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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


ぷしゅー。 2003年12月09日(火)

 ただいま、日付が変わって10日の3時21分である。
 本日締め切りの太宰治賞への作品が脱稿。まー、ここまで書ければ、いいだろう。(多分、年齢の所為で)書ききれない部分もあるが、これは20年後に書き直すつもりで、もうちょっと寝かせておきたい。

 ともあれ、印刷だ。ぷしゅー。

 これはいけるんでないかい。うふ。

わたしが・すてた・おんな 2003年12月08日(月)

↑遠藤周作のアレである。
 ハンセン病元患者の宿泊拒否事件に関連して、この作品をふと思い出した。これも確かアレだよな。田舎娘を騙した学生がさんざんにもてあそんだ跡で、娘がハンセン病なんじゃないか、という疑いからとっとと捨てちまう。でも、実はハンセン病じゃないことがわかって、娘は騙されたことに気づくけれども男を許してしまって、それでまた娘はひどい事になるわけだが、「イエス様がいるなら、何で救ってくれないのか」みたいなオチである。遠藤周作お決まりのパターンといえばそれまでだが、でもなお、宗教の無力が感じられる昨今、課題図書にしたいくらいのお話、でありんす。

 さて、コトがコトだけにコトバを選ぶ必要があるが(三連コンボ)、でもなお、オイラはホテル側の姿勢を支持したい。問題は、ハンセン病であるという病状に関わらず、あくまでも「外見」の問題でしかない。じゃあ、ホテル側は宿泊客が外見からHIV感染だとわかるのか。外見から殺人者だとわかるのか。外見からホテルの備品を盗む泥棒だとわかるのか。
 たとえば、SPAリゾートなんてのがありますが、あそこは暴力団風の男、刺青者禁止なんて表示が出ているわけでさ、これを「差別だ」と云ってもいいのだろうか。
 または、自分で望んでハンセン病になったわけでは無い、という反論があるかもしれないが、そういうならば、例えば黒人の人々が長く差別をされてきたことに比べての時間の経過はどうだ。そもそも気に食わないのは、障害者だからって、周りの健常者(あえて、こう言わせていただきたい)が「便宜を図って当然」だと思っているところが見え隠れするところだ。不慮の病気? 差別解消の努力はすべきだと思うが、でも、そこで己の状況を把握した上で受け止めるのも、これまた解消の通過地点じゃあないのか。
 そこのホテル組合も、わざわざ揃ってホテルを悪者にすることぁ、ない。なにしろこういった外見差別の問題は否応なく続くものなのだから、とりあえずホテル側の主張も認めてやればいい、と思うのだが。

 なぁ、なにが腹立たしいって、周りでホテルを悪者扱いにする野次馬なんだけれども。それぞれの立場があるだけに、こういう一方的な「善悪」で騒ぎ立ててしまうのは、なんともな。

なにやら 2003年12月07日(日)

 仕事場の外では引越しをしているようだ。まぁ、今まで工事が入っていたんだから当然か。そうだよな。いい天気だったが切羽詰っているので外出なし。ヒーン。

 一昨日見に行った全日本プロレスに出ていたギガンテスというレスラーが昨日亡くなったらしい。外人レスラー。
 そういや、ブッチャーもそうだけれども、異国の地で営業をしたりなんだり、そうやってその営業先で死ぬ、というのはどんな気分だろうか。あいにくオイラは国境を越えたことが無いのであるが、ああそうだ。前提として、メジャーリーグに挑む日本人、大相撲に挑むモンゴル人の感覚と考えていただきたい。骨をうずめる覚悟で、という言い回しがあるが、どうなんだろうな、ブッチャー。おいらはプロレスには明るくないが、アメリカでも有名人なのだろうか。

えーと、とりあえず、だ。 2003年12月06日(土)

http://www.sugikoto.com/sirifurifs.htm

 ↑年明け、本当に行こうか。


 さて、「エンタの神様」を見ている。このタイトルでさるところから苦情が来なかったのか。考えすぎのヒューマニズムから怨恨のメールは来なかったか。今度関係者に聞いておこう。いないけど。

 さて、若いヤングに人気のお笑いであるが。
 やーっぱり、詰まんないんだわ。

 前提として、小生の笑いの根源は、漫才だったら上方のボケ突っ込み、コントだったらモンティパイソンなのである。もうねぇ、これらにくらべたら、今「人気」だといわれているお笑いはでんでんトモロクねぇんである。
 なんというかな。コントの脚本家が舞台にのこのこ現れて、「はいはい、こんな面白いネタ考えたけれどもどうですかー、面白いですよねー」なんてやって見せている感じ。少なくとも、その芸人のキャラクターや「味」が面白みにならない以上、それは加工する前の「ネタ」でしかない。シチュエーションのあるショートコメディーであっても、どの芸人がやったって同じではしょうがないんだわな。これはコントだって同じで、別に路上販売員が毒舌だったとしても、トモロクもなんともないんである。毒舌が人柄ではなくて、単なるネタになってしまっている時点で面白くもなんともない。ガンダムの装置を舞台上で作って他人のナレーションでネタをやったって、ピンの芸人なら一人の力で何とかしろよ、と言いたくて仕方が無いのである。
 だからアレだよな。何の芸があるのかわからないようだけれどもいやにテレビに長く出ている芸能人って、あれは芸能人から見事芸人に化けたんだ、と思うわけですな。ので、ダチョウ倶楽部やせんだみつおの方が、あたしゃダーンゼン好きなんであるな。
 それともなにかな。やっぱり視聴者のほうが(以下略)

