日  記 (備忘録)

(2023年2月)

◇ 火曜日。今日で2月も最後の日。本当にあっという間である。そして明日から、2022年度最後の月(3月)。東京の区立図書館でのオンラインの講演会がある。2年前の震災後10年を経って、福島の現状の話を頼まれたが、今年は12年目。図書館で決めてきたテーマは、2年前の10年に際しては、「10年目のフクシマを忘れ去らず共に歩もう」だったが、今年の12年目は、「フクシマから見る未来〜現地発3.11に考える〜」である。忘れないでほしいというより、どう復興を進めているのか、その問題点であろうか。ここ1,2年、いろいろなことが出てきている。住民の帰還は進まず、原発処理水の海洋放出が目前となっている。また、ロシアのウクライナ侵攻で世界のエネルギー情勢が一変する中、政府は原発推進に舵を切り始めた。住民の生業の回復も進みつつあるが、復興の基本である被災者の生活回復が第一に置かれない。この中で、県民目線での「復興ビジョン」を我々は提起している。東京の方々に、福島のありのままの状況と展望を伝えよう。
 ウクライナ問題は、中国の動きが意味を持ちそうだ。今日、ベラルーシの大統領が中国を訪問し、習近平と会談する。ロシアに武器を提供するなどという馬鹿げたことをするなどは避けてほしい。誠実に平和を希求する立場を貫いてほしい。
 天気が良く、最高15度、最低2度の快晴。ももとともに、松川河畔を散歩。河川敷まで降りたが、登る階段にシュリンク。いくつかの階段に向かう小道を通ると、尻込みをする。仕方がないので、降りてきた坂道のところまで戻って、それを登る。結局、1時間半ほど歩いたか、10059歩。1万歩超え。私のいい運動になった。いろいろ登り階段も登れるように訓練しないと、いざというときに心配。何か、懲りたことはなかったはずだが。家の中では、2階に登ることはないが、降りるのが怖いと思ったのだが。(2/28)<70775>


◇ 月曜日。もう2月も末である。午前中は、郵便局に遅くなってしまった孫の誕生祝い(小包)を送る(妻の指示であるが)。その足で、岩瀬書店に、定期購読しているラジオ講座テキスト(英会話)と、100分で名著のテキスト。受け取ってからアンコール放送だということに気が付き、重複してしまった。『日蓮の手紙』。もし、読むつもりがあれば娘たちにでもやろうかと思ったが、自宅には、なかった。買わなかったのかもしれない。
 午後、松川事務局の吉田さんが来てくれた。居間に、ももがソファーに寝ているので、玄関での立ち話。9月の松川の集会で、話せないかとの手紙を持ってきてくれた。ほぼ進行中なので、難しいが、丁寧に返答をしなければならない。
 夕のももの散歩、いつものルートだが、ももがくわえていた鳥の人形がどこかに落としてきたことに気が付いた。今までは、落とすとすぐ気が付くのだが、ボッーとしていたのだろう。家に着いてから、車で、同じ散歩道を辿るも発見できない。車ではダメだろうということで、今度は歩いて探す。途中までで、木のもとにある人形を発見。次女の丁度帰宅時間帯。車に乗せられて帰ってきた。妻がいうように、何を見て歩いているのだろう?認知症気味かな(笑)。少し暖かめだったので、ももの方だけを見ないで、吾妻連峰を仰いでいたのが原因か。
 明後日は、11日のオンラインの講演のためのテスト。そろそろ準備をしないと駄目だ。スタートがいつも悪い。この悪癖を治そうとは思うが、自信がない。「バカは死ななきゃ治らない」という浪曲ではないが、「悪癖も死ななきゃ治らない」かも(笑)。今夜の100分で名著は、ハンセン病に罹患した若い作家・北条民雄『いのちの初夜』。中江有里氏(俳優、作家、歌手)の解説だが、その作品の意味を深くとらえたいい解説。もう一度読み返してみよう。(2/27)<70761>


