日  記 (備忘録)

(2020年3月)

◇ 火曜日。3月も今日で終了。今年度も終了。
 新型コロナウィルスの福島県内の感染者は2名増えて4名となった。いわき市、郡山市に感染者が出て、福島市はゼロと安心して居たが、今日になって2名の増加。70代の男性と20代の女性。福島市といっても広いが、近くだろうかとビクビクしだす。陽性の判定が出る人だが、その他に、無症状の方もあるいは多いのかもしれず、不気味である。きわめて手工業的かもしれないが、自らがウィルスを侵入させないように、手を洗う、マスクをするしかないかなと思っている。ただ、マスクは、外に出るのが散歩と自動車での移動なので、マスクをつける機会が少ない。
 午後、天気がいいので多めの散歩。上松川橋を下流へ。川寒橋を渡って回ってきた。約1万歩。一休みもせず帰ってこれたので、多少は体力がついたかな。
 今日で学長の任期が終了した中井さんからメールを受信。大学のメールは使えないので、新しいアドレスを教えてくれた。大変な時期に6年間、本当にご苦労さまでした。新しい学部(食農学類)も作り、大きな仕事をしたなと感心。落ち着いたら、労いの集まりでも必要かな。とはいうものの、3月28日の最終講義や慰労の懇親会は、コロナで中止。残念である。いずれにしろ、ご苦労様でした。(3/31)<50779>


◇ 月曜日。読書、テレビでの映画鑑賞で過ごす。午後から「男はつらいよ」、そして夜9時から「万引き家族」。米アカデミー受賞作の「パラサイトー半地下の家族」とダブってしまう。何か、貧困が共通テーマだろうか。(3/30)<50772>


◇ 日曜日。雪が降り出した。テレビを囲み、コロナウィルスの話で持ち切り。良く手を洗い、アルコール消毒をして・・・、こんなにウィルスからの防護の経験は初めて。5月頃にはすべて完結と思っていたが、そんなに簡単ではなさそう。秋田・仙台で英語指導の外国人教師が感染。日本語の不自由な方々ではないようだが、一般の外国人住民にも、丁寧な情報提供や指示が必要な気がする。(3/29)<50743>


◇ 土曜日。午後、約束していたMさんと喫茶店で会う。歓談。仙台で1年間だけど、同じ下宿(三食付き)。私は大学1年、彼は高校3年。私は、この下宿に既に2年はいたのだが、高校時代と異なって大学1年は、全く遊び惚けていた。セツルメントのサークルの付き合いはあったが、理系と異なり、文系はかなり意識しないと怠けてしまう。1番、怠けていた時期。今から考えると、大変もったいないことをしたと思うが、自分で拘束できなかったので、「自由」のみ謳歌したのだろうか。多分、M氏は、怠惰な生活を見て驚いたのではと赤面の至り。しかし、福島に来てから、仙台の高校の同窓会で世話になり、後期高齢者になり、連絡が取れるようになった。18歳前後の若い時にタイムスリップして歓談。
 次女が帰省していたので、久しぶりに少々の飲酒。(3/28)


◇ 金曜日。夕方に、伊達市で開かれる「北福島医療センター地域医療支援病院運営委員会」に参加。伊達市は遠いとの先入観があるが、自宅から30分ほどの距離。地域医療支援病院は、地域内の小規模の診療所等と協力して、地域内の医療体制を確保するものと理解している。地域内の開業医等と連携を強めて、住民の医療を受ける権利を保障するものとして進めていって欲しい。医師の方々が殆どだが、行政の立場での伊達市の代表と、私(学識経験者として位置づけられている)もメンバーとして入っている。
 時節柄、コロナウィルス問題も話題に上がったが、直接的な対応はほとんどないらしい。ただ、年末年始は、いつも患者が多いが、コロナ問題でか、一般の患者さんは3割がた減少しているという。経営の問題ともなる。コロナで病院の崩壊が強調されるが、地域的な相違もありそう。マスメディアを通じて、全国一律に、問題を単純化され、一般市民がそれで動いてしまう傾向があるが、もう少し、地域の実情を正確に把握し、それに対応する対策を取るべきではなかろうか。その為には、県及び市町村が、分析能力及び政策能力をつけて、それに住民が信頼するという関係を形成しなければならないと思う。
 テレビで、ノーベル賞の山中伸弥教授のインタビューが報道されていたが、「収まるまで1年はかかるのでは」という。そのくらいの構えで対処しなければならないだろうか。(3/27)<50676>


