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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


アケマスタ! 2004年01月01日(木)

 ↑ 巻き舌で。無理。じゃあ威勢良く。

 あけましておめでとうございます。昨日の夜11時半ぐらいまで原稿に追われていたなんて嘘みたい。去年最後の原稿をメールでたたきつけて、残り三十分でQやら自分とこやらの掲示板にレスをつけてまわって、年の変わる3分前には一度パソコンを閉じて年の変わるのを待つ。所詮人間の勝手に作った区切りだというヒネクレチャンチキも多かろうと思いますが、でも、自分自身で決まりだのケジメだのつけるのは難しい。生きる死ぬにしたって、いまや葬儀業者を手を借りないとおちおち死ねやしない、なんて新年から縁起でもないのはいつもの裏返し、今年もよろしくお願いします。

 深夜、地元の神社に一人初詣。ぺくぺく歩いていくと西の空に真っ赤な月。すわ、今年はなんじゃいな、と思って写真機(携帶電話)を構えても街灯の光で映像にならず。でも、怪しげな一年の始まり。

・初詣のテーマソングは細野ハリーの"Chou-Chou-Dog"なのな。口笛で吹いてて、ハッとした。
・神社の巫女さんがえらく可愛かった。眼福。
・年賀状やメールをくれた方、ありがとうございました。
・万里園謹製の年賀状、届いたかしら。
・帰ってからAncient Ageのお湯割。プルプルプル。
・昼間はワインと日本酒とビール攻勢。日本酒は男山から芝右衛門、なんとか少女など。全体的に甘めのお酒ばっかり。
・夕方からサイトをようやく正月モードに模様替え。
・よくわかんないけど去年のコトは酒で洗い流した。
・サーモンジャーキーの食いすぎで胃にきている。

 さて、今年の抱負であるが、毎年のように、去年の伴反省やら今年の抱負やらが全くでてこない。反省も何も、まぁ、自分自身に繋がる何かがあまりにもめまぐるしかったかもしれない。

 というわけで。
 今年はやや謙虚に生きようと思います。
 まぁ、それが無難かなー、と。

 ではみなさま、本年も、どうぞよろしく。

今年のまとめ! 2003年12月31日(水)

 あと6分で年が明けちゃうよ! チクショウ!

 今年はジェットコースターみたいな一年だった!

 以上! みなさまよいお年をお迎えください!
 じゃ!

+++++
 ↓あとで、のんびりしたら書くスペース。

 書く。よくよく考えてみれば、皇紀2663年は(今年ですョ)未曾有のアップダウンを迎えた年だった。
 研究の方で賞とったし(今年はこれの賞金で食いつないで生き延びたようなもの)、会社辞めたし(關係者各位、いまだにトラウマになっています)長期アルバイトで小銭を稼ごうにもバイト30件応募、全部落ちるし、二度の関西遠征はあったし、よりによって詩でチャンピオンとれちゃうし、秘書は出来るわ、バアさんは倒れるわ、六〇〇スタッフは倍増するわ……いや、今の稼業を考えた上で、平穏な暮らしを望むのが無理な相談かもしれない。でも、来年こそは、もっと実入りのある仕事をしたいじゃないか兄さん(誰だ)。ライブも今年二回出来た。これはこれで、いい。
 べつに忙しいのは全然かまわないけど、作業した時間分くらいのお金は欲しいなぁ、と思う昨今であります。

 来年どうなるかなんて五里霧中。さてはて。

晦日 2003年12月30日(火)

35,593 byte

↑意味もなくデスクトップをあげてみる。テキストデータだらけだ。

 最近の日記、書きたいコトは山積みなのだが、いかんせんいつもの悪い癖で長文になったり、趣向を凝らしたかったりで、いろいろ。その一方で、明日までの原稿一本、なのである。六〇〇の更新もあるし、大忙しだ。
 今日は大掃除。にしてもあれだよな。これだけ土埃と綿埃に溢れる家もめずらしいんだろうな。玄関には苔が生えてるし。