◇ 日曜日。昼前は、イオンとコープに買い物の同行。愛犬ももは、次女と一緒に我が家に来たが、我々が買い物に行こうとすると、一緒に自動車で出かける。何か、自分の仕事と思っているようだ。「さあ、行くか」と言っただけで、その準備に入る。自動車が動いているときは、きちんと座って、前を向いているが、買い物待ちの駐車場では、寝ている。次女が家にいるので、行かないのかなと思ったが、そんなことはない、ルーチンのようだ。自動車が好きなのか、外界の刺激が欲しいのか。
 午後は、松川事件の学習会。今年の9月12日が、無罪判決確定の60周年。そのための集会を成功させようと、松川事件関係の学習会を企画した。今日の第2回は、お二人の講師。弁護士の渡邊純さんの「再審法改正をめざして」。郡山の自宅からのリモート報告。もう一人は、NPO松川運動記念会の理事長の安田純治さんの「松川救援運動を体験して」。対面式の講義である。市民会館の会場には、50名近くの参加者。久しぶりのリアルな集会で、力が出る。9月の集会の実行委員会の委員長なので、挨拶をしなければならない。学習会の積み重ねの上に、集会も成功させたい。(2/26)<70746>


◇ 土曜日。昨日のフォーラムの感想文等を取りまとめていました。いろいろ情報提供等もあり、リンク先などがあり、分量多くてはみ出してしまいました。何とか、次頁に資料を送って、組み込みましたが、少し読みにくいかもしれません。
 ももは朝から来て、我が家で寛いでいましたが、シロアリ業者の方がお出でになりましたが、宥めたら、隣に座って、大人しく、お話を聞いて(?)いました。雰囲気で落ち着くのでしょうか。ヨガから帰ってきた次女と、散歩をし、夕食後に、自宅に帰りました。だんだん、ももも大人になったようです。少し、寂しい感じもしますが。(2/25)<70733>


◇ 金曜日。ロシアによるウクライナへの侵攻は、今日で1年となる。まさかこんなに長くなるとは。国際連合による撤退決議があるが、安全保障理事会でのロシアの拒否権、中国の棄権などで、解決に向かっていない。ウクライナに対する武器援助がなされているが、平和的な停戦、解決に進んでほしい。結局、武力による解決に道を開いてはならない。結局、武力対武力の解決は、日本の今の政府のように、大軍拡に道を開くしかない。何とか、人間らしい、理性の解決を実現しないと。
 午後、九条の会の各地への設立で、M氏、S氏と相談。いろいろ最近の厳しい情勢の話、どう打開していくか、抽象的に考えないで、具体的にできるところから進めていこう。
 話が長引いて、急いで散歩時間に戻ってきたが、家の外に、ももと妻がいる。びっくり。ももが、何か吠えるし、私が遅くなっているので、何とか代行してくれた。
 夜は、211回目の復興支援フォーラム。80人ほどの申し込みがあったが、結局55人。東北圏地域づくりコンソーシアム事務局長の高田篤氏から「原発災害12年なお広域避難ーその現状と課題」をテーマにした話題提供。身近なテーマなので、結構、質問なども多かった。(2/24)<70714>


◇ 木曜日。祝日である。天皇誕生日。前の天皇の誕生日は、12月23日、何かの祝日に振り替わったのかと思ったら、上皇の誕生日という記述だけ。まあ、それでいいのだろうが、天皇も上皇も、23日生まれとは面白い。ゴールデンウィークのような時期ではなので、あまり、目立たないが。
 最低ー3度、最高+10度、昼は小春日和のような感じ。春が近づいているのかな。早く来い、春よ。次女はヨガに行くので、ももちゃんは、我が家で休んでいる。夕方の散歩の時間までゆっくり休んでいて、夕食後、元気に帰っていった。明日は金曜日。土日前なので、気が抜けないように。土日は、大学入試日。受験生よ、風邪を引かないように。わが孫たちも、大学入試も、寸前。しばらく、大学入試から解放されてと思ったら、今度は、子どもから孫たちの時代。可哀そうでもあるが、難関を飛び越して欲しい。(2/23)<70699>


