日 記(備忘録)

(2016年5月)


<今野順夫の部屋>

◇ 5月も最終日。新年度になって2カ月が過ぎた。
 特別の外での用事もないので、宅勤。午後にリサイクル資源を出し、整骨院に行き、ガソリンスタンドでガソリンの充填。
 夜はプロ野球の交流戦のテレビ観戦。東北楽天は阪神を9対1で破る。ルーキーの活躍で、夢を見せてもらう。このまま続くわけはないが、頑張ってほしい。
 妻に来た電話の相手方の名前を確認できず、我ながら認知症を気にする。電話は苦手。最初に、「***ですが」と言われて、知り合いだと反応できるが、すぐに思い出さないまま伝言頼まれてしまうと、後でパニック。事務的に、名前を再度確認すればいいのだが、失礼になるような気がして、ついついうる覚えで伝言。間違いで失敗。若い時と異なり、さっと言われた名前を記憶する能力の衰えを自覚。仕方ないね。ただ、他人に迷惑をかけるのはいけない。反省の日。(5/31)<33776>


◇ 5月も残すところあと1日となった。
 昨日の日曜日は、いつも届けてもらっている佐々木牛乳が、あづま運動公園近くにカフェを開いたというので、午後、覗きに行ってきた。当然、ソフトクリーム、特徴はわさび入りのソフトクリームで、美味。フェースブックで、開店を紹介されていたので、思い立って行ってきました。牛乳が自家生産なので、新鮮で、それが美味しさを引き立ってているのか。ワサビとのコラボレーションも面白い。
 月曜日の今日は、会津短大での講義。戻ってきてコープ常任役員会。1日が終わるのは早い。
 新聞の切り抜きをやっていたら、昨日の朝日新聞に「消える熱帯林 日本へ輸出 マレーシア・サラワク州」の見出し。ふとマレーシアの森林伐採の調査の直後(帰国後)、デング熱で急逝した最も信頼できる先輩の珠玖さんを思い出し、フェースブックに以下のように書き込み。
 「一日遅れで新聞(朝日新聞)を切り抜きしてたら、「消える熱帯林 日本へ輸出 マレーシア・サラワク州」との見出しが飛び込む。
 突然、福島大学経済学部の国際経済論教授だった故・珠玖拓治さんを思い出す。1週間の森林伐採の現地調査にマレーシアに出かけ、帰国直後、急死した先輩である。47歳だつた。死因はデング熱。
 本当に命をかけた研究だったが、日本の責任を痛切に感じての研究旅行だった。
 珠玖さんは私の大学院時代からの先輩で、公私ともに世話になった。偶然、福島大学で一緒になったが、三学部バラバラをなんとか研究レベルで協働関係を確立すべく学部を超えた研究会を作ったのが懐かしい。1990年に珠玖さんが亡くなり、最近、臼井さんが亡くなり、北村寧さんが亡くなり、次々に世話人はなくなった。
 新聞の切り抜きをしながら、30年前を思い出し、研究の協働の大切さを感じている。」と。(5/30)<33751>


◇ 土曜日。午前中に、久しぶりの整骨院へ。先生からも、良くなっているが自然に治るのには時間がかかるので、偶に来院するのが良いと言われた。そうするつもり。痛みは和らいだが、首を左に傾げると、左腕に痛みが走る。首のところの神経が原因との見立て。
 帰りしな、コープの店によって、先週、叔母を見舞った時の写真のプリントアウト。パソコン利用者ではないので、プリントアウトが必要。手紙で送る予定。
 午後、松川事件の松川資料を世界記憶遺産に登録しようとの運動のための学習会に参加。30名ほどの参加だが、資料収集・整理に尽力されている伊部先生の話。諏訪メモを中心とした話だが、リアルな話なので勉強になった。参加者の高齢化はいつものようであるが、若い方々に参加してもらうための工夫が、特に必要と感ずる
 夜は、映画「railway」を観る。5月もわずかになった。夏休みに入った直後の孫たちとの旅行、まずはホテルを予約した。楽しみだ。(5/28)<33724>


