2003年３月の日記

◆　２００3年３月２２・２３日　「鎌倉旅行」　

　まず２２日。
　参加者は、暁熊姉ちゃん、ミチヨバンビさん、亜月猫さん、いつき白ねずみさん、泉の５名。
　この季節なら梅が綺麗らしい、と言うバンビさんの案内で、梅が綺麗なお寺（瑞泉寺？）へバスに乗ってGO。
　梅と水仙が綺麗でした（写真は携帯で撮ったので全然アレですが、まあ賑やかしに）。

　

　紅梅　　

　白梅　　

　水仙

　しかし実は、皆の注目を集めたのは、花よりもリス。リスが全然警戒しないで近くの木にいて、お菓子をあげると寄って来る。観光目玉のひとつなのか、リスは鎌倉のあちこちでみかけました。餌とかちゃんとあげてるみたいです。
　リスの写真も撮ったけど、携帯じゃやっぱ無理です。対象物が動くのはダメですね。寄ると逃げるし。

　しかしこの日の鎌倉は、とても寒かったです。
　震えながらまたバスに乗って、途中で降りて近くのお寺を見る。
　お寺の名前は覚えてません……靴を脱いで本堂に上がったら、とても寒かったです……。

　その後小町通りで、バンビさんのお母さんおすすめの蕎麦屋で遅いお昼。
　美味しい蕎麦なので冷たい方がおすすめ、と書いてあって迷うけど、寒さに耐えかねて暖かいのにする。天ぷら蕎麦、美味しかったです。

　電車で北鎌倉に移動して、またお寺（多分明月院）見学。
　あじさいが有名なお寺らしいけど、今はちょっと寂しい。でも竹林とか、静かな緑に和みます。

　また冷えた身体を温めるべくお茶屋さんに入って、ぜんざい等食べてまったり。

　ここでバンビさんとお別れして、鎌倉に戻って夕食。
　もんじゃ焼きと鉄板焼きを皆でつつきました。
　実は私はもんじゃ焼きって初めて食べたのですが、ちょっと変わった味（梅味？）のを食べたので、今度は普通のソース味にも挑戦したいです。美味しかったけど。
　鎌倉の町は７時になるとお店が閉まってしまうので、食べたらもう解散。

　実は泊まりの予定は、白ねずみさんと私の二人だけなのです。
　二人で宿へ行った後は、特にする事も無いし、テレビは有料だし、お風呂に入って少しお話して１１時頃就寝。大変健康的です。

　翌日２３日。
　この日参加予定だったお姉さん達が都合により不参加との事で、とりあえずねずみさんと二人で鶴岡八幡宮へ。前日とはうって変わって良いお天気。
　ねずみさんは、一応花見の予定だったのがどうしても心残りらしく、
「桜ってある日いきなり咲いたりするからさ、今日凄く暑くなったら一枝くらい咲かないかな」
とか夕べからずっと言っている。
　若宮大通りのソメイヨシノはまだ蕾だけど、ほんのりピンクの枝もある。
「じゃあこの辺の枝が午後には咲くかもって事で、今は咲いてない証拠を撮っておこう」
と記念撮影。
　頑張れ、と気を送りながら歩くけど、正直２週間後にもう１度来た方が早いと思う。
泉　　　「同じ服着て、同じ場所で写真撮ればいいんじゃないの？」
ねずみ「ああ、デジカメの日付修正して」
泉　　　「そう。そいで、鎌倉で奇跡が起こりました！」
　それは奇跡じゃなくて、単に詐欺……。山桜とかは綺麗に咲いてました。

　八幡宮の前で、熊さんと合流。熊さんは現地添乗員として２日共来てくれたのだけど、昨日寒かったせいで引きかけてた風邪が悪化した模様。
「まあ折角来たから、銭洗弁天で銭洗って帰る」
と言う発言の元、まずは目の前の八幡宮をさくっと見物。

　ついで弁天様に、行く前に昼食にしようと言う事で通りかかった雰囲気の良いお店へ。
　季節の料理と自慢の十割蕎麦に甘味まで付いて、３５００円の小懐石。
　お座敷でまったり食べれて、良かったです。

