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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


魔法だってば 2005年12月01日(木)

「何だ簡単じゃん。魔法の力だよ」
「あ、魔法かぁ」
「魔法だとも」
「なんだぁ」
「つまんないの」
 これ。

「あ〜あ。悪魔の仕業だよ」
「あぁ、悪魔かぁ」
「悪魔でしょ、これはさすがに」
「なんだぁ」
「やだねぇ、悪魔」

 小学女子が箱詰めにされた件についてはおかしいと思っていた。
 そもそも動機がない。や、実はヤギがロリコンだとかなんとかっていう事情がありゃあわかりやすいですが。報道するにしても、ガスコンロを買ったときの箱で女子を詰めた、というのはいくらなんでも短絡的過ぎだと思いませんか。
 いや、制服からDNAも出たし、本人「悪魔がやった」と自供してしまって、証拠が挙がってそれでおしまいなのですが。
 なーんか釈然としない。
 DNA鑑定? でっちあげれば済むことだ。

 この辺のマスコミの対応が面白いよね。例のヤギが逮捕されてから「いや〜、うちの局もヤギにインタビューしてたんすけどね、映像撮っといてよかったー。先見の明があるでしょウチ?」なんて感じになる。
 それまでは勝手方々、的外れなことをコメンテーターにしゃべらせておいてだよ?
 それは、「外国から来た殺人犯、その素性とは!」という見世物であります。
 テレビですから。見世物ですから!
 でも、見世物であるという意識がなくて見るのは、恐ろしい。


「これは……愛だよ」
「愛……なの?」
「愛だとも」
「そうかぁ」
「つまんないの」

東西線の運転席で愛を叫ぶ
 別段いいぢゃねえかとも思ったけれども、福知山線の事件を思い出すと、ちょっとな。
 あたしだったらどうなるか観察する。どきどき。

小説もろもろ 2005年11月31日(木)

矮星賞結果発表
 詳しくは総評で書きますが、「この作家じゃなきゃ読めない」というのが最終的には大事になってくるんじゃないかなぁ、と思うのであります。
 当然、プロになる以上は今いるプロの作家をある面では超えなければならないわけで、そこに意識があるか、という問題になってくる。
 自分自身は中沢けいを超えられるものがあるか!? とか、多岐祐介を超えるものはあるか!? ということなんだと思います。あるといいんですが。なきゃいけないんですが。
 読んでいる側としては正直「これじゃあ納得せん」と思いながら読んでいました。うん。

第六回バトル仮面舞踏会結果発表
 いや、正直主催者が勝ってどうするんだ! という気持ちなのですが。でもエントリーした以上は勝つってこともありうるんだよね。だのですみません。勝たせていただきました。
 今回は色々奇を衒うこともできるのですが、ただ、御題が漱石ですし、漱石の流れに乗って書いたほうがうまいこといくんではないかな、という思いでした。
 原作の「夢十夜」は青空文庫で読めます。そうするとわかるのですが、冒頭から常識的につながるであろうところから、漱石は創作として流れを翻しているところがあるように思う。結局、女が
 死んだら、めて下さい。大きな真珠貝で穴を掘って。そうして天から落ちて来る星の破片かけ墓標はかじるしに置いて下さい。そうして墓の傍に待っていて下さい。またいに来ますから
 というところが、ひとつのターニングポイントになっている。でも、このターニングって、夢だからこそ許される気がする。夢の中でこういったからそうなんだ、というごり押しでもあるのよ。
 だので、だったら「赤色アミダ病」という前提条件にしてしまえば、もっとすっきりいくじゃん、ということなのであります。この病名もセミマルヒヨケグモもみんなフィクションですが、でも、セアカゴケグモや卵を産み付ける虫、という共感の回路はしっかり生きてくる、という仕掛けであります。
 で、ラストは、下手に理屈付けるよりも、蜘蛛がいて、するすると(重力が逆転して)女の胸元に戻っていく、という事実があるんだから、余計な解説や説明や吐露はいらねー、ということで。目の前で平然と異常を起こしてしまえば、読者はそれを受け入れるしかないという寸法であります。小説世界の中では作者が一番強くなきゃいかんわけです。ここで読者がずばずば穴を突っ込むようではやっぱり不備があるんだろうなぁ、とも思うし。

 どうやって書いたのか、という質問があったので書いてみましたよ。でも、今回はよくできました。

 ・法政大のOさんから「私小説研究第6号」を送っていただきました。ぱらぱらやってわくわくしてきました。
 ありがとうございます。

外国人の名前が覚えられない 2005年11月29日(火)

