日  記 (備忘録)

(2022年12月)

◇ 2022年も今日で終わり。大晦日である。
 今年の1年は、どうだったろうか。以前、家族の十大ニュース等、振り返っていたが、だんだん、それぞれの家族のことで精一杯になってきたようで、話す機会もない。
2月24日にウクライナに侵攻したロシアの軍隊が、いまだに爆撃を続けつつ居座っている。子どもをはじめ、少なくない民間の犠牲者が出ている。ウクライナの反攻も伝えられるが、犠牲者を多くしている。ウクライナ問題は、より複雑になりながら、また、日本を含む諸国の経済的困難をもたらしながら続いている。直ぐに、解決する糸口が見いだせない。
 新型コロナウィルスの感染は、第八波が押し寄せている。周りの知人にも感染者が出始め、こちらも要注意の段階になることもあった。マスクをどうするか、飲食を伴う会合はしないなど、行動規制で、窮屈さが続いている。しかし、少し緩めると、また感染が拡大する等、気が緩められない。
 1月に、県九条の会代表の吉原先生が亡くなり、その引継ぎをすべく、共同代表として真木先生とともに行っている。市民運動の担い手として、やり慣れない行動。学習協、松川関連事業等とともに、慣れない仕事の一年だったなと思う。
 中学校時代からの親友の池田秋雄君が5月に亡くなっていたことを奥様からお聞きし、また昨年末に遠藤智明君の訃報を知ることになる。5人組(?)の二人があっという間に他界した。がっかり。「おながわの会」の三宅哲さんや谷君も、亡くなった。
 愛犬ももは、昨年末、大きな病気で心配したが、今年は、体重も増えて、元気に成長している。都合の着くときには、私も夕べの散歩に付き合って、ももと一緒に歩きながら、自らの健康を維持しようとしている。
 昨年の大晦日は、塩竃の孫たちが、父親とともに来たが、今年は、5人家族全員で、ホームレスの方への食料配布のボランティア参加だったらしい。その原因を考えながら、是非、優しい心を培って欲しい。
 愛犬と孫の成長のみが目立つ一年だったが、来年は、自らも社会に役立つ仕事をしたいと思いつつ、新年を迎える。(12/31)<69646>


◇ 金曜日。雪も降らず、静かな福島の年末。
 年明けの執筆の準備作業として、団結権関連の資料を読む。引き受けたものの、完成させる自信はない。改めて、勉強不足の補足授業として淡々と行っている。
 昨夜、テレビの松本清張・帝銀事件を観ようと思ったが、二階のテレビの音が階下に響き、ももが興奮するので、今日は第2話だが、長めのイヤホーンを買ってこようと出かけたが、以前、妻が入院したときに買ったものがあったはずと、結局、マウス(無線)だけを買ってきた。今夜こそ第2話をみるぞ。
 高校の同期会(15回なので「重期会」という)から、新年の集いのお知らせとともに、その過程で知ることになった、訃報がとどけられた。ここ2カ月に限っても、11月14日に高橋正典君、11月17日に出羽洋一君、11月25日に中鉢秀一君が逝去された。心からご冥福をお祈りします。(12/30)<69623>


◇ 木曜日。年賀状の完成。結局、意味のある添え書きは、1月18日のフォーラム(第210回)への参加を呼び掛けること。(報告者の原伸雄氏を知る人が多かったかな。)こういう機会に、地方で頑張っている原さん等への支援が広がるといい。さてどうなるか、意外にメールアドレスを知らない。煩わしいこともあるかもしれないが、有効に使うべきだと思うのだが。
 午後、夕方に来るとの連絡のあった次女ともも。早めに来た。新しいパソコンの使用法を教えられたりしながら、次女とももの散歩に、私もついて行った。いつもとは異なり、長い距離。たまに駆け足。私と歩くときは、私に合わせてか、ゆっくり歩く。人を見てるのかな?
 早めの大晦日のような料理を食べて、ワインをいただいて、新年を迎えることの準備。(12/29)<69613>