◇ 水曜日。午後、「学習の友」誌の輪読会。少なくなってきて高齢者4人のみ。先月は、体調不良で欠席。3月号の輪読。特集が2つ。@最賃闘争、エッセンシャルワーカー賃上げを地域から、A大軍拡とのたたかいー9条と25条の結合である。月刊誌だが92頁ほどの小冊子。しかし、労働者の立場からだが、各論説は8頁程度だから、それほどの大論文ではない。しかし、詳論ではないが、基本的なことを明確に指摘している。働き始めた若い人々、また難しく複雑な現象の時には、基本に帰るという意味で、多くの人に読んでほしいものだ。労働組合運動の基礎になるので、多くの人に読んでほしいが、最近は、読む人が少なくなった。残念である。高齢者が輪読会を行うのも大事だが、もっと若い人と高齢者が混ざって、勉強しあいたいものだ。なかなか「労働学校」も開けない。私は、zoomなどを使って、オンラインでできないかなと思いつつも、その具体化は難しい。困難さだけ見るのではなく、1人でも2人でも、話し合いの輪を広げたい。
 愛犬ももとの夕散歩。いつもの散歩だが、どこかの家の中から犬のなきごえが聞こえる。しかし、それほど反応しないで、すたすた歩く。たまにクン活をしながら。仲良しの犬に会うことなく、吠えあうでもなく、少し、刺激が足りないかな?家の中から吠えている犬を眺めると、尻尾を振っている。犬同士は分かるのかな。(2/22)<70683>


◇ 火曜日。朝早く、8時には大原病院向け車発車。2−3か月に1回の妻の診察。同病院で手術をしたのは、4年前か。経過がよく、順調に治っているようですが、気を付けながら、復帰が必要です。
 寒い日が続きますが、4時からのももとの散歩は、ももは、右に曲がって風上に行くかと思いきや、左に向かいました。靴底が減っているブーツだったせいか、歩道で、2度滑って尻もちをつきました。油断しないで歩かないと、危険です。
 6時から始まる自主夜間中学校に参りました。靴は代えていきましたが、突然、吹雪いて、少し慌てました。福島では珍しい吹雪です。この機会に、歴史を学びたいという学習要望の方と、話をしました。高校を出て、短大の単位も60単位ほど取っているようですが、子どもも成人し、最近、お孫さんも生まれて、きちんと勉強したみたいと思ったようです。中学校卒業資格を取るレベルではないのですが、そのような機会があってもいいのではないでしょうか。多様な要望にどう応えるか、自主夜間中学の側も、さらに検討が必要なのではないでしょうか。(2/21)<70662>


◇ 月曜日。午前中は、町内会の件で、支所に行き、コープにコピーを取りに行く。自分のプリンターでやれば簡単だが、領収書をもらうためには、店のコピー機械を使うことになる。
 午後から、原発と人権の研究集会の事務局会議にzoomで参加。実質の役割はないが、会場が福島大なので、誰かが、福島の実情を知っている者がいるのがよかろうと思い参加。3時半過ぎに、ももとの散歩。出発前は眠そうだったが、歩き出すと北風に向かって歩く。
 新聞(朝日新聞be)を読んでいたら、「医療マンガ大賞」が紹介されている。医療現場を異なる視点で描くとの見出し。マンガばかり読んでると親に怒られたものだが、最近は、難しい本(「資本論」など)も漫画化されており、かつ概要の理解に助かる。そこで、松川事件についても、どなたかマンガで書いてくれないかなと頼んだが、なかなか難しい。やはり抽象的な理論書などは、それを自分の責任で映像化することも可能かもしれないが、松川事件は、深刻な冤罪事件。まさに人権を守る事件、フィクション性がないと面白くない漫画には馴染まないのかもしれない。その点医療マンガは、特定の事例ではないが普遍性があるので、理解を助けるかもしれない。病人候補者の自分にとっても面白い。(2/20)<70645>


◇ 日曜日。9時ころから晴れる(曇り)予定だったが、結局、一日中、小雨が降っている。次女のももとの散歩は、大変だったようだ。あまり無理させない方がいいと思うけど、元気一杯なのはいい。
 特に、外に出かける用事もなかったので、家のなかで、静かにしてました。
 午後9時からのNHKテレビ、NHKスペシャルを観る。「いま国連に何ができるか『大国の興亡』研究の世界的権威に聞く」。イェール大学教授で歴史家のポール・ケネディ氏に、NHK解説委員長の河野氏が聞く。ウクライナを侵略しているロシアが、安全保障理事会の常任理事国で拒否権を持っている。国連の無力、不要論が叫ばれているが、どうすれば、この枠組のなかで、平和を実現していくかを聞く。国際連盟の失敗から、国際連合ができたが、いまはデッドロックになっている。国連の創始者たちが述べていたアナロジー、「サーカスのテント」というシンプルな比喩も興味あるものでした。つまり1頭の動物がテントから出るより、すべての動物をテントの中に留めておいた方がマシだという考え方です。この機会に、もう一度、国連のあり方と可能性を考えてみたいものだ。
 これから23時30分から、サイエンスZEROも観たい。ウクライナから福島大学に共同研究できている学者の活動と現状の報告がある。グローバルに、世界の平和を考えてみたい。(2/19)<70631>