 以上、取り急ぎ更新遅延阻止。

個人的にヒロスエ婚約を遥かに超える衝撃の婚約 2003年12月27日(土)

 こんな検索をかけてやってきた御仁がおったげな、そういや姫様はどうしとるかいの、と見に行ったわけじゃ。公式サイトの更新はさっぱりじゃったが、でも、ファンサイトであるTHE・フクマニア(仮)に出かけていったわけじゃ。

 フクマニアさんから恐れ多くも抜粋。

 福間さんは2002年11月に結婚し、先月11月29日午後5時25分に3058グラムの元気な男の子を出産されました。
しばらくは子育てで忙しくなるので、ライブはお休みするそうです。


 なんと!

 いや、ヒロスエもすこぶる好きなんだけれども。精神的な支えとしては未紗姫に支えられるほうが俺としては大きかったものな。ヒロスエに対する欲望が「やりて〜」だとすれば未紗姫は、まさにアイドルだったと。
 創作における「自助」からユイスマンスを教えてくれたのも彼女だっけか。自身、四枚目のアルバムを作るまでが苦痛で苦痛で、自分自身を救うことで周りも救える、という5thアルバムの「Drop will kiss」略してドロキスなんかすごいぞー。ギター二本と声だけ。

 癒しなんて生あったかいものじゃない。あれは、まさに、浄化。自分自身の浄化アルバムありますか。おいらはこのドロキスと友部正人の「にんじん」にたまの「ひるね」かな。さねよしいさ子の「GOLD」もいいぞう。
 閑話休題。

 「福間未紗への100の質問」でニューハーフ疑惑(自称)もあったけどなぁ。でも、結婚してたのかぁ。お子さんもいるのかぁ。

 ……くっそー。ヒロスエのときより、くやしい。これは、くやしい。

平賀源内展 2003年12月26日(金)

 両国の江戸東京博物館特別展示である。横尾忠則のポスターがなかなかに粋である。

 実際にエレキテルのレプリカで発電実験が出来たり、博物学者としての源内の多趣味ぶりが出ていて、企画としてはかなりよかったのであるが。
 でも、やんぬるかな、源内自身の作品はそれほど残っていないようで、源内がインスパイアされたであろうモノやコト、ひいてはみなもと太郎の漫画までひっぱりだされて、企画側の努力は見えるのだが、タイヤキの六割ぐらいしかあんこの入っていないような、残念な感じだったといえる。
 博物館のレストランでは、うなぎ柳川丼・源内の味なんていう特別料理が出ていたので頼んでみたが、やっぱりうなぎはうなぎだよな。ゴボウとセットじゃないほうがいいなぁと。940円。以上、クリスマスディナー。
 オニイサンノでぃなーハ楽ディィナー(減点3)。

精霊ヨサブソン(これ、曲作ってみるか。) 2003年12月24日(水)

 12月25日には、皆様御存知の通り、

 蕪村忌

 である。与謝蕪村(1716〜1783、江戸時代中期の俳人・画家)の没後、今年で折りよく220年を迎える。街では蕪村カラーである赤を基調にした装飾で(※1)溢れ、彼の好きだったかしわをみんなで頬張る、と。
 そんな特別な日に、家のものが風邪で倒れておりまして、致し方なし冬の空。まぁ、なんかするかいということで年賀状を郵便局に放り込みつつ、寿司を買ってビールでも飲もうかと。ワインでもたしなもうかと。もらい物のケーキもあるし。
 仕事場からフラフラっと出ようとして、なにやら全身に違和感があるのです。湯沸しやかん。ヘイベイブ、今年の風邪はゲロだのゲリだのに來るんだってな。うねる大腸に負けて一旦帰宅。もう一回出直して、駅前のトイレで沈没。ヤバい。寒い。でも、ここで倒れたらもっとヤバい。便所で気合を入れる。肛門が痛い。それにしてもアレだね、持ち込まれたウィルスにこんなに簡単に引っかかるって、免疫力が落ちているに相違ない。
 おさまってきたので、蠕動を脅かさないように店を出る。寿司屋で寿司を二皿頼む。また催してきて、同じトイレに逃げ込む。駅ビルの、本屋の脇の、ああ、なんかみっともねー。便意はないのに胃と腸が痛む。やだねったらやだね。這って帰る。横になるとそのまま意識が飛ぶ。