◇ 木曜日。今日は、震災直後に生まれた第3番目の孫の誕生日。いつも、震災後の経過を知る年月。長女は大きいお腹を抱えながら、小さな2人の子どもを引き連れて、津波の難を逃れたとの話には、心が痛む。自分たちの住居に戻るにはしばらく時間を要した。高台にある夫の実家に避難し、そこから病院での出産。誰も犠牲にならないで、無事に生まれたのが不思議なくらい。つないだ生命、自分を大切に成長してほしい。
 住宅の補修工事が、ようやく終わった。その際、灯油タンクから灯油が滴り落ちていることに気づき、風呂屋さんに行って修理を頼む。明日になる。体と同様、住宅もそちらこちらと修理が必要になる。東京の新型コロナウィルス感染症の患者は、今日だけで新規47人増。急激に広がるのではとの心配。(3/26)<50646>


◇ 水曜日。昼前、散歩を兼ねて理髪店へ。そろそろかと考えていたが、コロナ騒ぎで戸外に出るのが億劫になった。2カ月が経ったかな。サービス料金の1220円。15分位の時間。いつもと異なり、成人男子の客が何人かおり、待たなければならなかった。年度末だからか、あるいはコロナで家にいる時間が多くなったのだろうか。
 県立図書館に、図書の返却に行く。まあ、眼を通しておいた方がいいかと思う図書を2冊借りてくる。書架にいると、3月に退職される図書館長に会う。定年1年前の退職勧奨で、民間企業に行くとのこと。県の仕事の際、担当事務部におられ、大変お世話になった。59歳は若すぎるが、さらに数年、あたら職場で現役として活躍してほしい。
 今日は、大学の卒業式だったが、中止となった。購入した田島一の『時の行路』を読み始める。(3/25)<50631>


◇ 火曜日。今日から家の基礎補強工事で、職人が来ている。新築してから37年半が過ぎているから、補強しないともたないかもしれない。2人のみの家族で、あと何年住めるか(生きれるか)などと、妙な計算をしなければならないが、まずは、補強が必要なときには補強しておく必要がある。人の命は有限だが、終了時点が不明。まあ、2人だから、どちらかは住むだろうという漠然とした見通しのみ。今日と二日後の作業だが、夕方までかかっていた。
 10時過ぎ、福島県大豆の会の総会に参加。何年か会長職についていたが、主要な構成団体であるコープの理事長ゆえである。一般的な生産者ー加工業者ー消費者連携の製品販売だが、その一連の作業を可視化して教育をする「畑の学校」などをやってきた。特に、コープ組合員の活動である。コープふくしまはみやぎ生協と組織合同し、みやぎ生協のなかでの活動となったが、当然、私は理事長でなくなり、清算法人としての残務も終了し、名実ともに解散。私個人は、6月まではみやぎ生協の一理事となったが、大豆の会に参加する基盤がなくなったので、会長は辞めさせてもらった。大豆の会が、新体制の下で、さらに発展することを期待している。大学退職後10年となった生協活動だが、6月で離れて、気持ちを切り替えて、新たな生活に向かいたい。
 田島一氏の小説、『時の行路』、『続・時の行路』、『争議生活者、「時の行路」完結編』の3冊が、アマゾンから届いた。映画化されて、福島でも上映運動が起こるだろう。非正規労働者の関心あるテーマなので、楽しみながら読むことにする。(3/24)<50596>


◇ 月曜日。孫の誕生部祝いを送り、午後から、学習協の機関誌の読み合わせ会=学習会。若い人々との学習を期待しているが、なかなかベテランのみの学習会。独自に交流できるリンクが必要。松川事件の関連で打ち合わせ。それぞれ、重要なものだが、行動が軽すぎると感ずる。自らの勉強をもとに、独自のネットワークの形成が必要なのかもしれない。(3/23)<50586>


◇ 日曜日。連休最終日。自宅で大人しくしていました。松川河畔まで散歩。
 ドイツのメルケル首相の新型コロナウィルスに関してのコメントを、フェースブックで、シェアしました。33人ほどのいいねをもらいました。ドイツ在住の友人(日本人)からもコメントがありましたが、4月18日まで、市民は協力しているようです。国民からも好評価があるようです。特に、医療関係者に対する配慮に感動しました。日本では、マスクを優先的に医療施設へ、院内感染が宣伝され、今後のオーバーシューターでは、医療機関のパンクが不安を呼んでいます。しかし、国民への医療機関への信頼や支援を呼びかける政治指導者は少ない。一般の人々にも、最後は、現存の医療機関を守るよう訴える必要があります。医療機関従事者の子どもたちへのいじめ等、全く論外です。政治指導者は、そういう教育・訴えを国民にしなければならないと思います。
 メルケルは、次のように訴えます。「ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。」
 国民と政治指導者の信頼関係を築くことがいかに大切か、また情報公開の意義を、コロナ問題は教えてくれます。(3/22)<50565>