◇ 土曜日。寝坊してしまい、起床は午前7時。いつもより1時間遅れ。午前中は、妻の会合の送迎。迎えを30分ほど早めにということで、準備していたが、うっかり遅れて、慌てて準備。メガネを踏んでしまい、メガネがなくては運転ができないので大慌て。講演・講義などの時のために持っている遠近両用の眼鏡で運転。10分ほど遅れてしまった。まあ、何とか、過ごせた。
 午後1時半からの研究会の前に、メガネ屋に行く。幸いなことに、メガの縁が曲がっただけなので、それを戻してもらった。結果的に、弱くなっているのかもしれないが、まずは、当面、やりこなせる。無料のサービスだったが、不幸中の幸い。
 食事もできないまま、オンラインでの東北社会法研究会。長谷川珠子氏の「労働契約の合意契約の申込みの意思表示〜医療法人A病院事件・札幌高判令4・3・8労判1268−39」、村上一美氏の「国家公務員の勤務条件制度をめぐる近年の動向〜公務員の勤務条件決定・変更の枠組みとその決定・変更検討に際しての留意点〜」の二つの報告。活発な質疑応答があり、勉強になる。
 いい天気で暖かい一日だったが、そのためか、眠かった。(2/18)<70612>


◇ 金曜日。午前中は、妻の郊外での会合の送迎。ももを同乗させて行く。
 午後、松川資料のユネスコ世界の遺産登録推進の会の議事録などを整備するために,舟場町に行く。郵便振替口座を利用するためには、権利能力なき社団について、その組織の実態を申請しなくてはならないという。不正な行為をなくすための申請なのだろうが、なかなか面倒な申請。郵便局の利用のための手続きではあるが、団体について、事細かに報告を求めている。憲法で保障される、結社の自由の観点からいかがなものか。郵便振替口座は、少額で、安全に送金が可能なので、権利能力なき社団でも、多く利用されているのではないかと思う。口座を利用して、悪いことを実行する者もいるのかもしれないが、小さな団体には、その抑制効果のみが出てくるのではないか。昔、笑い話だが、振替口座を個人名で作ったが、振込用紙を親戚に配って、期待したが、実績ゼロ。苦労しないで集めるのは、性根がよくない。(笑)
 今は、ダイレクトの送金のみを利用。これは卒業生に教えられたのだが、自分の郵便貯金から、スマホで送金できる。月5回は、手数料ゼロ。夜中でも送金が可能になったので、随分、便利になったものだ。
 帰宅後、ももとの夕散歩。昼が暖かかったせいか、快適な散歩。知人が編集した大川小学校の事故の問題の本をアマゾンで取り寄せる。飯考行編著『子どもたちの命と生きる ■大川小学区津波事故を見つめて■』(信山社2023.3.11)。近々、福島でも映画(「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」)の上映が始まる。フォーラム福島(3/17-3/30)。大川小学校は女川に近い。しかし、関心が女川にのみひきつけられたので、改めて反省し、勉強しないと。(2/17)<70597>