◇ 水曜日。町内会での融雪剤の注意書配布及び追加希望聴取。  アルプス処理水海洋放出問題で、国際法上の問題(国連海洋法条約上の問題)について、協力を求められていたので、以前法律家団体で聴いた国際法研究者による学習会のレジメ等を眺め、この問題で学習会の講師をした地元の弁護士Sさんに電話。いろいろ悩ましい問題。もう少し国際法研究者等の研究成果を探してみようということになったので、古巣の国際法研究者のMSさんに電話。関連文献や、国際法研究者での海洋法条約を扱っている研究論文など紹介してもらうことにした。
 FBで福大の現役の先生HMさんが亡くなったとのことを知る。来年3月に65歳の定年退職直前の病気によるご逝去。他学類ではあるが、非常に誠実な先生だった。つい先日、私の所属した学類の同僚、60歳前にして病死。ハードな業務の負担だろうか。生前のご恩に感謝しつつ、心からご冥福を祈りたい。
 3時半頃、ももの夕散歩。淡々と歩いていたが、他の犬などに逢うと興奮する。夜テレビで、犬と家族の交流についての特集。明確に言葉を交わすわけではないが、それゆえに、お互いの心の交流が深まっている。我が家のももでも、何か、一定の言葉を理解し、こちらの心を受けとめているようで、まだまだ相互理解への努力が必要のようだ。
 明日から、一般的には、年末年始の休みに入る。毎日が日曜日の生活をしているので、その延長のようだが、明日には、年賀状(住所は妻が書いてくれたので、添え書き)を完了して、年末の仕事を済ませよう。(12/28)<69599>


◇ 火曜日。町内会の第2班班長さんから、積雪に対応して、融雪剤を必要とするところは申し出てくれという市の広報があったので、支所に行く。25キロ2袋なので、かなり重い。手伝ってもらって倉庫から車に乗せ、まずは、第2班の班長宅に1袋を下す。他の班の要望もあるかもしれないので、1袋はわが家で預かって、希望を募る。車に被害があるという心配もあるので、実際は、少し注意して使ってもらう。
 沖縄研修旅行の孫娘は、そろそろ帰りの飛行機。午後7時頃に、塩竃まで辿り着いたようだ。
 4時前にももの夕散歩に出かけたが、何か、段々日が長くなってくるような錯覚になるように、空は晴れている。次女は、業務の都合で帰りが遅くなったが、ももは待ちくたびれたようだが、元気に帰って行った。(12/27)<69584>


◇ 月曜日。クリスマスイブ&クリスマスの翌日の月曜日。
 多くの家族は、疲れが出る月曜日だろうか。ももちゃんも、疲れたみたいで、寝てばかり。午前中、福島駅東口の妻の買い物に付き合っただけ。
 沖縄滞在の孫娘の研修旅行の話題。今日は、ひめゆりの塔、JICA沖縄、美ら海水族館見学というハードスケジュールだったようだ。明日一日で、帰途。震災復興でお世話になった(多分、塩竃市)南城市への訪問。どんな思いで沖縄から帰ってくるのだろうか。
 午後、本屋とコープふくしま本部へ。香典返しの受け取りだが、処理水の今後の闘いの相談。なかなか展望が出ない。弁護士さん等と相談して、国際法的観点の重要性を考える。
 夕方、次女の帰宅。新しいパソコンを持って来てくれた。人生最後のパソコンかもしれないが、新しいパソコンは慣れるまでが時間がかかる。20年も使ったデスクトップのパソコンと、どう使い分けるか。いつも、新しいパソコンに慣れるまで、少々時間がかかる。急がないで、何とか使おう。
 夕のももとの散歩、途中のおやつを忘れてしまい(おやつを入れたズボンを履き替えてしまった)、ももに怒られた。何とか宥めながら、自宅まで持たせる。(12/26)<69567>


◇ 日曜日。クリスマス。
 花見山の別荘で、おじさんたちのクリスマス会に誘われたが、身体も心配なので、欠席・差入れをすることにして、妻と買い物、そして花見山へ。すでに3人が来ており、この前、カリンをいただいたことに感謝。差入れに、自家製のキウイのお返し。花見山から見下ろす、福島市外、及び青空の下の吾妻・安達太良の山は美しい。
 自宅に到着する直前、次女から電話。女川からのお客さんは帰り、ももと一緒に来宅。ももは、大興奮だったらしく、疲れたのか、コンコンと寝て、夕方帰る。
 沖縄研修に出かけた孫娘は、ホームステイだったようで、係の市役所から保護者宛てのラインを転送してよこす。国際通りでの買い物、明日は、ひめゆり、JICA、名護の美ら海水族館への観光らしい。楽しんでくるだろう。
 午後4時半から7時まで、「ふくしま県市民連合」主催の「国会報告会」にzoomで参加。立憲民主党の金子恵美衆議院議員、日本共産党の岩渕友参議院議員、社会民主党の福島みずほ参議院議員(オンライン)が、報告し質問に答えた。参加者は対面・オンラインで計50名ほどのようだが、今後の市民と野党との協働への弾みになればいいなと思う。(12/25)<69546>


