日 記(備忘録)

(2016年9月)


<今野順夫の部屋>

◇ 9月も最終日。仙台の美術館に行く相方を福島駅で降ろし、県庁へ。県議会の代表質問。1時間ほどで終了。
 昨日、詰めていた奥歯がポロリと落ちたので、会議終了後、蓬莱団地の歯科へ。大学現職の時に、会議の合間に行っていたので、予約もせずにそこまで遠出。昔のデータがあるので、いつ入れたものかすぐ分かる。落ちたところよりも別の歯が、危うくなっているので、またしばらく通うことになりそうです。
 慌ただしく終わった9月ですが、10月からは、非常勤講師で2日、コープや県の会議も多くなりそうで、体力をつけないと持ちこたえるか心配。友人の奥さんが体調を崩し、病院へ。検査結果が心配だが、自分のこととして、考えないと。(9/30)<35623>


◇ 火曜日(27日)は、県議会の開会日。知事の開会の演説のみで、30分ほどの時間。その後、委員会の相談。パソコンがおかしい。印刷しようとするとメモリーが足りないとの表示。Dドライブが作られていないパソコン(Dell)らしく、CD-Rを電気店で買ってきて、データを移したら何とか動いた。
 水曜日(28日)、本宮市の仮設で、浪江町の車座会議。私はオブザーバーだが、いろいろと復興計画への意見が出された。参加した住民代表の5人中4人が帰宅困難地域の避難者。帰ることを諦めないまでも、避難先での住宅の購入など切ない。5年半とは時間がかかり過ぎている。
 木曜日の今日は、午前は早くから委員会の会議。午後、県議会の代表質問。(9/29)<35605>


◇ 昨日の日曜日(25日)は、「ふくしま高校生社会活動コンテスト」での審査員として、終日高校生の発表を聴き、審査し、表彰をしてきました。5校・グループが報告しましたが、高校らしい新鮮さと、事態を直視する報告に感動しました。震災のなかで、高校生が、前向きに、事態を打開しようという積極性に心が打たれました。いわゆる「学力」は分かりませんが、福島の高校生は、大人になって、成長していると頼もしく思いました。社会の一構成員として、社会を担ってきている姿が見えました。自信をもって、福島の復興のために頑張ってほしいと思いました。

 月曜日の今日は、朝早くから郡山へ。昨年から開始したコープカレッジの第5期を、初めて郡山で開校し、開校の挨拶に行ってきました。健康問題で、とくに塩分の摂取の問題。尿検査も行い、塩分を確認。挨拶に行ったのに、私も塩分の多さを確認させられた。
 昼前に福島に戻り、コープカレッジの第6期(福島市)の準備の会議。国際交流がテーマで、エジプト出身の福島市在住の方と歓談。10月20日だが、面白い話を聴けそうだ。そして定例のコープ常任役員会。(9/26)<35553>


◇ 金曜日(23日)は、北日本漁業経済学会(第45回大会)が福島市内であったので、午後の部(人文社会系)の聴講してきた。共通テーマは、「原子力災害下の試験操業の取り組みと漁村の展望」であるが、コープふくしま専務理事の野中さんが、「トリチウム汚染水問題」で報告する。なかなかの難問であるが、具体的な解決策を出さなければならないのであろう。その後に発表された「福島県下の被災漁業者の動向」(乾氏)、「浪江町の水産振興の現状と経過」(阿高氏)も、福島の漁業の復興策を考える上で、地道な調査等に基づき、勉強になったし、復興政策の中でも取り込む必要があろう。

 今日は、広島での「ピースアクション」という核兵器に反対する行動に、コープふくしまから参加した組合員の報告会に参加した。毎年、異なる人々が参加して、その気づき、思いが違うことに新鮮な感動を覚える。被爆者が少なくなり、語れる実体験者が少なくなってきているなかで、今後の運動のあり方が問題になってきている。戦争体験、松川事件の継承も同じ問題。「実体験」と同じ体験は語れないが、様々な現代の技術を使いながら、同じような質のものを伝える工夫、さらに映像を見るだけでなく、語り部のように、それを通じて聴く者の主体性を引き出す工夫が急がれていると思う。
 報告終了後、4テーブルに分かれて、「広島お好み焼き」を作り食べることができた。準備万端なので、短時間で調理し、美味しく食べることができた。最後に、何か「食べる」というのは、コープ組合員活動の良き伝統。

