問題について、関心を持った。
 夕方、石巻のH君と福島駅のスタバで歓談。サッカー関係者の結婚式のため、福島に来たという。
 久し振りに新聞の切り抜きをやると、さまざまな関心あるテーマが出てくる。原発被曝と労災認定、TPPの合意内容の詳細等々。勉強するテーマだけは多くなるが、一向に進まない。絞る方向に行くべきなのかもしれないが、関心が拡散していて困る。自分の能力と時間も考えないで。自分の能力に応じて、絞ることは難しい。いまだ「道」を知る境地になっていない。(10/24)<30500>


◇ 労働法関係の研究仲間との3日間にわたる秋の旅行から帰ってきました。70代〜80代の4人の旅です。東北で学会等が開催されるときに、その機会に、京都のYさんを含め東北ドライブ旅行をしてきました(仙台のI氏、山形のT氏と私)。今回は、仙台での学会の前後の日程が合わず、難しかったのですが、日程をずらして実施しました。
 水曜日の午後、仙台空港から福島へ。福島で私は合流して、福島大の松川資料室を見たいというので、まずはそこへ。その後、事故現場の記念碑等を見学し、泊まりの穴原温泉へ。
 木曜日、日中、やむを得ない用事で山形と往復して夜の合流するT氏を除き、穴原から米沢へ。米沢から大峠を通って喜多方市へ。甲斐本家奥座敷を眺めて、喜多方ラーメンの店で早めの昼食。大和川酒造に立ち寄り、見学。会津若松市へ。新しく開通した自動車専用道路は快適でした。
 会津若松では、鶴ヶ城、飯盛山、さざえ堂、日新館を見学し、漆器店で会津塗の漆器類を見学。夕方、芦ノ牧温泉へ。山形往復のT氏も合流し、疲れを癒しながら夕食。魚屋のご子息であったY氏の、蟹の包丁さばきは、その手際の良さに感嘆させられました。
 今日・金曜日。朝早く、大内宿へ。朝早くから観光客が多い。快晴の秋、紅葉も美しい彩り。塔のへつりを見て、そばでの昼食。そこで、山形・仙台組と分かれて、私は京都のY氏を新幹線に送るべく、甲子街道を白河へ。トンネルができて、短縮されました。新白河駅で別れて、私は東北道を北上。夕方、帰宅しましたが、3日間の疲れがどっとでてきた感じです。贅沢な旅でしたが、研究仲間と屈託ない話もできたし、紅葉を鑑賞して、心が癒されました。これを糧に、明日から頑張りましょう。(10/23)<30489>


◇ 仙台での昼食会に出てきた。年1回ほどのペースで行われてきた仙台市立東華中学校3年8組のクラス会。1959年4月から1年間、私はこのクラスに転入した。1年間だけだが、よくまとまったクラスで、友人もできた。卒業して仙台に居る級友が多いので、昼飯を食べようということで、20名以上の集まりの時もあった。今日は9人。丁度、H君がマレーシア大学から一時帰国したのにあわせたようだ。
 どうしても、体の調子の話題になる。近々、大手術をする者もおり、元気で再会できることは有難い。来年も、元気で会いたいものである。
 友人の奥さんが亡くなって、11月には1年が過ぎる。1周忌は、身内で行うようなので、仲間を誘って、お墓参りに行くことにした。友人も悲しみの1年だったろうが、周りの我々はなすすべはない。ただ、寄り添うだけである。(10/20)<30442>


◇ 月曜日。午後からの福島大での非常勤講師(社会保障法)。150名ほど入る教室に20数名。休んでいる人もいるが、受講生が少ない。小さな教室も、2コマ続きなので確保が難しい。受講生が少なくても、一人一人の学生にとっては、勉強する為に来ているのは同じなので、気にすることはない。
 ただ、次のコマの他の授業の学生か、まだ終わらないのかと覗き見するので、気が散る。前の時間なのに、既に終わって、席を確保する為だろう。おかげで、配布残りのプリント等を忘れてきてしまった。黒板を消して、帰ろうとすると、次のコマの学生の多くが座席に着いている。休憩時間10分の半分くらいは、こちらに欲しい。前の教員が教室を去ってから入ってほしいと思うのだが。前回などは、振り返ると次の担当教員(非常勤?)が、学生に配布物を渡している。以前、こんなことはあったかな?追われるように、教室を去る。世の風習も変わったのだろうか。講義の終了時間前に、終了するよう努力するしかない。
 コープの定例の常任役員会には、遅れて到着。帰宅は午後7時。(10/19)<30419>