◇ 金曜日。午後の会議の前に、散髪と銀行と本屋に回りました。
 午後、福島市内のトラック協会の会議場での「第4回 トラック輸送における取引環境・労働時間改善福島県協議会」に出席してきました。厚労省(労働局)と国土交通省(運輸局)のジョイントの企画で、荷主企業、貨物運送事業者等が参加して、長時間労働とされるトラック輸送の改善を、パイロット事業を立ち上げながら、解決の方途を探る会議。学識経験者(?)として、座長とされてしまいましたが、現場の状況を良く知らないので、勉強の機会と思っています。
 短時間ですが、活発なご意見をいただき、座長(議長)としては助かりました。帰り近くのパン屋「グリム」によって、わずかですが美味しそうなパンを購入。
 帰ってテレビをつけると、オバマ大統領の広島訪問の実況中継。テレビに釘付け。謝罪などを求める声はあるが、その責任を明確にするよりも、未来志向的で、不幸な歴史から核兵器ゼロへの決意を再度述べている。大統領の任期終了近いが、現職が慰霊をすることは重要なのだろうと思う。アメリカ国内へのリアクションをいろいろ考えざるを得ない時期に、広島訪問を実現できたのはよかったと思う。舛添知事の記者会見が霞んでしまった感じである。
 珍しく東北楽天のテレビ中継。ホームなのか、温かい応援のお陰か、3対2で日本ハムに薄氷を踏む思いの勝利。打撃に力強さはないが、とにかく勝ちに拘る試合で連勝が欲しい。テレビで映画「ソロモンの偽証」(後編)を見る。設定が特殊だが、中学生の純粋さを見る。(5/27)<33715>


◇ 木曜日。午前中は、県の委員会の定例会。いろいろ世話をしてくれるNさんが、熊本支援で派遣されているので、不在。事務局は、いろいろと多忙だが、委員会の方は課題が少ない。季節的な繁閑がある。
 午後、近くで、国際交流協会の理事会があるので、自宅に戻らないで、県庁内の食堂で420円の定食。家庭的なイモの煮っ転がしで美味しい。県庁内は、弁当持参の方と、多数入り込んでいる業者の弁当、そして職員食堂なのだろうけど、食堂はそれほど混んでいない。時間調整で、県庁脇の公園で一休み。福島のお城の片鱗があるが、なかなか歴史的位置づけが理解できていない。
 1時半からの理事会は、昨年度の総括と評議員会へ向けての準備。議題が終わってから、残った時間で自由に話してもらうと活発になる。終了後、専務・事務局長と歓談して、帰宅。
 夜は、映画館(フォーラム福島)の20時25分からのレイトショー。映画「殿、利息でござる」を見に行く。仙台藩吉岡の宿場の実話らしいので、面白い。帰宅すると11時頃。地域づくりの担い手には必見の映画だという。(5/26)<33702>


◇ 昨日の火曜日は、水曜日に予定されている講義の準備と講演の準備。短時間、コープ本部に訪ねて以外、ほとんど自宅。妻の仕事の故、夕食用の惣菜を買ってくる。花粉症か、鼻水が止まらない。話題にはなったが、見ることがなかった「失楽園」をテレビで見る。亡くなった北村さんが、あまり面白くなかったとの評で期待はしていなかったが、彼と同様の感想。

 水曜日、市内短大での授業。午前と午後の1コマずつ。50分の昼食休憩時間中に、学生の出欠確認用の提出物を見て、約50人の本日の出席者の確認。毎回、出欠確認して教務に届けるので、会津の短大よりも厳しいし、休憩は十分にはとれない。コンビニで買ったおにぎり2個とペットボトルの昼食。お茶を入れようとは思うが、聞ける人もいないし、面倒なのでペットボトルで済ませることになる。最後の講義は、わずか時間をとって、出欠確認票に感想や質問を書いてもらっているが、講義が終わったと誤解してか、次の時間の講義の学生が入ってくるので、びっくり。注意をしたが、あまりその意味が理解してもらえなかった。前の映画の観客が帰らないうちに、次の映画の観客が入ってくるようなものと思うが、これも、「郷に入れば郷に従え」かもしれない。

 先日(5月9日)、買い替えたばかりのスマホの充電器。今朝、また通電しなくなった。保証期間中なので、帰りにドコモショップに寄る。30分待てと言われたが、何か不良品を売られた気がして、文句を言ったら、早めの対応。結局、修理に出すので、代替器を借りた。どうも今日は、新聞の運勢欄にあるように、うまくいかない。

 自宅にいったん戻って、4時半過ぎに音楽堂へ。ふくしま復興支援フォーラムでお世話になった田中先生からの依頼で、日本産業衛生学会の温熱環境研究会での報告。「原発被災からの復興の現状と課題〜再生エネルギー問題を含めて〜」と題しての特別講演。40分程度の話だが、30人ほどか、どれだけ伝えることができたか。謝礼を断っていたら、田中先生が40年来手掛けている陶芸の作品、大きなお茶碗を頂いた。どのくらいの価値があるか、素人には分からないが、大切に使わせてもらおう。夕食後、テレビで映画「序の舞」、そして「クレーマー・クレーマー」の後半部分を見る。日米首脳の共同記者会見も。(5/25)<33691>


