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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


空のかなたに浮かぶ影(途中) 2006年12月22日(金)

 ダリだ、ダリだ、ダリだーーーー!

 というわけで上野の「ダリ回顧展」へ行ってきた。
 いや、今週は遊びすぎにつき大人しく仕事せんかい、とも思ったのですが、回顧展の会期が年明け四日でがしょ? で、いわゆる小中高の冬休みが始まってしまうと今以上にどじゃーーってな按配で人に埋まるのだろうなぁ、というわけで一滴マスター。

 三鷹発神田経由ジュリ上野ぎゃぼー。途中毛皮売りのカナダ人に捕まる。いい毛皮そうだったんです。
「兄ちゃん、これあったかい。雨、雪、」

ハイ、それまでョ 2006年12月20日(水)


 金のないヤツぁ、俺ンとこへ来い
 俺もないけど心配すンな
 見ろよ青い空 白い雲
 そのうちなんとかなるだろう


 や、どーも。ながしろです。
#「や、どーも」は植木等の声で

 植木等のCDを聞いて、おれも無責任一代男になりたいと思った時期がありました。中学のころですが、でも結局根が心配性であることに気づいたため泣く泣く断念したわけですが、ああいうのは傍で見ているから羨ましく思えるのか子。中学生のときに都からなんだかの賞状を貰ってるんだけれども、あれは東京都知事・青島幸雄だった。なんですよ。
 追悼アンコールってことで「いじわるばあさん」実写版、やらねえかな。そしたらDVDで撮るぜ。

 いや、ほんと、一時代の終わり。
 青島さんみたいな日本人はもういないかもしれナイ。あれだけの洒落人、若旦那はもう居るめぇ、合掌――。


 あとカンニングの中島さん。「カンニング」のあの確立されたパターン、ちゅのはいわゆる今のよしもとのベテランに相通ずるものがあるわいな。海原はるか・かなたとか、あした順子・ひろしとか。生きていたらおそらくあのくらいまで長生きしたように思う。合掌――。


 岸田さんは存在感だけあるけれども、TVに出てくるとうれしい女優さんだったわよね。最近だと「動物のお医者さん」のおばあさんで出ていたような気がする。その辺でアタクシの記憶も終わっています。
 小森のおばちゃまとか、オオヤマサコさんとか、ああいう一目でわかるパンチ力の女優が居なくなりました。
ああいうのは暴露本を出したって手に入るモンでも無い。合掌――。


 今日という日は、なんなんだろうねえ。

飲酒考 2006年12月19日(火)

 倭製ウィッキーさんことながちろです。

 最近倭製、ないし和製○○って聞かないよねえ。和製大砲なんて、昔の四番バッターなんか云ったものですが。
 もっとも新しい記憶では井上和香を「和製モンロー」って云っていたようないなかったような。

 検索したら土屋アンナが和製モンローだって。

 誰?


・なんだかいろいろあって延期になっていた新刊本が出ます。
 日本常識力検定協会監修「書いて覚える! 大人シニアの常識力ドリル」(英和ムック)では、アタクシが全出題+文章を担当しました。
 まぁ、数々の駄目出しや改稿もありましたが、ようやっと、来年1月11日発売予定です。
 980円で128ページ。書いて覚えると二度使えないのでもう一冊お買い求めください。

・忘年会シーズンですが今年は極力抑えまして、2件です。で、ひとつは16日、高田馬場「寿限無」にてうちの多岐一門の会。まぁ、師匠、現在は早稲田の講師だもんで、早大生OBやら現役生やら助手やら多いこと多いこと。別件での早稲田知り合いでの名前を出したら結構識ってらして、世界は狭いじゃないかなぁ兄さん! といった按配。
 いや、本当に、人間どこでつながるか、わかったもんじゃないすよ?