◇ 日曜日。東北大での労働法学会がありましたが、先約を入れてしまいました。「ふくしま高校生社会活動コンテスト2015」の審査員です。昨年同様、「ふくしま学びのネットワーク」と東京大学REASEの主催です。
 高校生の7団体が、自らの社会活動について報告をして、審査するのです。高校生として、さまざまな社会活動を展開しており、自分の高校時代から見ると、かなり発展していると思います。午前9時半から午後4時まで、長丁場。5人の審査員の話も聞きながら、それ自体、勉強になります。
 将来をになう高校生、今回の成果を更に引き伸ばして欲しい。(10/18)<30402>


◇ 昨日、金曜日。午後からの郡山での「物流セミナー」(全日本トラック協会・福島県トラック協会主催)に出席。全日本トラック協会の小山誠企画部長による「日本のトラック輸送産業 現状と課題」の講演と、岡本重信氏(特定社会保険労務士)による「監督行政が対策強化! 輸送安全と労働力問題」〜労働時間と割増賃金対策(割増率50%以上の時代に向けて)〜の講演。国土交通省と厚労省の共同による「トラック輸送における取引環境・労働時間改善福島県協議会」の委員を委嘱(座長)されたので、招待があり、勉強のために参加したものである。トラック運転手の労働環境について、勉強することは少ないので、勉強になる。
 急いで福島に引き返し、被災地視察に見えられた「熊本県生協連」の方々と交流会・懇親会。少し遅れてしまい申し訳なかったが、いろいろと話を伺えた。同じ生協でも、いろいろと課題が異なり、やはり地域に根差す活動を教えられた。全国から生協関係の支援・視察にお出で頂き、心から感謝。
 今日の土曜日。東北大学(法学部)で開催される「日本社会保障法学会」に参加。何らかのお手伝いが必要かと思って、朝早く出かけたが、若いい方々が、システマチックに運営されており、なにも必要なし。午前中の3人の研究報告(ミニシンポ)を聞く。統一的には社会保険の事業主責任の問題で、テーマとしては面白い。新進気鋭の若手の報告は、積極的なもので、いろいろ勉強になる。新しい研究者がどんどん研究を進めており、今後の成果に大きな期待をもつ。
 午後も、研究報告はあったが、昼食後、自宅に引き返す。夕方、福島大学行政政策学類の同窓会懇親会に参加。卒業生の他方面での活躍を聞く。40代の卒業生も多くなり、県内でも3人の県職員が副町長として出向となっている。手腕発揮を期待するが、出身学部・学類が何らかの役に立てるようになればいいと思う。清々しい秋の一日も過ぎた。(10/17)<30394>