◇ 月曜日。会津短大での講義のため、10時ころ出発。最高気温32度の予測であるが、左腕の痛みもほぼ消え、普通の状態の有り難さを痛感。磐梯山も雲に遮られることなく、雄姿を見せる。

 講義前、遠近両用の眼鏡のフレームの小さなネジが外れたが、優しい女子職員のお陰で無事クリア。講義以外など、普段はあまり使用しないが、以前も短大の事務で治してもらった。偶然は重なったが、親切な職員がいることを眼鏡は知っているのか。
 公的扶助論(生活保護)の講義だが、7月の選挙は、全員選挙権を持っているので、選挙に行くことの大事さを話したら、それなりに自覚的な反応。離れた県外の実家に住民票を置いているので、困ったなという感想も。若者の投票率の低さを政治意識の低さで理由付けするが、そうした居住環境や、広報が届いていないのではないかとも思う。

 急いで帰って、コープの常任役員会へ。終了後、整骨院に寄ったが、ほぼ治ったかなと感ずる。少し、時間をおいて通うことにする。
 仙台の友人から、元松川事件対策協議会の小田島さんが所有していた資料を受け入れる用意があるかとのご遺族からの打診。しかるべきところに検討を依頼をしたが、懐かしい名前。大学に入りたての頃、松川だけでなく冤罪の話を聞く機会があった。その後、松山事件の現地調査に参加させてもらったが、見るからに頼もしい、冤罪を許さない闘士の風貌であった。あるとき、成人式の晴れ着を着た娘さんと街を歩いている姿を見て、何か家族の温かさを感じた。冤罪事件の救援という仕事も、家族にとっては大変なんだろうなと推測した。何か、そうした記憶が蘇る。(5/23)<33665>


◇ 日曜日。昨日の東京日帰りの旅は、くたびれました。そのせいか、眠気が抜けません。
 月曜日の一コマ、水曜日の2コマの非常勤講義の準備は、いつも日曜日の気がかりです。そして水曜日は、自然系の学会での震災関連の講演を依頼されているので、その準備も急がなければなりません。30分ほどの短い時間ですが、自然系のきびきびした運営についていけるか、心配です。
 テレビで大相撲、大河ドラマ「真田丸」、そして予定していなかったNHKスペシャル「人生の終(しま)い方」をついつい見てしまった。身につまされる。何か準備をするというのではなく、今のひと時を、精一杯生きるしかないかなとも思う。若いお父さんの小さな子供を残していく映像には、心が乱れる。孫たちの年代と同じだからなのだろうか。健気な子どもたちに、幸福な道が開けるように祈りたい。(5/22)<33640>


◇ 土曜日。午後から東京・新宿で「女川に元気を送る会」(改称「女川元気会」)の総会に出席の予定でしたので、午前中の時間を使い、叔母(実母の妹、88歳)を介護保険施設に見舞う。久しぶりにお会いしました。震災後初めてです。
 朝7時前に自宅を出て、駅前の駐車場を探して、7時39分発の新幹線。JR蒲田駅から従姉のさえ子さんに案内してもらって、施設に着きました。病院からこの施設に移ってからまだ1週間だそうですが、車椅子でしたが、考えていたよりも元気でよかったです。昔話に花が咲き、11時過ぎにお暇しました。

 蒲田駅から新宿へ。新宿駅の発車の音楽は、「蒲田行進曲」。福島駅と同じように快い。何度か言ったことのある会場(パーKホテル)ですが、いつも新宿の南口を探すのに苦労します。徒歩でホテルへ。50人ほどの会員が集まりましたが、平均年齢70歳くらいでしょうか。元気で、故郷思いの方々です。(私は、何もしないが「顧問」です。先輩をさしおいて)
 竹浦の鈴木成夫さんの講演と須田町長の講演です。故郷の現状が良く分かりました。同じホテルでの懇親会、初参加のKさんの乾杯の音頭。最年少ですが40代後半。高齢集団です。今は亡き、私の兄や姉の知り合いが多く、直に知らなくても、また新しい発見があります。
 二次会は、新宿駅で。東京からの新幹線の時間を気にしながら早退しましたが、結局、数分遅れで、50分ほど待って最終新幹線。福島駅の到着は23時21分。車を取って、12時に近い帰還です。一日、東京デーでしたが、天気も良く、気持ちが良かった。いつか叔母のところに行かなけばと気になっていましたが、実現できました。(5/21)<33634>