 で、まぁ、表題なんですが、酒ェ、本当に弱くなったね。昔からつらつら考えるに、ある種の緊張感があるとしたたか飲んでもなんでもないけれども、この年になると変に緊張感がないから、弛れるわけだ。するってぇとすぐ酔っちゃう。あの日はたしかビール1→焼酎水割りに移行して5杯も飲んだかいな。
 これでべろべろに潰れるでも無く、ふらふらしながら会話に脳がついていってない。最後のほうは頭がじんわりと痛くて、帰っても可くないのだわよ。朝五時に起きる。宿酔かと思って吐こうとするも胃液しか出ない。翌日ずっと胃がだるい。下痢もしてるしノロウィルスじゃないかしら、と思ったらそうでもないらしくて。

 酒を飲むと血行がよくなりますわな。で、だから寝酒ちゅのは嘘ですな。血行がよくなったら興奮して寝られない。なんかこう、寝酒ちゅのはプラシーボぢゃないかね。
 最近あんまり血管がよくないね。脳付近の血行がいいと頭痛になる。胃もずっと荒れてる。なんかこう、コーラにシフトする勇気も必要ですよ。
 わかってるのか、こら。

 意識も変わってくる。

 3000円で「飲み放題」ちゅと、結局「一杯飲まなきゃ損だ」みたいな了見は一年前くらいまではあって、宿酔も愉快なオプション、みたいな感じだったのが、もう辛いね。飲んだ後辛いのは厭だね。
 飲んだ後寒いところを帰るのも億劫。

 こうして引き篭もるわけだが。
 最近、シモのほうもおかしくてなぁ。
 師匠に現役生の美少女を連れてこられて「卒論の面倒を見ろ」と命じられたんですが。
 ピクリともせんでなぁ。
 そのあと真面目に少女売春の話とか、花魁の話とかしちゃったんだが。
 学術トークだったもんなぁ。

 もう駄目なんかなぁ。
 最近射精するとすぐ眠くなるんすよ。
 眠いくせに乳はまさぐるみたいな。
 気持ちはなんかいじってたいんだけれども。
 やだなぁ。
 妙に脂が脱けちまって。

 週末はQの忘年会ですが、
 できるだけコーラ飲みに徹しようと思います。

よせてあつめて・49 2006年12月13日(水)

 内なる声が日記を書けと。ながしろです。

01 おぎゃぽれぴちちのけ。

02 めがねがない
 PCに向かうには目が痛い。
 探せばあるんだろうが……

03 文芸の方法として
 二つあるって云うのよね。
 自分の内面に興味があって掘り下げていき、その結果を一般論のレベルまで展開するタイプ。もひとつは他者に興味があって、観察を累ねることで一般論を導き出すタイプ。まぁ、どっちにせよ一般論のレベルにまで自分なりにアプローチしないと、不特定多数の読者は面白がらないよね、ということ。これ、書き手としてはどっちかなんだよね。ということをふと思い出した。

 特定の読者の一般論を「楽屋落ち」という。
 あたしは勿論後者。自分なぞ何も面白くない。
 なんか見たことのないものにワクワクする。


04 今回の日記、一番下から書いてる。
 ということを書いたのも3度目くらいか?

05 
「あたしったらひどい顔してる! 猿みたい」
「撮る前に気がつかなかったんですか?」

06 まぁ、そのうちナンとか、買うだろう〜♪
# ニューデリーの話

07 潰れるときには潰れる。だから、あえて老朽家屋の上では飛び跳ねる。
 未練がある連中にとってはとんでもない話。

08 とはいえ、あたしみたいなものに職質しないと怠慢だよね、警察官も……。
 全身緑とか全身茶色は廃めろって怒られた。

09 職質されたァー。
 荷物検査されたァー。
「ご協力ありがとうございます」
 これを協力と云うのかネ。

10 どうも若い猫は見るからに危なっかしい。
 車道でうろうろしていると心配で家に帰れない。

11 チロルは「きなこもち」だけ美味い。

12 まぁ、人間、ドーパミンの出るようなことがないと、いづれ枯れていくのである。これはいくつになっても同じことではないかね。
 ドーパミンの出ない状況を、これ「不幸」というよね。

13 最近、すっかり欲が抜け落ちた。

14 おいしいかまづいかで云ったら今半のすき焼きとマクドのてりやきバーガーは等号でつながる。どっちもうまい。ここに優劣はナイ。
 問題は、そこぢゃ、ないんだ。
 それこそ、楽しむ側の素養である。

