日 記(備忘録)

(2017年9月)


<今野順夫の部屋>

◇ 金曜日(29日)、散髪に行く。午後、県議会の本会議が臨時的に招集された。前日の衆議院の解散に伴って、総選挙のための予算が国から交付されたので、それを県予算に取り込んで、そのために全体の予算の修正をせざるを得ないための会議。県議会開会中だから、県議会で行うことになったが、そうでなければ、知事専決事項と聞いている。14億円余の金が組み込まれる。福島県だけであるから、全国ではかなり多いということになる。いたずらに選挙を行うのは、国民の税金の無駄な投資になる。もし、やるのなら、国民に分かるように、説得的な対応が必要と思う。いずれにしろ、選挙を前にして、野党第一党の民進党が事実上の解党宣言ということで、国民にとっては、こちらも大変。
 夕方、伊達市の北福島医療センターで開催される第2回地域医療支援病院運営委員会に出席。

 土曜日(30日)。松川賞授賞式のため、福島大学へ。今年は第3回になるが、語り継ぐ活動部門で秋田の小池さんに松川賞を授与した。また、故本田しのぶさんのエッセー集に特別賞を授与した。私は「松川賞運営委員会」の委員長であるため、講評をしなくてはならなかった。
 3時頃、マイカーで女川へ。「女川元気会」主催の「女川慰霊の旅」。午後1時頃から女川町内で活動されている方との懇談会が行われていたが、私は間に合わないので、夕方の懇親会から参加。35名の参加と、女川の町長・議長など要職も参加。二次会で、居酒屋に10数人で生き、カラオケ大会の模様。宿泊先のエルファロが、駅のそばに移転したので、飲み屋から歩いて帰れるのが便利。それにしても、飲み屋は別にして、女川駅前の商店街は、夕方6時には閑散とし、閉店となる。この辺は都会とは異なるが、まてよ、そもそも女川では、飲み屋以外に夜に開店してはいなかったのだから、「復旧」していることになる。
 9月も過ぎた。残すところ今年も3月となった。女川の夜は、肌寒い。(9/30)


◇ 火曜日(26日)、終日、予定がないので、最近開通した国道114号を通って、楢葉町にある福大の相双サテライトに行く。震災前に通過したことはあるが、記憶が定かでない。川俣から飯館への県道ではなく、114号を直行。川俣の山木屋を通過し、浪江町に入り、津島などを通る。帰還困難地域なので、道路を外れて住宅街へはバリケードで入れない。山木屋には除染のためのフレコンバックはあるが、浪江・津島にはない。手つかずの状態が続いていること。
 相双サテライト楢葉本所では、お二人の職員が対応してくれた。サテライトの活動を十分に把握していなかったので、地道な活動に感心した。双葉郡の若手中堅職員の懇談会を継続している活動は素晴らしい。可能であれば、懇談会に出して欲しいが、少し時間がかかるかな?帰途、双葉町村会によって、以前、お世話になった常務さんと会う。広域連携が一歩一歩だが、少しずつ進んでいるような気もする。帰り道、また114号線を戻り、山木屋の新しい施設「とんやの郷」に寄る。飯館の道の駅、微かながら歩み始めている感がする。

 水曜日(27日)、トラック協会からのお勧めで、郡山のホテルで行われた物流セミナーに出席。トラック運転手の就業条件改善の協議会に出ている関係である。関係官庁の、労働局、運輸局、公正取引委員会からの制度の説明の後、経済ジャーナリストの講演を聴く。大笹生ICと郡山ICの往復。
 今日・木曜日(28日)。早朝のうちに30日に行う松川賞授与式の打ち合わせ。講評を述べなければならないので、そちらの方が大変。10時半からの県の委員会。12時まで。夕方、東北楽天対日本ハムの試合のテレビ中継を見る。いい試合で、8回表に3対2とリード。今日は行けるかなと思いきや、継投した福山が1点を失い同点。9回裏、松井の抑えで延長かと思いきや、1点を失いセーブどころか、敗戦投手。今日は、何とか岸の勝利にしたかったが、勝ち越せなかった。残念。

