仕事がたまってくると書き出しておく「ぼうけんのしょ」と呼ばれるノートがあります。思いついたときに一旦自分の作業をセーブするというやつで、ああまさに冒険の書なのです。DQ世代でない方にはなんのこっちゃ、なのですが。 で、ふと、気づいた。 自分はキーボードを打つという作業に向いてないんじゃないか、と。 確かにキータッチのほうが、筆を執るよりも記述速度は速いのですが(ブラインドタッチできないけど)、今日も手紙書くのにしっかり万年筆握ったし、メモ帳はボールペンだし。メモの整理のためにデータを打ち込むということは結構しますが、でも、資料をまとめたり、創作や仕事のノートを作るときは確実に筆記用具を使います。メモなんか付箋紙95でも、Yahooの予定表でも、そういう紙に替わる媒体というものはいくらでもできているのだけれども。
なんだか長くなりそうなので、連載にしよう。
・タイマン勝った。 冗談抜きで、今回負けたら小説をしばらく止める気でいました。しばらくって10年くらい、もしくは気が済むまで。 文学フリマで蟹兵衛にもいわれちゃったんだけどさ、「筆が老いたねえ」なんつて。筆が老いた、というよりも、自分の中ではセンスで書くのをやめた、という感じのほうが強い。 なんかそう、ごくわかりやすく言い換えれば、「こんな面白いネタがあるからぶつけちゃえー」から、「じっと自分と向かい合う」方にシフトしていった、という作品なのです。そう、真のオリジナルは自分自身にしかない。最大の自分の強みというものは、自分自身の中にしかない。 これが書ききれなくて負ける、ということは、結局は自分の技量不足でしかない、ということだと考えたわけです。 まぁ、勝った。このまま書き続けてみよう。
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