15 小説なぁ。
 ある発見をしたのでやってみることにした。
 これで駄目なら、もう止めるかなァ……

16 年賀状何もしてない。
 いのししはオリジナリティーが出ない。
 5年前くらいから「いのししは悩むだろうな」と思ってたら案の定だよドラえもん。

17 忘年会シーズンですが
 今年は極力避けて二件のみ。
 吉祥寺とか荻窪界隈で飲むならもう一件あってもいいんすが。キティから17に誘われましたがこれはヤセコケ=マルッツィーノ(仮名)と遊ぶので行けず。
 なんかこう、この寒いのに外で飲む気力がナイ。

18 なぜ清水をサードにしない……

19 思うところあって
 思うております。今後のことなど。
 受身はいかんよね。仕掛けていかねば。
 つまりは、ヤらないから、説得力がないのであるよ。

20 なんでわざわざこう云うことを書くのか理解に苦しむ。機械にダルシム。

21 赤穂浪士のう○ちいりの日ですよ。
 赤穂浪士のうがちいり。うがっているのは当彼岸録だけですが。寂しいじゃないかなぁ兄さん(誰よ)。

22 もう14日の夕方になっちゃったよ。

23 かさじぞう
 昔あるところにおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさんとおじいさんとおばあさん(何がしたいかわからなくなってきた)

24 かさじぞう
 昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいて、家で編んだ菅の笠を市場に売りに行くのはいいんだけど、あっという間に笠は売れて、正月の買い物をしてホクホクと二人で年を越す、という話をものすごく丁寧に書いたら、実は面白いんじゃないだろうか。
 地蔵? 地蔵は市場で謎の大八車に引かれて通り過ぎるだけ。

25 「何でそんなに急ぐのよ」
「君ィ頼んだの忘れてて睡眠薬飲んじゃった」

26 お前の血をすって仲間にしてやる。
 まるで性病みたいな。ドラキュラ形無し。

27 人事は尽くさないと天命も何もナイ……。

28 捨てる神あれば拾う神あり。

29 まぁ、同じことを反復すんだから怒られても気にしないことにした。

30 「愛国心」教えるの。誰が。どう。いつ。

31 風呂はいって、コーヒーでも淹れよう……。

32 今日は50から書いていますので、お間違えなきよう。数字どおり読むとかなり奇妙なことになっていて、笑えます。

33 手前勝手な「希望」は幾らでも出せるけど、「夢」はないネェ。

34 素朴で落ち着いた生活をするにもお金が沢山要る(ムーミンパパ)

35 とかなんとかブラックとパロディーがウケないのは、やっぱり受け手の素養の問題なんだよね、という話をしたんだ。月曜に。

36 なんかこう、自分をミンチにしてハム製った方がきっと儲かるよ自分。そう俺々。稼いだ金使うときにはいないけど。この世に。

37 やぁ、ここは世界の最下層。

38 ドトールのココア美味。寒いときには溜まりません。

39 月曜日、午後一で桜上水で打ち合わせの後、7時に新宿で待ち合わせて飲んだ。まぁ、打ち合わせの終了が二時半くらいで、それから松屋でご飯食べて、新宿にわたってからずーーーーーーーっとウロウロしていた。やぁ、デパートだけで5件は回ったかしら。まあ、探し物もあったのですが。
 でもなんか、楽しいな、新宿は。
 目当てのものは見つからないけれども、デパートの衣料品売り場で一人物色などする。
 大体店員がわかいと引くんだよな。なんかかっこいい兄ちゃんとか姉ちゃんが多いし。で、おそらく自分より年下なんだろうなあと思っても、彼らがまともに勤め人やってると思うと、どうも萎縮しちまう。
 偉ぇね。給料取りは偉い。

40 ……?
 つまりこれをつけると、じっさいにはどうなるのか。
 気になるなぁ。
 でも、あったってぶら下げておくのも重いらしいし、なんとか 有 効 利 用 していただきたい!
 私は遠慮がちにありがたく見る派。

41 楽天犬鷲の話はしてもいい。
 やぁ、楽しそうですよあそこは。来年。
 巨人から行った佐藤(投)が背番号0ちゅのがいい。
 意味がありげでいい。

42 讀賣巨人の話はしたくない。

43 自分の好きな人にウケりゃあ、それでいいぢゃない……。

44 要するに、読んでもらいたいのだ。読者に。いや、読者に、ぢゃないね。あなたに、だ。そう、特定複数の「あなたに」だ。そういう了見。

45 ただ、もう一つの利点があるとすると、他人の日記が書かれると書かれた旨が表示されるので、多少不精でも読みに行っちゃうらしいのよね。アンテナも同じmixi内では正確だから、取りっぱぐれがないし。