 大相撲は、豪栄道が千秋楽を待たず初優勝。カド番大関と云われながら、その努力に敬服する。相撲も、勝つと強く感ずるのは当たり前か。土曜日の夜は、テレビで映画。「あさひるばん」。見ていて楽しい。(9/24)<35530>


◇ 昨日(21日)は、長いバス旅行の疲れを回復すべく、家族の送迎と本屋に出かけるくらいで、おとなしくしていました。
 今日は、秋分の日。彼岸の中日です。秋晴れなら、女川にお墓参りに行こうかなと思っていたのですが、朝から雨がち。娘が昼食時は空いている、女川は晴れているということで、墓参りと昼食のために女川へ。
 10時過ぎに出て、約2時間の行程。石巻・河南ICだと、石巻の商店街を通り時間がかかるので、最近できた石巻女川ICから降りる。ところが、帰りは間違わないのだが、行くときはどこかで曲がるのを間違えて、少々時間がかかる。それでも、早めの到着。最近できたばかりのICなので、カーナビは認識していない。元の方に戻そうとばかりして、大変。右に曲がれと言っているのに、左に曲がるので、同乗者も不安。カーナビも新しくしないと、案内もうるさい。こちらも確実の道路であれば問題ないのだが・・・。記憶が曖昧なので・・。

 女川駅前の商店街(6日前にバスで来たばかりだが)の「明神丸」でマグロ丼。お墓に上げる花を購入して、墓参り。久しぶりの墓参り。両親と兄夫婦等が眠っているが、兄嫁は津波の犠牲者で、いまだ行方不明。
 3時頃には、帰路。雨が降り出したが、2時間ほどで2時間ほどで帰宅。女川も、宅地造成と持ち家の建築が始まり、1〜2年で様相は変わるだろう。小奇麗な街になるが、どうしても思い出が重ならない。仕方がない。

 夜はテレビで、大相撲と今日から開始したバスケットのBリーグの開始試合。まだ選手の名前が分からないので、馴染みはないが、福島のチームもB2リーグに参加している(ファイヤーボンズ)。野球でも地域リーグのプロ球団が発足し(ホープス)、サッカーもJ3のユナイテッド福島、いずれもトップ球団ではないが、地域の希望として応援したいものだ。(9/22)<35507>


◇ 三連休の3日目(19日)と翌日を利用しての家族小旅行から、深夜、帰宅しました。
 月曜日(敬老の日)の午前4時50分福島駅西口発の長良川の鵜飼と二大城のバス旅行です。そもそもは、8月の日程の申込みでしたが、最小催行人数が集まらず、可能な日程に再申し込みをしての計画でした。
 4時50分発ですと、駅前の駐車場が空いているかどうかの心配もあり、早めの4時10分頃自宅を出ました。3時ころに目覚ましをセットしましたが、結局、うつらうつらで早めに起きました。心配はあたらず、一日700円の駐車場にスムーズに入りました。4時30分には駅前到着。

 バスは、福島で乗せて出発しましたが、郡山で東京日帰り旅行乗り換えのお客さんもおり、私たちと同行程は10人足らず。しかし、郡山で乗り込み、会津若松でも乗り込み、大型バスは満杯。磐越道から北陸道を経由、砺波JCから東海北陸自動車道を南下。白川郷ICを降りて白川郷へ。小雨でしたが、合掌造りを見学。連休の最後か、観光客も多い。郡上八幡ICで降りて、郡上市の散歩。高台に見える郡上八幡城には行く余裕はありませんので、石畳の城下町を散策。

 その後岐阜市の長良川河畔のホテルに入り、早めの夕食後、ホテル前の鵜飼の様子を船から見学。6人の鵜匠がいますが、皆さん国家公務員(宮内庁)とのこと。鵜は、岩手・北山崎の鵜だとガイドは云ってましたが、鵜の出稼ぎかなと思いました。漁火に集まる、鮎を鵜が捕るが、喉のところでストップ。それを吐かせるらしい。少しかわいそうな気もしますが、伝統的な漁として残っています。雨のため、水量が多く、できない漁法もありましたが、小雨の中(屋根の付いた船の中で)、テレビでしか見たことのないイベントを見ることができました。