 目覚める。胃腸の違和感をトイレで沈めて後、(※2)また駅前に出かける。寿司を受け取る。ケンタッキーも食べるかな、と思って出向くと長蛇の列なので、蓮向かいで店頭販売されているマックナゲットをわし掴む。這って帰る。かなり楽になっている。

 ビールを飲む。そっと寿司を食う。
 回転寿司屋なのに、うまいんだ。これが。

 適当に食って後また横になる。10時過ぎに目覚める。コーヒーを煎れて呑む。ああ、よくできた。

 現在(23:58)に至る。……なんだ、健康じゃん。
 変なのは文章ばかりなり。

 +付録+

 蕪村に関してはこちら。
http://www.nime.ac.jp/~saga/busonj.html
 ハイデガーとの比較論もあるし、楽しみに読むことにする。

※1:嘘です。
※2:いちょう、で変換したら鴨脚樹、ですって。妙に感動する。確かに違ぇねえ。

第2回QMUSIC、だとー。【R指定】 2003年12月23日(火)

 第2回QMUSICSバトル! (←リンクをはつています)

 庭 VS ながしろばんり(第1回QMUSICSバトル勝者)

会期:12月22日より1月15日まで
投票:12月22日より1月15日〆切り
結果発表:1月17日

 なのです。庭さんは「BUDDAH RAPED ME」を、オイラは「うさぐるみちゃん」で参戦しております。

 そう、うさぐるみ。
 だって、クリスマスだし。
 だって、季節柄、これしかなかったし。
 本当は「ドンガラ」も「雨」も「在東京少女」も「聖歌・愛ヲクダサヒ」もあったけど、冬だし、温かいのを選びました。

 「うさぐるみ」と聞いて「あらきあきら!」と答えられる人は相当なものです。元ネタを知らない人は、是非是非検索をかけないで下さい……って、ググルで検索かけたら5件だよ! ベフ〜というかなんというか。

 えーと、セルフ解説を入れますってぇと、この作品、あらきあきらの『いけないおねだり』(海王社、1998年7月10日)というエッチ漫画の一編である「うさぐるみちゃん」という短編から出来ております。まぁ、うさぎの着ぐるみを着た少女とエッチしてしまう話ですが、最後のコマで「のらのら〜のらうさぎ〜」と歌っているコマがあって「ああ、これに節をつけたら可愛いかんべぇ」という思惑で、一気に書きました。一方、淺川マキっぽい曲を作りたかったんです。アホか!

 ……なので、

 本当は女性に歌ってほしい。

 音をいじるソフトを入手したので、後ろにパーカッションを入れたり。スナップを入れたりと、多分今まででもっとも豪華な録音になってます。
 是非是非、男声のむささにめげず、聞いていただければ。投票締め切りは1月15日です。どうぞよろしく。

現代文学会2003年大会 2003年12月20日(土)

  現代文学会2003年大会のために専修大学。今週行っても専修大学、なんつて。今回のメインは小林恭二と佐藤亜紀のお二方。

 ちと気になったり色々なヒントになった部分だけ抄録。

・ 数多くの人間が俳句に流れたため、俳句を主宰する側としては万人向けに敷居を下げなければならなくなった。結果、飽和した人間のために俳句という機構自体のレベルが、ことごとく崩壊した。

・ テレビゲームという筐が物語を受けとめるものとして適当かどうか、というと、ビジュアルとしての性能はものすごく高いが、ストーリーテリングとしての機能については、開発者が棚上げしてきた分、たいしたことはない。