 それにしても、国会開会の冒頭での解散。選挙に入るが、小池都知事を中心に「希望の党」を立ち上げ、それに呼応して、民進党の前原代表提案で、民進党は、公認候補を立てないで、希望の党へ公認申請することなど、思い及ばぬ、野党再編が進行しそうで、テレビもそれで大騒ぎ。民進党の解党とも云われるが、何か選挙のためだけの小手先の動きとも感ずる。今までも、こうした再編がらみは、それによる政権もあったが、政治の民主化を進めてこなかった。昨日の講演でもあったが、政策的には、憲法改正の補完政党づくりなのか。内閣交代のきっかけになるかもしれないが、10年のスパンで見ると、多様な保守の拡大だろうか。野党共闘などで、憲法改正の動きが押しとどめられるかなと思ったが、改憲集団の拡大化かもしれない。表面上の動き、期待、希望とは別に、改憲実現の歩を、新たな形で進めることにならないか、一番の危惧である。(8/28)<40688>


◇ 日曜日(24日)、月曜日(25日)、何事もなく過ごす。
 臨時国会を召集し、冒頭に解散をするという政治的動きが急。召集する前に解散が決められている。モリ・カケ問題をうやむやにしようとしているのではないかとの批判が多い。10月10日に総選挙の公示をし、22日に投票の予定。民進党の中でも離党者が出たり、小池知事関連の新政党(「希望の党」)への離合集散の動きが急ピッチ。
 野党の共闘が組めるかどうかによって、選挙の勝敗は大きく変わる。9条の改正のためという解散理由なのか、北朝鮮のミサイル問題などで、軍備強化に傾斜しているが、憲法の趣旨に反する。そうはいうものの、できないのではという憶測は、今回は危険なような気がする。(9/25)<40654>


◇ 金曜日(22日)は、県議会の代表質問の日。1会派のみなので、1時間ほどで終了。
 仙台に住む学生時代の友人A君と、FBの繋がりができた。初めての経験らしいが、結構、高齢者のネットワーク方法の一つになっているので、利用価値はあると薦めた。病床にある仙台の先輩の話をしたら、全然知らなかった。知らないことに驚く。高齢者の伝達手段が細くなっているのだろうか。
 避難者の原発損害賠償訴訟。千葉地裁の判決が出た。国の責任は認めず、東電の「ふるさと喪失」の責任を認めた。評価が異なるが、前橋地裁判決から見ると、国の責任を否定した点に問題ありか。同じ原因での避難者、裁判所の判断がバラバラになりそうで、今後の判決動向に要注意。時間の経過の中で、損害賠償についての被災者以外の国民の意識の変化が心配。被災者の分断・孤立化にならないようにしないと。10月10日には、福島地裁の判決が出される(生業訴訟)。

 土曜日(23日)、海外に研修に出かけるために福島から新幹線を利用する娘を待って朝食の予定だったが、連絡不十分で予定変更。それに東北自動車道の仙台南インターと白石インター間が、通行止め。少々ハラハラしましたが、何とか間に合い、福島から成田へ。通行止めやその解除のニュースはテレビでしばしば見るが、その進展具合、いつごろ解除の見通しなのか分からないのでハラハラ。あまりホームページは役に立たず。ツイッターで発信している人に聞いたら、分からないとのこと。当たり前かな。何時間ぐらいで解除しそうかとの予想ぐらいは欲しいのだが。延びてしまうとまずいかな。(9/23)<40629>


