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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


強情灸 2006年06月19日(月)

 娑婆だわ娑婆だわ娑婆だわ娑婆だわ娑婆だったー仏陀! Mです。

 噺家のSさんと落語会をやる会場をあちこち見て回った。でもしかしこらえ性が無くなったよね。なにがって時間が、です。昼の12時待ち合わせで、10分前について、ああくそう遅いなあと思ってと駅を見ると54分。で、ああ、忍耐力が失くなっているなあ、としばらく待ったつもりで携帯の時計を見ると57分。しかも実際の時計と2分ずれてて、さらにキィー、てなったり。
 Sさんは定刻どおりいらっしゃいましたが。

 で、なんで、スーツ被て外に出る日に限って炎天下ですかど畜生。しかも天気雨だし。

 で、炎天下をぐるぐるしつつ、数カ所回って帰宅。汗だくなのでシャワー。こういうときにフリーはありがたいのであります。これもまた我慢の聞かないカラダ。
 とても灸でなんぞ強情張れません。

 明日は新宿ゥ。

干物箱 2006年06月18日(日)

 睡眠量と小言の長さが反比例するながしろです。

 落語の「干物箱」は口実ですが、だいたい、箱がつくとソレっぽくなります。
 北澤輝明ボスは「わたしね、なんでも食べ物が箱に入ると美味しそうに見えるんですよ! そぉーなんですよっ! それで、東海道新幹線に乗ると、駅弁を三つも買っちゃうんですよ! 電車を降りるころには全部平らげちゃうんですよ! 困るんですよ!」
 と、仰せでした。形態模写としては小生の十八番ですが、音声でお聞かせできないのが残念です。

 さて、箱に入ると何でもソレっぽく見えてしまう、というお話でして、伊藤園の充実野菜、アレを1ダース、業者の箱というのはようございますな。あれに熨斗の一つもかければ十分な贈物になる。で、それを、
 父の日に贈っちゃったぃ。

 喜んだんだか喜んでないんだか。
 一口飲んで、ダンボールごと茶の間ィ置いてある。

手紙無筆 2006年06月17日(土)

 MAOです。今日中野のブロードウェイで婦人ものの靴下をあさっていたでかい男はアタシです。

 「手紙無筆」フルになると結構長い話だけれども、あたしゃ冒頭の短いジョークが好きだ。なごむ。

「なにしてんだい」
「あ? 弟に手紙ィ書いてるんだ」
「手紙ッたって、おめえ字が書けねえじゃねえか」
「構うこたァない、やっこさんも字が読めねんだ」

 大好き。

 で、当方も手紙無筆でして。

「なにしてんだい」
「あ? NASAに手紙ィ書いてるんだ」
「手紙ッたって、おめえ英語なんか大してできねえじゃねえか」
「だがやらねばならぬ!」

 というわけで、仕事で、NASAの外郭団体に、手紙を打ちました。や、出版用に天体写真を貸してけろー、という手紙を書くのに七転八倒。運悪く電話をかけてきた未卯に聞き、夜中までかかって草稿を書き、不眠症の桔梗タンにメッセンジャーで添削してもらい、書きました。駄目だねやっぱりアタシ。英語はドライです。表現が。すごいなこれで失礼ぢゃねえのかな、と思ってしまう。
 で、送りましたよ。帰ってきましたよ。

You may use those photos. Please see
http://www.(とあるアドレス).html


 二行!
(゜д゜)

#こっち見んな


・CURVE BALL
 SWFファイルへの直リンクは気が引けるので、
ttp://shinjuku.cool.ne.jp/umanet/curveball.swf
 これ。
 面白いです。地味ですが燃えます。
 向こうから来るボールをマウスで跳ね返すだけですが、作品タイトルどおりカーブします。いけてます。

浮世床 2006年06月16日(金)

 髪が三センチでキーーッとなるながちろです。

 いや、駄目なのよ。新陳代謝がすごい上に、髪の毛が密集してるんだかなんだか、出た汗が残留するのよさ。するってえと頭の表面と頭皮の間に汗の膜が出来るってえ按配。あたまに手ぬぐいを巻いても汗を吸ってくれない。
 こいつはたまらない、ってんで床屋に行きました。雨です。それなりに涼しくて、湿気てて、生活にはおあつらえ向きの気候であります。歩みも弾みます。アスファルトの上で歩みが弾むかアホンダラ!
 あ、あたま、いつもどおりです。あんしん。

 何か書くことがあると思ったら、これ以上なにもなかった。

粗忽長屋 2006年06月15日(木)

 抱かれているのは確かに俺なんだが、抱いている俺はいったい誰だろう? ながちろです。

 家元の「主観長屋」論をwikipediaから引きます。
 主観性が余りに強すぎたが為に自分自身が死亡していたか否かと言う事すらも、正しく判断できなかったのだとしている。客観性が全く無かったが為に、目の前で生きている本人を死亡していたと思い込み、横たわる他人の死体を見て自分の死体だと思い込んだと考えられるのだ。