 今年の流行語大賞に「マホ」がはいらないことにちょっと不満のながしろ(オブジイヤー)ばんりです。

少女QはTVサイズだと歌詞のわけがわからないけど、フルコーラスだと名曲だということに気づいた。というか編曲が神がかっている。明日買おう。
#80's Techno オブジイヤー

 小骨さんが「お勧めのミステリを教えれ」というのでハリー・クレッシング『料理人』(ハヤカワ文庫)を勧めておいた。これもミステリーだよな。多分そうだ。
 小生もミステリーが苦手であります。和洋問わず、ちゃんと読んでいるのは初期の『金田一少年の事件簿』くらいで、なんつかなー。
 最大の問題として、名前が覚えられない。チャップマン、クリーズ、アイドル、ジョーンズ、ペリン、ギリアム……彼らがそれぞれどういう役職で、何をしてどう絡んでいるか、という構図を脳内メモリーで把握していくのがアレなのです。最近のハリーポッターもそうだけど、どうも登場人物が多いときには、絵がないと把握しきれないようであります。おかげで高校のときの社会科の選択も日本史にしました。覚えられん。
 なんていっていたら、源平合戦のくだりの中間テストで、担当教員が源も平も藤原も全部苗字をはずした状態で出題しやがって、死にかけたこともありました。
 でも、NHKの探偵ドラマは結構好きです。
 ジェシカおばさんの事件簿だったり、ダウリング神父だったり、ジェレミーブレッドのホームズだったり、ポアロだったり。
 またやらないかなぁ。ダウリング神父なんて特に。
#シスターがモロ好み

 で、そうだ。『料理人』だ。
 いい小説です。悪魔的でもあるし、登場人物の力でどうにでもなるもの、どうにもならないもの、展開の妙味、あたしの中では「満点に近い」小説。
 出てくる食べ物もおいしそうで、本編とは関係なくディテールがおいしい、というのもある意味理想なんですが。
 また読み直してデュナミスあたりで使うか。

・仕事のほうはあまりにも詰まりすぎてノイローゼ気味。でも、前進しかないという状況が、皮肉にも救いとなっている。

桃色音速臼 2005年11月28日(月)

 兵隊殴ってきました(挨拶)

 仕事の件、某R天から連絡がなかなかこないという旨が発端の電話で、

 部長:「この遅れはあなたのせいですか? あなたのせいなら多少急いで下さい」

 私:「えーとえーとドコモっていこうか迷ったんですけど……えーあのー赤い顔で中が腹黒く、んーあのー待ってても楽天の内蔵の人が中心的に停滞のイカ刺しで、あーあとレスポンスが明快返事のはずもなく、いや、えーと部長さんのオ怒りはごもっとも、充電でもアタフタしているわけでもなくて、

 部長:「そうですか、じゃあ仕方がない」

  未だにR天からは返事はきません

 今日のパクリネタ元はこちら


 つんてけてんてんてん、てん つんてけてんてんてん。
 寒さ対策に湯たんぽ買ったなら〜
 こんなものが売ってました〜♪

 チクショーーーーーーー!
#小梅太夫

 打って変わって。

 本日「ルクツゥン」会議なり。
 人より多く稼ぐには、他を押しのけねばならない。
 当然のことだが、単純なことだが、
 忘れていた。

 そうだよね。そうなんだぁね。
 はぁ。

きょうのできごと 2005年11月27日(日)

 なんだこのコテコテのタイトルは!

 今日はとても色々あったのでのでパソコンで書きます
#いつものことじゃん

 朝、昨日がんばって仕事をしたので10時起き。
とおもったら、起きたら7時40分でなんだかがっくりする。
何せ締め切りがギリギリだったんです。で、しないとあちこちに怒られます
無理できる体力もないですけど
ゆるゆる冷蔵庫の中のものを温めて風呂に入りたい衝動をこらえつつ原監督と江川が喋っているのをテレビで見てる
20分後にメールがくる。え、バオバブの五周年記念ライブなの?
財布に金がないので行けないが足踏みしてみたりした
#なんで足踏みなんだ
#ここまで、某所のパクリ

・あまりにも椅子がキイキイ云うので、耐えかねてCRC556を噴射してやったら実に滑らかな動きになった。
 あまりにも滑らかなのでうれしくなって家中のちょうつがいに噴射した。

