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彼岸録

ときどき、12歳以上推奨。心して御覧下さい。


裸と鯨 2008年02月11日(月)

<岩手の蘇民祭>「全裸は公然わいせつ」今度は県警が警告

 どこかの白人が日本に来て、
「鯨を食べるとはなんと乱暴な! 即刻中止させねばならぬ!」
 とほざくのと同じメンタリティであることに気づく。

 とはいえ。
 いわゆる地方のコミュニティだけ限定だったものが、村と村とのつながりからコミュニティ自体を広くさせねばならず、その結果、もともとの祭にもなんらかの変化があってしかるべきだ、と。
 日本も諸外国と仲良くする以上、鯨を考えろ、過去は謝罪しろ、と。

 が、待てよ。待ちなさいよ。

 そもそも、グローバルだの、ボーダーレスだの、そこんところから見直す時期なんじゃないか。
 この辺を変に誤解していて、地方でやっている祭に対して観光客が難癖つけるというのはちがうんじゃないか。実に無意識に近代知ではないか。

 日本は法の上では「同じ国」だけれども、地方は地方で「違う国」です。

 羊水とおなぢく、やっぱりクレームつける観光客がキモい。自分の価値観を根拠に難癖つけること自体に疑問をもてないのか。
 それは成人として駄目ぢゃないのか。

5年前 2008年02月10日(日)

★ 寒い日のデートでうれしいと思うことランキング(goo)

 寒い日はアレですよ。脱がしたときのひんやり感。
 こう、尻だけとか、股だけとか出るわけですよ。
 夏だとこうはいかない。
 夏は蚊が出たり、無駄に汗かいたり、ですね。

 書けば書くほど自分にドン引き中! ながしろです。


 2月10日といえば知久さんの誕生日で、ああ今年もMANDALA2にいかなかったなとか思うわけですが、それよりもなによりも、03年2月10日って当時の会社の面接の日です。翌日が建国記念日なので、おそらくは2月10日だと思ったのですが。
 うちの師の紹介でとある出版社にいくことになって、当日のことはいまだに覚えています。ものすごくいやな予感だけしてた。あっちいっても、あんまりお互いに話も進まず、こっちはこっちで就職難の時に新卒就職できるから(それまでに50連敗くらいしてる)いっぱいいっぱいでハイハイ笑顔振り撒いて。
 で、まぁ、やってみましょう、と、入社が決定して、一ヶ月たたずにノイローゼになって、あとはお察しのとおり。興味のある向きは当彼岸禄にその頃の記事があるはづ、ってない? ないか。見ないで書いている。

 この時期と、あと4月くらいに「今年の大卒新人は●●型新人!」なんて報道がでるたびに思い起こすのですが、やっぱり人間、自分の五感だけは信じなきゃいけないなぁと思うのでした。あ、ここは合わない! という予感もな。予感がする、ってことはやっぱり腰が引けてるんです。だから、思い直すような出来事がはじめのうちに起こらないと、駄目ですな。萎える一方。

 駄目だ駄目だといいながらまだこういう稼業をやっていますが、そろそろ忙しくしてもいいんじゃないかとか思っています。なんだろうね、学生のときに忙しかった分、自分のキャパシティを決めている部分があったんでしょうな。
 それはいまもそうで、学生のときヒマで、社会人の忙しさにうろたえながらも慣れていく、という成長の仕方とはまた別の道をたどってしまった。
 いま考えると、ある種の「起業」ちゅ意識に対して、やっぱり同じに宮仕えをしている感覚だったんだろうな。そりゃあ続きません。文藝越人を大きくして話題になれば、ひとりでに何とかなるだろう、くらいのことは考えてたものな。もっとギラギラしていた。ちょうどBlog以前のテキストサイトが全盛期で、なんだかその「ネット成り上がり」という夢がまだ渦巻いている時代でしたな。

 で、いま、まだ、あのときのことをどっかで引きずってる。漠然と認識しているものが、実は根幹の部分からしっかり論拠づいていることも知っているけど、しかしそれって表に出せない。出してもみっともないしな。

 なんだか予期せずしてそういう色々を思い起こす日になってしまった。
 そして5年も経ってしまった。
 せうがねえなぁ。

読書会 2008年02月08日(金)

 そうそう。ながしろです。

 床屋にいって頭を丸めてもらったんですが、マダムが鋏を動かしながら怒っている。床屋の裏にアメリカ人と支那人の夫婦が越してきたのだが、旦那(アメリカ人)はいいかげんだし嫁(支那人)は嫉妬深いわうるさいわ癇癪持ちだわでいいかげんうんざりしてしまった、と。
 仕事柄このマダムは英語に堪能であり(潰れるまで駅前留学していた)、床屋には白人さんもけっこうくるのであるが、そういう言語の通用はあっても(この夫婦、まったくといっていいほど日本語が喋れないそうである)、やはり御礼を言うとか、時間を守るとかの意思の疎通は難しいようである。
 でも、考えようによってはものすごいことで、「アメリカ人の嫁と一緒に上海に住め。二人とも北京語は出来ないし、夫婦間の会話も英語onlyだ」という立場に自分が置かれたら、どうするかな。
 少なくとも、実現すると思えない範疇の生活ですな。
 そもそも、この二人が何で越してきたのか。