 主観と客観の問題など大学のころ胸糞が悪くなるくらいやったのですが、主観、主観、主観。ああもう、これしかない。これしかないゆえに、人は主観しかない故に、その心棒が狂うと、狂うのです。
 ネットで文芸評論などやっていますが、あれだって結局はてめえが好きか嫌いかというところから始まってしまう。興味を惹かれるから評論欲が湧くわけだし、それ以上でも、それ以下でもない。
 『MONSTER』なんつー漫画がありましたが、ルンゲ警部、あの人のやりかたは近いところがあります。データを、情報を、客観をできるだけ集めて、さて、そのデータをもとに他人の主観を描き出す。あの手法、よくやります。つまり、客観としてのデータを創造することで、それはそのまま創作に使えるというのはこれは実例でやっております。
 例えば、どのくらいの身長なのか、今いるところの天井の高さはどのくらいか。腹は減っているのか。トイレに行きたくないか、周りの散乱り具合はどんなもんか。登場人物の「主観」に影響するであろうと思われる客観のデータをできるだけ得ることで、そこから他人の主観を導き出す。もちろんデータ量の多さで主観の精度は決まってきます。細部を作るというのは、そういうこと、だったりするわけで。

 何の話をしようとしてたんだっけか。

 そうだ、で、主観の心棒が狂っている、という話だった。
 どうも最近色々あって、主観がぐじゃぐじゃです。
 あんまり愉快な話でもないので、やっぱりやめ。

死ぬなら今 2006年06月14日(水)

 この噺のオチは「死ぬなら今」でやんして。ながちろです。

 最近酔っ払って夜道を帰ることがあるのですが。
 大体住宅地ですので、誰もいない、車も通らない、街灯ばっかりある中をぺたぺた帰ります。夜なので眠いです。うらうらして、そのまま世界に同化する感触、あります。意識が拡散して、このまま、消えて失くなるならそれはそれでいいなぁ、と思ったりします。

 だいたい死後の世界については侃々諤々いろいろの人がいろいろ言いますが結局わかりません。死んでも、死んでしまっても意識だけはしっかりしていて、火葬場でだんだん焼かれてお骨になって、砕かれて、壺に入って墓に埋められても、実は意識だけはしっかりと残っていて、ずっと暇なのかもしれません。結局のところ、よくわかんないのです。孔子の「怪力乱心を語らず」だって「わかんないから話題にしたないねん」ということですし、天国地獄など結局はそう想定した方が理屈がついて安心する、といった手合いのものです。突き詰めればわかんないのですから、あとは各自で理由を作って納得するしかない。
 でもなんだか、この状況で、うっすらと自分が消えるという感覚が最近気に入っています。でも、そういった心持とは別に、車に轢かれれば痛いでしょうし、物取りに遭ってどすでどすりとやられれば血がいっぱい出るでしょうし、こういうときに「肉体は魂の牢獄である」といった昔のローマ人の意見もあながち間違いではないかなという気もします。

 なんかこう、親知らずを抜くのも、予防注射も、親戚の葬式も、童貞を棄てるのも、結局イベントとして過ぎてしまえばあんまりたいしたことではないようです。だから、もしかすると、死んでしまうのも実は非常に簡単なことなんではないかな、と最近は思っています。
 でも、簡単だと知れたらきっと山ほど人が死んでしまうでしょうし、あんまりわかんないならわかんないままのほうがいい部類の話かもしれません。

 というわけで、死ぬなら、今。

新聞記事 2006年06月13日(火)

 楽天イイヨォー。ながしろです。

 江古田駅前樽平寄席・第拾夜
初花「新聞記事」
司 「干物箱」
初花「大工調べ」

 今回のゲストは落語界の貴公子こと三遊亭司さん。アレだねぇ、一之輔さんやキウイさんを見ていると、あきらかに地方の違う落語でした。城北と城南、というか。
 初花さんの「大工調べ」の啖呵はこなせてはいるけど、でも、啖呵ぢゃ無い。「やかん」の講談とか、「金明竹」の口上とか、そういった感じだ。


 ひさびさに深酒してぐでんぐでんで帰宅。
 それにしても16人? 10回目記念だか、大入りで大満足でした。ちゃんと面白がって来てくださるみなさんのおかげだなぁ、といった次第です。

 みなさまいつもありがとうございます。
 次回もお楽しみに。

鮫講釈 2006年06月12日(月)

 Sunday Schoo;l vs ながしろばんり!