◇ 土曜日。クリスマスイブ。中二の孫娘が、市の企画の研修旅行(提出した作文で評価)に出かけた。昼頃出発の、ANAで仙台空港から那覇空港へ。7人の中学生の研修旅行。ファンドがあるらしいが、自治体が積極的に企画するのは珍しい。3泊4日の研修で、どんな感想を持って帰るか楽しみ。福島とともに、沖縄は、日本の焦点。事実を観ながら、若者たちが日本をどうするか、自発的な意見を持って欲しい。
 もも宅には、女川から懇意にしていた家族が遊びに来ている。ももが好きな家族で、楽しいイブを過ごしているだろう。
 第210回のフォーラムの案内を出した。女川原発の再稼働差止訴訟について、原告団長が話す。急に、原発再稼働問題がクローズアップしてきた。福島の苦しみを日本国民が理解・同情してくれるだろうか。
 夕食で、珍しくワイン(モーゼル・ロゼ)をいただく。ささやかな静かなクリスマスイブ。(12/24)<69535>


◇ 金曜日。午後、学習の友の1月号の輪読会。学者の論文が多かったせいか、少々、緻密で長い。終了の予定時刻より、30分ほど遅れたので、急いで帰宅。ももちゃんの夕散歩に出かける。雪も止んでいたので、何とか順調。
 夜は、自主夜間中学校に行く。先生が休んでいる方と、いろいろ戦後の話合い等をM先生と共同で行う。後半は、飲食無しの「忘年会」。前川先生が、全国の夜間中学の現状の話、そして、旧統一協会の話。終了時刻まで、がっちり話す。中高年者は、前川先生の話、講義が人気があり、夜間中学は、それで支えられている感じ。もう少し、体系化をしていく必要がありそう。(12/23)


◇ 木曜日。パソコンの無線ラン接続用の部品を買って来て、CDを入れて、いろいろやってみたがうまくいかず。しかし、反応しているようなので、以前と同じところに、USBを入れると、どうしてか、以前と同様の動き。ほとんど、勘でやっているのだが、結果的にうまくいった。本当にマニュアルを読むと、いかに自分が機械音痴かということを知らされる。ここ数日の、イライラは、あっさり解消。また、日記の復活です。
 昨夜のフォーラムの感想文及び意見が送られてきたので、スイスイとブログにまとめる。報告者のさいたま在住の報告者・吉田さんにも伝える。すでに就寝らしく、奥様が明日知らせてくれるという。でも双葉高校の同級生が、同じく、避難しており、画面を通じて11年ぶりに再会できたのは感動的でした。
 学習協から、執筆予定の関連資料6冊が送られてきた。ちょっと自信がないが、何とか全力を尽くしていい本を作りたい。
 労働者協同組合の方から連絡あり。全国の副理事長さんが会いたいとのこと。市内の喫茶店で会う。中村哲先生の映画(『医師 中村哲の仕事・働くということ』)の福島上映(試写会)への協力をお願いされた。中村哲さんの活動については、心から尊敬しているので、大賛成。高校生は無料だし、重点を設定して相談に行くことを薦めた。大学の教え子の先生だが。多分、意味のある取り組みをしてくれるだろう。
 少し遅れたが、ももといつものコースの夕の散歩。次女が帰ってくるまでに何とか戻ってこようと思ったが、バッチリ。慌ただしく、一日が終わった。無理をしていないせいか、体調は快調(と思う?)。今日は、冬至。夕食でかぼちゃを食べた。寒くはなるだろうが、お日様の顔が、段々、長くみられるだけでも嬉しい。(12/22)<69501>


◇ 水曜日。夕方の第209回フォーラムのため、既に、希望している方に、URL等のアクセス先の連絡。私のパソコンが通信できないので、妻のパソコンを借りる。新しいが、不調なので、治してもらったもの。さすが、反応がいい。いかに、古いパソコンで頭を抱えているか、本当に私は貧乏根性だ。定年前10年は使っているのではないかと思う、Dellのもの。定年後12年は使っているので、20年選手かな?退職時に新機種を買ってもよかったが、車と同じく、こんなに生き長らえると思っていなかった。やっぱり、実現は難しいが100歳まで生きると思って生活をすべきかな。
 ズームの方は、SMさんにお願いした。震災以来12年近く埼玉に避難している吉田さんの話。同級生の対話には涙が出る。何とか、ズームは上手くいった。(私も引退の時期かな)。
 電気店で、プリンターのインクジェットを買うついでに、反応しない無線ランの発信機を買ってきた。安いものなので、適合しないかもしれないと思いつつ、取り替えてみたが、うまくいっていない。やっぱり、機械は苦手だな。
 妻が会合でいないので、階下でズームをしたが、ももが興奮して、遂に断念。友人たちに我が可愛い愛犬を見せようと思ったのだが、どこかにお嫁さんに出されるのかと心配したのか(?)、凄い勢いで、私にかかってくる。二階に避難するしかなかった。とりあえず、年内のフォーラムは終了。210回は来年1月18日。(12/21)