◇ サボっているうちに3日が過ぎた。この調子で、時が経過したら、急激に年を取ってしまう。
 火曜日(19日)、県議会が開始し、まずは開会式。知事からの総括的な提案。
 水曜日(20日)、午前9時からの県の委員会。職員は当たり前の時間だが、いつも10時半、または午後の会議に慣れていると、早朝の会議のような気もする。
 木曜日の今日は、午前中に、「コープカレッジ」での挨拶。第10期になるが、今回は国際交流。3日間のユニットだが、他の国では、何を食べているかと考えただけでも興味が尽きない。午後は、県議会の代表質問。2会派の質問で、2時間半ほどの日程。繰り返しのような気もするが、丁寧にみれば、少しづつ変化しているのだろう。傍聴者は少ないが、県民の生活に直結するように見えないからなのだろうか。
 東北楽天、連勝は続かず、オリックスに2連敗。一生懸命やっているが、仕方がない。残念なのだが。(9/21)<40611>


◇ 三連休の最終日(月曜日)。
 月曜日は定例のコープの役員会があるが、祝日(敬老の日)でもある。店も開いているから当然なのだが、世の中が休日ムードなので、なかなか身に就かない。午前中に、今日あると確認していたのに、午後4時からの会議を10分前に思い出す始末。妻に言われて、びっくり。電話をして、少々遅れるので、やっていてとお願い。先週の月曜日が会議が休みだったからかな?認知症の前触れか?担当部署があるわけでもないので、当事者意識がなかったのか。反省。
 会議に出かける直前、楽天とロッテのラジオ中継。9回表まで3対0で楽天がリードされていたが、9回裏、何とか打ち返し、3対3。車でその後の中継を聞いたら、なんと満塁デットボールで押し出し。さよならゲーム。ヒーローインタビューは、9回まで完投した則本と、デットボールを受けた銀次。これは打点になるらしい。痛いヒーロー。ホームで連勝は良かった。CSでどこまで頑張れるか、前半の力を盛り返せるか。少し楽しみでもある。

 松井克洋さんから頂いた『故郷喪失と再生への時間 新潟県への原発避難と支援の社会学』(東信堂)を読み終えた。現場を大事に丁寧に書かれているので、福島に住む者としても、大いに勉強になった。社会学の研究者だが、私と同じ女川町で育ったというのが、何よりも親近感。同郷(後輩)から、優れた研究者が出たのが嬉しい。そして中味も、こちらの疑問や躊躇いを明確にしてくれている。若松英輔氏の、人間の生には2つの次元ー人生の次元と生活の次元ーがあるとの認識をもとに、人生の次元は「垂直線を描くように、縦に、私たちの生に深く根ざす」とし、生活の次元は「日常生活において水平線を描くようにどんどん横に広がって行く」。東日本大震災をめぐる報道等の中では、この人生の次元にかかわる問題が正当に扱われてこなかったのではないかとの問題提起に対応している。
 広域避難者は、「人生の次元」ぬきの「生活の次元」を強いられているのではないか。「避難者にとっての「生活の次元」の先行きも怪しくなってきている。避難者の分断と個別化、個々の人生の断片化にしか、結びつかないような現状と政策に抗して、その「人生の次元」への理解と敬意に根ざした仕組みを構想していくことが求められている。」としている。二重性を生きることの意味を積極的に捉え返し、「避難者の生活と人生の回復・再生への道を切り開」くことを構想する。避難者の生活の回復の視点のみを強調してきたことに反省をさせられる。再読させてもらうことにしたい。11月30日の第118回ふくしま復興支援フォーラムで、話をしてもらうことにしたが、今から楽しみである。(9/18)<40579>


◇ 三連休の2日(土日)が過ぎました。
 土曜日(16日)、午前中は、病院での定期診察です。数値は改善せず、バックしてしまいました。薬を中止したのと、運動不足でしょうか。前夜の懇親会が、体重減少の妨害になっているようです。どうしても懇親会費が高いと、食べてしまいます。空の皿を持ち帰り、新しい料理を持ってくるので、自分の判断で残すのは難しい。無理して食べているわけではないのですが、健康のため、あえて残すのは難しい。
 自宅の壁塗りの作業は、ほぼ終了しました。あと、後日、足場を外してもらう業者さんが来て、元通り。かなり丁寧にやってくれて、妻も満足です。

