日  記 (備忘録)

(2020年2月)

◇ 土曜日。2月の最終日。家族の会合への送迎で行きながら、友人が具合悪いらしく、家による。前日に、病院に行ったが、改善してないらしい。いつも復興支援フォーラムでお世話になっているS先生に電話で相談。昼前に病院に行くことができた。結局、長時間にわたって、検査がなされたようだが、心配なことはクリアしたようだ。
 新型コロナウィルス問題が、テレビ報道を支配し、安倍首相の全国の小中学校の休校の要請が、政治の場面だけでなく、子どもたち、保護者間で大きな問題を生みだしている。もう少し機敏な対応が必要だったということと、突然、休校要請など大きな混乱を生みだしている。ウィルス問題での専門家軽視の問題とともに、その措置としての突然の休校要請は、教育現場を無視している。専門家や教育現場の声に耳を傾ける政治を期待する。(2/29)


◇ 金曜日。理事を務めているみやぎ生協の定例理事会。新幹線や地下鉄に乗るのが嫌なので、久しぶりの県境越えのドライブ。春のような天候なので、快適。片道90キロだが、手術後では、最長のキロ数。睡魔にも襲われず、何とか、1時間10分位で到着。新幹線組より早めの到着。
 6月の総代会に向け、総代会の定数や役員の定数等、その準備。3月20日になると、組織合同後1年になるが、業務の方はなかなか厳しい。また、理事長の辞任などもあり、次の総代会は、飛躍の出発点になればと思う。消費税引き上げ、競合店との競争、そして今度の新型コロナウィルス問題等、厳しい難題が押し寄せている。6月の総代会で、私もコープとの縁も切れるが、コープがさらに発展してほしい。大学退職の2010年6月に、コープふくしまの理事になってからマル10年。あまり寄与はできなかったが、コープの活動を勉強できた。
 帰りも順調。4時10分ごろ帰宅。(2/28)<50119>


◇ 木曜日。午前中は、妻の会合への送迎。29日に上野千鶴子さんの講演会の準備をしていたが、コロナウィルス問題で中止する事になり、その対応で大変。
 午後、松川河畔までの散歩。暖かい日差し。庭の紅梅も咲きほころんでいる。
 光ファイバーの変更等を勧誘する電話がまた来たらしい。先日は、代理店と称して乗りかかったが、ファックスを送る番号にかけたら「この電話は使われていない」とのこと。怪しいと思い、断ったが、また代理店と称する別の会社。NTTへの切り替えを進めているが、電話番号をネット調べるとKDDIの電話。何か、また怪しい。NTTのOBのH君に電話して、どうもそういう代理店と称するものは、下請でもなく、グループ会社でもなく信用できないとのこと。変更の同意手続だけとって、いわばピンハネする商売だろうか。こうなるとNTT本体との相談するしかないと思い、こちらから電話。どうも高齢者故か、一種の詐欺勧誘の餌食の対象か。70歳以上の場合は、後でクレームがつくのか、それを除去する方法を、優しい声で説明するので、情けないのと情報弱者の地位を痛感。(2/27)<50098>


◇ 水曜日。午前中は、読書と買い物回り。
 午後、BS放送で、映画『阿弥陀堂だより』を観る。東京で医師として多忙な日々を送るA子(樋口可南子)は、心の病にかかり、夫(寺尾聰)とともに、夫の故郷・信州に住む。四季折々の美しい自然に囲まれた暮らしと、村の死者が祭られた阿弥陀堂で暮らす老婆や、むらの人々との温かい交流を通して、夫婦は生きる喜びを取り戻していく・・。寺尾と樋口の好演で、清々しい気持ちにさせてくれた。
 久しぶりに松川河畔まで散歩。6500歩。コロナウィルス問題は、専門家会議を受けて、これから1‐2週間が瀬戸際。イベントなど中止、規模縮小などが要請された。サッカーやプロ野球のオープン戦は、当面、無観客試合となる。地元のイベントや講演会(妻が尽力していた上野千鶴子講演会も)中止になり、その後始末で忙しくなる。(2/26)<50079>