46 mixiの怖いところは「知り合いが見ている」つまり「知り合いからのコメントがつきやすい」とか「誰が見ているかわかりやすい」ためにあっちで書いちゃうというのがあるのよね。ごく身内向けに発信するのであれば、それはそれで、といったところ。

47 今回、趣向をかえてなんとなく50から書き出してみた。つまり1まで書けということなんですが、最近こっちも手ェ抜いてるからたまにはいいのかも。

48 昨日、江古田駅前樽平寄席・第16夜

 初花「寿限無」
 貞寿「講談・粗忽の使者」
 初花「狐芝居」

 「狐芝居」こなれてきた。が、ここでグズグズになるか、底上げするかの分岐点っぽい。
 寄席初の小学生が見に来てくださって、彼なりに楽しんでいるふうだった。
 一龍斎貞寿さんは美人講談師さん。アニメ声だがおっさんキャラ、という愛すべき人だった。おっさんの性格のわりにはマスターに注文するときなんかはかなりアニメ声を有効活用していなかったか。
 やぁ、楽しかった。

49 本日ぐったり
 ぐったりというか、立っていられないほど眠くて眠くて。昨日一時帰りで若干風邪っぽかったのか頭痛も引かないし、横になっていることにしました。気づいたら夕方。
 この奥底のどろーんとした感じは、やっぱり疲れているんだと思うよ。
 仕事はしてるよ。もちろんですが。 

長い散歩 2006年12月07日(木)

 今更ながら「ハルヒ」「ローゼンメイデン」ブーム到来。ながぢるぼにょりです。
 あああ、この痛々しくも汁っぽいかんじが。

 最近、もくもくと籠もり作業でして、自宅で筋トレに励みつつ校正などやっていたわけですが、やつはり外の空気を吸いながら歩くのが一番よね、ということで散歩に出ました。
……外の空気を吸わずに散歩をするというのは至難の技ではねいですか。アクアラングかしら。潜水服かしら。今のシーズンは潜水服なんかあったかくていいかもしれませんが、でもまぁ、ねえ。

 遠出をしようということで三鷹から井の頭公園を抜けて吉祥寺、の映画館の脇を抜けて西荻までガード下をとおります。この付近で仕事の電話が入り、駅前の富士そばでかけを一杯。ブックスーパーで数冊査収しつつ、そのまま帰るにはまだちと歩き足りない感じ。で、ここから道なりに西へ歩き出しまして、まっつぐいくと楽しそうな感じ。で、迷うかなと思ったのですが、荻窪行きのバスの通りでしたので、たまに通るバスを目安に歩いていったら無事、荻窪につきました。
 この辺の地理について、地理学者のボッド・メロヌキッキ教授はこういいます。
 西荻〜荻窪〜阿佐ヶ谷というラインについては地理上妙な拗れが発生しており、線路際の道、というのは基本的にありません。徒歩旅行者のほとんどはこの荻窪のツイストで道をやっほほほほっほい

 それにしてもこの先生、ノリノリである。

 まぁ、そんなこんなで、2時間半くらい歩きました。
 けっこう楽でしたわ。

・今日の査収物
* 有馬しのぶ『モンキー・パトロール』(7、祥伝社)
 終わってしまうとなんか感慨があるな。本作。

* 谷川流『涼宮ハルヒの退屈』(角川スニーカー)
 三作目。なんかこう、水戸黄門とリンクするところがあるよな。

* 安彦麻理絵『めーどイン山形』(古川書房)
 安彦の初期作品。最近のボロボロ具合よりも、初期の方が好きなのだ安彦は。

へーいやひー 2006年11月28日(火)

 タイトルは「庭師KING」の掛け声。ながぢるです。

 こつこつぬろぬろ。
 雨が暖かくて気味が悪いっす。

 スケジュール表に(済)マークがつくたびにうれしくなります。しかし、2週間かかる仕事も30秒で終わる仕事も並列にしておくのはちと問題があるんじゃないかなぁ、と思い始めた。
 改良すべえか。