 今日の日曜日(17日)、朝から台風18号の接近で、雨降りです。九州・四国に上陸したとの報道ですが、その影響は1〜2日後でしょうか。プロ野球(楽天/仙台)も雨で中止。昨日、久しぶりにロッテに勝ったので、その連勝を期待していたのですが。こういう天候だと、ドームをホーム球場にしているのは有利かな。秋晴れの空の下での野球は好きですが。
 青山透子『日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』(河出書房新社)を読む。既に32年前になった日航事故の問題だが。当時、発見・救出に時間がかかり、妙な気がしたが、事故原因が明確にされたという意識がなかった。何故か、は常につきまとうが、なかなか面白かった。何か、時間の経緯で、すぐ忘れてしまう、あるいは公式発表やマスメディアの報道の範囲で安心して、忘れてしまう。それは、どうも一貫した傾向か。原発被災についての原因・教訓も、すでに忘れ去られようとしている。関わっている松川事件についても、忘れ去られる。何か、日本の侵略戦争についても、ドイツ大統領の『過去に目を閉ざすものは、未来にも盲目』との言葉に、日本人として心が痛んでいるが、それと共通かもしれない。日航事故(520人の犠牲)も、32年前である。忘れていい訳はない。「拘る」という言葉には抵抗感があるが、真実を突き止めることに、僅か数十年で諦めてはいけないと思う。(9/17)<40563>


◇ 金曜日。朝からJアラート。北朝鮮のミサイル騒ぎ。またかと思うが、韓国も、北朝鮮の発射地の距離を想定した、ミサイルの発射実験を、同時刻に行ったというのは、少々きな臭い感じ。ただ、アメリカに追随するだけでなく、日本独自の役割があると思うのだが。ラジオの語学講座も、朝の連続テレビ小説も中止。情報提供は常に行いながら、民心の安定のために、冷静・日常性を保つことがいいと思うのだが。危機を煽り立て、オオカミ少年にならないように。
 今日は、外の特別の用事もなく、自宅の工事中で、家を離れる気になれない。
 それでも、運動不足が心配になり、本屋まで約6000歩の散歩。少々、暑いが、秋風のような爽やかさ。黙々と歩くと、何か来し方を考える。後悔は先に立たず。せめて父親の亡くなった年齢を超した。これからは、あまり後ろを見ないで、今から始まると思って、進むしかない。
 小学1年生の下校集団にあう。みんな元気に「こんにちは」と呼びかけられたので、「こんにちは」と返す。遠くに住む1年生の孫を思い出す。やはり下校の時間かな。
 夕方は、高齢者ばかりの同窓・懇親会。いつも集まる方々だが、偶然、隣り合わせの方々との語り合い。最後にもらう「ウナギ」を土産に。(9/15)<50545>


◇ 水曜日(13日)、自宅の工事(壁塗り)は、継続中。
 午後から県庁での委員会の定例会。例年のことだが、複雑である。賃金の格差は、企業の支払い能力によるが、地方の企業の困難さは、結局、労働力の移動をもたらす。地域格差をなくすこと、地域の再生のためには、地域の企業に対する支援によって、支払い能力を高め、人材の確保・流入が必要と思うのだが。最低賃金も、地域最賃では、地方の格差が広がっている。どこに住もうとも、同じ生活が保障されるには、賃金の格差をなくすことが、全てではないが、かなり重要だ。

 今日・木曜日。コープカレッジの事務局会議に短時間出て、計画の内容を聞く。第10期になっているが、もう少し系統性が必要な気もする。夕方、職員互助会の総会へ出席。形式上、会長になっているが、余り寄与していない。教育基金などもあり、職員の子どもたちへの貸付もしているようで、教育費問題は、大きな広がりを持っている。(9/14)<40531>


◇ 火曜日。特に用事なし。壁塗りのため、自宅に居ると、白いカバーで家がスッポリ包まれているので、外の景色は見えず、何か牢獄でも入っているよう。雨の予報だったので、今日も延期かと思いきや、何とか空は持ったので、作業をしていただいた。