◇ 土曜日。三連休の中日。街中で会合ある妻の送迎。好天気である。車の外気温は19度と暖かい。
 今日は、結婚記念日。50年前の今日、会費制の結婚式を友人たちがやってくれた。会費1000円の結婚式。25歳だったので、若すぎたが、何とか50年が経た。仙台、秋田(二人の子どもが生まれた)、福島と家族の移動。秋田在任中に、1年間のドイツ(ミュンヘン)私費留学。文科省の外地研究ではなく、厳しい生活だが、子どもが2歳と4歳、何とかミュンヘン界隈で楽しむことができた。福島が一番長い家族生活となったが、2人から4人へ、そしてまた2人家族となった。波乱があったとはいえない平凡な半世紀だが、不思議といい思い出だけを記憶している。70歳の古稀もそうだが、金婚式というのも実態に合わなくなったのかもしれない。
 シロアリ駆除会社が、点検に来た。シロアリは問題ないが、基礎になっているところが水を含んで、治すことになった。マアマアの価格だが、75歳以上の者が契約する時には、75歳未満の者(親族等)が「確認」する必要があるという(会社の方針)。保証人ではない。高齢者の契約が詐欺などに合わないようにということらしい。長女に連絡して、確認書に署名捺印してもらう。自分はしっかりしているつもりでも、社会的には高齢者の契約は心配ということだろう。契約したくもないが、工事をしてもらうには、契約を締結しなければならない。身体だけでなく、高齢による被害を防ぐシステムとして、楽しんでいくことにする。期限はないが。(3/21)<50540>


◇ 金曜日。三連休の初日。今日は春分の日。暑さ寒さも彼岸まで、冬が過ぎたということか。今年も墓参りはできなかったな。東北は強風で、東北新幹線も遅延が出ている。昼過ぎ、散歩に出かけたが、風が強いのと、雨がぽつぽつ降って来て、途中で引き返す。3000歩程度。
 東京五輪の聖火、アテネで採火し、今日、飛行機で日本へ。強風のため、予定より早く到着。宮城県東松島市の自衛隊松島基地(旧矢本町)に着陸。コロナウィルスの関係で、子どもたちの歓迎式はなく、簡略した出迎え。東京五輪が予定通り行われるのかあ、様々な方面から延期の声が出ているが、安倍内閣としては、何とか、予定通り「完全な形で」実施したい意向のようだ。新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、世界は悩んでいるようだ。開催地・東京の状況だけでなく、ヨーロッパなども感染が広がっている。延期して、すべてがうまくいくという保証はないかもしれないが、現実の心配を吹っ切って強行することに疑問。一歩後退二歩前進、コロナに対して、世界が協調しようとしていることに、最大限協力して、全世界が喜んで参加する、安全な大会に舵を切る決断も必要かも。(3/20)<50524>


◇ 木曜日。福島は最高気温21度の暑さ(?)。みやぎ生協の定例理事会に、また車で行く。2回目だが、1時間10分ほどなので、この前と同様、到着が早すぎた。昼食をいただき、会議は1時から3時頃まで。6月の総代会に向けて、その内容吟味だが、最近の経営状況は、厳しい。新型コロナウィルスの影響もあるのだろうが、それ以前からの問題もあり、原因を外に押し付けないで、検討する必要がある。
 会議終了後、あまりウロウロしないで、真っ直ぐ帰途。車の数も多くなく、快適な走行。帰宅後、疲れたのか、大相撲を見ながらウトウト。明日から3連休だ。(3/19)<50501>


◇ 水曜日。暖かな春のような日。午後。県立図書館に行き、返本し、また別の本を借りてきた。相変わらず、新型コロナウィルスの報道が主。
 森友問題で、財務省の職員の自殺があったが、週刊文春を買って来て、その遺書などを読む。本当に、日本の政権の膿を綺麗にしないとダメだ。自殺した職員の妻が、損害賠償の訴訟へ。家族としてはいたたまれないだろう。誠実に答えて、事実を確認する必要があるが、今の政権・官僚に可能かどうか、自信がない。結局は、国民の力のなさなのか。(3/18)<50489>