◇ 昨日、水曜日。朝6時10分福島駅発の立山黒部バスツアーに妻が出かけるのを、福島駅まで送り届ける。4時半の起床、外は明けの明星のみか、夜明け前の真っ暗闇。5時半過ぎに自宅を出て、悠々と間に合った。
 帰宅後、少し仮眠をして、東北大学に行く。福大関係者と松川運動記念会の2台で。昼食は、多賀城の「Jugemu」で。松川関係の「諏訪メモ」等の資料を福島大に移管して頂ける。小田中先生や吉田先生から、以前から話はあったが、遅くなってしまった。重要書類の「諏訪メモ」自体は、ノート2冊だが、O弁護士寄贈の資料等があり、それは段ボール18箱。さすがに、それは運んで来れず、翌日に宅急便で送っていただくことにした。
 「諏訪メモ」だけをもって、福大へ。6時過ぎだが、地元紙など3社の取材対応。翌日の地元紙に報道される。翌日の授業の準備があったが、遅くなり、疲労感。妻はツアーの宿泊先から電話あり。やはり寒いみたい。
 今日、木曜日。午後からの授業の準備。非常勤の講義は、いつも月曜日だが、休みだったので、今日が「みなし月曜日」。珍しく自宅の電話が鳴り、今朝、知人が自宅で亡くなったとの電話。驚いた。告別式などは家族だけで済ませるということなので、特に動けない。そんなに悪いとは思っていなかった。同世代の続け様の訃報。何か、迫りくる気配を感じてしまう。友人知人が他界するということは、何か気持ちに中のものが、すっぽり抜け落ちるような気がする。何か心がスカスカしそうだ。それとしてお見舞いもできず、ご焼香もできず、ただ悶々としている。信じ難いが、安らかな永眠を祈るだけ。
 午後10時過ぎ、立山黒部バスツアーは、福島駅に到着。素晴らしい旅だったようだ。(10/15)<30368>


◇ 連休明けの火曜日。10時から「コープカレッジ」での話をしなければならず、レジュメも印刷しなければならないので、9時にコープ本部へ。A4判8枚のレジュメを作りましたが、内容は今一つ。今回は第2期(3回続き)。テーマは「中高年の生活と社会保障」。第1回の今日は、「定年制と人生設計」。人の一生と年齢のかかわる面を、法制度との関係。そもそも「中高年」とは何か、法制度によって、その範囲は異なるが、高齢者の問題とは相対的に区別して、中年のうちに高齢期への課題を明確にしておきたい。特に「雇用」の問題で話した。
 50歳以上を対象にしているが、全員女性。もっと、男性も来たくなりたい企画が課題である。終了後、スタッフ4人で、イタリアンレストランで、昼食。何か、別世界を覗き見るようで面白い。
 小学1年の孫娘(2番目)が、前歯抜けたとガッツポーズ。歯欠けの笑顔の写真がLineで送られてきた。ひとつひとつ、大人になっていくのかな。(10/13)<30330>


◇ 三連休の最終日(体育の日)。義母をショートスティに送りながら、郡山の市立美術館へ。
 東日本大震災復興支援サントリー東北サンさんプロジェクト サントリー美術館所蔵品展 『夢とあこがれの形』(9月5日〜10月18日) 重要文化財 伝 狩野山楽筆「南蛮屏風」等が見ることができました。なによりも65歳以上は、無料がいい。
 帰路、安達太良SAで、釜めしを食べる。少し休んで、コープの常任役員会へ。少々疲れ気味なのと、耳と目が、ずいぶん退化して、なお疲れる。なかなか不得意の分野なので、業界用語と訛りと、難聴が重なって大変。学生のゼミなどもそうなのだが、低い声、早い話には、ついていけなくなってきた。明日は、コープカレッジだが、十分な準備ができず、申し訳ない。能力を超えて、引き受け過ぎているかも。自制・自戒が必要。(10/12)<30312>


◇ 日曜日(三連休の中日)。11日は月命日。震災から4年7ヶ月が過ぎた。
 どうも疲れが取れない日が続く。いろいろ会合などで、様々な方々にお会いしていることが疲れるのか。多分、多種類の会合などで、大学在職時とは異なり、巻き替えがスムーズでないのか、切り替え能力が減退して、ストレスが大きいのか、要は自分の年齢(能力)と環境が合っていないのかもしれない。歳を重ねながら、環境をそれに合わせていくのが重要なのだろうが、どうも昨日と同じことができると誤解しているのだろう。その自覚は、具体的には難しいが。まずは、多種類の机の上の書類や資料を整理するところから始めよう。まずは、今日は10センチ平方を整頓するといいと思うが、以前も開始したが、いつの間にかうず高くなっている。(笑)
 7時からは、「男はつらいよ」を昨夜に続いてみる。大学の様子が出てきて、面白いが、普通の目から見ると、異様な社会の様に見えて、笑わずにはいられない。そして「世界一貧乏な大統領の話」には、日本人論が出てきて、的をついており、面白かった。(10/11)<30304>