 今日の9月12日は、妻の誕生日。どこか美味い店にでもいって食べてこようかと話したが、家の工事中で、そんな気にならないようだ。まあ、娘からお花が届き、義弟からお菓子が届いたと。私は、「おめでとう」の一言だけ。何か、物が伴わないと伝わらないかな。そういえば、昨日、コープの事務所で、浪江からの方々の仮設住宅のサロン活動で、可愛い人形を作ったのを見せてもらったが、何か、販売ができればいいねとは言ったが、そんな気はないらしい。それにしても、手作業が器用で羨ましい、私は何もないと嘆いたが、「いやー、口がある」(講義・講演の類かな?)と。あっ、口先だけと云われた気がしたが、誕生祝いもそれとダブった。

 9月12日は、松川事件の最高裁全員無罪判決の日。1963年のことである。大学1年生の9月だった。松川事件を末永く継承しようと思って、協力して、松川賞も作ったが、なかなか広範囲に広がらない。直接体験していなくても、日本の、福島の宝だと思うのだが。一歩一歩、その意義を伝えていかなければならないと思っている。(9/12)<40502>


◇ 月曜日。11日は月命日。震災後、6年6カ月が過ぎた。
 コープふくしまの本部職員の朝礼。9時集合だが、仕事前の情報提供。専務理事の経営状況報告が中心だが、冒頭に挨拶をせざるを得ない。北朝鮮のミサイルと水爆実験の話をさせてもらった。組合員の平和な生活を守る活動は、コープの重要な柱だが、今回の核兵器問題は、私たちが署名している国連の核兵器禁止条約に真っ向から対立するもの。核兵器拡散条約に対抗して、核兵器を持つことを誇示することが北朝鮮の狙いだが、核保有国の現状を維持することでは、私たちの願いにも反する。北朝鮮の核問題を理由に、膨大な軍事予算を組もうとしている。憲法9条をもつ日本のやることではない。危機感のみ煽るのでもなく、また根拠のない大丈夫論でもなく、冷静に、日本国憲法の立場を堅持して、困難でも進まなければないだろう。
 自宅に戻り、午後、新聞記者Yさんとの取材約束で、またコープへ。ふくしま復興支援フォーラムの企画の宣伝をしてもらえそうである。いろいろ雑談。記者も大変だ。(9/11)<40491>


◇ 土曜日(9日)、午後から、孫の誕生日の祝いに、塩竃へ。自宅の壁塗りの工事が続いているので、私一人。
 富谷市にある温泉日帰り施設に、6人全員で出かけ、その帰り、「コストコ(costco)ホールセール富谷倉庫店」に寄る。はじめての経験だが、会員制。巨大な倉庫という感じで、ほとんどすべての製品があるような感じ。子どもは迷子になる。多くの人が出かけるそのメリットは、まだ勉強中。山形の上山にもあるらしいが、東北では2店目か。買い物かごも、2倍の大きさぐらいで、買い物の量も多い。商品ひとつづ丁寧に見極めるというよりも、大きなパックのものが殆ど、大家族向けか、大きな冷凍庫を持つ家庭が、買い溜めをするのかな。その買い物で、誕生祝い。

 孫宅に泊めてもらって、日曜日の今日は、塩釜港から浦戸諸島への散策。9時半発の定期航路に乗って、野々島へ。桂島ー野々島ー寒風沢ー朴島と続く航路ではあるが。観光地ともいえないが、運動のための散歩と思って。松島湾の島々の一つなので、風光明媚。暑い日だが、潮風が気持ちいい。2時間、1万歩の島の中をうろうろ。ラベンダーも季節が過ぎたか、残念。浦戸の小中学校が、野々島にある。桂島からも来るのかな?診療所も、週2回。100人の住民らしいが、どんな生活しているのか、桟橋のそばにある包括支援センターも、日曜日のため閉鎖。聞く機会がなかった。やはり津波の被害があったのか、仮設住宅、震災復興住宅もあり、津波の避難経路もあるし、色々工事中なので、被害があったのだろう。
 塩釜港に1時に戻り、福島への帰路。東北楽天対オリックス戦のラジオ放送を聴きながら。何とか、2対1で勝利。則本が勝利投手。ホームでの10連敗をストップさせた。なかなか集中打が出ないので、苦しい。実力かなと思いつつ。(9/10)<40480>