◇ 火曜日。今日3月17日は、母親の命日。もうすでに、53年も前の事。大学4年生の3月、卒業式の1週間前だった。仙台の病院から女川まで自家用車で遺体を運び、お通夜、葬式、納骨の1週間だった。葬式は3月21日。無我夢中の日々。3月17日は、家族にとっては、何かと忘れられない。大震災の津波で亡くなった姉は、震災前後の予定日の3番目の孫について、きっと3月17日だと予想の電話をしてきたが、実際は3月26日だった。それほど、この日は、心の中での基準日だったのだろう。満48歳で亡くなった母親だから、今では私より27歳も下になってしまった。
 昨日、長女から送ってもらった、中一の孫の演奏会のDVDを見た。中学生なって、部活でオーケストラ部に入った。ビオラを担当しており、まずはDVD映像を探したが、なかなか見つからない。最初は、高校生の画像なので、出てこないのだが、それが分かるまでしばらく時間を要した。出てきたらすぐ見つけられた。妻は、昔の長女そっくりなので、驚いている。本当だ。英才教育をやるような環境ではないが、楽しい思い出になってくれるといいなと思う。孫が引くクラッシックは、いい。
 夜のプロフェッショナル、靴磨き職人の話には、感動した。(3/17)<50463>


◇ 月曜日。本来は、税の申告期限の日だが、コロナ問題で期限が延びて、4月16日になった。そうでも、提出してしまえばいいと思うが、延びると安心して延びる。
 午後、妻の会合の送迎。テレビで国会中継を見て、大相撲観戦。報道番組は、コロナウィルス問題に集中。少し食傷気味、とはいえ、どこまで続くやら。知人の講演と尺八3人の会(実行委員長になってしまったが)のビラをもらうが、開演の5月16日までに、コロナは改善しているだろうか。長女から、マスクと孫の演奏会のDVDが送られてきた。(3/16)<50439>


◇ 日曜日。3人家族の一日。予約雑誌を受け取りに、次女と、散歩を兼ねて書店まで往復。いつもより少し多めの7000歩。
 今日もオープン戦は楽天と巨人。1勝1分けのあと、今日も、若い野手が良く打って、また充実した投手陣の頑張り楽天勝利。天下の巨人を相手によくやるなと思う。今年は、優勝を考えていいのかも。
 広告が入った不動産を見に、御山まで。結構、住宅が密集しているので驚いた。次女は5時頃帰る。(3/15)<50422>


◇ 土曜日。急に寒くなった。みぞれ混じりの雪が降った。昼過ぎ、次女が帰省。賑やかに夕食を囲む。
 新型コロナウィルスに感染して陽性になった方が、福島県内で2人になった。郡山の大学の職員らしい。濃厚接触者がいなければいいが、心配だ。(3/14)<50405>


◇ 木曜日。予定されていた会合がコロナウィルス対策で中止。なかなか戸外に出るきっかけがありません。暖かい日なので、松川河畔まで散歩。慣れすぎると運動にならないので、少し、負荷をかけようかなと思っています。6000歩前後をせめて8000歩前後に。明日の金曜日は、好天気で、土曜日は寒くなり、雪も覚悟しないとダメのようです。いろいろ変化しますね。センバツ高校野球は中止、オリンピックの開催も、延期論が出てきたり、現実味を帯びてきました。無理はしない方がいいね。(3/12)<50383>


◇ 水曜日。東日本大震災の9年目。悪夢のような震災から9年が経った。郷里・女川での親戚の被災(身内5人を亡くした。実姉・義姉・姪の3人は未だに行方不明)、福島での原発被災を加重した複合被災。あの3月11日を、未だに思い出す。コープの理事会の最中の大地震、自宅に一人でいる90歳を超える義母の心配、裁判所で会合に出ている妻の状況。身重の塩竃の長女、弘前の次女、いつどのように連絡を取れたか思い出せない。とにかく連絡が取れないのは、携帯基地局が全て倒れた女川の人々。何か無我夢中の瞬間。原発爆発による放射能にも無頓着で、給水の長い行列に並ぶ。そこから始まった9年。津波中心の岩手・宮城と、複合被災の福島の復興は明らかな格差。特に、避難した人々の心の病気は、より深刻になっている。
 テレビは、9年目の災害の状況の報道。午前中、8週間ぶりの(定期)通院。特に、悪化して居るところはないが、課題は続いている。午後、そして夜。震災報道に釘付け。その合間に「幸福のハンカチ」を観る。いい映画だね。この前は「あなたへ」、今日も又高倉健。いい俳優だったね。(3/11)<50356>