 二日目は、ホテルから歩いて、金華山のロープウェイ乗り場まで。ロープウェイで上りましたが、目指す岐阜城(信長が入るまでは稲葉城)までは、結構長い登山。さすが疲れました。城から見える見える濃尾平野は、やはり重要な戦略的な城です。降りて、バスに乗り込み、次は愛知県に入り犬山市・犬山城。5つの国宝の城のうちの一つです。現在も個人所有とのこと。雨が強くなりましたが、長く保存されてきた城郭はさすがです。ここで、この旅の目的は終了。

 台風16号が九州に上陸、迫っている中での見学でしたが、小雨に見舞われましたが、後は、台風に追われながら、東海北陸自動車道ー北陸道ー磐越道と帰ってきました。会津若松、郡山で客を下して、我々最後の福島駅到着は10時過ぎ。疲れましたが、1時間半くらいの走行で、3回ほどトイレ休憩・買い物休憩なので、何とかエコノミー症候群を避けられました。高齢者・家族旅行が多かったのですが、あなた任せのツアーですが、何とか楽しんできました。
 現職の時代は、仕事の目的で旅行することが多く、その付録の旅でしたが、年金生活者としては、こうした格安のバス旅行に期待ですね。いまだ見てないところが多いのですが、時間の許す限り、体力の許す限り、楽しむことにしましょう。(9/20)<35491>


◇ 3日が過ぎ、今日は日曜日。
 金曜日(16日)は、コープふくしまの福祉委員会主催の女川の見学旅行。私が女川出身だということで、私の空いている日に設定してくれました。そのため、あまり準備期間はなく迷惑をかけました。添乗員として、道すがら(2時間ほど)解説しなければならないのですが、やはり映像には敵いませんので、NHKの震災証言(女川町)のDVDを持参しましたが、小型バスでは、再生できないので残念(18人の集団)。ウグイス嬢ならぬ、ウグイス爺。
 女川に行ったことのある人は3分の1でしょうか。震災後、友人たちを女川に連れて行ったときは、震災前の女川を知らないので、解説が難しい。その点、DVDはいいのですが、仕方がないので、女川の「震災記録集」から何枚かの写真をプリントして渡しましたが、依頼していた女川の観光協会のSさんが、コンパクトな冊子を配布してくれました。魚市場、マスカー、復興公営住宅、仮設住宅、女川駅とバスの車窓から案内してくれました。女川駅の3階展望台からみる女川湾。「海の見える終着駅」、いいですね。自由時間を1時間ほどとり、新しい商店街での食事と買い物をそれぞれ自由に楽しんでもらいました。みやぎ生協のSさんには、わざわざ仙台から駆けつけてくれて、見学の援助をしていただきました。
 帰途、石巻の「サン・ファン館」に立ち寄り、伊達政宗、支倉常長の壮大な夢に触れました。30分ほどの遅れの帰着でしたが、皆さん、満足してくれました。何よりです。

 土曜日(17日)は、午前中、定期(4週間毎)の通院。検査値が、若干悪化し、予想していましたが、少しがっかり。ただ、ピロリ菌検査の方は。除菌が上手くいったらしく、マイナス。午後、「毎日がアルツハイマー」の映画と関口監督の講演。関心が高く、午後、夜とも大入り満員のようです。監督のツイッターをみたら、集会のこと、そして翌日の浜通り・浪江方面の視察のことが書いてあったので、集会のお礼を述べたら、すぐに返事をいただきました。フットワークの良さに感心しました。
 日曜日の今日、ほぼ自宅で静かにしていました。雨が降ったり、秋晴れがないので、少々憂鬱です。(9/18)<35453>


◇ 慌ただしく時は過ぎる。
 火曜日(13日)には、自宅で大人しくしていたが、水曜日(14日)は駆け足。県の委員会が予定されているが、話をすることを依頼され、会議の前に隣の自治会館に打ち合わせに寄る。一つは県労働委員会での打ち合わせ。11月の委員の研修会ということで、テーマは決まっていないが、話をする。二つは、県町村会の打ち合わせ。10月のブロックの会長会議での話。震災復興の現状の話だが、動いている対象、少し勉強しないとダメだ。10月初めのシンポジウム(パネリスト)、中旬のブロッ町村会長会議、11月の仙台でのお医者さんの集会での話、そして労働委員会と。みんな別々の話なのだが、10月から開始する非常勤講師の合間を縫って、準備しないと。だんだん、話が下手になる。
 委員会終了後、急いでコープの会議へ。遅れたが、最後に話をさせてもらった。重要な議題の管理職会議。
 今日(15日)は、コープカレッジの講義。3回にわたって話してきたが、今日は憲法の3回目。「基本的人権と緊急事態条項」について話す。昨日の夜、遅くなってからレジメを作っていたので、8ページになってしまい冗長かな。年配の人ばかりだが、真剣に聞いてくれる。寿司屋で昼食(交流会)、その後カレッジ事務局メンバーと喫茶店での二次会。コープ本部に寄り、翌日の打ち合わせ。空回りをしないようにしないと。(9/15)<35415>