◇ 金曜日。午後から月1回のコープふくしまの定例理事会。コープおおいたの65周年の記念式典もあり、出張者が多かった。
 20名の理事、5名の監事、5名のオブザーバーの30名構成だが、人数が多いと発言の機会が少なくなる。理事長になって以降、分散会は出来ないかと相談したら、すでに他の生協でも行っているというというので、3つの分散会・グループ討議にした。40〜50分の報告と提案を専務理事から行って、3つのグループに分かれ、小1時間の討議。というよりも日頃感じていることも含め質問、提案。メンバー構成は毎回変更するので、様々な理事や監事との話し合いができる。
 全体会を再開して、それぞれのグループでの話合いの内容を報告してもらう。素早い事務能力で、ほんの数分で各グループの話合いの内容が1枚の文書で配布される。この事務能力に感心(オブザーバーで出ている各部長などがまとめる。コープの活動を熟知しているので、すぐに内容がわかるのだろう)。私のかかわってきた会議等で、このような素早さは経験したことがない。お陰で、他のグループの話合いが、手に取るようにわかる。グループによって、内容が異なるので、これ自体面白い。他のグループでの話合いの内容に、意見や質問があれば、出してもらうが、この点はあまりない。最初から最後まで全体会でおこなうと、発言にも勇気がいる。会議がどうしても形式的になるので、皆の意見を反映できる方法に向けて、常に改善の努力は必要と思う。

 北朝鮮の問題は頭が痛い。米朝の話し合いも緊急に必要と思うが、東アジアの平和と繁栄に向けて、関係当事国の協同の話合いが必要なのだろう。ヨーロッパの共同体発足以降、各国の軍事費が減少していることに注目する。危機感を煽り、際限ない軍事費の膨張は、可能な限り避けるべきである。各国とも社会保障費を削減して、軍事費を増大するのは、愚の骨頂と思える。人間だからこそできるはずなのだが。(9/8)<40463>


◇ 雨降りで、今日も外壁の工事は行われない。2週間の予定が、だんだん延びそうで閉口している。
 午後、県の委員会定例会。国の動きを見ながら、県としてどうすべきか、毎年のことだが、頭を悩ます。
 民進党の山尾議員が、週刊誌の不倫疑惑記事で、離党届を出したとのニュース。この種の報道が多いので、がっかりする。真相は分からないが、疑惑を抱かれないように、身を律して、職務に専念して欲しい。
 北朝鮮の核実験等、北朝鮮に対する制裁の問題が国連の安全保障理事会で議論されている。米国の追加制裁決議案は、公海上での船舶臨検の問題など強硬路線。これが通ることはないだろうが、日本が結果的に被害を被るだけでなく、日本自衛隊の参加が求められるだろう。戦争に巻き込まれる危険性も高いので、「直接対話」の主張をもっと世界の世論にすべく急ぐべきである。
 この機会に、アメリカからの武器の輸入の拡大が急がれているが、武器に対して武器をという対立構造は、平和を危うくする。こういう時期だからこそ、憲法の前文の「恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」との文言は重い。(9/7)<40447>