◇ 火曜日。午前中は、妻の通院の送迎。手術から1年近く経っているが順調のようだ。6月の通院が最後だという。
 午後、生協コープふくしまの清算結了総会。昨年3月に、総代会の決定の実施として、みやぎ生協・福島県南生協との組織的合同をしたが、清算だけのための25人の組合員の組織が残って、清算事務をやってきた。少し予定より時間がかかったが、その結了の臨時総会、これでコープふくしまは名実ともにみやぎ生協の下にはいる。
 私個人は、大学定年退職の2010年6月からコープふくしまの理事を務めて、大震災の翌年2012年6月から理事長をしてきた。8年間の理事長だが、最後の2年は、組織合同の合意形成と事務的清算だった。はじめての仕事、その新鮮さもあるが、様々な方々と知り合いになれて、いい経験だった。いまは、みやぎ生協の一理事としているが、これも6月まで。それが過ぎれば、私のコープ歴は終了する。いい思い出となった。(3/10)<50332>


◇ 月曜日。大震災9年を前に、テレビでは特集が放送されている。夜10時50分からのNHK総合の「ストーリーズ 福島の”懐かしの味”えごま 食と農の復興を目指す」を観ました。近所に住む石井さん(浪江町津島から避難)のエゴマ栽培の取り組みが中心だが、直前に、Facebookで紹介した。結構見た人も多いようだ。地道な復興の取り組みが、町の復興に結びついてほしい。(3/9)


◇ 日曜日。昨日の土曜日(3/7)に、次女が帰省。新型コロナをめぐる話、また我が家の除染(?)・消毒をしていった。昨夜、福島県でも初の感染者が出た旨を、知事と市長(いわき市)が報告していた。クルーズ船からの下船された方で、市内での感染ではないとの評価。そう楽観しててもいいのか、これほど、東京などとの往き来が激しいところ、おさまるにはしばらく時間がかかるのではないかと思う。
 外は雨模様。寒くはないが、不要不急の外出は避けろと云われると、ついつい出不精になる。散歩をしたいとは思っているのだが。夕方、次女は、小雨の中を勤務地に帰った。大震災9年を前にして、テレビで特集が組まれている。少し、気が重いが、事実をしっかり見つめて、前に進む必要がある。(3/8)<50286>


◇ 金曜日。県立図書館から借りた2冊の本を返却する日が近づいたので、急いで読み残しを読んで、図書館へ。購入して、ゆったり読めばいいのですが、高価なのと、返さなければならないので、読んでしまおうとの圧迫感があり、緊張して読むのがいい。最初から最後まで本を読むなんて、現職時代には考えられなかった。必要な個所のみを読んで、後は、必要があれば引き出せばいいということだった現職時代とは異なり、退職後の生活の有り難いところ。返却とともに、今度は1冊のみ借りてきた。
 FBで知った『ふくしま原発作業員日誌』(片山夏子著)は、比較的安価なのでアマゾンで買ったが、楽しみながら読み始めた。
 午後、松川河畔まで散歩。ベトナムへのツアーから帰ってきた義弟のお土産が着いた。心配したが、無事帰ってきた。東北は、宮城の1人のみが感染者だったが、今夜、秋田県にも感染者が出た。双方ともクルーズ船から下船した人。福島県は、幸いにして感染者は、今のところないが、いつまで維持できるかハラハラしている。(3/6)<50248>


◇ 木曜日。雪混じりで寒い日です。
 3月5日は、津波で亡くなった実姉の誕生日です。小さい頃は、兄弟姉妹の誕生日は、なにかおこぼれが来たのか。成人してからもおめでとうの電話くらいは、かけました。大震災の津波で行方不明、姉の三女も行方不明。9年になろうとしていますが、どうしたのかな。高倉健の映画『あなたへ』を観て、どこかで生きているなんてないかなと思いますが、・・・。71歳での逝去ですが、今年の誕生日で、満80歳になったはずです。
 新型コロナ問題、何か息を潜めて生活しているようです。図書館から借りてきた本を、返すために読んでいました。入院している友人は、原因不明の熱だが、何か、5年前の手術の関りみたいで、抗生剤で熱は下がったとのこと。私も、手術後5年になる時には、気をつけないとダメだなと思う。油断ならないね。(3/5)<50229>


