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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


Equinox. 2004年09月23日(木)

 Equinox day である。彼岸と此岸とはよく云ったもので、文芸を初めとして、ARTとREALの彼岸と此岸に表現者としている覚悟である。
 ……て、そういうことだったらしいけど、皆さん御存知だったかね。なに、知らなかった?

 うへぇ〜。

 最近、常々思うんだが。
 要はバランスだぁね。
 マゾヒストが時折サディスティックな部分を見せたり、普段実直な人間が手鏡でスカートの中を覗いたり、普段は二枚目でかっこいいんだけれどもすっごいマザコンだったり。このバランサーを客観として出来るか否かにクリエイターの技量が掛ってくる。立川談志師匠がいうところの、「落語とは業の肯定である」というのもこの辺に引っかかってはきやしまいか。まぁ、そういうバランスを無意識にでもうまいこと取れるから社会生活が成り立つのであって、我々はその辺を観察して、弄繰り回して作品を創らなきゃイケないねェ、と。
 秋分の日にちなんでそれっぽい話でした。

 スマン。とりあえず忙しいのでこれで勘弁願わぁ。
 ……ネガワティーって誰だったっけか。

D is under B. 2004年09月22日(水)

 よくわからないタイトルで恐縮です。
 カダダダボボイ。うんにゃ、体が重い。
 風邪ほどフラフラはしてねェが、いつにも増して、重い。霊障かしら。霊だの妖怪だのは諸手を挙げて歓迎したいところだが、幸か不幸かお会いしたことはない。

 まぁよい。先日小粋な姐ちゃんから教わったネタを一つ。


1:四字熟語を思い浮かべなさい。(メモする)



2:そしてもう一個、思い浮かべなさい。(メモする)



 解答は……次回彼岸録にて。

敬老 2004年09月20日(月)

 たまには敬うことにする。よって墓参。(年とか何とかよりも死んでるじゃねえか)

 早朝出立だったので寝ないことにする。夜十一時過ぎから『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』着手。六時前までに残り二章を残して上巻を読み終わらず。さすがに、700ページは、しんどい。
 上巻を読んだ時点で、ああ、此の作家は自分の世界造型や、作ったキャラクターを大事にしているなぁ、という好感を持った。内容が無いとかハリーだけ優遇されてるとかじゃなくて(笑)、それぞれの立場の人間がそれぞれのベクトルをもって生きている、という活写において一級品。やっぱり、面白いものは面白い。

 ストーリーが面白い作品は、飽きるよ。


・補遺
 昨日の日記はワケがわからないね。
 Q書房系列のお店(笑)であるPontormo文学書斎というのがオープンしまして、そこで連載を持つことになったわけです。ポントルモ→書く→「書評のデュナミス」です。よろしく。でもなんだこの写真(笑汗)

δυναμιs 2004年09月19日(日)

 デュナミス、可能態。叶姉妹が同じレベルで叶tie.ちゃうねん、あれは兄貴が――うがぁぁ!(壊)

 ……いや、さておき。
 デュナミス。もしくは潜勢態。すなわち「火事場の莫迦力」。あいや、これだと誤訳になってしまう。モンモコモン、モンモコモン!(c)にざかな 駄目だ、まとまらないが、デュナミス。

 三度目の掃除機。
 フロイトさんだ。超自我、である。無意識の世界ってやつ、すなわち、いわば森羅万象を認識すべき「知」の背後にある色々である。この色々が知の前庭に投げ出されたときにはじめて瞬間として認識されるART、よし、乗ってきたぞ。
 実際、我々が通常把握している「力」とは別にARTが魔法であるというのはその辺に由来する。知によって統制配備される近代知は、知を凌駕する神聖や芸術を否定する。ひいては、人間の知を越える自然、δαιμων(daimown)をも知のワンジャンルとして統制する。daimon→demonなのはご存知の通り。近代知は人間の知によって統制され、知を凌駕するものを隠蔽して成り立っている――と。
 ハァハァ、で、なんの話だったっけか。
 あ、そうそう。連載を持つのです。でまぁ、「書評のデュナミス」というタイトル(仮題)なのでした。単行本化まで頑張ります。頑張るとも。

・あ、さっそく
 『舞踏会へ向かう三人の農夫』借りてきました。立派な本です。うーむ。

迷走する 2004年09月18日(土)