◇ 金曜日。毎月定例のコープふくしま定例理事会。1月後に迫った総代会の議案などの準備が主でした。この総代会を機に、退任される方もおり、少し寂しい感じがします。定年後の新たな分野での仕事、何よりも今まで付き合ってきた方々と異なるのも新鮮。非常勤でもあり、なかなか「本務」とはいえない。定年後は、すべてが「非常勤」。非正規雇用の気分も味わっています。待遇はともかく、今の社会は非常勤で支えられていることを自覚しています。私のように、「常勤職」を終えて、第2の職場である場合と、最初から非常勤というのは、かなり違う。日本の活力を発揮するためにも、若い方々の非正規から正規へは、重要な課題。
 今週最後の整骨院へ。帰途、土産のお菓子を購入。大相撲の全勝同士の対決、白鳳対稀勢の里。惜しくも白鳳の勝利。勝負への執念が勝ったか。諦めないで、後2日間、頑張ってほしい。なかなか日本人横綱の実現は難しい。映画「ソロモンの偽証」を観る。結構、面白かった。(5/20)<33614>


◇ 木曜日。当初、予定されていた会議等はなかったが、11時からの告別式に列席。コープふくしまの元常務理事の安藤さんで、私が理事に参加したときに短い期間、同席したはずだが、個人的な思い出はない。しかし、今の執行部の体制を作り上げた方だ。
 4月末に、病気がわかり入院したが3週間後に亡くなった。66歳、本人も信じがたいと思うが、3人の娘さん、そして小さなお孫さんのお別れの言葉は、思い余った痛切な叫びで、本当に悲しい。ご冥福を祈ります。(5/19)<33597>


◇ 今日、水曜日。午前午後と桜の聖母短大の非常勤。1年生向けの「労働法制と人権」、午後から2年生向けの「法学A」=刑法の話をしてきました。急に暑くなってきて、学生も睡魔を抑えるのが大変そう。
 2時半には終わったので、その足で整骨院へ。大分、よくなりました。コープ本部に寄ったら、仙台の弁護士のM氏が所用で見えていたので、夕食を共にすることにして、帰宅後、飲食店へ。屈託ない中高年男の話し合い。話題は尽きません。
 楽天は、昨日・秋田で、今日・盛岡で、みちのくホームゲームですが、目も当てられない大敗。ついに文字通り最下位に転落。どうしたのかな。実力なのか、もう少し精神的な面か、苦しい時期なのかもしれないが、頑張ってほしい。福島では、巨人が試合。(5/18)<33577>


◇ 仙台での東北・北海道地区の委員長・事務局長協議会。駅のホームで待ち合わせて、仙台の宮城県庁へ。時間の隙間で、同じ建物内にある宮城県の民俗資料館(?)を覗く。総務省の担当官の講演(地方公務員の給与)を聴き、議案審議とともに、各道県からの提起による協議。今回は、障がい者の採用問題と退職後の再就職後にかかわる諸問題。同じような体制だが、それぞれおかれた環境も異なり、対応が微妙に異なる。
 新幹線で戻ってきて、そのまま整骨院へ。殆ど完治に近いと思うが、左に首を傾げると、左腕に痛みが走る。首のところの神経が主因と思われる。1月に尿路結石、4月に首と腕の痛み(神経)、ピロリ菌検査と、今年になって病気の頻度が高くなってきた。なんとか何もなく、これ以上、具合悪くならないよう過ごしたいものだ。
 娘の誕生日、何もできないが、誕生してからの年数を振り返る。(5/17)<33565>


◇ 月曜日の開始。早朝、朝の9時からのコープふくしま本部職員の朝礼。まず理事長の挨拶から始まるので、何を話すか、頭を痛める。
 コープから直接、会津若松へ。会津短大での非常勤。昨夜はあまり眠れなかったせいか、磐越道は睡魔との闘い。五百川PAで、朝からの仮眠。すっきりして短大へ。
 帰途も、睡魔に襲われ、磐梯山SAで仮眠。4時からのコープふくしまの常任役員会へ滑り込み。6時半ころまでの会議を経て、帰宅前に整骨院へ。
 9時からの「BS日本 こころの歌」コーラスグループFORESTA。偶然、この番組を見たが、それ以後月曜日9時からの定番。心に響く。(5/16)<33540>