◇ 月曜日。9月12日は妻の誕生日。娘たちからのプレゼントが宅配便で来るなど、慌ただしい。「おめでとう」と言えるかなと言いつつ、それなりに嬉しいらしい。スマホで撮影して、LINEで送るのは私の役目。また1963年のこの日は、松川事件全員無罪の判決が最高裁で下された日。53年前のこと。
 コープ本部で、職員向けの今月の朝礼での挨拶。帰宅して、夕方、常任役員会。子会社関係もあったので、課題が多く、7時半過ぎか。遅めの夕食は、ささやかな誕生祝い。娘たちのプレゼントの一部とワインで祝う。父親たちより長生きしたな、母親には敵わないな等、昔を思い出す。
 珍しく、東北楽天のテレビ中継。打撃が炸裂し、11対2でオリックスを破る。明日もソフトバンクと仙台決戦。雨が降るかもしれないが、なかなか勝つのは難しいかな。(9/12)<35366>


◇ 日曜日。午後から憲法の講演会に行ってきました。諸先輩方が企画している「福島県九条の会」講演会。県文化センター大ホールに県内から多くの方が参加していました。
 目玉は、国会でも有名になった小林節氏(慶応大学名誉教授・弁護士)の講演(「政治の暴走を止めるために」)。憲法改正推進派との人脈があり、リアルな話でした。その他、若者たちの報告。ダッペ・DAPPE(Democracy Action Protect Peace and Equality)の若者たちが、「若者の声が届く政治へ」と題しての活動報告。そして落語家・橘家扇三さんの「九条落語『長屋の憲法談義』」の公演。会場の大きさの割には、よく聞き取れました。

 今日は9月11日。大震災から5年6か月。月命日です。テレビでは、浪江の請戸では、行方不明者の捜索をやっている。私の身内の3人もいまだ行方不明。現場から離れているせいか、捜そうという意欲が出ない。捜索の画面を見るたびに、あるいはと思い、どこに流されたのだろうかと常に思うのだが。
 女川の阿部さんが、岩手岩泉町の様子をFacebookで紹介してくれているので、シェアをしました。何か、行政で実施しているだろうとの推測で、具体的な支援行動をしていないが、みんなそう思ったら大変です。何とか、少しでもネットワークによる支援が必要なのでしょう。コープの理事会で、募金活動をしてはどうかとの提案がなされていますが、同じ東北の震災被災地。必要性を聴いて、対応したいものです。

 大相撲も始まり、期待の稀勢の里は、残念ながら初日黒星。東北楽天は日本ハムに9対4で勝利。4位を維持しているが、何とか3位に組み込めないかと期待するが、かなり難行かな。
(9/11)<35349>


◇ 土曜日。午後から福島自治体問題研究所の公開講演を聴いた。榊原秀則氏(南山大学教授)の「地方自治の危機と法〜ポプリズム・行政民間化・地方分権改革の脅威」がテーマ。名古屋大学出身の行政法研究者なので、福島大学行政社会学部当時の同僚(行政法)のH氏(専修大)やT氏(琉球大)の話も出てきたので、同じような問題意識で彼らも頑張っているのだろうなと懐かしくなった。T氏には、コープおきなわに福島被災の話で行ったときに、那覇市内で何年かぶりに逢うことができた。お互いに歳は取ったのだろうが、ほとんど昔と同じ話ができた。嬉しい。
 地方自治体のあり方に大きな関心を持ているので、榊原氏の近著『地方自治の危機と法 ーポピュリズム・行政民間化・地方分権改革の脅威』(自治体研究社)を購入。読めるかどうかわからないが、手元に置くことにした。ますます机の周辺の整理は絶望的だが。