◇ 土曜日。松川事件を後世に継承しようとの取り組みで、「松川賞」を設定し、4部門で募集した。結局、研究・評論部門で前田さんと、読書感想文部門で室井さんに松川賞を授与することになり、また故人であっても2010年後に公刊されてものに特別賞を授与することにした(鈴木信さん、原史江さん)。その授与式であるが、その審査等の運営委員会をすることになったので、受賞者の発表と講評を行った。20代から70代まで、年齢階層は広く、この授賞を契機に、承継の活動が活発になるといいと期待する。
 大学時代の友人も、特別賞になったが、3年前に亡くなった奥さんの遺族として参加し受賞の挨拶をした。いろいろと同年代の友人たちの話もできた。第1回目が成り立つかどうか心配したが、なんとか開始ができてうれしい。今後にどうつないでいけるかが大事。地道な学習会活動や、漫画等を含むユニークな創作など、今後に期待している。(10/10)<30288>


◇ 金曜日。コープカレッジの準備、松川賞授賞式の準備等をしていましたが、午後は、生協コープふくしまの定例理事会。10月ですので、年内もあと2ヶ月半。再来年には消費税も10%ということで、業務に対する影響が懸念されます。
 朝のNHKローカルニュースで、県職員の給与に関する勧告を、知事に手渡す画像が流されました。少しタイミングずれですが、他のニュースがなかったのか、長くて恥ずかしい。それを見たコープの理事からメールが入りましたが、私も見たのは偶然ですが、他の方も偶然だったのでしょう。民放の県内ニュースにも出ていたらしいですが、チェック不能です。それと余り見たいという気分になれない。まあ、不祥事ではないので、気分的には楽ですが。(10/9)<30279>


◇ 木曜日。午前中、宮城県立美術館にヘレン・シャルフベックの展覧会を見るために仙台へ。シャルフベック(1862-1946)は、フィンランドに生きた女性画家。2012年に母国フィンランド国立アテネウム美術館が生誕150周年を記念する大回顧展が開催されたのを機に、世界的にも注目される画家の一人ということです。パリ万博の授賞作『快復期』(1888)やフィンランド移住後の『お針子(働く女性)』(1905)の代表作も展示され、自画像、静物画など、その軌跡を追っている。平日なので、あまり混んでなくゆっくり見れた。
 東北道を南下、菅生PAで買いものをして、帰宅。風が強く、スピードを上げると、風に持っていかれる。簡単な昼食を済ませ、3時からの県の会議へ。定例的な会議だが1時間ほどで終了。
 ノーベル賞文学賞の発表日だが、いつも有力視されている村上春樹氏は、今年も選ばれず。選ばれたのは、ベラルーシのアレクシェービッチ氏(作家・ジャーナリスト)。チェルノブイリの原発事故や戦史をテーマにしてきたようである。授賞理由として「現代の苦痛と、それを乗り越える勇気の記念碑のような、多様な声を集めた著作」という。
 彼女の代表作は、第二次大戦に従軍したソ連の女性兵士数百人に取材を重ね、終戦後も苦しみを続ける知られざる一面をあらわにした『戦争は女の顔をしていない』(邦訳あり)。『チェルノブイリの祈り』は、事故から10年後に住民の問題意識や感情がどのように変わってきたかをテーマにした証言集。福島に住む者としても、無関心ではいられない。こうした社会性のある文学が選ばれるのは、時代の要請なのであろう。日本でも、世界的に有名になっている村上氏に限らず、広範な文学賞候補者を発掘すべきではなかろうか。みな村上後ということだと、新たな人材のの芽を抑えることなる。(10/8)<30260>