◇ 日曜日。福島医大で開催される「NPO精神疾患死後脳・DNAバンク運営委員会総会」に参加。審議委員としての出席である。精神疾患は特に理解困難な面があるが、この分野での研究推進が、病気で悩む方々に希望を与えるものであればいい。
 午後、安保法関係の講演会に参加。東大の高橋哲也教授の講演、さらに地元弁護士の倉持恵さんの「子どもの貧困」の講演。現状を鋭く分析していて、勉強になった。帰宅後、また東北楽天戦をネットで追っていたが、結局11回裏、松井の登板で抑えきれず、また9対8のサヨナラ負け。またそうなるかなと心配しているとそうなる。う〜ん。(5/15)<33529>


◇ 昨日の金曜日。朝からコープふくしまの監事会。6月の総代会に向け、監事の方々が検査し、意見をいただく機会。最初の挨拶の後、具体的な詳細な検討の時間は、退席して、午後の再開してからの総括会議に出席。その間は、自動車整備工場に行き、預かっていた夏用タイヤに交換してもらった。会津に行く機会があるので、スタッドレスタイヤが急遽必要になることを懸念して、ゴールデンウィーク後になってしまった。例年、連休に入る直前だったかなと思う。整備工場の社長からゴールデンウィークの旅行のお土産、知恩院の香をいただく。
 監事会後、整骨院に寄って治療を受け、一旦帰宅。6時から料亭で開かれる高齢者知人との懇親会。12名の懇親会。新たな出会いもあった。私の同じころの大学院での知人がゼミの指導教授だったという弁護士さんも来ており、偶然、いろいろお話もできた。貰ったウナギのかば焼きは、妻へのお土産。

 土曜日の今日、招待券をいただいていた女川復興を扱った映画「サンマとカタール」を見に、仙台へ(11時から)。近々、また仙台での用事(公務)もあり、今日は高速バス(往復1900円)で。桜井薬局セントラルホールという小さな映画館。探すのに少し手間取ったが、辿り着く。7〜80名の座席(福島のフォーラムより小さめ)、20人ほどの観客がいたが、女川に関心を持つ人だろうが、知っている顔はいなかった。女川の被災と住民の復興への動きが感動的にまとめられている。たまに、昔の女川の街の写真も入るので懐かしい。
 こうした住民本位で、支援を受けながら自立しようとしている映画なので、段階は違うが、福島の方々にも見ていただこうと企画しつつあるが、少し慎重にならざるを得ないなとの感想。福島では原発事故以来、原発に依存しない地域社会をつくろうとし、それゆえに再稼働に大きな懸念を持っている住民が多い。女川原発が事故寸前で助かったことは周知の事実だし、付近住民も津波被害を避けるために原発内に避難して世話を受けたことは事実だが、映画の住民主体の復興の動きの中に原発の再稼働の動きが出てくることに、違和感を感じた。私も関わった女川の復興計画では、原発の是非問題に触れることは、住民意識の大きな分裂がある中で、棚上げにして議論したことは事実。そうでなければ、計画は四分五裂になっただろう。現地では、いつまでも慎重に触れないわけにはいかないかもしれないが、いろいろ評価されている町長も、エネルギー源の関係や、CO2の関連から肯定的発言をしているのは、隣の福島県の実情を熟知しているのか、残念な気がした。
 映画の作品またテーマソングも、感動的であり、多くの国民に見てもらい、女川を知り、多くの方々に来てもらいたいと思っていたが、躊躇するのではないかと残念。何よりも、ストーリーの中での位置づけが不明。商店街や産業再生の動きが中心だが、子どもたちの動き(女川いのちの石碑、1000年後のいのちを守るプロジェクト)や、NPOカタリバの動きなど、もっと子どもたちの目線も欲しかったとも思う。
 福島に住むと、原発事故が過去のことになりつつある動きに押されてるが、いまだに9万人以上の避難者がおり、故郷に戻る条件ができていない現状をみると、簡単には忘れ去られることはできない。映画が始まる前の予告編で、映画「大地を受け継ぐ」があり、原発事故の被害で、発電所から100キロ近い地の農民の自殺問題を取りあげていたが。映画館の外に出ると、青葉まつりのスズメおどりのパレード。賑やかだが、そそくさと昼食も仙台で食べず、高速バスに乗り込んだ。
 午後2時からテレビ中継していた東北楽天とロッテ戦。延長10回、12対13で楽天敗北。少々、不機嫌。今日は整骨院に行けなかったが、左の腕の痛み(首のところの神経が原因)は、和らぎながら全治まではいかず、絞められるような痛み。そして指の痺れ。何か、意気消沈の土曜日も終了。(5/14)<33515>