 広島と巨人の試合のテレビ観戦。何か、「にわか広島ファン」になる。見事、広島が勝って25年ぶりの優勝。広島はどうしても被爆地と考えるが、特に福島が原発被災してから、長崎とともに心情的にも連帯感を感じる。東北被災が、東北楽天の優勝でいかに励まされたか、それを思い出すと、広島の喜びを東北楽天に繋げてほしい。今年は無理かもしれないが、広島も昨年は4位。来年は東北楽天の優勝を味わいたいものだ。
 北朝鮮の核実験、東京都知事の築地移転の延期問題、タレントの強姦致傷の不起訴・釈放問題などなど、テレビのニュースは報じている。台風被害の問題もあり、実りの秋を満喫する気分になれないのが残念。(9/10)<35335>


◇ 金曜日。今日は初じめての孫の誕生日。満10歳になりました。先日は2分の1成人式の写真を撮ったようです。本当の成人式も迎えたいのですが、あと10年はきついかも。その日に巡り合えたらラッキーですが。2分の1でも、晴れ着を着て、成人式のようです。写真屋さんも上手いことを考えたようです。会議後、行こうと思いましたが、都合がつかず残念。Facebookの写真を見て、満足しています。
 午後から、コープふくしまの定例理事会。総代会から3か月が過ぎました。勤労世帯の消費支出は、昨年4月から今年4月まで、10%少なくなっているので、なかなか供給高が低迷。供給剰余は予算を到達しているのですが。やはり増収・増益でないと。他のスーパーも同じでしょうが、生協の場合は組合員が増えない限り、供給高増は難しい。厳しい経営環境のなかで、どう維持し発展させるか、結構、重たい議論でした。(9/9)<35324>


◇ 木曜日。台風13号の影響か、それほど本降りではないが雨模様。
 コープカレッジの事務局会議。総代会で退任された3人の組合員理事(現・顧問)で運営されているが、久しぶりの再会で、お互い話が弾む。ほぼ第4期まで終了。3日単位で1期としているが、第5期は初めて郡山で開催。福島の第6期の準備作業。国際交流協会の協力を得て、「国際交流」がテーマ。エジプトの話、ブラジルの話・料理。福島県にお住いの外国出身者から話を聞く。コープとしては、初めての経験なので、何とか成功させたい。調理する場所で、少々、困難もあるが、何とか工夫して実施できるだろう。
 夕方、コープの互助会の代議員総会。殆どご無沙汰しているが、形式的にせよ会長なので、出席し挨拶。病気などの際の見舞金、慶弔、インフルエンザ予防注射の補助など、古典的な職員助け合いの会。

 東北北海道町村会長の会議が、福島県であり。町村会のAさんから、そこで1時間程度の話の依頼。短大の非常勤とぶつかるが、事務と相談、補講することにして依頼をうける。ここで、昔の議長会での取り組みを思い出したばかりだったので、びっくり。各県の会長・事務局長さんだから小規模の会合。事務的な会合と懇親会の間の講演。福島の復興の実情を伝えられたらいいが。(9/8)<35304>


◇ 台風13号が迫っているせいか、朝から小雨模様。予報通りの降雨はなかったが。本当に、矢継ぎ早の台風到来、こんな経験はあまりない。
 午前中、福島大学の松川資料室に出かけ、松川賞運営委員会。松川事件記念「松川賞」の第2回募集についての審査等。応募作品は少なかったが、真剣な討議で結論を出した。来年も第3回も募集することになるが、もっと応募作品を多くしたい。松川事件を風化しないようにと始めた事業だが、なかなか広がっていかない。松川事件全員無罪の最高裁判決(1963.9.12)から53年が経ったが、その意義は消えていない。ただ、被告人も含め、運動を担った方々も高齢化していることは否めない。応募作品を直接的経験者に期待するばかりでなく、事後に接した方々にもお願いしたい。皆さん謙虚なので、なかなかチャレンジする方々は少ない。他人からの推薦にも大きく期待したいところ。

 午後、県の定例の委員会。久しぶりの委員会。今月は、何度か開催が必要。
 帰宅後、知人に誘われてイタリア料理の夕食。「カフェ ダイニング アバンダント」。前菜が、素敵な器で出されるのは驚いた。デザート盛合せも、オリジナルで、舌のみならず眼も楽しませる。孫たちもつれてきたいとは思うが、店で配布するチラシには、小学生「以下」入店不可とあるが、ホームページには、小学生「未満」不可とあり、どうなんだろうと考えてしまう。小学生の孫娘たちは、きっと、見ただけで楽しくなると思うのだが。初めて行った店だが、他にも私の知らない「穴場」が多いんだろうなと思う。(9/7)<35282>