◇ 火曜日。昨日、学習協のIさんから手紙をいただく。「団結権」関連の学習書を作りたいとのこと。学習協でその必要性は確認しつつ、それほど自信はない。しかし、学習協の活動の一環として、それに対応したいと思い、手元にある労働法の教科書などを眺める。最近は、個別関係の概説書は多いが、組合関係が少ない。真正面から、組合のことを論じている物が少ないので、前向きに考えてみたいと思い、メールで返信をする。
 福島運輸支局から電話あり。以前からやっているトラック輸送における取引環境・労働時間改善福島県協議会の開催日程の問い合わせ。厚労省と国土交通省(運輸局)のコラボの協議会。荷主、運輸事業者、運輸労働者等が一堂に集まって、以下にすれば時間を短縮できるのかの協議。私は、立場上、議長をしているが、一番、業務からは遠い。最近は、宅配便など、消費者からみると随分、便利になったが、その反面、トラック労働者の労働時間は短くならない。少しづつ、短縮しているが、より意識的な取組みが必要。会議は、1月末から2月初めの間。(12/20)


◇ 月曜日。最低気温‐3度。雪が少量だが積もっている。渋滞を心配して、次女とももは6時半過ぎに来る。7時には職場に出かける。それでも渋滞していたようで、何とか仕事にはありつけたようだ。
 妻の臨時の歯科が入り、送迎。
 午後は、妻の街中での会合で、ももと送迎。心配した雪はそれほどでもない。(2/19)


◇ 日曜日。特に用事はない。ももも土日の2日休日なので、少し静かだ。妻のパソコンを借りて、zoomのアクセス実験。まあ、何とかできそうだ。ホストは佐藤さんに任せるしかない。(12/18)


◇ 土曜日。午前中は、妻の会合への送迎。
 午後は、東北社会法研究会へのzoom参加。若い皆さんのフランスに関する独創的な研究発表に教えられる。専攻の労働法も、最近の動きが積極的に追求していないので、詳細な議論について行けない。頑張らないと・・・。(12/17)


◇ 金曜日。パソコンと無線ランの接続が上手くいかず、毎日の日勤の更新ができない。そのうちにパソコンの交代で、回復するまで、アップできないが、忘れてしまうので、書き留めておこう。
 午前中は、妻の歯医者への送迎。
 夕方の「夜間中学」。残念ながら、マンツーマンで開始した方は、病気で再入院等で来れないので、外国人の対応を追求。県国際交流協会のNさんが来てくれて、外国人の要望などについて、中学校卒業資格の問題ではなく、日本の社会の仕組みを、日本語を慣れることも含め可能性を追求する。具体的に、一人でも二人でも、とっかかりができればいいなと思う。
 パソコン不調のため、第209回のフォーラムの実行が心配になり、結局、佐藤政男さんにホストをお願いして、彼のパソコンでお願いすることにした。協力関係ができて良かったなと思うが、何とか通常に戻りたい。(12/16)


◇ 木曜日。一緒に寝ていたももに5時に起こされる。それまで静かだったのに、こちらの顔をベロベロと舐められる。
 まだ暗いが、朝の散歩に出かける。雪は降っていないが、風が冷たい。他の散歩犬もいないので順調に。帰ってくる。
 次女は、朝食時には帰ってくる。ももは大喜び。本宅に帰る。
 コープふくしまの県本部に出かけ、熊谷さんへの香典を頼む。どうしてもスケジュールが、お通夜も葬儀にも行けない。
 パソコンが不調、特に無線ランの調子が悪い。次回のフォーラムが心配だ。(12/15)<69375>