 うーむ。

 そうそう。
 読書会なのであった。
 なんらか人と交流する場所を作らねばならぬ。異業種文化交流をせねばならぬ! という気持ちがあって、読書会なんていいんじゃね? ということになって呼びかけてみたら結構な人が集まったのであった。5人いれば政党も作れるよな。いや、ひとりでも作れるか。

 で、で、で。
 さしあたって、あたくしを中心にした知り合いの集まりということで、暫定的に某SNS内ではじめてみました。いちおう「読書部」ということにしているのですが、前に同じ名前のコミュニティがあって、名義変更を余儀なくされています。ので、正式発進はもすこしあとになりそうな。
 読んでだらだら意見交換ができればいいな。

 人が大勢いる以上「この発想はなかったわ!」が欲しくてやるようなもんでして、面白そうだなぁと思った上、mixiが閲覧できる状況でしたらのぞいてみてくらはい。
 つてもあと一ヶ月くらいは本読んだりしなきゃいけないので、実際盛り上がるのはもっと先の話なんでしょうが。

 まぁ、そんなことを、こそこそしています。

ようすい 2008年02月07日(木)

 ようすいがどうとかはあんまり興味ないんですが
「そんなのゆるせない!」と嬉々として(鬼気として?) 電話でクレームを入れるような人とは友達はおろか知り合いにもいて欲しくないなぁ。

 そんなことを思いながらハニーフラッシュ。
 ということでひとつ。

シャンパンゴールド/ローズピンク 2008年02月07日(木)

 今日の星占い(Biglobe/Yahoo!)のラッキーカラー。

 この二色でどうすればいいか悩む27才男性。
 まわりを見回したらエロ動画の入ったCD-Rがシャンパンゴールドと言えなくもないことがわかった。
 わかったからなんだってんだ。

 文庫版『戦え!軍人くん』の背表紙はローズピンクっぽいな。

春絶ちぬ 2008年02月04日(月)

春絶ちぬ雪まだ消えぬ道路よりいっそ野辺往く魂もあり 赤胡

 やるせない。ながしろです。

 昨日の雪は残るもののよく晴れました。どこかに出かけようかと考えていると、知り合いの訃報。なんでか家族ぐるみで親交(ちゅてもこっちは独りだけど)があって、おねーさんがいて弟がいて、おねーさんの息子が(といっても20代です)亡くなったといいます。その他親族の様子を見ていても、どうやら自ら命を立ってしまったらしい。ボーゼンとしました。あたくしなんぞそのお母さんと仲よくしてもらってる。息子さんもあたしのライブに来てくれるありがたいヒトでね、その息子さんが亡くなってしまったそうで、とてもへたへたとしました。冗談だよねとは言わないけど、でも、なんか間違いなんじゃないか。
 間違いなんじゃないか、と思っておるとその息子さんから連絡が来る。あれは心臓とまった。椅子からずり落ちた。口がぱくぱくした。

 で、よくよく聞いてみると、私の知っている「息子さん」に弟さんがいるそうで、亡くなったのはその弟さんのほうらしい。びっくりしました。

 あたしは死刑も自殺も否定しません。せねばならないから終了のスイッチを押す。押してしまう。が、そのことで周りの人がどれだけ悲しむか。狂うか。傷を負うか。
 泣くか。悔いるか。陥るか。それでもなお、なお生きねばならないか。

 せめて、逝った人が「逝く」ことで救いになっていてくれれば。

 そうでなければ、もう、ね。

こつをばらす 2008年02月02日(土)

 2月になっちゃった! ながしろです。

「太陽炉」利用でCO2分解=温暖化対策技術に期待−若狭湾エネ研センター・福井

 非常に面白い記事が出てきました。太陽炉でCO2(こつ)をばらす装置。いよいよここまできたか、と非常にワクワクしています。
 もともとmixiのニュースで見て、一日に2キロ分解できるんだけれども、施設の大きさとしては東京ドーム3個分です、だと話にならない。
 15年位前に、光合成を人工的に発生させるには物凄い広大な施設になる(すくなくとも、作った甲斐がないくらいの)という話は聞いたことがある。で、今回の施設はどのくらいの大きさになるだろう、と思ったら写真がありました(リンク先)。
 どのくらいの大きさなんかな。ちょっとした天文台くらいありそうですが、このサイズならばたくさん建てられるのかしら。

 まだまだ改良されるでしょうので、これから先の展開が楽しみではありますが、なんだったらこの施設だけ見に若狭あたりまで足を伸ばそうか、などとふと思ったりする。

 で、若狭湾エネルギー研究センターのウェブサイトも見たんですが、そうおいそれとただの物見遊山でいけそうなところではなさそうではありますな。

心の問題 2008年01月27日(日)