 ※ でも、中川家とますだおかだは正統派で好きなんだ。これが。

検査に行ってきた。 2003年12月05日(金)

 3日の記述どおり、大きな病院に行ってきた。10時予約の診療が、あれよあれよと言う間に11時になり、12時になり、12時過ぎに診察開始、である。

 病院よ、出来ない予約は受け付けるな。(−−#

 まぁ、具体的には頚動脈付近に妙なシコリがあるわけなんだけれども。左右で明らかな違和感がある。軟骨が触ってこりこりいう感じ。それじゃあ、というので超音波検査。ああー、リアルタイムで黒い影があるのがわかる。11ミリ位。血流が色で表示されるので、大きな静脈や動脈とは離れたところにあるみたいだ。

 まぁ、結局はリンパ節の肥大だったということで。
 原因もわからないし、どうなるかもワカラナイ。
 まぁ、何か変化があるまで様子を見ましょう、というので診療はオシマイ。その間、10分強。
 治療費、2250円。(保健による割引負担)


 ――ああ。
 昼からの仕事(阿佐ヶ谷→品川→大井町→大井競馬場→浜松町→高田馬場。ふー)を経て、8時過ぎにほうほうの体で日本武道館に辿り着く。全日本プロレスのチケットを頂いたので見に行ったのである。生のプロレス観戦は初めてだったが、ブッチャーが見られたのでよしとする。何故かセコンドで来ていたボブサップが最後は乱入して、相手のレスラーを投げ飛ばして失神させるなどのおいしいハプニングもあったが。
 これは、格闘技というよりもむしろ、紳士協定がある上での芸能だよな。とふと思った。みんな紳士だ。
 日本全国のプロレスファンの皆様、気を悪くされたら、申し訳ない。でも、ここで細かく書きたくないぐらいには、なかなかに楽しんだ。面白かった。

トリビアのパンダ(封印解除の派兵ネタ) 2003年12月03日(水)

 いや、政治ネタは辞めようという軽い縛りがあったのです。オイラの中でな。

 でも、これを見て、ちょっと中立であることをやめようかなと思った。この記事が本当ならば、日本政府のやってる事は、一体なんなのだろう、と。

 ※ 記事のデリートがあるかもなので、早めにお召し上がりください。

 さて。
 ちょっと病院へ。もっと大きな病院を紹介されてとぼとぼと帰る。金曜日に検査。死ぬかも。(大げさ)
 行き帰りの道のゲームセンターで、「トリビアのパンダ」なるものがUFOキャッチャーで発見される。いや、生茶パンダ人気と(オイラも最近入手したのだ)トリビアの「へえ〜」ボタンが合体して景品になるとは。

「口をパクパクさせるとへぇ〜と啼きます」てオイ。

矮星賞関連 2003年12月02日(火)


 今日、矮星賞の賞金を受賞者のマニエリストQさんに振り込んできた。本当は授賞式なり受賞パーティーなりするのが筋なのであろうが、予定があわなかったり金が無かったりというわけで生憎、もろもろの特典を郵送することにしたわけである。郵送物に関しては、明日送付のこと。
 矮星賞って、やってることはメセナなんである。ただ、別にメセナが出来るほどの資金的な余裕があるわけでも、別にそれでなにか名誉を得ようとか、全くそういうことではない。例えば文藝がもうすでに没落していくメディアであるとかそういうこととか、自分で動きもしないくせにグダグダ議論百出させてもそりゃ仕方あんめえ、ということなんである。まぁ、悩むのが趣味みたいな文藝サイトやら、自己顕示欲のために内々で酷評して自己嫌悪に陥る人なんてのをそこそこ見受けるが(嘲笑)そもそも、作品を取り扱うってのはその背後の人間と対峙するってことなんだぜ? 作品の粗探しばっかりで読者面している面々に問いたい。 小説家は芸人じゃねぇ。だいたい、粗探しして「クズばっか」ていう奴に限って自分でもなんか作ってるんだよね。それは読者の提言ではなくて、同業者批判だ。
 ただし、オイラは芸人を自称しているからのう。この辺は何を言われても謹んでお伺いいたしますが。へぇ。