◇ 水曜日。次女が夜勤のため、ももはわが家で泊まる。
 コープふくしま本部から、一緒に働いていた熊谷たつみさんが、昨日、お亡くなりになったとの訃報が来た。思いがけなく、検査で病気が発見され、何度か、抗がん剤投与のため、休むときはあったが、出勤の際は、元気に働いていたので、信じがたい。気配りの効く人で、本当に惜しい人を亡くした。満54歳とのこと、あまりにも早い。もう30年も活躍できただろうのに。お通夜、葬儀とも他の行事とぶつかっているので、ご香典を頼むことにしよう。生前中、大変お世話になりました。ご冥福をお祈りします。
 少ないが、雪が降り出した。歩くのに支障がないが、早めの夕散歩。北の犬なので、雪は嬉しいのかな?わざわざ、積雪のある方を歩く。
 夕方、議員さんからの相談。zoomで行う。わざわざ出かけると大変だが、いろいろ議会の様子も知りことができる。役に立ったかどうかわからないが、議員さんも頑張って欲しい。
 ももの宿泊は、私の布団のそば。何とか10時以降は、大人しくぐっすり。(12/14)<69335>


◇ 火曜日。午前、BS1で、ザ・ベストテレビ2022 第6部ATP賞「“玉砕”の島を生きて〜テニアン島 日本人移民の記録」を観る。(戦前サトウキビ栽培のため多くの日本人移民が暮らしたテニアン島。太平洋戦争中の昭和19年夏、米軍が上陸して島の日本軍は全滅。移民たちは、次々と集団自決に追い込まれた。親しい者同士で命を絶った壮絶な体験。生き残った家族が生涯抱え続けた苦悩ー。重い記憶を背負った人々を20年以上にわたり取材し、遺言ともいうべき証言をもとに極限の戦場を描いた記録)。涙なくして観れない。
 午後、蓬莱団地まで行って、蓬莱学習センター分館で開催された「田沢・清水町・蓬莱9条の会」主催の「講演会」に参加。講師は、伊藤昌太先生(福島大学名誉教授)で、テーマは「憲法九条と大軍拡」。歴史学者らしく、膨大な資料を駆使して、詳細な講演。ほぼ2時間の講演で、まさに大学の講義のよう。この続きは、来週というのは、大学の普通。しかし、講演だから、そんなわけにもいかない。本当に歴史研究者の準備らしく、隙のない資料収集。参加者は、20人位だろうか。蓬莱方面の住民がほとんど。私は、県の九条の会で、個別九条の会の活動状況や雰囲気を知りたかった。参加者は、中高年齢者がほとんどだが、皆さん、熱心に質疑応答をしていた。
 フルスピードで帰宅し、ももちゃんと夕散歩。遅くなったので、懐中電灯を持って散歩。すまなかったね。(12/13)<69295>


◇ 月曜日。午後、県九条の会事務局会議に参加。月1回の定例会議だが、様々情報が提供される。
 福島県内の100に及ぶ単位九条の会の実情を把握し、共同の取り組みを進められたらいいと思う。各地域で、地道な取り組みを行っているので、それに謙虚に学ばないと。
 急いで帰って来て、ももとの夕散歩。
 100分de名著を観る。精神科医の中井久夫の2回目。精神疾患は難しいのだが、文系的人間にとっても、関心を惹きつけられる。(12/12)<69281>


◇ 日曜日。次女が日曜出勤(研修)なので、ももは、ウィークディと同様、我が家に来て、一日を過ごした。(ほとんど寝ていたが)。
 午後から、コープ、スーパーに買い物に出かける以外、自宅で過ごす。友人のコロナ陽性が済んだと思ったら、今度は奥さんが陽性とのこと。何か、陽性化は、特別のことではなく、簡単に感染しているようなので、少し具合いが悪いと、無理をしないで静養する癖がついたようだ。持病持ちの高齢者の自覚が、臆病風を吹かせているのかな。
 早めの次女の帰宅後、喜んで散歩に出かける。明日から、また1週間が始まる。(12/11)<69268>


◇ 土曜日。朝から忙しく、翌日日記となった。
 午前中、コープふくしまに行き、処理水の講演会(柴崎直明教授)に参加。全国に、特にコープ関係の皆さんに呼びかけており、私はリアルに聴いたが、オンラインで多くの方々の参加があったようだ、久し振りにコープの幹部たちと話ができた。
 昼食後、市民会館での来年予定している、松川事件無罪確定60周年記念集会の実行委員会。呼びかけ人の立場で、非力ながら実行委員長を引き受けた。来年の9月30日―10月1日の予定だが、冤罪事件問題とも関連させて展開できればいいな。
 一日に2種類の会合で、少し疲れた。夜は、昔の土曜ドラマ、阿修羅のごとく(U)の連続4話を見て。12時過ぎてしまった。土曜日だからいいとしようか。(12/10)<69260>