 久々に出来そうな気がして弾語の録音時金閣。この曲、声域がギリギリ限界ゆえかなり見苦しい。もう軽く20テイクは越えているが、ようやくそれらしく録れたのであちらへメール。評判はそこそこ。
 ヴォーカル素材が出来たから、ベースとシンセでも入れてみるか。

・『ローゼンメイデン』(6)(7)讀了。
 悲喜劇の匙加減が絶妙。

 そうそう、前回のなぞなぞですが、
 正解は「ドレッドヘアー」。

 じゃ。

へるわかめちゃん 2006年11月27日(月)

 ながしろです。タイトルに困っています。

 なぞなぞを思いついた。

 ピアノがあれば指一本でセットできる髪型なんだ?

 答えは次回更新を待て。

 どこかで書いた覚えがあるけれども、使っていたノートン先生2004の更新期限が来て、じゃあしかたない、4000円払って更新すべえか、と思ってオンライン何とかをしようとしたところ、「もう2004はサポートしてないのさモナムール。2007を買ってねオクタビアヌス」とシマンテックの中の人に云われましたよ。

 余に新ソフトを購えと申すか!
 一万なんぼか払えと申すか!

 けしからん! 島流しにせぇーい(byウサ姫・古い)というわけで、ノートンを馘にしまして、方々相談しました。すると「どこもそんな変わんなくね?」とセキュリティの偉い人に云われたので納得し、ソースネクスト御中のウィルスセキュリティーZEROを購入しました。3980円。しかも、原則としてWindowsVistaのサポートが終わるまで面倒見てくれる、ってあずましいんでないかい。
 で、導入しました。
 以下、仕様感を箇条書きに。

<良い点>
・Nortonよりも軽い。軽すぎて不安なくらい。
・Nortonのべったり感がないので、パソコンにとってもいい。で、迷惑メールの排除も非常にさくさくしてます。排除することでたまに落ちてしまうNortonとくらべると非常にしなやか。

<悪い点>
・Nortonにくらべて持っているデータの量が少ないのか、スパムはほとんど駄々漏れなので、一から駄目なメールを教育する必要がありそう。
 導入してから一度も迷惑メールにひっかからないのはどうしたわけか。
・ポップアップやバナー広告を遮断しないので、ときどきわけのわからないウィンドウがひらく。これは、他に遮断するソフトを導入した方がいいかも新米。
・なんかそうだなぁ、いなくなって見るとわかるうるさ型のありがたさ、といった感じかNorton。付き合ってみてまだ日が浅いからわからないけど、本当に仕事しているのかわからないときがあるものな、ソースネクストのは。長いから曽根さんと命名。Nortonは能登さんにするか。



 そう、で、前回の話の続きなんですが。
 こういう仕事をしていりますので、いろいろな立場やテンションの人とお会いするわけですが、一つの物事に対するスタンスの差とか、金銭に関する考え方の違いとか、その他もろもろあってずいぶんと今年は振り回されたなぁ、ということを客観的に再認識しまして。

 これで、アタクシが編集者であるとか、ライターであるとか、そういう風に立場を固定できたならまた感じも変わったのでしょうが、マネージメントする立場でもあり、製作の部品でもあり……と、いろいろやっているうちに結局、その立場にはや代わりしなければならなくて、それでぐったりしてしまった、ちゅのがあるの。自失ですよ自失。悪い意味で。

 かといって、それは「しょうがない」問題ではないんだよね。出来なきゃいけないことだし、BBSでも柳川ちんが書いていたとおり、「東日本中柳川友裕不知大海」でないと、やはり潰れてしまう。いや、あたしが柳川友裕をやるわけぢゃないですよ。ただ、蛙は蛙として、井戸の世界もなきゃいかん、ということなんです。で、出来ることなら外の世界なんかどうでもいいんだもの。でも、井戸の中だけで生活できなくなったとき、さて、どうするか、なのです。
 昨今の教育問題もここにある気がする。
 なんか、そんなことを身に沁む今日この頃だよ。

 でも、なんだか掴みかけたので、なんとかなるかもしれない。

井中青蛙不知大海 2006年11月26日(日)