◇ 火曜日。新聞紙等、資源回収のボックスへの運搬。
 連日、新型コロナウィルスの報道。政府の毅然とした対応に対する批判が大きい。昨日、新型コロナウィルス感染症専門家会議が開かれて、ようやく具体的な方針等が出てきたようだ。金曜日に、東京で松川資料記憶遺産の世話人会議と献本いただいた石川先生(弁護士)の出版記念会に参加する予定だったが、持病(心臓病、糖尿病)と高齢でもあり、風邪気味でもあるので大事を取って、欠席したい旨のFaxを送る。申し訳ないが、手術後初めての上京でもあり、結局は、迷惑をかけたくない。出版記念会の会費を、後で送ることにした。
 ふくしま復興支援フォーラムは、3月中は休止しようということになり、会場をキャンセルしに行った。納金後なので、還付金という形で半額だが戻してもらうことになる。(2/25)


◇ 月曜日だが、振替休日。
 コロナウィルス問題で、集会などが中止になりつつある。東京の会合をどうするか、定例で行っているフォーラムをどうするか、無理な出張はしないで、またフォーラムについても休会しようかと相談している。無理をしない方がいい。
 午後、映画『シンドラーのリスト』をテレビで見る。以前見たことはあるが、あらためてみると、気が付かなかったことも多い。ユダヤ人に対するナチスの余りにも非人道的な虐待・虐殺に怒りを禁じえない。
 久しぶりの松川河畔までの散歩。風もなく、春の近さを感じる。(2/24)<50041>


◇ 日曜日。三連休の中日。今日は天皇誕生日。日曜日と重なったので、明日は振替休日。新型コロナウィルスの関係で、大きなイベントは中止になったりして、連休の賑やかさはない。
 外は雨混じりの雪など、寒い感じ。図書館から借りてきた本や、読みかけの芥川賞作品などを読んでいたが、あまり落ち着かない。どうしてもテレビをつけるとコロナウィルス問題に関心が奪われる。感染症対策は、大変だろうが、効を奏していなかったかなという感じ。水際作戦は、上手くいかなかった。最小限の感染で済ませることができたのではという気がするが、研究者と行政と政治家の連携の悪さが露呈している。
 それでも医療関係者は、最前線で自己犠牲的な仕事をしているのだから、同僚で菌扱いしたり、雇用現場で非難するとか、家族・子どもの登園・登校で差別をする等、全く、国民の意識の低さに驚く。もっと温かい眼で、対応できる国民性が欲しい。原発事故の処理の際にも、あるいは原発事故避難の際にも感じたが、それでは誰がやるのか、もっと理解力のある国民だと思っていたが。何が、こう変えたのか。それだから、政治・行政のレベルの低さを生みだしているのではないか。
 義弟の設定したラインのグループに、突如、姪と同じ名前の者が乱入。どうも、なりすましだと分かって、油断ならないねと対策を取る。また知人のフェースブックでのアップに、長文の無関係なコメントを多数回投稿して、麻痺させるようなことを見ていたが、これもブロックすることによって解決したよう。ストーカーみたいだが、SNS社会のモラルが改めて問われている。(2/23)<50025>


◇ 土曜日。午前中は、妻の会合の送迎。昼に迎えに行って、午後は、昨日のフォーラムの意見・感想のとりまとめ。私より年長の北海道のDさんは、いつもフォーラムを気にしてくれて、フェースブックで、感想のいくつかを紹介してくれた。福島大出身だが、札幌にいても、福島に対する思い入れが強い。ありがたい。
 夕方、県立図書館に本を借りに行く。2週間の貸借期間である。本の値段が高価だと、なかなか手が出ないが、図書館に期待。特に、大学の若手が書いた本など、是非読みたいと思うが、定年後10年も経ると、読む機会がない。研究費があって、大学図書館に依存してきたので、自宅のみでの研究環境は難しい。要は、荷物は増やさず、しかし関心を持って読むということが必要。自分の物になると、いつか読もうと思いつつ読まないでしまうが、図書館だと2週間で返却しなければならないので、そうしたプレッシャーが読ませることになる。これもいいことかなと思う。公立図書館を最大利用することは、裕福でなくても可能な文化的手段。できれば、歩いて往復すれば健康にもいいが、多分、1万歩を超えるので、まだ実現しないでいる。
 次女に教えられたが、今日は令和2年2月22日、2222の珍しい日だという。気が付かなかった。(2/22)<50010>