◇ 金曜日。県九条の会の行動で、憲法改悪反対の宣伝で街中へ。天気は良く、30名ほどの各団体からの参加者。ビラの配布を観ていたら、ほとんどの人がビラを受け取らない。受け取らないことに慣れているのか、若い人も、それがファッションになっているのか。また、同じことをやっているとの無関心さなのか。ゾロっと並んでいる前を、歩いてきて、何かビラを突き出されることに違和感を感じるのかもしれない。道路の反対で、ポツリポツリ歩いて来る人は、ビラを差し出すと受け取っている。集団の前で、ビラを出されると恐怖感を感じるのかもしれない。内容の賛否とは別に、ビラを受け取ってもらう方法を、受け取る人の立場に立って、考えてみた方がいいかもしれない。
 今日の街宣は、県議会の自民会派が、県議会に意見書を出しており、その内容は、国会に対して、県議会として、コロナ感染等を理由に、緊急事態について、憲法との関りを含めて、国民への議論のよびかけをやるべきとの意見書採択。これは、まさに憲法改悪の突破口になる懸念。一旦帰宅し、県庁での記者会見。福島県憲法共同センターの見解表明。<自民党が県議会に提出した「緊急事態に関する国会審議を求める意見書【案】」に対する見解。県九条の会は、この共同センターには加入していないが、いつも共同で行っているので、九条の会としても記者会見に参加した。特に問われることはないが、上記意見書が、緊急事態における憲法の在り方という抽象的な意見表明に、疑問を呈した。コロナの際に法律に基づいて発出された「緊急事態宣言」は。店の営業や市民の行動への自治体としての宣言だったが、実は、憲法の改正で出されているのは、「緊急事態条項」であり、これは災害・戦時において、国民の権利を制限し、また国会議員の任期などを選挙なしに延期するという重大な内容で、ドイツのヒットラーのことも想起させ、反対が強い。「宣言」なのか、「条項」なのか、曖昧にしたまま「緊急事態」ということで問題を提起していることが大きな問題と思う。震災対応と思ったら、実は国民の自由や権利を制限できる問題になる懸念。もっと、この辺を明確にしないと、ズルズルと進む危険。記者は2社ほどで、関心は低い。
 自宅に急いで帰って来て、ももちゃんの夕べの散歩へ。暗くはないが、少し遅かったからか、ほかの散歩犬には出会わなかった。元気に、スタスタと歩いてくれた。(12/9)<69226>


◇ 木曜日。午前中は、zoomで打ち合わせ。月曜日の懇談会の続き。慣例となっている事案の処理について、ここでのやり方には慣れていないが、「郷に入れば郷に従う」で協力することが必要だろう。明日から動いて、何とか間に合うだろうか。
 ももとの散歩は、最初雨の中。私だけ、小さな傘を被ったが、ももはなし。それでも途中で小降りになり、何とか帰って来れた。雨ゆえか、散歩している犬もなく、淡々たる散歩。迎えに来た次女に、飛び跳ね、喜んで本宅に帰って行った。
 飯舘村の村民食堂に行きたいなとM氏に言っていたせいで、彼から電話あり。いろいろ打ち合せの結果、行けなくなった。残念である。
 明日は金曜日。何となく嬉しいね。勤勉でないね。(笑)(12/8)<69204>


◇ 水曜日。定期的な診察のための通院の日。専門の医師に、それぞれ専門の診察をしてもらっている(循環器と糖尿病)。循環器の方は10週毎になっているが、糖尿病は、それでは間隔が空くので5週間毎になっている。二つの科を同日に行うのと、糖尿病のみの日がある。今日は2つの診療科、同時の日である。
 いつものように、血液検査のための採血・採尿をおこない、心臓も前回は心臓エコー検査だったが、今日は心電図とX線による撮影。今日は、検査結果がいつもより早く、採血・採尿は、改善されているわけではないが、悪くはなっていない。心臓の方も、エコー検査結果やX線レントゲンの結果、心電図の結果を見て、大丈夫ということになった。いずれにしろ、運動や食事を気をつけるのは前回と同じ。手術後の、重い感覚は特にない。ももちゃんとの散歩のせいか、あまり無理して勉強していないせいか、身体が軽く感じる。半分冗談だが、バイパスはどのくらいまで持つのですかと聞いてみたら、まあ、20年とのこと。20年生きられるということではないだろうが、そうすると98歳まで生きられる、娘たちは60代、孫たちは30代後半、曾孫がいるかもと思うと、何か楽しくなる。そんな夢は実現できないだろうが・・。
 ももの実家のおばあさんは百歳を超していて、施設にいるが、もっと生きたいと言っているらしい。幸せだな。未だに80近い息子をつかまえて、誰のおかげで生きてきたのかと叱っているらしい。元気でいいね。
 帰宅して、昼食をいただき、3時半頃、ももちゃんとお散歩。次女が帰りに、握りずしのお土産を買てきてくれたので、老夫婦、美味しく夕食としていただく。テレビは、サッカーの日本選手団が帰って来て、記者会見。多くの迎え客。お疲れ様、ありがとう、の声での出迎え。幸せな瞬間。確実に一段階、登ったな。(12/7)<69185>