・部屋の掃除によりごろごろと電池が出てきたので、使えるものと使えないものを分けるべくテスターを探したが見当たらない。が、100円ショップに行ったら見つかった。すごいな。昔、テスターに1500円出したことがあるぜ。

・100均といえば、先がコイル状に急を作っているマドラーを買ってしまった。魔法のステッキっぽくてステキである。不敵な洒落である。

・23日に湯たんぽを購入した。オレンジ色に深緑の衣のサイケで粋なヤツだ。名前はマルゴスという。すまんいま名づけた。
 これにお湯を入れて仕事中に足を乗せていると、長年の懸案だった冷え性に対抗できる。すばらしい。
 が、現在調子に乗りすぎて足の裏が低温やけどでぴりぴり痛い。

・古本屋でエロ分補給を図るも、(文字通り)ピンとこないので断念する。なんだよ今の市場。ブルセラならいいのか。四字熟語を二つしか知らなそうなギャルならいいのか。若ければいいのか! 一時期の巨乳ブームはどうした!
 10代は間に合っている! 乳はないか、乳。
#いろいろなところから怒られそうな予感
#いつもお世話になっています

・年賀状の絵柄、ようやく決めました。
 いままで毎年自分の絵でやっていた、という思い込みでいたらそうではなかった様子。一気に気が楽になりました。
 今年はいろいろな人と知り合ったから、一気に大量になりそう。

「ルクツゥンWeb」に売込隊ビームの感想を
 書きました。個人的に色々あった時期なので、死ぬほど感情移入して観たのはここだけの話。

・バトカメ全感想完了。
 Qも全バトル投票したし、あとは裏カメと途中下車と秋の陣か。
#まだ先は長いな

殺人事件 2005年11月26日(土)

 うちの町内会で殺人事件がありましたよ。Mです。
 やだなぁ。徒歩5分だよ。あまりに住所ばれしてしまうのでニュース元アップは避けますが、どうも強盗っぽいのであります。ついこの前も駅前の薬局の店長が殺されたし、なんだか物騒であります。住宅街ゆえ、さびしい場所ではあるけれども。
 死後二日たっていたそうな。ひぃぃ。

・書評のデュナミス(12)〜ダビデ王とマシンガン
 を書きました。そのうちアップされるはずです。
 今回は史上最年少「文藝賞」受賞作品を取りあげました。

 あとなんかもう、よく動いている。

選考 2005年11月25日(金)

 というわけで矮星賞の選考会を行いました。
 結果はみなさんの総括が揃い次第アップ、例年に漏れず選考ログもアップします。ので、まぁ、そっちを見ていただければいいのですが。
 なんだかんだいって、矮星賞の選考カラーってのは見えてきているなぁ、というところです。つまりぁアレなんですよ。その作者という人間自身がもっている「臭み」というやつが顕著で、なおかつ自分の持ち味を自信を持って活かしていると、多少の傷はあっても面白くなる世ねえ、ということです。四人の選考委員とも、忌憚なく、もしくは容赦なく書いていますので、楽しみにしていてちょうだい。

 それ以外には特に何もないので、久々にニュース。

【中国】一緒に飲みたい三国志の英雄:張飛がほかを圧倒
 カッパドキアの女王のところより。確かに張飛と飲むと、機嫌のいい時はよさそうだけんども、絡まれると大変そうである。でかいだろうし。
 ただ、無邪気なので、一番害はないのかもしれない。
 個人的には彌衡と飲んで、毒舌の冴えを聞いてみたいです。ウス!

テニスボール
 地面につかないようにボールをクリックします。
 小生記録は51.なんか、スイートスポットに当たったときの質感なんかが作りこまれてて、結構はまります。

建築主3社、いずれも関与否定
 なによりも、日々おびえて暮らすというのは一番つらいことであります。いやむしろ、奮発して(もしくは、見栄張って)新築買った人なんかやりきれないだろうなぁ。

神社本庁、女性・女系天皇容認論議を批判
 確かに、男性女性関係なく、長子が継承するというのは非常に違和感があるのです。そもそもジェンダーという考え方自体が、行き過ぎた男性中心主義に対してのアンチテーゼであり、いわゆる男性中心主義自体を否定すべきではない、ということだからであります。
 でも結局アレなんだよね。男なんぞ表向きで威張らせておいて、実質的には女性ががんばったほうがうまくいきますよ。ライオンのオスのたてがみは立派だけど、実際に獲物を取るのはメスライオンだしね。カマキリなんざオスが食われちゃうんだから。あまり関係ないか。