◇ 金曜日。第164回のふくしま復興支援フォーラム。Sさんが都合がつかないので、久しぶりに司会進行。福大の林さんから、汚染水(トリチウム)の処理問題について、報告してもらった。テーマ的な関心が高く、40名の参加者。無駄になるかと思いつつ、50部のニュースを作成したので助かった。県漁連の理事の方や、NPOの活動家にも長めのコメントをしてもらったので、質疑応答の時間は30分ほどで、時間が足りなかった。県民の声を聞いてとの県のスタンスだが、このようなフォーラムの際にこそ、県民の本音が伺えると思うのだが、それらしい人は来ない。意見を聞くための公式の会合でないと、難しいのだろうか。
 行政は、地域住民との合意形成の大切さをいうが、いままでの「合意」は、行政の方針に対する「同意」の感が強い。行政が準備した会合で、住民の本音を出すことは難しい。特に、東北の大人しい住民は、積極的に意見を能動的に出すことができておらず、どうしても受動的なので、行政としては、県民の自主的な意見を集めるためには、フォーラムのようなところに出てきて、意見に耳を傾けてほしいのだが。行政の責任ある回答をだす責任は感じないでも。民主主義、住民主体の行政と言っても、特に、東北の場合は、このことが重要だと思う。(2/21)


◇ 木曜日。銀行に行き、定期からお金を下して、みやぎ生協の太陽光発電の債券のための送金。銀行より利率がいいのだが、原発に依存しないで、再生可能エネルギーをさらに拡大することができればいいと思う。
 午後、松川資料のユネスコ記憶遺産登録のための推進母体の総会に向けた準備を行う。慰安婦問題等、国際的に対立して問題があり、ユネスコのこの制度が動いていないようで、複雑だ。松川事件は、国際的に対立している問題ではないのだが、全体が動かないと頭を抱える。道が開かれても、難しい問題だが、調査をして見通しをつけていきたい。
 その帰途、労働組合に寄り、明日のふくしま復興支援フォーラムの資料を印刷。事務の方とも、いろいろと話ができた。(2/20)<49979>


◇ 水曜日。午前中、フォーラム福島で映画『パラサイト 半地下の家族』を観る。第92回アカデミー賞最多4部門受賞の作品として、全世界的に、日本でも大きな話題を呼んでいる。全員、失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速化していく物語だが、格差が激しくなっている韓国社会の一面をリアルに描いている。展開も、ハラハラして面白い。
 夕方、近くの施設の理事会に参加する妻を、送迎する。(2/19)


◇ 火曜日。しばらく(13年間)使っていた灯油のストーブ(FF式)が、不調となって、暖かくならない。13年間も使用したので限界なのであろう。先週、コープの共同購入のチラシの中から選択して、下請けの業者に来てもらい、その据え付けを午前中に行った。これも、使用期間は10年ほどであるが、そこまで長生きできたら、また買えばいい。(年金のみの生活費で買えるかな?)
 午後、陽がさしていたので、コープ本部まで用事と散歩を兼ねて歩くことにした。ところが、歩きはじめたら、粉雪が舞ってきて、北風も寒い。それに、帽子を忘れてきた。途中、新しい道を通るつもりが、迷ってしまった。すぐに引き返したが、さすがに、帰り道は辛い。結局、1万歩。
 コロナウイルスの報道を見て、楽観論を戒める。福島県内の医療機関にも、数人の患者が送られてきている。あまり、遠い地のことと思わない方がいいね。(2/18)<49949>