◇  昨日の水曜日は、市内の短大での非常勤の講義。10時40分から、昼休みを挟んで、14時30分まで。昼休みは50分なので、コンビニでおにぎりを2個買って、ペットボトルを持参。毎回、その日の講義の出欠状況を事務に提出しなければならないので、提出された質問票などをチェックして、昼食の時間も余裕はありません。近年、どこでも講義内容よりも出欠重視で、文部行政の影響でしょうか。
 仙台在住の女川の同級生が、先日ご主人がなくなった女川の同級生のお宅(福島市内)に、線香あげに来ているというので、訪ねることにしました。3時ころから5時ころまで、3人で女川の話。昔の話で盛り上がりました。少しでも気が紛れて、元気になってくれればと思いいますが、元気に、前向きに過ごしているので、ひとまずはホッとしました。仙台在住の同級生を、高速バスの県庁停留場まで送って、帰宅。帰宅後、思い出して、整骨院へ。

 今日の木曜日。コープふくしまの相馬の委員会で、「社会保障の話」をすることを頼まれていたので、朝8時過ぎに出発。10時からの会合に、何とか間に合いました。しかし、国道115号線は、くねくねした道で、どうしても左手を使わざるを得ず、左方向にハンドルを取るたびに、痛さで大変。まだ治っていない。何とか、辿り着きましたが、60キロの道路ですが、難路と実感。浜通りの方々が、福島よりも宮城・仙台に向かう気持ちがわかります。ようやく震災復興で、道路の整備をしていますが、道路行政の遅れの問題と思います。学習会の2時間は、あっという間ですが、福島で開催しているコープカレッジの3回分のレジュメを使い、ポイント的に解説。7名の出席者ですが、熱心な方々ばかりでした。手作りの昼食をいただき、帰ってきました。帰り道も、腕の痛さが継続、そして眠いので、アイスクリーム屋の駐車場で、しばしの仮眠。
 3時ころの帰宅後、少し休みましたが、鼾をかいていたと妻に言われ、疲れが溜まったかなと思います。(前日の夜に行う5種類の話の準備がきつかったかなと思います。)いつもの整骨院で処置をしてもらいました。夜は、珍しく東北楽天と西武のテレビ中継(仙台)、結局、8回裏の2安打で4得点、4対0で昨日に続く楽天の勝利。気分はよし。(5/12)<33484>


◇ 火曜日。短大の「現代社会論」講義。オムニバスで、私は法について3コマ担当。3回目の最後なのだが、受講生が181人(1年生必修)。A3両面のレジュメを印刷するとこから仕事だが、印刷室のコピー機械が、途中で停止。トナーを補充しなさいということだが、それが見つからない。近くにいた先生に聞いて、事務職員が来てくれたが、結局、そのトナーはない。業者に連絡することになるらしいが、急遽、事務のコピー機械で対応、時間が来てしまい、教室に行き、後で資料を届けてもらった。これは非常勤の時だけでないが、トナーがなくなったと遭遇する確率は高い感がする。コピー機械は、いつかトナーも切れるが、いつもそんなことはないように動く。私の時だけ遭遇するというのは、僻み根性か。
 終了後、コープに寄って、県の団体の方が来られて学習会(こども食堂)をするというので、挨拶と思っていたが、間に合わず失礼をした。午後3時からの福島大の退職者の会(私が会長)の役員会。皆さん、元気に退職後の生活を送っている。活動報告が忘年会と慶弔のことだけから、脱却する必要がある。6月11日には、今年度の総会を行う。帰途、整骨院によって処置。大分良くなってきたが、もう少し。(5/10)<33456>


◇ 連休明けの月曜日。連休後半の5日で連休終わりと思っていたら、昨日の8日までが連休らしい。10日間かな。国際空港での帰国ラッシュらしく、私にはあまり縁がないなと感ずる。いずれにしろ、今日は全国的に連休明けだろう。
 月曜日は、会津若松へ。自宅から1時間走ると磐梯山サービスエリア。何度も通っていると、近く感ずるのも不思議。左腕は、行きは痛みはなかったが、帰りは痛い。そのせいか、眠気を妨害する刺激剤(?)。早めに出たので、携帯電話の充電器が通電しないので、テスターでやってもらおうと携帯電話屋に寄ったが、対応してくれたのが、研修生。結局は、新しいのを買ってきた。
 コープの常任役員会に出て、閉店(院)間際の整骨院へ。申し訳ないが最後の患者。大分良くなったようには感ずるが、もうしばらく我慢するしかない。(5/9)<33435>