◇ 水曜日。昼行燈のように、昼間眠いので、早く寝ようと思っても、要領が悪く、12時を過ぎてしまいます。小論の初校をPDFで作成して、送信した入り、講義の質問等に回答を書いたり(次回に配布)、その過程で気付いた改正派遣法の資料をプリントアウトしたり、またプリンターが不具合で格闘した入り、要するに要領が悪く、遅くなります。
 午後、県議会の閉会式に出ました。1時間半ほどの会議でしたが、現議員最後の本会議。11月の県議選を迎えます。この会議を最後に、出馬をしない議員もいますが、多くは再選を目指し、気もそぞろでしょうか。
 来週日曜日(18日)に開催される「ふくしま高校生社会活動コンテスト」の審査員を依頼されているが、困ったのは、審査員賞の副賞を探さなければならない。高校生が何を欲しがっているのか、検討がつかない。最近孫から「妖怪ウオッチ」や「ツムツム」など、別世界のような話が出るが、高校生も分からない。県の若い職員からアドバイスを受ける。徒歩で、商店街の文具屋に寄ってみる。ああ、検討がつかない。女子高校生が買い物しているが、聞くのも恥ずかしい。店員に、何が人気なのかと聞いたら、PLUSのプチデコラッシュ(Petit Deco Rush)。これは駄目だなと思いつつ、ひとつだけ購入。家で遊んでみる。あるいは孫へ。
 少し考え直して、探してみよう。審査より大変です。どれだけ、高校生の世界とかけ離れているかを実感。おかげさまで、4215歩の運動。
 ノーベル賞は、今日もかなと期待したら、そうはいかず。しかし、明るい話題。
 今日、安倍内閣は、第三次の組閣。福島とか、沖縄とか、大変なところは女性閣僚で対応するのかな。これが女性が輝くことか(笑)、あるいは女性が盾になるのか(笑)。市民は、あまり期待感を表明せず、淡々としている、ノーベル賞のような明るさはない。政治に期待するのは、どういう場面だろうか。(10/7)<30240>


◇ 火曜日。県の委員会の関係で、勧告を知事と議長に手渡す。行為は形式的だが、大勢の監視のもとでやっているので、肩が凝る。
 一旦、帰宅し、午後からの記者会見。いずれも短時間だが、気を使う。途中、ガソリンを入れ(初めてセルフでやってみた。)、自動車整備工場でエンジンオイルの交換(前回は4ヵ月前、5000キロ走りました。この調子だと1年1万5000キロか。)、新聞紙を資源ごみに投入(火曜日は、ポイントが2倍)という程度だが、緊張したせいか眠い。睡眠不足なのか、短時間でも神経使うのか。歳のせいか。
 楽天の今シーズン・最後の試合をパソコンのテキスト速報・一球速報で見ていたが、8回で追い着かれ、延長で大量点で逆転敗北。現役引退する選手の花を飾れなかった。やっぱり弱いのかな・・と落胆。来シーズン、何とか復帰してほしいものだ。勝手に東北の復興とダブって見ている。(10/6)<30226>


◇ 月曜日。月初めのコープの朝礼。
 午後から、福島大の非常勤・開講第1日目。1時から4時10分までの2コマ連続(社会保障法)。
 少々、早く終えて、コープの常勤役員会に間に合う。途中まで出席して、お通夜へ。
 朝刊に、行政社会学部を創設した当時の事務長の富樫さんの訃報(84歳)。改組型学部増設で、右往左往していた時代に、事務的にサポートしてもらいました。6日の告別式には行けないので、お通夜に参りました。脳梗塞で倒れて、意識不明のまま100日以上の闘病の結果だったようです。温厚な事務官。本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。(10/5)<30208>


◇ 日曜日、義母がショートスティ(ロングステイ)から帰宅しました。
 午後、友人が来て、信夫山の仮置き場の工事の話をしたら、見たいようだったので、車で同行しました。私がサンディー・ウォーキングの場所で、緑も豊かでしたが、無惨にも仮置き場づくりで、山が可哀そうでした。(10/4)<30188>