◇ 月曜日。午後から用事があるので、昼飯前に松川河畔まで散歩。日差しは暖かいが、吾妻から降ろす風は強い。5500歩。
 午後、妻の会合へ送迎。会合の合間に、私は学習協の勉強会、「学習の友」の輪読。若い人向けの叙述だが、何故か(?)、高齢者中心の集まり。
 夕方、海外(アジア)から帰国した知人から、コロナウィルスの各国の防御体制の情報。予定変更して仙台空港に降りたが、ほとんど無警戒に入れているというので、びっくり。私の病気を気にして、メールをくれた。どこまで広がるのか、日本の防御体制の甘さが指摘されているが、楽観してはいられないような気もする。2週間後に東京での会合があり、来月には、仙台での会合も予定されている。近くになって、慎重に行動したいとは思うが、行政の対応に自信が持てない。大きな被害とならなければいいのだが。
 フォーラムなど、人を集めて行う研究会なども、慎重に考えよう。近々、木曜日にあるのだが。(2/17)<49936>


◇ 日曜日。今日は次女の誕生日。この時期は、寒い季節。秋田に住んでいて、夜、近くの産院に車で行こうとしたが、走ってはエンスト。豪雪の中、慌てました。なんということはない。サイドブレーキをかけたままの発進。長女も2歳にならないほどなので、隣の友人の奥さんに、短時間だが観ていてもらって、何とか出かけました。出産は、翌日の昼頃でしたが。場所も違うが、今年の暖かい冬に驚く。
 9時半からの、福島市内三生協(福島医療生協、きらり健康組合、コープふくしま)主催の映画を見に行く。「風をつかまえた少年」。原発依存から脱却して、再生可能エネルギーをという主張を支援する映画。アフリカの映画だが、貧困と教育の問題でも示唆に富む。朝早くからだが、結構、入場者も多い。
 映画館の外に出ると、新聞に掲載されていた県庁の昇格人事該当者(予測記事だが)と会った。県庁の仕事をしていた時に、お世話になった方で、昨日、お祝いのメールを差し上げていたので、びっくり。新分野でも頑張ってほしい。
 午後、友人の憲法の話を聴きに行こうと思ってたが、時間が間に合わなくなったので断念。睡眠不足なので、昼寝。(2/16)<49915>


◇ 土曜日。新聞に退職後、声を出す機会がないので、新聞を音読することにしたとの読者の声が出ていた。考えてみれば、手術の合併症による呼吸器損傷で、声が十分にでなくなった。身体的な回復で何とかなるのかと思っていたが、やはり特別の訓練が必要のような気がする。今迄だと、講演や講義、あるいは会議で、声を出す機会が否が応でもあったが、今は、ほとんどそのよう機会がない。ピンチと思い、新聞の音読、ラジオ英会話のテキストを読み繰り返すことにした。それも、高齢者が語学テキストを100回読んだと書いていたので、語学との一挙両得と思い始めた。声を出せば、日本語でも英語でも同じだろう。民謡教室や詩吟の教室も考えてみようかな。
 午後、福祉会の研修で、妻も送っていく。はなしのぶという施設だが、30分ほどかかる。戻って来て、30分。5時半に終わるとの連絡が来たのでまた迎いに行く。10キロほどだが、2往復で2時間。結構、一仕事。自宅でウトウトしていたが、久しぶりに松川河畔まで散歩。5500歩程度。最高気温14度、4月のような暖かさ。春が近いのかな。(2/15)<49905>


◇ 金曜日。郡山で衆議院予算委員会の地方公聴会で、意見陳述人として友人のSさん(元福島県復興ビジョン検討委員会座長)が呼ばれたので、御付で参りました。出番はないのですが、補助者ということでしょうか。予算委員会からは、棚橋委員長はじめ15人の委員の出席。地元の意見陳述者は4人。4人の10分ほどの陳述の後、4人の質疑者(秋本真利委員=自民、玄葉光一郎委員=立国社、伊藤渉委員=公明、高橋千鶴子委員=共産)から、持ち時間20分で4人に対する質疑。商工会議所連合会会長、一般社団法人代表、郡山市長などからは、現在進んでいる施策のプッシュの意見が中心だった。友人のK氏は、<原発災害ー「集中復興期間」・「復興・創生期間」の終了を1年後に控えて −被災者の生活再建と被災地の地域再生をめざした復興政策の展開をー> と題して陳述した。商工団体や市長からは、最近の水害対応中心の議論で、そこに中心が行ったようだった。
 地方公聴会とはどういうものかとの興味での参加だったが、各委員が若いので、こちらの高齢化が気になる。あまり、集中して議論が煮詰まった気がしないが、まあ、こういうものかなと思った次第。
 郡山の駅で、向山製作所のチョコレート買ってきたが、帰宅すると、2番目の孫娘が、手作りのチョコレートを送ってきていた。(2/14)<49888>