◇ 日曜日。母の日である。当初、東京の美術館の入館券を2枚いただいていたので、2人で東京に行く予定だった。しかし、母の日で、娘たちから花など届くと、困ったなと、予定を土曜日に前倒しして、妻だけ一人、東京へ。
 花を送ってしまったかと問い合わせてみたら、届くはずとの返事。長女と孫3人は新幹線で、次女も車で来ることになった。今朝の仕事を終了してからである。12時前に全員集合。結局、昼食は、本宮のアサヒビール苑で、焼き肉を食べること。1台の車に乗り切れないので、2台に分乗してレストランへ。焼き肉もさることながら、食べ放題のアイスクリームが大人気。楽しんで、3時過ぎの帰宅。
 自宅で遊び、6時前に次女の車で帰って行った。近くの公園で田んぼを見るのは珍しいらしく、これが「田舎」と孫たちの話し合い。孫たちもだんだん大きくなり、一家来襲のフィーバーは、だんだん落ち着いてきた。みんな大人になりつつある。それに反して、こちらは、腕が痛いとか、対照的。
 忙しい連日の翌週が待っているが、何とか体調を回復して、5月を満喫したいものだ。祈りつつ。(5/8)<33420>


◇ 連休終了後の土曜日。主治医の関係で、4週間毎の定期診察の予約は、火曜日から土曜日に変更となった。いつもの血液検査は、数値が0.1減って、標準値に一歩近づいたが、まだまだ道遠し。2週間前ほどに行ったピロリ菌検査の結果が出て、結果は陽性。除菌のための薬を飲むことになった。1週間飲んで、しばらくして検査、ダメなら再度ということになるらしい。まあいろいろな病気はあるもので、何か興味津々。初体験だが。
 時間が空いたので、昼前に整骨院へ。とにかく緩慢に緩和しているので、しばらく続けざる得ない。個人経営なので、苦に感じない。もう少しかなと自己判断しているが、まだだろう。焦るまい。
 コープ本部で昼食を取り、午後の松川資料記憶遺産登録の取り組みのため、福島在住の共同世話人の打ち合わせ。来月に全国からも集まって、世話人会を開く。東京の黒田清輝展をみて福島駅に着く妻と落ち合い、帰宅。
 「釣りバカ日誌」などをみて、今日は終了。(5/7)<33416>


◇ 連休明け。昼前に整骨院に行っただけだが、整骨院の先生は、家族で女川まで行ったようだ。治療を受けているときに、女川の話をしたからなのだろうか。
 私にとっては、空襲を受けたような最初の映像と比較すると、随分、復興したとも思えるが、震災前に行った人にとっては、まだ駅前だけですねという感じ。客観的には、そうなのだろう。午後8時からのNHK総合は、女川の5年についてスペシャル番組。もう少し、総合的なものかと思ったら、女川FMに限られたようだ。
 最初の復興計画は8年計画だったが、その時も、長すぎて女川には留まれないとの話が多かった。それが町を離れる人の比率が全県一の原因とも思う。その当時の役場職員に、もう3年で完了しないとと言われ、8年を死守しようと考えている人がいるんだと感心した。何とか、タガを締めながら、一緒に進みたいものだ。元気なうちに、復興完了した女川を見たいものだ。(5/6)<33399>


◇ 子どもの日。連休最終日。
 昨日に続き、自宅籠もり。なかなか部屋の整理が進みません。
 午後、NHKBSで映画「駅 Station」を見る。高倉健主演。健さんは、どうしてか北海道が似合う。
 大型連休の大移動、渋滞、悲しいことに自動車事故も。子ども日なのか、子どもも巻き込まれている。常磐道の大熊町付近でも事故。自動車道だが、片側1車線。高速道では、正面衝突は起き難いが、1車線の対面交通だと起こる場合がある。高速なので、危険。
 アメリカ大統領選挙は、保守党の候補はトランプ氏になりそう。内向きの政治家で、日本の米軍駐留について、日本への財政負担増加を訴えている。アメリカ国民の支持があるのかも知れないが、日本が頭を下げて駐留してほしいといったことはないだろう。
 アメリカ中心の連合国軍の占領駐留が初めで、サンフランシスコ条約で日本の独立が形式的に認められた段階で、米軍の駐留継続を正当化するために安保条約が締結された。その際も、アメリカに基地を貸与する条約。日本を防衛するために米軍駐留継続を、日本が要請するものではなかった。最近では、日本の防衛のために米軍駐留が必要という論が強くなってきたが、世界の平和に貢献することなのか、冷静に考えるべき時でしょう。憲法で求めている「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」による活発な外交交渉への努力を、米軍の駐留によって、日本の責任をネグレクトしているのではないかとも思う。「守ってあげているのだから、お礼金を増やせ」という脅かしは、限りない要求金の跳ね上げになるのではないか。アメリカ国民の判断に注目したい。(5/5)<33388>