 第三回QMUSICの投票が明日までとなっております。

 投票と感想、お待ちしております。
 マキルさんのライブも6/24、横浜とかそっちのほうであるみたいだわよ。

 鮫講釈……は談春師匠のでもういっかい聞いてみたいなぁ。いや、単にそれだけなのですが。

姫騙り 2006年06月12日(月)

「医者負けた、医者負けた、姫かかたりか」
 東庵思わず、
「大胆な」


 たった110円で中野区に喧嘩を売る男、Mです。
#10日の日記参照
#「(参考)市やまけた、市やまけた、しめか飾りかだいだいか」

 「姫騙り」なんかもう、関連性も薄いけれども、あの出会い系の宣伝メールねぇ。たまぁに気がむいて開けるのはいいんだけど、送り主が「あやこ」で中身が「ひろみ」ってアリエナイデショウ。本当にあった話。笑える人だけ笑ってちょうだい。
 でもさぁ、一応宣伝業務だってんだったら統一性を持たせるとか、しないのかね。やっつけしごとなのかね。脚気で見事なのかね。ただの語呂合わせだけど。
#でも「なんでもするのでご飯おごってください」にはかなりキュンとしたのは正直な話。

 あとなんだっけ。一日引きこもってたからワカンナイ。引きこもっていながらも知らない人と電話で書籍資料を要求したり、図版の借受を約束したりと精神的にはしごくアクティブでした。そのわりに外に出られないの。
 苛々たまりまくり田丸真紀。
 ビールが美味しいや。もっと飲もう。

 そろそろ疲れてきたから気分転換に小説を書こう! わー! (内容が違うだけでやっていることは同じだ!)

 明日は樽平寄席です。夜八時開演です。
http://bew.fc2web.com/taruhey-yose/
 お待ちしてますよ。
 もうとにかく、今は馬鹿酒が、したい。飲みたい。
 色々忘れたい。

井戸の茶碗 2006年06月11日(日)

[大噴火予定地]

 と、思ったけどなにぶん大噴火するだけのエネルギーが無いからぶすぶすといぶってお茶を濁す。

 さて。
G 2-3 M
 上原を出して負け、って上原なんぞあんなもんですが。なんかこう、勝てる気がしないよね、ロッテには。
 じゃあなんで勝てる気がしないかったら、ここは時代錯誤アナクロ、とのそしり覚悟で書くけれども、結局野球選手ってなんだ、というところに一切の意識が無いからです。ここ10年の巨人にはない。一切ない。最後に長嶋さんがやっていた辺りの巨人にもなかった。で、それがロッテにはある。あるんです。野球というショウの演者プロとしての意識が、です。
 じゃあ、つまるところ野球選手って、何よ。毎晩のように公共の電波に乗って、野球をしてる。心技体あって、勝って、優勝して。阪神は強いですが彼らだって今年は駄目です。JFKが完璧じゃないから。

 だいたい毎日のように彼岸録をご覧の皆様ならこの後どういう展開になるかはお分かりかと思いますが、つまりは観戦されるプロのスポーツというのは、アスリートたちの戦いである以前に見世物です。例えば「巨人軍選手は紳士たれ」とはよく云われます。でも、それは巨人軍のチームカラーとして形作られた、キャラクターなのです。一生生え抜きのままで、フェアプレー精神を崇び、苦難にも耐え忍んで最後には勝利をつかむ。そういう性格の球団、だからこそ人気を博していたと云えるのです。だから、ダイビングキャッチでとっとと怪我していなくなるなんて言語道断だと思うのです。そこで怪我してもだれもファンはよろこばねえし、取れないなら取れないでバットでお返しすればいい。

 あたしに言わせりゃあほとんどみんな駄目です。松井なんぞもともと阪神ファンだったんだから巨人になんか要らないし、すぐに怪我で引っ込む高橋も駄目です。メジャーを狙う上原も絶対いけません。もっと極論を云えば、巨人の四番を日本人以外が打つな! とも云ってしまいますアタシ。これは心の拠り所の問題ですので、反論は聞きません。
 そんなもの、ないでしょ。今。
 今の阪神ファンには悪いけど、巨人阪神の伝統の一戦、というときに阪神がきっちり敵役だからこそもりあがったのです。彼らなら彼らなりに「阪神名物JFK!」があるからキャラクターとして成り立ちます。昔の西武で言えば秋山、清原、デストラーデ、でしょう。この球団にはコレがある! という生き様を見せられねえでなにが球団だド畜生! と思うのです。
 そういう意味では、なかなか勝てない「楽天」は今非常に楽しみなのです。

 もうなんかさぁ巨人、今年最下位でもいいから全部生え抜きで戦っては呉れないか。メジャーに行きたいやつは行かせりゃいいし、元木も後藤も河相も小田も岡島も福井も、みんな他から連れ戻してほしいし。

 そう思います。巨人ファンは喪失感を背負っております。

 で、あ、「井戸の茶碗」は各自聞いてみてください。なんで今日「井戸の茶碗」なのか? わかります。ぴったりだからであります。

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