◇ 木曜日。先日の第163回のふくしま復興支援フォーラムの感想文等を、Sさんの荷物に入れてしまったので、ブログに載せるため郵送してもらった。早速、ブログに追加。折角、書いて提出してもらったので、みんなに返そうと思って続けてきたが、遅れてしまった。次回のニュースに載せないとダメだ。早速、ブログに掲載
 午後、自家用車のリコールが来ていたので、連絡して、今日やってもらうことにした。シートベルトの留め金の異常で、取り替えないと警報音が出るらしい。そういう車があったらしいので、自分の車は関係ないようだが、まずは修理をしてもらう。自動車整備工場で、スポーツ紙を見るが、野村元監督逝去の記事。また、名物男が消えた。
 明日、友人のSさんが、郡山での衆院予算委員会の地方公聴会で話すので、その同行者として頼まれたので、どんなものか見るつもりで同行することにした。国会の大臣の後ろの官僚の様に、素早くメモを出す能力もないから、よく観察することにしよう。そのためには、少し予習が必要だが、議員の質問などを予測できないので、残念ながら余り準備ができない。(2/13)<49876>


◇ 水曜日。午後、コープふくしまの清算人会。昨年の3月にみやぎ生協と組織合同し、事業体としては解散しているが、その財産的後始末等で清算人会が置かれている。来月には、その結了の総会が予定されており、そのための清算人会。コープふくしまの理事が清算人として継続しているので、集まるのは元の理事会メンバー。久しぶりの理事会のよう。
 13年使ったFF式のストーブが不調なので、電気屋さんに来てもらう。普通、10年で更新らしいので、仕方がないかなと、新しいストーブを買うことにした。急に寒くなったので、その必要性が切迫。(2/12)<49861>


◇ 火曜日。祝日、建国記念の日。大震災8年11ヵ月の日。来月は丸9年になる。
 いつもは、2.11の集会に出るのだが、午後4時から伊達市保原町で前県議の引退と引き継いだ現県議を囲む春の集いがあるというので、妻と共に出席。地元の方々の明るい話に元気をもらった。地方選挙にせよ、立候補して選挙活動をするということは、いかに大変なことか、候補者のお母さんや、ご主人の援助の大変さを感じた。挨拶の最期に、関係者への感謝を述べたが、一番最後に夫への感謝の話。思い余って涙で声にならない。ホットな温かい集いだった。
 私の父親も、町会議員とはいえ、10回の当選、現職のまま亡くなった。無我夢中だったが、家族の緊張感も思い出す。(2/11)<49851>


◇ 月曜日。自宅中心に大人しくしていました。テレビは、新型コロナウィルスによる肺炎問題が中心です。中国での死者が900人を超しました。一日も早く、終息してほしいものです。午前の銀行行き、午後の家族の送迎で、自家用車を運転していますが、あまり人混みに行くファイトが湧きません。
 自宅の暖房は、灯油の方はあまり温度が上がらず、エアコンは動いていますが、家にいるのに寒い日です。13年も使用しているストーブですので、そろそろ変え時でしょうか。暑くなると、冷蔵庫の調子が悪くなったり、寒くなると暖房が上手くいかなかったり、何か意地悪されている気もしますが、当たり前なのかもしれません。ストーブを新規にするのは、老人にとっては無駄遣いかなと思ったりしますが、数少ない日々でも、快適に過ごすべきでしょうか。
 上野千鶴子氏のおひとりさまシリーズを読んでました。「男おひとりさま道」、「おひとりさまの老後」は、面白く読んで、三本立ての最後、「おひとりさまの最期」を読んでいます。男性としては、耳が痛いことが多いのですが、高齢者(老後)の社会保障(医療・看護・介護)の課題として読むと、説得性があります。「キュア(治療)」から「ケア(看護・介護)」へ等、面白い。自分の「おひとりさま」の生活があるかどうかわかりませんが(多分、ないでしょうが)、どんな状況でも「生きられる」という自信を与えてくれます。老人一人でも、それを可能とする社会システムの構築が必要であると感じさせてくれます。(2/10)<49831>