◇ 水曜日。雨が降っています。
 午後、尺八の演奏会の実行委員会。プロの橘さんとそのお弟子さん、安田弁護士と丹治医師の共演によるもの。安田さんには、松川事件関係でお世話になっているし、丹治先生は、先生が倒れるまで私の主治医。尺八のことは、全くの門外漢ですが、お二人にお世話になってきたので、お手伝いのつもりで行きました。
 暇と観られたか、実行委員長に祭り上げられてしまいました。4月11日の予定でしたが、現在の新型コロナウィルス問題の絡みで、延期して、5月16日になりました。安田さんのお話と三人の演奏(御筝とギターも参加します)です。大規模の集会ではありませんが、安田さんの米寿と丹治先生の喜寿も併せて御祝いすることになります。尺八の愛好者主体の実行委員会なので、いままで御縁のない方々との話し合い。それなりに新鮮です。
 コロナウィルス問題は、いろいろ政治問題、国際問題を絡みながら展開されています。首相による全国一斉学校の休校の要請が、大きな混乱をもたらしています。福島県は2日からではなく、今日4日からの休業です。地方自治体の教育委員会の頭越しに要請するのは、法律違反ですが、その根拠づけのために、法律改正ということで、すべてが後手後手です。福島県は、3月に勉強できなかったところは、4月の初めに補習するとのこと。物作りと異なり、教育には、丁寧な段取りが必要。基本は、「子どもたちの学ぶ権利」の保障の問題です。(3/4)<50214>


◇ 火曜日。新型コロナ問題で、足が外に向きません。昼過ぎに、松川河畔までのいつもの散歩道。5900歩。暖かいが、少し風が強い。帰りに、小学1年生らしい子どもが、ランドセルと大きな荷物を抱えてくるのに逢った。地面に荷物を引きずるように。助けてやりたかったが、何か、変なおじさんと誤解されるかと思い止めた。何とか、歩いて行った。多分、今日まで学校で、学校の荷物を自宅に持ち帰るところだったのか。(夏休みの前の様に)
 入院した友人も心配で、夕方ショートメール。今日も検査づけのようだ。早く良くなってくれるといいが。
 3月末で任期満了=退職する学長のN氏。3月28日の最終講義と懇親会を楽しみにしていたが、新型コロナ問題で、何れも中止になった。彼の慰労は、4月以降になるかな。卒業式等をどうするのか、最後にきちんと締めたかっただろうが、仕方がない。(3/3)<50190>


◇ 月曜日。友人の入院先を気にしながら、何か落ち着かない日。夕方に、以前私の入院した病室(個室)になったと連絡が来た。
 ストーブのための灯油の給油のために戸外に出ただけで、自宅に引きこもり。新型コロナウィルス関係のニュースを見ながら、また午後からNHKBSでの映画を見ていた。
 『日の名残り』。ノーベル賞作家カズオ・イシグロのブッカー賞受賞作を映画化。小説は、読んでたが、映画化するとイメージが湧く。夜は、『あなたへ』。高倉健の遺作で、感動のドラマ。いい映画は、見て心が洗われる。天空の城、高田城に出かけた時を思いだす。(3/2)<50178>


◇ 3月になった。昨日から続きの懸案事項があり、結局は、心配は消えたので、私の行動も自由になった。
 3月1日は、私の実兄の誕生日。いま生きていれば、82歳になる。しかし、1992年に54歳で早逝した。残念である。
 春のような暖かさなので、松川河畔まで散歩。5900歩。いつもより、散歩する人も多いようだ。安倍首相の休校要請で、孫たちは、自宅にいることになる。共働きなので、心配なこともあるが、何とか工夫して、安全に暮らして欲しい。様々な家庭の事情があるのだから、もっと配慮ある施策の展開が。政治に求められる。
 退職者の会の庶務担当から電話あり。役員として支えてくれた事務幹部であったOさんが昨日亡くなったという。退職者の会を、いつも支えてくれた。残念である。81歳だったと思うが。本当にお世話になりました。ご冥福をお祈りします。
 夜は、大河ドラマの後、外国人問題の番組。国際交流協会でも、課題になっているので、関心を持って視聴。外国人労働者の人権が保障され、日本人と差別されることなく働ける体制がほしい。労働力不足の穴埋めではなく、この機会に日本の文化をさらに豊かにする機会にもしてほしい。日本は、外国の文化をうまく受け入れて創造的な文化を作ってきた。この機会に日本が、外国人にとっても住みやすい国になるということが、平和な国際社会をつくる為にも不可欠と思うのだが。(3/1)<50155>



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