◇ 火曜日。朝から日本時間の今朝0時から行われたワールドカップの結果について、繰り返し報道及びコメントがなされている。悲願のベストエイトにならなかったことの残念さと共に、予選の段階で、ドイツやスペインという強豪を破ったことに対する賞讃である。結局、4年後を目指して準備をしようということになっている。結構、日本も強いという確信を与えたのではないかと思う。
 睡眠不足で、ボーっとしていたが、ももの散歩も少し端折って、何とか行った。おやつを忘れてもっていかなかったことが失敗。帰って来てからジャーキーをあげる。
 笹谷は雪は降らなかったが、飯坂は少し降ったらしい。そろそろ冬だね。各地から雪の便り。明日は、定期診察、健康に気をつけよう。(12/6)<69168>


◇ 月曜日。夕方から、平地でも雪の可能性があるというので、車庫の支柱を、久し振りに建てる。
 朝から、真夜中のワールドカップの話。10時25分から100分de名著(精神医の中井久夫氏の『最終講義』)を観る。そのまま12時からのワールドカップ。クロアチア戦。前半、得点し,勝つかなと思ったが、後半、失点して1対1の同点。既に午前2時。これ以上無理だなと思って、就寝。スマホでラジオを聴いたが、延長戦も得失点なし。PK戦となり、3対1で日本が勝ったと誤解して眠る。しかし、それは夢だったのか、翌朝のテレビはPK戦で日本は3対1で敗北。ベスト8も夢であった。仕方がない。また。次、頑張ればいい。
 夕方、コロナなど感染症などを理由に緊急事態条項を憲法に含めようとの動きを聴き、zoomで懇談会。どうして、そんな動きをするのかなと腹立たしい。憲法改悪の動きが活発化しそうで、油断できない。(12/5)<69156>


◇ 日曜日。寒さも緩んで、最低2度、最高15度。
 朝6時直前、起きようとしているときに、次女からライン。早朝散歩に出かけたが、少し歩いた時にももが動けなくなったようで休んでいるというので、車で迎えに行くかと聞いたら、大丈夫。水とジャーキーでまた歩いてくれたようだ。ゆっくり1時間ほどかけて帰宅したようだ。ゆっくり休むしかない。
 午前10時から、女川で開催されている原発問題の講演会(講師:樋口裁判官)をzoomで聴く。どうも、昨日は、デスクトップでzoomに入ったが、デスクトップの調子が悪いのか、(ホストになる時だと思ったが、ホストでなくても)声が途切れたり、不安定になるので、聴くだけだからとスマホで拝聴。イライラせず、スムーズにできた。スマホでホスト役は難しそうだが、聴くだけなら十分。会場にも100人以上、オンラインでも70人ほどか、大きな関心を持たれ、多く集まったようだ。私のフォーラムでも、女川原発再稼働問題をテーマとするかな。政府が、原発拡大に舵を切っているので、福島を忘れていませんかと、声を上げる必要があるだろう。
 午後、生協に行って、灯油18L×6缶を購入。これでしばらく持つなと思うが、灯油値上がりの折、期間を区切って割り戻しをやっている。コープも、組合員のみならず、コープの経営も大変なんだろうなと思う。
 ももの具合がどうなのかと思い、見舞がてら行って見る。私を見つけて、フルスピードで駆け寄ってくる。可愛いもんだ。だいぶ、具合は良くなったみたいで、安心した。
 九条の会の活動をまとめていて、情報提供をお願いしているが、棚倉の九条の会の活動を寄せてくれた。皆さん、大変ななか活動しているのに、把握できなくて申し訳ない。県の九条の会は、上下関係にはないが、水平的な関係でも相互に、情報共有して、一緒に盛り上げていきたい。(12/4)<69122>