◇ 土曜日。午後から、ふくしま大豆の会主催の畑の学校の閉校式。震災で休みましたが、2016年から再開。
 猪苗代(16年―17年)、白河市大信(18年-19年)で、作った大豆を原料に、最後の日は、味噌づくり。大豆の会の会長をしているので、閉校式の開会の挨拶。特に今年は、天候の不順で大変でした。6月に種蒔き(私も行きました)、8月3日に除草(猛暑で、短時間切り上げ。私は丁度、手術の日でした。)。11月の収穫日は、畑は台風で水没して中止。そして今日の閉校式です。本当に大変でした。しかし、JAの皆さんの支えで、どうにか今日の閉校式。味噌づくりです。殆ど仕事らしいことはしませんでしたが、私までその完成品をいただいてきました。4月にかき回して、7月には食べられるでしょうか。味は分かりませんが。(2/8)<49807>


◇ 金曜日。珍しく積雪。寒いが天気がいいので、松川河畔まで散歩。長靴で行ったが、歩きづらい。
 2月末に、妻たちのグループが主催する上野千鶴子の講演会があるので、上野千鶴子のお一人様シリーズの男のおひとり様の本を読む。面白いが、おひとり様の生活を支える、医療・介護・福祉の体制が大きな課題。読みやすい本なので、気楽に読めるが、内容は深い。娘がやっている在宅医療の大切さを理解したような気になる。(2/7)<49800>


◇ 木曜日。夕方、第163回目のふくしま復興支援フォーラム。鈴木隆夫さんの報告。大学時代、経済学部でゼミ指導担当だった晴山さんが、わざわざ東京から来てくれた。30年ぶりの指導かな。人数は、27人と多くはなかったが、東京の晴山さん、千葉のKさんが初めて見えられ、輪が広がった。回数では、良く続けてきたねと褒められるが、内容の充実がさらに必要だ。夜の懇親は、心を鬼にして帰ってきた。残念。(2/6)<49788>


◇ 水曜日。今日は2番目の孫娘の誕生日。朝から話題の焦点。健やかに育ってほしい。
 横浜港沖に停泊しているクルーズ船で、発熱の症状がある人などのウイルス検査が行われ、これまでに31人の結果が判明し、このうち10人がウイルスに感染していたことが確認された。ニュースはこれで持ちきりで、10人は海上保安庁の船で、陸上の病院へ。その他は、船に留まっている。14日間。精神的にも大変。常に、起きうることを考えた対策が必要。
 午後、4月11日に予定されている、知人の講演と尺八演奏会の実行委員会に参加。中心は橘さんの尺八だが、そのお弟子さんの安田弁護士と丹治医師による演奏、及び安田さんのお話。三人ともにお世話になっているので、可能な限り協力しようとは思っているが、公演当日は既に予定している行事が入っているため、残念。しかし、準備の際に協力しよう。
 夜、テレビは東洋医学の番組。鍼、きゅう、ツボなど、その科学性を紹介していた。すでに、私の胃腸薬や花粉症の薬は漢方薬。健康のため、その有効性に関心をもった。西洋医学の優れた面は確認しつつも。(2/5)<49760>


◇ 火曜日。特に用事なし。いつもの松川河畔までの散歩、帰ってテレビで国会中継。珍しく、最低賃金の質疑。
 厚労大臣も、基本的な調査結果が出てこない。応答する前に、事前通告以外にも、関連した統計を準備しておくべきと思うのだが、すぐには出てこない。もう少し、官僚も含め、質問についての基本的内容について、検討準備しておくべきと思うが。
 テレビで映画『戦場のピアノ』を見る。ナチスによるユダヤ人強制収容がいかに行われたか、リアルに見せてくれる。(2/4)<49753>