・ 小説は、芸術というジャンルで最も、観賞に時間のかかる分野である。

・ やる気なさそうにずっと朴杖をついている佐藤亜紀はもう呼ぶな。いや、無愛想だったり歯に絹を着せなかったりするのはキャラクターとしてありだとは思うが。

・ 文学賞というジャンルにおいて、少しでもクセがあったり重かったりするものは、どうせ二次選考で落ちるので、一次選考でも通らない。

・ 小説家になってしまえば、いかに小説冬の時代といえども、何とか食っていける。

・ というのも、20年前からとっくに冬の時代だからだ。

・ 視界は青山学院大の助教授らしいが、ようやくはミスるは、よくわからないフォローを入れるは、司会としてはろくでもなかった。

・ 執筆にワープロを導入したのは、阿部公房が最初で、小林恭二が二番目。なお、阿部公房のワープロは4000万円。(当時)

 ふーむ。
 ネット文芸なんてものが興隆するようになって、この「敷居」というものが常に意識としてある。某Qなんかだと「難しい事はヌキにして、紙と鉛筆があればいいじゃん」みたいなことを前面に押し出しているわけだが、それじゃあなにか。例えば詩のバトルにしろ小説のバトルにしろ、才能と運だけで勝負を決めてもいいことになってはしまわないだろうか。でも、アイデア勝負だとか才能に頼るってのはつまり、自分自身にたいしての根拠のない自信みたいなもので、まーなんだ。少々手間のかかる福引みたいなものでさ、そんなんで楽しいのか、と。もっと離れてみれば、自分の切り売りなんだから、いつかは潰えるぞと。しかもだ。金を払ってまで自分を死に追い詰めることもねえんじゃないかな、と。

 ま、花が咲くのはいつかわかんないけども。
 鍛錬しやうぜ。まぁ、現状を知るってな意味では面白かったが、だからって感服するかっていうと、ちーともせんかったな。うむ。

まぁ、そりゃそーだわな 2003年12月18日(木)

 柳。猊下からもらった靖国神社の御神酒を飲んでみる。恐る恐る。
 そもそも、300ml入り日本酒ってのは、どうも信用がならなかったんである。思い出すのは、石和温泉のホテルである。部屋の冷蔵庫から取り出した日本酒が、これがあんた、煮詰めたら砂糖が出来るんじゃないか、というざりざり感。うえっぷ。口直しの水割りも全然相手にならず、そのまま、日本酒の小瓶は鬼門! だつたのである。熱海で買った美少年(語弊があるなぁ)も微妙だったし。基本的に甘口の日本酒は駄目なんだろうな。ので、おそるおそる。一応作ってるの兵庫だし。日本酒の名産だし。

 ……ふぅ。

 いや、甘口だけど意外や意外、旨かったです。口当たりがいいのでサクサク呑めてしまう感じ。つまみのサバ缶との相性も、悪くない。
 まぁ、そりゃそーだわな。靖国神社で出している日本酒が、不味いわけが、ない。やっぱりこの辺、神社の威信とかなんとか、かかってくるだろうし。

 お神酒の飲み比べ、なんてどうだろう。

 ふと、そんなことを思ったり。
 猊下、ごちそうさまでした。

亥烙祭文・超訳 杜甫「兵車行」 2003年12月17日(水)

 戦車ズンズン馬ヒンヒン 腰にバルカン携えて 爺婆妻子に旗振られ 舞った埃か別れの涙 横須賀港が滲んで見えて はためく袖の涙も癒えず 糾声昇りて天路に至る 路行く人は憑かれ顔 ちっちゃな頃から悪ガキで 十五で北方ダム作り 四十で西胡の屯田兵 ピチピチピッチの黒髪も 帰りにゃ乾いた灰のごと 槁木死灰を埋めるべく アクリル砂漠に突っ込んだ 砂漠に小泉あったなら 喉の癒しになろうけど 繁み(※)の脇の泉なら 血しか湧かないことだろう

 次回は<君不聞漢家山東二百州〜>より。



 ※ Bush.

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