世の中は楽ならざること多かりきそれにつけても金の欲しさよ
「それにつけても金の欲しさよ」というのは便利な言葉である。五七五につければ何でもかんでもわびしくなる。
夏草や兵どもが夢のあとそれにつけても金の欲しさよ
幽霊の正体見たり枯尾花それにつけても金の欲しさよ
痰一斗糸瓜の水もままならずそれにつけても金の欲しさよ 正岡子規が急に悪人になっちゃう。
松島やああ松島や松島やそれにつけても金の欲しさよ 芭蕉も一気に因業ジジイです。
・新世紀小説バトル(毒たっぷりにつき伏字満載) まぁ、次だ次。 結果も出たようなのでネタばらしをしてしまうと、「火*鳥」ちゅのはある種の皮肉だったように思う。いや、作品が皮肉なのではなくて、作者の相変わらずの反骨精神が余計なことをしてしまったのだよな、という自覚があるのだ。 QB**KSの感想で『登場人物が典型的で、なんだか典型的過ぎる』という指摘があったように思ったが。 そりゃあそうなんですよ、あーた。 問*小説見て御覧なさいよ、装丁は立派かもしれないが、一皮剥けば売れもしない*****が並んでるだけぢゃないの。ネットの読者なんざものめずらしいものをぶら下げとけばある程度票を呉れるし、あとはそうさなぁ、性根の問題でとち狂っちまったんだな。 おまえらの雑誌がつまらないから、ビジネスライクに雑誌に合わせてみましたがいかがですかへへへ、って、読んだ編集長は怒ったかもしれない。 こちらの意図はもちろん読めている、だろうし。
今となっては首をつろうかという気持ちである。
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