 でだ。

 矮星賞。ちゃんと賞状も用意しました。
 何を書こうかねぇ。少なくとも、「ナニサマ?」とは思われたくない。テンプレートにある「貴作を優秀であると認めたため」だなんて、そんなこと云えるわけがない。優劣ってあるのかよ。個人的な好みを優劣にしたくはない。悩む。たった数十字に、悩む。もらう側にとっては一生残る(かもしれない)ものなんだから。

 で。

 賞状

 第一回矮星賞 マニエリストQ様

あなたは小説「いつでもなく、どこでもなく」で文藝の力をいかんなく発揮されたので、選考委員は大いに楽しみました。
その栄誉と今後の活躍を期待し、これを賞します。

 平成十五年十二月一日

 文藝越人六〇〇 主宰 ながしろばんり


 さて、これで矮星賞も終わりだ。

メリークリ正月あけましてあのよろし 2003年12月01日(月)

 明け方、ようやっと年賀状のデザインが決まる。プリントアウトしたものとデータフロッピーを製作して、ふらりと印刷発注へ吉祥寺。
 今年は都合により年賀状を出さなかったが、去年の年賀状で頼んだ業者が勝手にデザインをいじるという無作法をやらかしたために、次のお店を探す魂胆。この場合の「良かれと思って」ほど迷惑なものは無いわけで、いじったことについてさえ一切の説明が無かった印刷会社を未だに憎しと思っている。ぷんすか。
 一軒目は結構大きな店で、フロッピーを元に印刷をしてみてくれたが「線が細いので印刷が掠れる。フィルム製版にするといいのだが、それだと6000円追加される」という。あわわわ、タダでさえ「高いかなぁ」と思っていた矢先でその態度は何だ!(商いですがなニイチャン!)とは云わなかったが、すごすごと退散。
 なおも雨の吉祥寺をウロウロしていると、矮星賞の記念品のプレートを頼んだ表札屋である。ビンゴ! いつぞやのオバハンに版下を渡すと「出来る」と一言。すげえ! なんか色々な心配とか何とかじゃなくて一言で済ませてしまうのが凄い。オバハンの心意気に打たれて、ここのお店に頼むことにする。さっきの印刷屋が葉書代込みで7000円だったが、こちとら5000円強で引き受けてくれたヨ!

 ――さて、吉と出るか凶と出るか。完成品をお楽しみに。なお、万里園特製年賀状は、今年中になにかしらの関わりがあって、住所の割れている方にはもれなくお送りするつもりです。なお、不幸などがおありで年賀状は断る、という方はBBSででもメールででもお知らせください。自粛いたします。

けふのできごと(ダイジェスト版・追記) 2003年11月30日(日)

 ◆ 武蔵境のデパートの本屋。
「あー、プーさんだよお母さん」
「違うよー、トナカイだよ。角あるもん」

 ?

 いや、この方だったんですがどうでしょう。オイラはジャンプもマガジンもサンデーも、買ったことがない。
 ……トナカイでいいのか。お母さん、正解。

 ◆ アバレンジャー、あらわる。
 デパートを出ると、どこかの会場に警備員さんとスタッフの人に連れられたアバレンジャー御一行様がゾロゾロと。ロータリーの向こうの子供に手を振るなど、自分のやるべき事はしっかりわかってらっしゃる。
 通りがかったお子さんをアバレキラーさんが全身でおどけて見せてます。サイトの解説を見る限りでは実にクールな役回りだと思うのですが。なんだ飛び上がって手足バタバタって。
 それにしても凝ってるね、このサイト。

 ◆ 古書店にてみむだ良雑『超・ありすのぼーけん』など購入。
 やっぱりみむだは天才だと思う。いや、無敵だろう。エロ漫画としては非常に好みの分かれるところだが、不条理とギャグに関しては、見事。

 ◆ まーじゃん。
 ツキが細い、他人の当たり牌を引いてくる、いいことなし。340円。何だこの金額は。

 ◆ 痴話喧嘩
 家の前に公衆電話があるのだが、日付変更線も超えようという現在、響き渡る大声でおばはんが痴話喧嘩中。家人に云われて見にいって、「うるせぇぞおい」とたけしの挑戦状ばりの怒鳴り方をしてやると「ホラ御覧よウルサイって怒鳴られちゃったじゃないか」と受話器に向かって怒鳴るので「いや、うるさいのはてめえだ」と丁寧に突っ込んであげなさりたまふ。(←ムチャクチャ)

 ◆ 痴情のもつれ
 っぽいチャット。うふふえへへ。

口の代わり 2003年11月29日(土)

 送られてきたメモの冒頭が「口の代わり」という書き出しであった。領収書のおまけでついてきた短信であるが、なかなか見慣れない表現なので、しばらく見入った。あいては御年配の方だ。
 いや、もちろん「口で言う代わりに短信」という意味なのは承知しているけれども、広辞苑にも乗っていないし、goo辞典でも見つからず。

__

 口の代わり

 マニエリストQ様

 送っていただいた荷物、確かに届きました。

  MAO拝

 ――つまりは、こういうことだよな?

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