■ 中華街〜桜木町、横浜にぎわい座
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2006年05月03日(水)
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ぱーどん? ながしろです。
今日はが家元を見せてくれるという。家元ちゅてもわからない人のために云えば、立川流家元の立川談志師匠である。こちとら日頃からなんにもしねえで小言ばっかり云ってるのに、見上げたものですよこれは。えろい。超エロイ。英語にすると "She is HENTAI." #台無し
せっかく横浜に行くんだから中華街くらい行くかい、ということで中華街にもいった。あたしなんぞというヘタレ三文ライターはとーんと気がつかなかったけど世はGWだったのね。ガングロワンワン。だので人がぎっししつめつめのいのいすめすめ。どこに往くにも長蛇の列ざんす。壬生の屯所のボスざんす(byトニー谷)。 ざんすざんすさいざんす、バイキングで昼飯ぃ喰ったけど家族連れ向けの「とりあえず喰わしとけ」な飯店でした。やっぱり無理してでもちょっといい店に行かないと中華は駄目よね。駄目ですってば。ただでさえ観光客向けに手をこまねいてはるんでつから。 とはいえ、中華街なんぞ何の前準備なしにいったんだから妙な店に当たるのも一興っちゃあ一興なんだがね。 本当に美味い支那料理が食べたければしかる店に行けばいいのよ。中野の北口とか。東高円寺とか。 珍しく甲斐甲斐しいのでピアスを買ってやる。似合う。
中華街から馬車道。山下公園でジャグリングをやっているのを見て、あんまりうまくなかった(のも芸のうちか?)のだけれども、終演後に結構こぞっておひねりを渡しに行くんですよこれがまた。 いいな。この空気はいいな。 そうよ、こうでなきゃ。小説でも、大道芸でも、絵画でも、自分が面白いと思ったら「面白い」って云えばいいし、なんかモノを送ったりすればいいと思うんだ。大道芸でこれだけの人がワーーーッと集まって(2,300人はいたと思う)小銭でも入れるってのは一番自然だとおもう。文藝越人でも、QBOOKSでも、面白いと思った作者にワンクリック百円で振り込めるようにしたら、芸術文化はもっと振興するわいな。 思わず1000円、出した。
桜木町までバス。モスバーガーで時間をつぶしてから横浜にぎわい座。『笑志の今夜はにぎわE』第二夜。
立川らく次『金明竹』 立川笑志『もと犬』 立川談志『浮世根問』
中入り
寒空はだか 漫談 立川笑志『茶の湯』
笑志さんの落語ちゅのはよく出来てる。よく出来てるけどつかみ所が無ぃなぁ、という印象。印象が無いのが印象、というか。優等生の落語。
で、家元ですよ。家元。もーね、でてくるだけでこの世のものぢゃないものが出てきたような感じ。で、ぺたん、と座って喋る。すごいよ。円蔵師匠もあたしゃ大好きですが、この方の重圧にはかなわない。 で「やかん」。隠居ァ物知りだ。
「未来、たァなんです」 「未来とは、修正の利く過去のことだ」
「じゃあ、馬鹿とはなんです」 「状況判断が出来ないから、対処法を間違うやつのことだ」
でまぁ、「やかん」ですので魚の名前の由来辺りがはいるんですが。佳くない酔っ払いがいて、弥次ったね。家元を。「つまんねぇぞ」って弥次った。 樽平寄席でも酔っ払って噺家に絡む客っているんですがね、家元は怒っても、それでも名人だと思ったね。 「チラシのどこに『面白い』って書いてあるッ!」 酔っ払い「悪かった! がんばってェ」 「オレが今迄がんばってなかったってぇのか」
で、降りちゃった。すごかった。 怒るにしても、一回客席を沸かせて帰るあたりがあたしゃホンマモンだと思う。やー、後味は悪いけれども、しっかり笑わせていなくなる、と、余計にクルわ。あの酔っ払い。いらんこと云いやがって。遠く横浜まで着たのに。ド畜生。 #なお、酔っ払いはスタッフにしょっ引かれて。
ああくそう。 もう一回見たいなぁ。 正直に。
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