　銭洗弁天は結構遠くて坂の上にあって、ちょっと息切れしました。
　倍になるんだか３倍になるんだか、有り難い泉で念入りに銭を洗うんだけど、なんだか物足りない。
泉　　　「これ、何か水に入れておいて洗ったお金が綺麗になるようにするとかすればいいのに」
ねずみ「お酢とかレモンとか？」
泉　　　「入れた途端、見る間にお金が綺麗に！ってなんか良さそうじゃない」
熊　　　「おいおい、清めるってそういう事か？不浄を洗い落とすってそういう事かよ！」
ねずみ「でも昔の人だったらそれで信じたかもね。今はもう薬品って分かっちゃうけど」
　…………。
　更に弁天様のお使い白へび様のいるお茶屋で、「白へびって、要するにアルビノなんだよね？」とか言いながらおはぎをつつく。

　何だか昨日から和菓子ばっかり食べているから、町へ降りてクレープででも食べようという事になり、また小町通りへ。

　

　途中のお寺にいた猫　　

　満開の雪柳

　ガイドブックにも載っていたお店でクレープを食す。クリームチーズラム酒にバニラアイス乗せ。美味しかったです。

　風邪の割にはいろいろ食べた熊姉さんとお別れして、ねずみさんと二人でもう一つぐらいお寺を見ましょうと歩く。

　行ったのは、　八幡宮の更に上にある建長寺。
　適当に入ったのが悪かったのか、なんだか修繕工事中で、ところどころ工事のコーンがあったり柵があったり、綺麗な筈のお庭の池の水が抜かれていたりで正直がっかり。３００円払って入ってるし、何か見るべきモノはないかとぐるぐるする二人の目に入ったのが、「展望台へ」と言う看板と、山道に作られたもの凄く急な石段。
「……折角だし、昇ってみる？」
　と言う訳で、延々続く石段を登る。このお寺、日本で最初の禅宗寺院だそうで、「さすが修行って感じだね」とふうふう言いながら昇る。
　昇った先は、確かに絶景でした。昇った甲斐はあったと思います。

　

　鎌倉の町を一望。　

　海も見えました。

　しかしここで、「来た道をそのまま戻るのもアレじゃない？」とねずみさんが言い出す。
　実は今昇った道は別なお寺に続くハイキングコースの一部。まともにハイキングコースを歩くと２時間の道だけど、もう少し行った先から町中に降りる道があるらしい。

　ハイキングコース、要するに踏み固められた山道でした。下草も刈ってあるし落ち葉も掃いてあるけど、木の根っこ満載の山道。
　多分２人の内どっちかがヒールの靴を履いてたり、歩きにくそうにしてたら素直に戻ったと思うんですよね。でもこれが２人とも田舎育ちで、そこそこの足取りで進むんですよ。
「これ、観光客の女の子２人が、こんな格好で歩く道じゃないんじゃないのかな？」
　とか言いながら歩く２人は、軽くランナーズハイになってた気がします。
　お寺に入ったのが４時過ぎ、山を下りてきたのは５時半過ぎでした。

　バスを利用して町に戻って、若宮大通りの桜が咲いていない事を確認（苦笑）。
　後は小町通りをぶらぶらして、麩饅頭、おせんべい、麦粉餅等を食べながらお土産を物色。
　更に何故か駅前のスーパーの２階のパン屋で半額になったパンを買い込み、偶然見つけた修道院のクッキーも買い、なかなかご満悦。
泉　　　「なんか、妙な充実感があるんだけどなんでかな？」
ねずみ「やっぱり、歩いたからだと思うよ」
　と言う訳で、予想外に体力を消耗したけれど、大変に楽しい旅でした。
　鎌倉、初めて行ったのだけどまだまだ見る所たくさん有りそうで、また行ってみたいと思える町であります。

旅行の後遺症。
　実は山を降りてる途中で「やばいかも」と思ったんですよね。なんか、右膝のあたりに違和感が……。でもまあ、その時は平気だったのですが。
　案の定、家に着く頃にどんどん痛くなって、眠る頃には普通に歩くのもちょっと困難。
　一晩眠って起きたら全然平気な気がしたのですが、階段の昇り折りの時にちょっと痛んで、会社から帰る頃にはまた軽くびっこを引く感じ……。
　旦那の見立てでは、多分山道を歩いた衝撃で右膝の半月版がずれて、軽い炎症を起こしているんじゃないかとの事。まあ伸ばした状態でじっとしてれば治るので、も一晩眠って起きたらほとんど治った感じです。
　まあ、これだけ普段運動不足の人があれだけ歩いたんだから、そのくらいの故障は有るでしょう。
　むしろそれ以外は全然平気なので、御の字でないかと思うのでした。