 阿佐ヶ谷→江古田→池袋、と。予定が三つバッチングすると流石にしんどいわい。まぁ、お陰で書くべき原稿が増えたというかなんというか嬉しいね有難う。(パクパク)池袋じゃ久々に大学時代の友人とも会ったけれども、OBの立場で現役生を食い物にしているやつやら(名誉毀損です)音楽やってる人やら師匠やらいて久々に和んだ。
 和んだけれどもちょっと飲みすぎの上昼から何も食っておらず、帰りに松屋で飯を食っていると店員が全員非日本人系アジアンであることに気付く。あわわわ。
 明日も打ち合わせです。頑張ります。

 昨日の日記に反応していただいた方が数名。いいんですよ。基本的に手元に置かない本は(エロ本以外)買わない主義ですので、極力図書館を当たりますですよ。

小林泰三『玩具修理者』
北野勇『舞踏会へ向かう三人の農夫』
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
グレッグ・イーガン『しあわせの理由』

 こんなもんかい。そいや小骨さんはブコウスキー好きだって云ってたからな。その関係なら拙者もツボかもしれない。

 あ、そうだ。誤解の無いやうに。
 別件で「他人の作品に対する感心が薄い」についての言及がありましたが、たとえば作品を比較読解して「おンしの作品は志賀直哉の「子を盗る話」と比較できるね」とか、そのメッセージ性については荘子の「道端のシャレコウベと対話するやつ」なんか読んでみるといいね、なんていうコメントを、説教と思うか、否かなのです。今回の「ナニがオモロイ」にしたって、この作品に唸らされてる自分は、何によって、自分のどこを刺激しているのか、ということを客観的に見極めて、最終的にはモノにしなきゃいけないからなんですやね。敵(作品を読ませる対象)を知って己(客観的な技術)を知れば百戦危うからず、なのです。もちろん敵が何者かを知るのが先なわけですが。ビバ孫子。

<訂正>
 『舞踏会へ向かう三人の農夫』は北野勇作ではなくリチャード・パワーズだそうです。了解。
 でも、いいよねこのタイトル。図書館に「ミニモニ。大百科」(!!)を返しに行くついでに、さがしてみやう。

しんきんなう 2004年09月17日(金)

・一通り脱稿。ちょっと小休止。

中沢センセのところを読んでいてゲハハハハと思う。(9月16日分の雑記)いや、そんなに笑うと方々からお叱りを受けそうな記事なんだけれども、思わず笑っちゃったんですよけい先生。小生が気違いになったのではない。……もとから気違いである。

 六〇〇にしろQBOOKSにしろ、これってのはオンライン作家にも言えることで、例えばこんな作品があったよね、とか、こういう作品に関連して考えてみると面白いヨネ、というような話題の振り方がしにくいのですな。
 それってのは、まず第一の問題として、自分が読んでいるもの以外に興味が沸かない(=他と比較する、という思考に欠けている)。第二に、自分が理解できないものに対する興味が薄い。第三に、小説を書く、もしくは小説家であるという職業、乃至は業の指名について考えていない、という最近の若い書き手の傾向があるからだと思う。けい先生じゃないが、アタシもQの作品を見てて、よく思いますです。
 面白い作品を書きたいのです。結構。じゃあ、面白い作品を造るのに、なんで、あえて小説なのか、という話ですな。映像や、マンガや、音楽をやる金も技術も知識も無いから小説なのか。紙と鉛筆があれば出来るから小説なのか。冗談ポイよ、そんなこといったら小説を書くのだって技術も金も要るのよ。徒手空拳でやるんだったらアカペラでも路上パントマイムでもなんでもあるでしょ。ただ、全ての芸は徒手空拳であればあるなりの難易度がついてまわる。

 なんで、小説なのか。

 話題がズレた(笑)。ちょっと戻って、じゃあ小説家の使命ってなんなのさ。といったところで廣津和郎でも引くか。

 音楽や演劇や美術など、藝術のジャンルが並べられていく中で、文芸というのは常に現実の隣にある藝術である。常にリアルの様々に興味が向いて無いと、出来ないジャンルなんですよ。

+++

 と、ここまでは今まで何度か書いていた通り。
 で、いまちょっと考えているのですが、読書会をやろうかと思っているのです。しかも、一人読書会。

……まぁ、これだけじゃわかりませんわな。
 つまりは、こういうことです。

 六〇〇でもQBOOKSでも、参加者のおまいさんがたが面白いと思っている作品を持ってきやがれ、ということなのです。で、それをアタシが読むと。
 で、この作品がどうして商業作品として(持ってこられるのもおおむね、商業作品だろうけれども)成り立つのかを分析してみようじゃねェか、というのが目論みです。どうもなんかな、ネットの文芸サイトで褒められたとか貶されたとか書く気がしねえとか扇子オブワンダーとか、いいやい、アタシも勉強ですので、なんか持ってきて、見ませんか。結局はアレなんだよ。けい先生も書いてはったが、「喜怒哀楽を観賞に堪えるものにする」のが工夫なわけで。