 なんでも消しゃいいと思ってやがる。ながしろです。
 産んだ子供が駄目でも産んだ子供ですよ。
 そういう意味ではうちの親は偉ぇなぁと、今更思ったりする。

 ちょっと前の話だけど、1歳の子供がなつかないので殺しちゃったお父さんというのがいて、なんだか非常に気が遠くなったものです。
 もしかするとこのおとっつあんは、小さいときには親の言う「子どもらしさ」に忠実であろうとしたのかもしれないね。
 なんでもそうですが、人って自分自身が受けた仕打ちや方法で、他人にも何らかのアプローチをするもんだと思います。怒られたように怒るし、愛されたように愛する。
 そんなことないよ、という異論も聞いたけど、でも、良くも悪くも自分の心琴線に触れたことじゃないと、その効果を相手に量れないぢゃあないの。

 一方、斎藤孝『コメント力』(筑摩書房)面白かった。
 ちょっと引きます。

 コメントを注意深く見ていくと、その人と他者との関係性を知ることができる。たとえば社会的に大成功をおさめた人に素直にコメントを言えないときは、自分の中に嫉妬心が混じっている時が多い。(中略)この世に完璧なものはないのだから、あら探しをしていけばいくらでも言える。その意味であら探しはもっとも簡単なコメントのしかただが、そこからポジティブなものは生まれない。
 しかしなぜ皆がこの゛あら探しコメント゛にはまってしまうかというと、弱点を指摘しているしている人のほうが、されている人よりも知的レベルや能力が一段高いと錯覚しているからである。(中略)また、そういう゛あら探しコメント゛を喜ぶ読者、視聴者もいるのである。なぜなら彼らもまた嫉妬心を共有しているので、゛あら探しコメント゛はその嫉妬心に火をつけてしまうからだ。


 なんかこう、ね。
 この辺がリンクしている。あえてどう、と具体的にする気はないんだけど。

 なつかないからって殺されてたらあたしなんぞ命がいくつあっても足りないぢゃないねえ、と云ったら、実母に「そうね」と真顔で返される週末。

目の問題 2008年01月26日(土)

 いろいろパソコンでやっていると目が疲れるので、どんな配色がいいのかを調べた結果、画面の出力を変えたらいいんじゃないかという話であった。

 なるほど。
 そしてこれは確かに楽だ。

 静かな感動。

13Kの身の上 2008年01月25日(金)

 今日のおうし座:子供がキーパーソン! 憎まれ口を叩かれても大目に見てあげて! だそうです。ながしろです。

 ちゅても子供と話すことなんてなかった。
 というか今日会話した人ってまんだらけの店員と100均の店員と家の者だけですよ。子供の入る隙がない。

 タイトル、ニュースを見ていて「死刑を求刑」なんぞよく聞いていると「あわせて13刑の身の上」なんていっちゃうよね、という。落語「湯屋番」なんかの「二階に厄介、しめて十階の身の上」という、あれです。

 一杯のお運びでありがとうございます。
 生意気にアクセス解析なんてなものをつけておりますと、だれだれがいらっしゃる、というのんがわかります。常連さんありがとうございます。当サイトトップからいらっさる常連さんが約4名。これに彼岸禄そのものをブックマークしていらっしゃる方もいるでしょうから、多く見積もっても10人くらいなんじゃないかしら。もしかすると2000人くらいいるのかもしれないけど。その辺は調べようもないので好きなことが言えます。調べて精密に知ったところで愉快になるわけでもないしね。

 まぁ、一日に10人もとコミュニケートが取れれば一番健全なんじゃないかと思うわけです。このままあたしが死ぬまで関係が続いたりしてな。2075年くらいに「もう95だしそろそろ死んでもいいんじゃないかと」ってね。まだこのCGIでね。やると面白いんじゃないか、と。
 見に来るってことはこういうのんでいいということなんだろうな。

 こうやって読者(推定)に一方的に絡むというのも禁じ手な気がします。なんかあったらメールくれればいいんです。「話を聞け」とか「一晩中抱いてくれ」とか「金を出せ」とか。残念ながら財布には8000円しかないので期待しないで下さい。出ません。銀行のカードの暗証番号も生年月日じゃないんです。

 日ハムに入団した中田君というのが月にお小遣い30万円もらっても足りない、と云っておるんだけど、月に30万お小遣いもらったら自分だったらどうするだろうね。ということを考えて、あれこれ悩んで、結局30万もってどこか海辺の観光地(熱海とか)の郊外に部屋を借りてほそぼそと引きこもって暮らすんだろうな、などということを考えた。
 で、人寂しくなったら新幹線で東京まで出てきて、新宿で夜を明かして朝一の新幹線で帰る、と。
 いいな、すばらしい世界だ。

 でも、ちゃんと働いているからこそお小遣いが出るんであって、引きこもっちゃまずいのか。
 働かねばならぬ。
 やれやれ。

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