 これでいいのか常に悩んでおるっ。Bです。

 井の中の蛙、大海を知らず。
 井戸の中で生まれ育ったカエルはその井戸の外にある海を知らないものだから、乃公の居る水たまりが世界のすべてだと思っておる。これを笑ったものだという話ではあるが、どーも腑におちんちん。どないなっておるのか。

 いや、だから、井の中に済むカエルは、結局のところそこで一生を卒えるのであろうから、別にいいのんである。村一番の鍛冶屋、いいではないか。村のために若いときから鉄を打ち、弟子を育て、いづれ卒にますよ。でも、彼を不幸だと思わない。源蔵さんを笑うやつは前に出て来い。彼は立派な職人だった、と――。

 まぁ、アタシが口にすることなぞ、世界のどこかでサムワンセイスぢゃろうが、結局、井戸の底の世界というものが知覚に介在してきて、はじめて「見識」ちゅものが生まれて来るんだと思うのよ。
 例えば大雨で水が増水して、あれよあれよという間に水かさが増した、井戸の外に出ちゃった。高台にある季節はずれの岬のまちで<(c)緋川小夏>、ポカーンと見下ろす、青黒い水の壁。
 これは内から外への話。
 外から内、というときに「壺中天地」という話が。たまたま別件でやす泰さんが引き合いに出していました。
 某所にあった物を引き写します。


 紀元三〇年のころ、中国の後漢、汝南の町の役人に費長房という男がいた。市場を取り締まる仕事をしていた。
 その市場の中に、一人の薬売りの老人(壺公)がおり、その店先にはいつも一つのすこし大き目の壺あった。市場が終ったあとで、壺公は壺の中へひらりと跳び入つてしまった。
 市場の人々は誰もこれに気付かなかったが、長房だけが物見台の上からこの不思議な出来事をじっくり観察していた。壺公がただものでないことを察した長房は壺公を大切にし、長いあいだ尽くしていると、壺公も長房の誠実さを認めて、自分と同じように壺に跳び込むように言った。
 こうして一緒に壺の中へ入ると、そこは正に別天地であった。
 そこは壺の中などではなく、仙宮の世界で、楼閣や二重三重の門や、二階造りの長廊下などがあり、左右に数十人の侍者がいた。荘厳を極めた美しい玉殿が聳え立ち、殿中にはおいしい酒やうまい料理が一杯並んでいる。二人はたらふく飲んだり食ったりして、再び壺の外に戻ってきた。

 こうして一度壺に入った長房は仙術を身に付け、汝南の桓景という男とその家族の危機を救うことになり、旧暦九月九日の重陽の節句のいわれとなっている。


 と。こっちは、桃源郷とか、仙境の例としてあがるわけですが、これも、今の生活と、そうでないところという彼我の関係が没いと成り立たない。





 ――で、なにが云いたかったんだっけか。
 最近、話の本筋をすぐ忘れる。
 今日も100均に行ったはいいが、何を買うのか思い出せないで帰ってきたのであった。


 まぁ、また思い出したら書く。

読んだ本など 2006年11月23日(木)

 しりとりでもしようか。
「うどん」





 さういふ今日このごろ如何お過ごしでしょうか。ながしろです。

 で、あー。読んだ本。読んだ本ね。

・ローリング『ハリーポッターと謎のプリンス』(静山社)
 やっと読んだ。読んだともよ。
 自分の読解力を棚に上げて云えばやっぱりこの訳者は訳者として素人だなぁ、と思うのです。ちゅのも、前回の「不死鳥の騎士団」がひどかったのなんので、実は内容を全く覚えてないのです。本書あとがきに「暗いです」ってかいてあった、莫迦おっしゃい、不死鳥の騎士団の方が暗かったじゃないよのさ、というか本当に、読む気力が、失われてた。アタクシ個人としての原因推測はハッキリしていて、結局、まだ翻訳がテンションに左右されてんでねえのけ? という感じがする。底力がないから、ホームランか三振かのどちらか、という顕著な例。
 あ、で、話が前後しますが、「謎のプリンス」は、良かったのです。多分作者の調子が良かったのでしょう。「炎のゴブレット」「不死鳥の騎士団」は惨たるちあです。これは原作者のせいじゃなくて、訳者のせいだと思う。ここにきてスランプから脱した、そういうことだと思うのです。85点。
 ここまで来ると、最初はなから追ってる人ぢゃないと、わかんないよね。


・有川浩『図書館戦争』(メディアワークス)
 情報のやりとりについて、いわゆる倫理至高主義と表現至高主義が争っていった結果、日本で合法的にドンパチできるようになった、という設定の下の近未来小説。
 たしかに状況にいたるまでの背景もよく出来てる、システムも申し分ない、登場人物も熱血少女をヒロインにうまいこと配置されてる。よく世界観も練ってある。

 だが下手だ!