 がんばって読むから。どうですか読者の皆さん。

うふふふ 2004年09月16日(木)

 あと20時間で50枚ですって。やーねー。

 締切土曜日って言ったじゃないさぁ。なにさ、ふんだ。

 一世一代のでっち上げ、はじまり、はじまり。



 ああそうそう、11月10日に本が出るから、お買い上げなさい。こっちにいくら入るかは知らないが……。

oui 2004年09月14日(火)

 ↑よく見ると赤ん坊がむつきを変えているようで。仏の御挨拶。いや、ゴータマじゃなくて。

 おもわずマリ見て読んじゃったら続きが気になって仕事にならないようわーん! ということで『レイニーブルー」読了です。更新停止するとか云って仕事するテンションでもねェし、マリ見て話の造りが粗いよ粗すぎるよとかいいながらお金を下ろしてしっかり続きを買いにいく気が満々の読者がいる時点で作者の勝ちだな。
 話は単純だしあんまり細やかな感じじゃあねえんだが、緩急のつけ方が絶品でなぁ。
 まだ本屋は開かんのかっ!

・全米デビュー=おのぼりさん(UTADA)
 うふふ、溜飲を下げた。最近紫文師匠にどっぷり浸かっている、やも。
 それともアレなんかなぁ、日本でのヒット=メディア戦略だと気付いてしまうと、実力じゃないから物足りなくなってしまうのじゃ廊下。

ぐわー 2004年09月13日(月)

 久々に木曜締切のデーモニッシュな山を迎えるので、更新および色々は停止いたします。

 でも六〇〇は16日御題更新か。最近は主催者二名が不在のため寂れた雰囲気で申し訳ない限りですが、いい加減に個人的な環境リブートも含めて、もっと動きやすい身体にするから許せ、って別に肉布団のチャックを下げるわけじゃなくて。
 な、中の人などいないっ!

 ゾンディテストは前にやったがな、と怒られた。やっぱりやっていたか。orz

 寒の戻りというのは聞くが、暑の戻りとは云わないねェ。

 だるい。

基本的にだるい 2004年09月12日(日)

 ピッチャー振りかぶって第一球、投げません! ストラーイキ! ぶわははは紫文師匠は面白いなぁ。ながしろです。

 朝は涼しくて、ああ、帰ってきたら秋だよ、と思ったら日中はまたえっらく暑くなって候。図書館で仕事用の資料を十冊ほど背負い、地元の秋祭りに出かけてお参りだけして帰る。もうなんか、お祭りに頼るものなんてないやなぁ兄さん。だれだ兄さんって。

 もう夏も終わりだというのに思い立ってクーラーの掃除をする。フィルターからは真っ黒い水が発生し、クーラー本体に洗浄液を噴射すると盛大な音を立てる。ホンマに効いとんのかいな。
 とおもったらいままでよりも体感温度的に五度は低い風が発生する。うわ、寒いぞこれ!


 一回出したネタだったら申し訳ないが、今日はこれ。

ゾンディテスト。

 ちょっと長いかもしれないけれども、性的な傾向を測ってくれる、そうな。

 拙者の診断結果
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性衝動 ++タイプ
 特定の愛の対象にエネルギーがむいている平常性愛型。愛情と攻撃性が両方とも強く、うまく調和しているので、異性の獲得に積極的である。日本人は愛情表現が下手なので、この反応はあまり見られない。


発作衝動 -*タイプ

 悪の欲求が強く、それを表現したい気持ちと隠したい気持ちが対立する悪行葛藤型。荒々しい感情を隠そうとする欲求と、怒りを爆発させたい気持ちとが対立している。悪行顕示と、内的パニックの二つの可能性を持っている。


自我衝動 0+タイプ

 宇宙への無限な空想発展型。自我拡大、夢見がちで未来思考。極端な場合では色情狂、宗教妄想者もでるが、詩人、哲学者にも多い。思春期に一時的に見られることもある。


接触衝動 *0タイプ

 ある人や物にくっついていたい気持ちと、新しいものを求める気持ちとの間で揺れ動く接触不定型。社会で人やものと接触する時に、固着と探求のどちらとも決められないで不安を感じる。あまり多くみられない反応。


 ……うーん。間違いが、ない。

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