◇ 昨日の月曜日(5日)、午前中は、自宅で作業をしながら、家族の仕事の送迎。午後、東京から逢いに来られた原発関係の研究者との懇談。全国の情報を知るに、大変勉強になった。そのまま、夕方からのコープの常任役員会へ。出たり入ったり、動いていた。

 火曜日の今日(6日)。10月に「原発事故から6年目の今・福島のこれからを考える」のシンポジウムのパネリストを務めることになったので、その勉強(情報収集)を兼ねて、福島原発訴訟原告団・弁護団の勉強会に出させてもらった。いわゆる生業(なりわい)訴訟といわれているが、4000名の原告団である。
 3人の弁護士さんの、責任論、損害論、訴訟運動等の各1時間以上の報告があり、何か、学会または法学部の教室のような感じ。原告の方々からも、活発な質問・意見が出され、勉強になった。同趣旨の訴訟の中で、来年3月から6月には、群馬訴訟、千葉訴訟の判決が出され、秋には福島訴訟の判決が予想され、司法が、市民の損害をどう判断するか興味は尽きない。国や東電に過失責任(国家賠償責任法、民法709条)があるのか、市民の被害を包括する権利侵害の中で、「平穏生活権侵害」論は、面白い展開である。この分野は、情報不足だったので、ためになった。

 夜は、「男はつらいよ」を見る(マドンナは、大原麗子)。東北楽天はハラハラさせながら、7対4で西武に逆転勝ち。サッカーもタイに2対0で勝ち、錦織も勝ち進んだようだ。(9/6)<35263>


◇ 日曜日。8月末原稿締切の小論を、そろそろ出さないと迷惑をかけると思い、打ち始める。短いものだから、という安心があって、ついつい延ばしてしまった。今日中であれば、なんとかなるかなと勝手に考えてのこと。しかし、午後から雑用で出かけ、帰ってからテレビ(大河ドラマ、U-18のアジア大会の決勝戦)を見て、就寝時間になった。
 野球は、日本が台湾を1対0で破り、優勝。どうしてか、ついつい見てしまう。台北の時間が1時間遅れだから、日本時間では10時半ころの終了。

 原発事故からの復興の行方を考えると心が重い。強制避難地域とその他の地域、避難地域の中での帰還困難地域とその他の地域の分断、帰還者と未帰還者の分断、福島と全国との分断、孤立化が進展しているようだ。原発被災がいかに過酷か、もっと全国に発信していく必要があろう。国民の再稼働に対する不安に、きちんとした情報提供が必要だろう。そうでないと金銭問題に矮小化しているとの批判にも抗しきれず、孤立化が進むことになる。具体的にはどうするか、見えないが、歩きながら見つけ出していかなければならないのだろう。フォーラムも再開の準備にかかろうか。(9/4)<35220>


◇ 土曜日だが、何か夏休みの継続のようで、メリハリがつかない。(後期は10月から、二つの大学での非常勤講義を予定しているが、9月はまだ夏休みのうち。)  午後、市民団体の企画している講演会を聴きに行く。市長さんの話。市長、市議会、市民との三者をどう位置づけるか、考えなければならない問題。特に地方自治体で、議会・議員の役割が不明確。積極的な首長のところでは、首長が直接、住民の中に入り、住民との太いパイプがあると、なかなか議員の役割が発揮されない。ガンが議会だということになりかねない。首長と市民が共同で議員・議会に対抗するという構図。本来、議員は市民の直接の代表者だから奇妙である。

 父親が町議会議員10期の現職の時に死去。小学生の時に、気づいたら父親は町議会議員。30代からの40年である。まさに「どぶ板政治」で、町民お世話役と部落(集落)の代表。議員の数も多かったのかもしれない。議員定数が削減されるに従い、住民直結の性格が薄らいできたのかも。議員が勉強し、議員が自ら政策を提示していく積極性が必要で、地方自治体の活性化は地方議員にかかっていると思った。復興支援の主役に、議員および議員集団が立てきれないでいるのではと危惧をしている。