◇ 朝、7時福島駅前発のバスに乗るべく、自宅を6時20分に出発。駅まで15分くらいで行くのですが、一日単位の駐車場はなかなか取れないので、余裕を持って。2箇所は満杯なのでしたが、少し離れたところ。土日900円なので、他の700円とは若干割高。
 道の駅めぐり(第7回)。日帰りで、5か所の予定。道の駅の「喜多の郷」⇒「田沢」⇒「いいで」⇒「白い森おぐに」⇒「たかはた」です。まあ、山形の置賜地方でしょうか。2箇所は、福島から米沢経由で喜多方に行ったときに、途中の休憩をとったところなので、見覚えがあります。
 福島・会津と違って、山形置賜も、またいいところ。秋の快晴の中、紅葉には早かったが、気分良し。10月中下旬の高年齢ツアーは、この道を通ろう。その時には、真っ盛りの紅葉を期待しています。
 帰宅後、テレビで土曜恒例の「寅さんシリーズ」<男はつらいよ>。月曜日から始まる非常勤の準備をしないとと思いましたが、10時半からのラグビーを見ました。俄かラグビーフアンです。サモアを相手に、快勝しました。とても大きいので、難しいかなとも思いましたが、グイグイと力で押して、日本の力強さも感じました。いい気分で就寝ですが、講義準備は大丈夫かな。第1回だというのに。(10/3)<30181>


◇ 午前中、松川にある第二仮設住宅に参りました。ここは飯舘村からの避難者が居住しています。
 コープひろしまの皆さんが、仮設住宅にお住まいの避難者を支援するために来てくれました。コープふくしまの組合員理事さんたちが、広島名物の「お好み焼き」づくりのお手伝いをして、スムーズに何とかできました。午後からも、第1仮設住宅で行っています。トラックで調理用具を運んできましたが、岩手県、宮城県、そして福島県の仮設住宅をまわってくれました。有難い支援です。私は、午前中だけでしたが、広島の皆さんの真摯な取組みに感動しました。
 午後は、デスクワーク。夜は、ハウルの動く城のアニメ映画を楽しみました。野球も気になり、ヤクルトが勝ち、セリーグの優勝を確定しました。東北楽天は、最下位ですが、ロッテを4対3で破って、3連勝です。優勝の問題ではないのですが、歯車が回ってきました。インターネットでのテキスト速報ですが、気分がいいです。(10/2)<30168>


◇ 10月になりました。心を新たにして月を迎えました。
 10月なので、上着を変え、ネクタイをして県庁の会議に出かけましたが、県庁のクールビズは、10月末までとのこと。弁護士の先生と私だけ、ネクタイをしていました。まあ、少々、涼しいので、違和感はなかったのですが、県庁の中では浮いたかな。
 それにしても、日本は、衣替えを一斉にやる国なので、季節(気温)や天候に応じて、自分で着るものを、あまり判断していないようです。ドイツ在住の時、オーバーを着ている人もいれば、半袖の人もいる。自分で判断する文化をみて、却って驚いたが。寒くてもクールビズをやるのかな、決められた方が楽ではあるが、自分の体調を見て、自分で着るものを判断する力が、衰えるのでは・・。それにしても、いつもレストランで、相手の方が食べるものに、すぐ同調する自分は、食べることに脳味噌を使っていないこと、服も同じかなと思う。選択力の不足。
 会議終了後、3人の委員で、昼食・歓談。仕事の話よりも、それぞれの生活に関心。年代が近付くと似てくる。今日は、介護の話だったか、介護するだけでなく、どう介護されるか・・。健康の話、ドックの話・・。話はどこに飛ぶか分からないが、食後のひと時の憩いの場。
 夕方、久しぶりに飯坂温泉の日帰りの湯(介護施設と同じ施設内だが、300円。源泉掛け流し?)。月末に締めきりの小「書評」。催促もきたので、送信。立憲主義の本から、老後破産の本に変更したのだが、また約束通りの立憲主義の本。1000字程度なので、書く分量は少ない。これはこれで締めておこう。老後破産は、他の本も読んでみたいので、大事にとっておきたい。
 東北楽天の新監督に梨田氏が決まったようだ。ほぼラストなので、残り試合が重たいが、優勝決定しているソフトバンクに、福岡で2連勝。残る試合を、全力でこなして、来季に期待をつなぎたい。それにしても、大変な時期に受け継いだ大久保監督、2軍の若手をどんどん登場させて、大きな役割を果たしたと思う。成果が上がらないときの指導者の苦悩に同情する。(10/1)<30154>



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