 じゃ、そんなもんで。

緩やかな下降 2005年11月24日(木)

「ミッキー」といえば「吉野」と答えるくらいのひねくれ者、ながしろです。

 ここ最近いい調子だったので、そろそろくるなと思ったら夕方からだんだんと精神が落ちていった。まぁー、この激しい好不調の波を何百回となく繰り返してきているので、また盛り返すまでは動かなきゃいいのである。
 流れは常にくる。

 といったときに丸いものから電話が来るので逆にくどくどとダウナーの種を蒔いてやった。別にこちらの鬱が軽減されるわけではないが、間が悪いんだあの娘は。

 まぁいろいろ、やらねばならん。
 ペースを乱されてはならん。

新嘗祭 2005年11月23日(水)

 今年の収穫? 種だな。いっぱい種を手に入れた。
 あとは、実るかどうか。
 そんな新嘗祭の日。ながしろです。

 「ぼうけんのしょ」の続き。
 たとえばネットで投票して、その票を集計するときには紙にの字を書きます。これ、メモ帳なんかを開いて*でも打ち込んでいきゃあいい気がするけれども、それだと、自分の指はひとつキーをタッチすることで入力される、というその手軽さが却って不審を呼んでいるのであります。で、正の字を書く。
 これがうちの丸いのだと、他人と電話していて住所とか、要点とかなにかの番号とかをメモ帳を開いてトントン打ち込んでいくことでメモを取ってる。これがすごいんだよなぁ。自分の聞いた情報が指先からアウトプットされるときに、不安にならないもんだろうか。
 ゼロは一つ多くないか。
 誤変換していやしまいか。
 筆記という手間のかかるプロセスを経て、自分は自身の仕事に確信を持つ、ということなのだろうか。
 話的に盛り上がってきたようなので、続きは次回。

・盗難自転車に保険をかけていたために、安価で新しい自転車を購入できることになったまるいもの。そのまるいものがまだ寝ているところに進入して(略)、警察から保険の控え番号を聞いて(PCのメモ帳にメモして)武蔵境までドリブルで連れていった。途中ぶつかった車を大破させたり通りすがりのバーテン25人をなぎ倒したりしつつ、どうにかこうにか自転車を買う、はずが保険の手続き上自転車の到着が二週間後であるという。

 武蔵境まで付き合うつもりが、結局晩御飯まで一緒に食べる。ちょっと奮発した。


・え? ヤツぁ大丈夫かって?
 大丈夫。そのうち吹っ切れる。

中沢センセが「文学フリマ」メモを書いた
 小生こと豆蔵ことながしろも丸いものも登場。

 次回、元美少女作家が爪先立ちで!

ぼうけんのしょ 2005年11月22日(火)

 仕事がたまってくると書き出しておく「ぼうけんのしょ」と呼ばれるノートがあります。思いついたときに一旦自分の作業をセーブするというやつで、ああまさに冒険の書なのです。DQ世代でない方にはなんのこっちゃ、なのですが。
 で、ふと、気づいた。
 自分はキーボードを打つという作業に向いてないんじゃないか、と。
 確かにキータッチのほうが、筆を執るよりも記述速度は速いのですが(ブラインドタッチできないけど)、今日も手紙書くのにしっかり万年筆握ったし、メモ帳はボールペンだし。メモの整理のためにデータを打ち込むということは結構しますが、でも、資料をまとめたり、創作や仕事のノートを作るときは確実に筆記用具を使います。メモなんか付箋紙95でも、Yahooの予定表でも、そういう紙に替わる媒体というものはいくらでもできているのだけれども。

 なんだか長くなりそうなので、連載にしよう。

タイマン勝った。
 冗談抜きで、今回負けたら小説をしばらく止める気でいました。しばらくって10年くらい、もしくは気が済むまで。
 文学フリマで蟹兵衛にもいわれちゃったんだけどさ、「筆が老いたねえ」なんつて。筆が老いた、というよりも、自分の中ではセンスで書くのをやめた、という感じのほうが強い。
 なんかそう、ごくわかりやすく言い換えれば、「こんな面白いネタがあるからぶつけちゃえー」から、「じっと自分と向かい合う」方にシフトしていった、という作品なのです。そう、真のオリジナルは自分自身にしかない。最大の自分の強みというものは、自分自身の中にしかない。
 これが書ききれなくて負ける、ということは、結局は自分の技量不足でしかない、ということだと考えたわけです。
 まぁ、勝った。このまま書き続けてみよう。

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