 震災前のことだが、大学の社会貢献が求められたとき、県の町村議会事務局の協力を得て、議員セミナーを各方部で行った。13ほどの支部があったと記憶しているが、相馬地方、南会津地方、白河地方等思い出がある。一方部4〜5回の定例的なセミナーで、各議会から3〜4人の議員を出してもらった(固定客)。テーマは、意見を聞いて、行政、社会保障、教育、街づくり等設定した。講師は、友人たちにお願いした。一堂に大量に集めての研修の例はあるが、20人ほどの繰り返しのセミナーは、初めての例。隣町の議員活動を知って、示唆を受け取った人もいた。最後には泊りがけの交流会もあった。南相馬の桜井市長さんからも、出席していたよと震災後言われた。参加していた町議の方が後に町長になった。セミナーのお陰と言われた時には、お世辞でなくても嬉しかった。私も、管理職のため、そこから離れてしまったが、その必要性はいまでも感じている。負担は負担だが、地方自治体の中での議員の役割発揮に少しでも貢献できただろうか。父親のイメージを前提にした町議の活動に比して、個々の議員が住民との関係を結びつく積極的な努力をしている実態も分かり、認識を改めた。

 福島市で、監禁立て籠もりの事件があり、娘たちに教えられて初めて分かった。テレビのニュースには余りでなかったので、びっくり。8時間後犯人逮捕で、無事、解決。ネットで把握したようだ。なかなか情報把握方法は難しくなった。
 東北楽天は、若手・安楽の好投があったが、ソフトバンクはさすがに強い。トップ争いの精神的なものか。
 テレビの映画・ドラマ、各局をわたりながら、3本。「母べえ」、「星守る犬」、「戦艦武蔵」。平和、人間のつつましい愛など、爽快な作品だった。(9/3)<35214>


◇ 暑さは治まらない。最高30度を超えている。
 体調芳しくなく、午前中、散髪で外に出る(といっても車だが)くらいで、後は、家で静かにしていました。食べるとウトウトしてしまうし、テレビで映画(「バッテリー」)を見、夕方は楽天対ソフトバンクのテレビ中継。シーソーゲームだが、結局は8対6で楽天敗北。
 孫は、夏風邪らしいが、体にぶつぶつと出て、痒そう。
 東京の新知事(小池氏)のもとで、築地市場の移転の延期をめぐって大議論。今までのツケがまわった感じだが、政治的に混迷気味。どこまで持ちこたえられるか。都議会の開始で、激動の都政になりそう。
 台風12号が九州に近づいている。10号の被災の状況が次々に明らかになっている。岩手県岩泉町では、孤立している方々が1000名を超えているという。何とか早期の救援を実現してほしい。想定外と切り捨てないで、事前の準備と、最大限の対策が必要なのだろう。原発被災で骨身に感じたが、「生じないだろう」との楽観的な予測は消しながら、綿密な対応計画が必要だと感じる。(9/2)<35192>


◇ 東北上陸の台風10号の被害が報道される中、9月を迎えた。
 岩手・岩泉町のグループホーム入所の9人の高齢者が亡くなったのは、心が痛む。岩泉町は、鍾乳洞などで有名なところで、以前、北上に勤務していた娘のところを基地にして出かけたことを思い出す。まさかの想定外をなくして、防災体制を完備しなければならない。明日は我が身のねぐら。高齢者住宅の安全確保を急がないと。
 午前中は、家族の仕事のために車で送り、1時間ほど市役所の9階の展望台で、スマホで各所に連絡などしながら待機。福島市街地が一望できるところで、人は誰もいない。しばらくして、同年代の男性が来て、スマホで仕事をしているようで、何か連帯感を感ずる。
 午後は、自宅で雑用をこなしながら、夕方、サッカーのワールドカップ観戦。UAEが相手だが、惜しくも2対1で敗北。スマホで、東北楽天と日ハムの野球チェック。3連勝とはいかず、8対0で大敗。昨日・一昨日の爆発した打線は、嘘のように鳴りを潜めた。負けているばかりで気落ちするので、延長戦になっている広島対DeNAの観戦。10回裏広島のサヨナラ勝ち。やったーと、広島のにわかファン。広島と福島の連帯感か。暦の上では4分の3が終了する月。年度では前半期の閉め。次のステップに頑張りましょう。(9/1)<35177>



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