◇ 土曜日。寒い朝。最低マイナス3度、最高プラス9度の寒い一日。
 午後、日本国際法律家協会(JALISA)のzoomによる講演会を聴く。竹峰誠一郎氏(明星大学教授)の「福島第一原発の汚染処理水の海洋放出ー太平洋マリアナ諸島の眼差しー」をテーマにした講演。原発の処理水問題は、漁民の生活の問題として、また風評被害の問題として論議されているが、太平洋のマリアナ諸島などは、流される海を生活の基盤として住んでいる国々がある。「我々は思っている。遠く離れたところで、私たちに連絡したり相談したりは一切なく、我々に影響を与えることが決められた。」そうした決議を国として挙げて、反対している。そうした方々もいることを直視して、処理水問題を考えるべきである。
 女川の阿部さんから電話をいただく。ももの実家なので、ももの話がほとんど。犬を飼うことが初心者マークなので、多くの秋田犬を飼っている話は、参考になることが多い。女川出身者の同じ世代は、他の世代よりも元気にやっているね、というので、私の周りで、ここ1年4人が亡くなった話をしたら驚いていた。女川出身者であっても、女川に住んでいる人が知っているとは限らない。
 福島から古民家と共に、女川に移住した遠藤さんから電話あり。コープ商品の問題の帰趨だが、いよいよ女川での生活が始まったようだ。何とか、住民が幸せに住める街になって欲しい。暖かくなったら、訪ねて行って見たい。
 テレビで「釣りバカ」を観たが、ももが具合いが悪そうで、心配。あまり無理しないで、具合悪い時は、ゆっくり休ませたいものだ。(12/3)<69104>


◇ 金曜日。今朝は3時に目が覚めてトイレに行き、まだ早いのでまた就寝。朝の4時から、ワールドカップの試合。日本対スペイン。前半、1点を先行されたが、後半になって、立て続けに2点を入れる。2点目は、既にボールが外に出ていて、外からボールを入れた形になるかどうか、そのボールを受けてのゴールなので、かなり微妙。何とか写真判定で、ボールは外に出ていないということになったので、2対1の逆転。そのまま終了。2対1で日本がスペインを破った。この結果、決勝トーナメントにE組1位で進出。もう1試合勝たないと、目標のベストエイトにはならない。正念場。勝てそうもないのに、ドイツ、スペインに勝利して、驚いている。眠い一日が始まる。
 リサイクルを搬出し、吉原先生の偲ぶ会への参加葉書を出す。吉原先生は2月5日、また畑先生は1月15日の偲ぶ会。年を明けると悲しいことが続く。学生時代からの友達のIさんから、実妹が亡くなっての喪中の葉書。昨年末のことだが、76歳とはまだ若い。
 復興支援フォーラムの第209回の案内を出す。夕方、司会のSさんと、埼玉県在住の報告者の吉田さん、そして埼玉のコープの支援者と共に、テストミーティングを行う。どうも、私のパソコンのみが悪く、他のソフトを立ち上げていると、通信が不安定な状態になる。声がおかしくなる。古いパソコンを使っているせいか、頭を抱えてしまう。オンラインができればいいのだが、もったいないかもしれないが新しいノート型を買おうか?妻のが比較的新しいので、それを使ったらと言われるが、何か、抵抗がある。zoomを使い、ホストになる時だけでも、そうするか。今使っているデスクトップは、Dellのもので、大学退職の際、そのまま使わせてもらっている。退職後も12年が過ぎたので、それ以前も含めると大部、くたびれたかな?80歳過ぎてからプログラムの勉強をして、賞をもらった高齢女性がいたが、寿命も不確定で、無駄になるのではと、いつも貧乏根性が離れない。
 4時前にももとの夕散歩に出かけたが、吾妻山も雪化粧。寒さに負けないで、冬を受けとめよう。(12/2)<69086>


◇ 木曜日。12月になった。今年もあと残すところ1ヶ月。年賀状のあて名書きの時期だが、毎日、喪中につき年賀状を辞退するとのはがきが舞い込む。詳しく知らないのだが、差出人も、寂しい気持ちでいるのだろうなと想像する。
 昨夜の第208回フォーラムの感想文等が送られてきて、それをまとめてブログに出した。概ね好評で、タイムリーなテーマでよかったなと思っている。
 朝から水道工事で、何とか水漏れを抑えることができた。愛犬ももは、大人しく、長い時間終わるのを待っていた。午後、4時過ぎに寒いが、いつものコースを散歩。たまに、関心が向いたターゲットに拘るが、後は、淡々と歩いてくれる。老人用のペースであり、運動になっているのかなと思うが。
 明日朝は、午前4時からワールドカップのスペイン戦。起きれるかどうかわからないが、目が覚めたら観戦応援することにしよう。勝つことは至難の業かもしれないが。(12/1)<69065>



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