◇ 月曜日。節分。コープマートで、恵方巻を買って、食す。こういう風習は、東北には見れなかったが、店を媒介して全国に広がってきたのだろうか。いろいろ行事についてのいわれはあるのだろうが、西南西の方向をみて、大きな口を開くだけ。
 近くの公営住宅(北沢又団地)周辺までの散歩。高度成長期に作られたアパート群に似ているが、平屋の個別住宅もある。周辺は、奇麗だが、避難してきて、どんな気持ちで住んでいるのだろうと、考える。
 午後5時半からの川俣町での関連死審査委員会へ。自宅から1時間ほどの距離なので、4時半頃出発。雪もなく順調。会議は40分ほどで、7時頃には帰宅。5人の委員で、座長を務めているが、発言が聞き取れないことがあり、十分なまとめの役割を果たしていなかったなと反省。以前からある聴力の問題なのか、しばらくぶりの会議なので、どこか理解力に欠陥があるのか。病後の回復の遅れかもしれないと思いつつ、また加齢のせいかもしれない。できる範囲を狭くならないように、努力しましょう。(2/3)<49735>


◇ 2020年(令和2年)2月2日。日曜日。
 春のようないい天気。このまま春になってしまうのかな?午後、寅さんの旅をさくらと弘がそれぞれ追っていくテレビを観る。亡くなって20年の渥美清の魅力を伝えている。(丁度、その年は、継母の亡くなった年)。年を経るのは早い。
 散歩に出かけたが、少し雨が降ってきたので、戻る。また1時間後に、晴れ間を見て、松川河畔まで散歩。約1時間。6500歩。昨日の講演の関係でいえば、認知症予防散歩かな。(講師の後藤先生は、福島市の震災関連死の判定委員会でご一緒した先生)。早速、FBに散歩をアップしたら、中学の同級生(女性)が、ベトナムでゴルフをするとのコメント。同じ年だと思えない(笑)。
 新型コロナウィルス肺炎の対応、終息の方向見えず継続。日本も含め各国で、中国人の入国に厳しい対応しているが、武漢在住者についてストップするのはありうるとしても、中国人という括りで対応することには疑問。スタッフも含め、日本がどのように協力するか考えた方がいい。しかし、イギリスのEU離脱にせよ、自衛艦の中東への派遣にせよ、各国協調して対応するというよりも、各国主義が取り立てて強調されることが多すぎる。平和は、武器だけの問題ではない。コロナウイルス肺炎問題含め、可能な相互の協力を追求してこそ実現すると思うのだが。
 福島大学退職者の会のホームページに、8月に亡くなったN先生のことが出ていないとのメールを退職した先生からいただいた。手工業的につくっているので、誰も読んでいないと思っていたが、遠くから見てくれているとのことで、嬉しくなる。高齢となると、訃報も得ることが難しい。訃報が出てなければ、元気というふうに見てくれているのかもしれない。お詫びをして、早速、追加。どうして抜けたか反省してみると、受け取った方が、私に連絡できなかった時期。8月〜9月の入院時期。ベットで見失ったのかも、あるいは、病院にまで連絡するのは躊躇ったのかも。私自身の訃報を書かなくて幸いだった(笑)が、申し訳なかった。(2/2)<49704>


◇ 土曜日。今日から2月である。
 午後、わたり福祉会、はなネット友の会の講演会を聴きに行く。飯坂温泉の「はなゆまち」が会場。講師は、福島医大の後藤大介先生(精神科医)。テーマは、「認知症を予防しながら、認知症とともに生きる」。関心が高く、会場満杯の100人以上だろうか。認知症の方を介護する立場の話が多いが、このテーマで、自分が認知症にならないようにするにはどうすればいいのか、という切実感を反映している。
 認知症は、好き好んでなるものではないが、何か生活スタイルから必然的になるものでもないだろう。多くの人は、いつ発症するか、神のみぞ知ると思って生活しているのではないかと思う。その原因、その予防も、多くの事例から推測されることなのだろう。最大限、予防(私の場合は運動かな)に努力するとともに、認知症になっても、尊厳を保って生活できる体制・関係を作る事かなと思う。他人事より、自分事として、いろいろ勉強になった。(2/1)<49665>



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