◇ 火曜日(5日)、自宅の壁塗りのための作業が具体的に始まった。天気も良かったので、まず水洗いで、他に飛ばないようにお嫁さんの角隠しのように、すっぽり家は覆われた。作業員は年配の二人だが、段取り良く進められた。
 水曜日(6日)、壁塗りが始まるのかなと思っていたら、雨が降ってきて、作業なし。雨模様がしばらく続く予報なので、完了までしばらく覚悟をしなければならないかも。自然には勝てない。
 午前10時から、松川賞の運営委員会が大学であるので、早めの「出勤」。12時頃までの会議、一応は作業終了。
 ついでに、お願いしていた福島大学の食農学類の創設について、「復興支援フォーラム」で報告していただくべく、担当のA教授にお願いに訪問。食農学類の創設のために来ていただいた先生である。初対面なのだが、快く引き受けていただき、1月18日になった。教育学部・経済学部で発足した福島大学も、私が福島に赴任(1982年)してから、改組型の行政社会学部が増設され、法人化前後に共生システム理工学類、そして今度は食農学類の創設である。行政社会の時は、学生数が60人増えたが、教員定員が30名以上の増加。しかし、理工学類、そして今度の食農学類は、学生数の増加はないが、教員数増加もゼロ。内部からの教員のやりくりなので、既存学部(学類)の教育研究体制の確保が重要な課題となる。国の文系縮小策に乗らないよう、人文社会の充実に知恵を絞る必要があるのだろう。期待と心配をしながら見ている。(9/6)<40439>


◇ 月曜日(4日)。朝刊は、北朝鮮の水爆実験、そして皇室の婚約内定記者会見が占領。
 予て依頼していた自宅の壁塗り・屋根塗の工事が始まった。今日は、足場組だが、下請けの専門業者が二人がかりで、自宅の周りに足場を組んだ。若い人だが、結局、夕方までかかったようだ。明日から壁を洗い、塗料を塗る作業。10日ほどかかるだろう。天気に左右されるので、延びるかもしれない。
 夕方、コープの常任役員会へ。新年度も5カ月が過ぎ、来年度の予算づくりが始まる。(9/4)<40415>


◇ 土曜日(2日)朝、二本松の福島県男女共生センター「女と男の未来館」へ。「未来館フェスティバル2017」が開かれており、主として、「藍の会」と「ふくしま県女性『9条+24条』の会」の主催による「時代<とき>つないで 〜戦前・戦中・戦後の女たち〜」をテーマにした報告を聞いた。女学校時代の学徒動員の様子の報告、新憲法・ベアテさんの活動、戦後の女性をめぐる動きなど。未来館全体での一大イベント。35のイベントが同時に行われている。合間に館長と事務局長と歓談。
 午後、帰宅し、昔(30年前)の草の根ネット時代の仲間たちの暑気払いに呼んでいただいた。餃子屋での1次会の後、中心のKさんの花見山の別荘での二次会、別荘に泊めていただいた。7人だが、皆さん60歳前後かな。職場が異なるが、草の根ネット結びついていた仲間。職場とは異なり、多様な職業で、話も新鮮だ。

 日曜日(3日)、快い眼覚め。市街地より2度は低い。窓を開けると、近くの自然から、遠く福島の市街地が見える。空気がいいのか、花粉症の兆候なし。山の中だから、花粉が多そうだが、その症状が出ないのは不思議だ。前日欠席せざるを得なかった一人が、朝の陣中見舞い。7人のうち、3人は深夜帰宅したので、4人の宿泊。5人で朝ののんびりした雑談。こういうのもいいな。
 昼前、帰宅し、午後、街中での会合に。夕方、駅前で、首都圏に帰る友人と歓談。まだまだ、社会的にしなければならないことが多い。完成できないが、花を見れないかもしれないが、種を植える必要があろうか。(9/3)<40399>


◇ 9月になりました。10月に開店するコープの国見店工事を見学。10月12日のオープンセレモニーのために、国見町長にお願いに行きました。段取りしてくれたのは、行社の卒業生。Mゼミ出身の課長補佐。卒業生は随所で活躍しています。嬉しいことです。
 夕方は、第115回のふくしま復興支援フォーラム。ふたば未来学園高校の丹野校長に話してもらいました。その努力に脱帽です。この努力が、福島県全体の教育の改善につながればいいなと思います。参加者が20名。少しもったいない感じがします。なかなか事務局一人では、上手くいきません。何とかしないと。(9/1)<40377>



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