◇ 連休後半中日。終日、自宅籠もり。
 ごみ屋敷のような部屋を整理しているが、なかなか捨てがたい。ふと書類に目を向けると、いろいろな思いが蘇る。心を鬼にして、断捨離。しかし、進まない。まずは30センチ四方だけでもきれいにしようと思うが、中断ばかり。
 午後、ラジオで楽天の野球を聴きながら。なんと銀次がスリーランホームラン。結局、逆転でロッテに勝利。気分良し。残りのアイスバインに添えるザワークラウトを、福島駅の商店街まで。この酢漬けの味は、何十年前かのドイツを思い出させる。

 18歳選挙権に絡んで、彼らと政治家のデスカッション番組を見る。もっと、青年たちが政治問題に関心を持てるような環境をつくるべき。学校での生徒の自由の問題と、教師の自由な活動の保障と、いずれも実現していかないと難しいかも。現実の教育現場は、管理が厳しくなっているのは、それに相反する。(5/4)<33371>


◇ 連休後半。憲法記念日である。新憲法制定施行(1947年)以来、69年目の記念日である。
 毎年、開催されている「憲法を考える集い」に参加する。第37回である。法律事務所や労働組合などでつくる実行委員会で企画実施されてきた。いつも、学者の講演が主だったが(私も何回目かに話をしているが)、今回は作家・社会運動家の雨宮処凛(あめみやかりん)さんをお呼びしてのトーク。テーマは、「命が踏みにじられる国で声を上げ続けるということ」。司会の関根弁護士との対談風に、話が進行した。我が娘たちと、同年代の人なので、若い人々がどう感じ、どう動いているのか、よく分かった。参加者は中高年以上が中心だが、約200名の参加で、影響力の大きさを感ずる。

 自宅に辿り着いたら、東北楽天のテレビ中継の最終版。1対0でリードされたまま、9回裏。ツーアウトから島の2塁打、岡島のタイムリーヒットで、2対1と逆転。私の帰宅を待っていたように(笑)、最後のクライマックスのみを見ることができた。何か、いつも勝つような気がしないが、諦めないで進むことが必要なのだろう。
 一日遅れの誕生祝いの晩餐。コープの共同購入で購入したアイスバイン、そして広島の三次のワイン(ピオーネ)で乾杯。賑やかではないが、誕生日を実感。明日から、また頑張りましょう。(5/3)<33361>


◇ 1年に1度の誕生日。(2度はないから当たり前)。Facebookでお祝いメッセージが100通ほど。最初は、ありがとうメールを出していたが、気が付かないのもあるのではと心配になる。Facebookの場合、今日は(友達)の誕生日だよと、通知があるので、それで促される。
 会津短大の非常勤、腕の痛さは続くが、何とか済ませて、コープの常任役員会に遅れて帰ってくる。そして、7時前に、整骨院へ。だいぶ痛みは和らいだが、まだしつこく続く。今週すぎると、1カ月にもなる。1年前の誕生日と比較すると、いろいろと病気がちになり、目に見えて弱まったねと言われると、少し自覚。お祝いで、「鯛めし」。
 メールの返信で、書くことがなくなってくると、残るローソクも短くなってきたが、残りを大切に一日一日を生きようと、などと書くと、なんかその気になってくる。気持ちに偽りはないが、若いときは、雑談でそんなこともいうが、だんだん現実味を帯びてくる感じがするから不思議だ。自然現象には逆らえないのだから、淡々と、頑張って生きるしかない。(5/2)<33348>


◇ 今日から5月。連休前半の最終日なのだが、雨が降っている。
 日曜日の今日、岩手県遠野市の小旅行(ものがたり館/柳田国男展示館)、宮沢賢治を想起させる「銀河鉄道」SL列車の旅で遠野から花巻へをメインとする日帰りバス旅行へ。
 朝8時出発、夕方6時半着。ひたすら高速道を北上。花巻から釜石道。やはりSL列車の旅が人気なのか。単にSLというだけでなく、銀河鉄道をイメージして、客車内はいろいろと装飾や、宮沢賢治関連のグッヅ。やはり夢の電車のようだ。SLは乗車してしまうと、乗っている自らをみれないが、車窓からは、SLの写真を撮ろうと走り回るカメラマンが羨ましい。
 左腕の痛みが気になったが、何とか無事帰ってきた。東北道は懸念したほどの渋滞はなかったが、連休後半に向けては大変だろう。(5/1)<33326>



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