 これだったら、わざわざモチーフを図書館にしなくてもいいのよ。どうしても「ネタ」に振り回された末路がコレでは、しかたがない。ちゅかむしろ、この作者は小説にゃ向いてないんじゃないかな、と思いました。65点。
 コレ読むんだったらとりみき『ダイホンヤ』『ラストブックマン』読みなさい。あっちの方が書籍への愛がある。漫画だけど。


・文学フリマ査収関連。
 中村かなで「世界の終わりをテイクアウトで」(ストーリーテラーズ出版)

 中村かなでさんから本を貰いました。そういえばサイン貰っとけば良かった。三篇収録。
 表題作はいわゆる世界の終わりに直面して、どうも世界的なアーティストらしい男の娘、である小説家女子の蓮向井ハルカが主人公。
「トカゲ・エボリューション」は飼っていた爬虫類の話から、なんかいろいろ。
「SKETCH」はここ二年間の心情のスケッチ、だというけれども、額面どおり受け取れば、「世界の終わりをテイクアウトで」の延長線上にある作品になる。当然、表題作は「創作」で、「SKETCH」はスケッチなのだろうけど。スケッチの延長線上に創作がある。これでいいぢゃない。

 小説というよりも、非常に末法思想的な風味がある作品です。まぁだいたい、世界を終わりを捉えるときには、その不安定をなんとか自分の中で捉えて安定させたい、という気持ちが働くもので、しかも、自分の父親が配ってるんだよね。「世界終了おめでとう!」っていう、黄色い傘を。
 宗教としての解釈を考えます。この場合の宗教というのは、不安定さに対して法則性を与えて、なんとか自分自身のメンタリティーを安定させる理屈をいいます。世界の取り扱い説明書、という意味では科学も立派な宗教ですが、本作を読んでいて、一番興味深い点は、この「安定のさせかた」にあります。つまり、今現在の己の不安定に対して「世界は終わる」という事実だったり「僕、貴方のファンなんですよ」といってくれる男が、外部から自分の精神を安定させてくれている、という点なのです。で、そうした外からの支えを適当な相で受け止めて(はじめの「作家の蓮向井ハルカさんですよね?」「いいえ、全く違います」あたり)、といった周りからの支えを受けて、はじめて彼女にとっての世界は安定しているように思うのです。はっきり云やわがまま。周りに持ち上げられている自覚も無く、佐藤のことなんか思ったりする。「お前の脳味噌が飲みたい」が「お前の味噌汁が飲みたい」と読み違えるあたりもこういう線、色濃く出ています。作品中で、もちろん作者自身にも世界観が安定してはじめて、「脳味噌が飲みたい」を「味噌汁が飲みたい」に意識を替えることが出来るわけでしてね。これ、自分の世界の安定・不安定以外では読み違えようがないように思える。

 作家中村かなでは、きっと同じような安定を求める向きの読者には受けるんじゃないかしらん。でも、結局自分の仕事や心理状態への客観視は出来ていても、そのうちどの部分を書くのか、という絞込みにおいてやはり甘いのだと思うのです。
 自分の心のうちのあれもこれも書こうとしている。それゆえに、なんだかよくわかんないモチーフになってしまう。
 まだまだ大雑把、という印象です。45点。

リチャード・ハッケイの個人的事情(第10回) 2006年11月21日(火)

「Z」
「Z」
「ねむれない!」
「Z」


「ねづみも寝てるし」               Z>・;3つ〜

「きゃっ」                寝てねえよ>・;3つ〜


「だってZって」               これか>・;3つ〜

「なんと!」                  Nだ>・;3つ〜

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