◇ 木曜日。次女の誕生日だ。随分、昔になるが、秋田での出産のときの様子を思い出す。診ていただいていた小さな医院は、自宅(公務員住宅)から10分程度。1歳9か月年上の長女は、まだ2歳未満。真夜中に起こして一緒に医院に走るのも、可哀そうと思い、同じ公務員住宅の隣に住んでいる同じ大学の同僚Kさんの奥さんに見てもらうことにした。外に出ると、2月の秋田、積雪があり、こんこんと雪が降っている。慌てたのか、何度発進してもエンスト。運転免許をとって、余り経ってない初心者。車が悪いのかと思ったが、なんと、サイドブレーキを引いたままの発進。よく安全に着いたもんだ。翌日には、順調の出産。確か、その月の体重は院内1位か、2位。番付表が張り出されていた。
 医院にいるうちはいいのだが、退院してきたら、4人家族。テンヤワンヤの毎日。お医者さんには、上の子が親を取られたと思い、精神的に不正常になるので、上の方に、手をかけてねと言われたことを思いだす。大した病気はなかったが、風邪をひいたのか、赤ちゃんの時に、点滴を打たれる姿を見て、ショックを受けた。小さな子が、点滴をするなんて。私もほとんどしたことがない。結果良ければすべてよし。
 長女から、誕生祝いとして素敵な飾り物がプレゼントとして送られてきたようだ。私は、夕方に会議があり、一緒に乾杯はできなかったが、妻が揃えたお寿司とケーキは、自宅に持って帰ったようで、残った我々夫婦で、主賓のいない誕生祝い。子どもたち二人とも、自立して、働いているので心配はないが、やはり健康には留意してほしい。
 夕方のももとの散歩は、寒かったが、春が待ち遠しい。(2/16)<70572>


◇ 水曜日。午前中は、わたり病院の定期の診察。専門の医師に診察をしてもらった方がいいといことで、循環器のW先生と、糖尿病のO先生の診察を受ける。しかし、循環器は、10週間毎なのだが、糖尿病は5週間毎。2回に1回は糖尿病だけ、もう1回は双方。まず血液検査だが、血管が細いのか、2度うまくいかず、所を変えて3度目の正直。それに基づいたデータは、まず順調。そんなに悪化はしていない、何とか運動と食事に気を付けて、行くしかない。11時の予約だが、12時が過ぎた。薬局によって、帰宅できたのは、午後2時。併せて、胃カメラと大腸カメラの予約をした。しばらくぶりなので、悪化してなければいいのだが。
 午後は、愛犬ももの夕散歩。他の犬がいたので、反対に曲がり、以前の私の散歩コース。心臓の手術後、体力回復のために行っていた散歩コース。何か懐かしい。
 夜は、妻の会合(福祉会理事会)への送迎。東京の公立図書館のオンライン講演(3.11)のリハーサルを3月1日に行う。その時までに内容を詰めないと。(2/15)<70552>


◇ 火曜日。バレンタインデー、孫たちの話題。
 10時半から診療支所で、笹谷地区町内会連合の研修会(空き家問題)があり、参加しました。福島市役所の空き家対策係長の説明。身近なところでも、空き家問題が生じている。全体として、高齢化しているし、高齢者夫婦のみの世帯が多くなっている。いつまでも元気でいればいいが、夫婦のいずれかが亡くなると、他方は自活できればいいが、それがないと施設に入る。自宅を持っていながら施設に入る人も少なくない。ここから空き家問題が始まる。所有はしているが、自宅の管理ができない。町内会の立場から見ると、台風や豪雪、あるいは犯罪の対象になったりする。所有者が亡くなっても、相続が順調にいかない場合もある。福島市の場合も、空き家が多くなっているという。空き家バンクを作ったり、相談会を開催したり、住民から苦情が出て、やむを得ない場合には、行政が立ち入って、行う場合もあるという。正直、他人事ではない。町内会が、コミュニティとして機能していれば、相互に助け合う体制や、公共的な使用方法も考えられるかもしれない。現に、地元で、学童児童の施設として、施設を貸してくれるところ探している人がいたが、現実には、児童公園のように、難しい問題もあるのかもしれない。
 午後は、買い物同行、そして早めの夕散歩。急に吹雪いて、大変だったが、ももは元気に歩く。(2/14)<70534>


◇ 月曜日。町内会の池田先生の葬儀が11時からなので、私は、葭野町内会の代表として、妻は、我が家の代表として、参列すべく、たまのや飯坂に車で行く。基本的には、家族葬なので、一般参列者は、焼香だけで帰ってきた。80歳になったばかり、地域の医療のために大きな貢献をしていただいた。私が、通っている病院ではないが、転んで腰を打った等の時は、池田先生に診てもらい、大変助かった。地域医療というのは、近くに相談できる医師がいることが前提なのだろう。難しい病気の場合には、専門病院にかかるとしても。妻がかかっていたので、私もたまにかかるときは、雑談もした。病気故、開業している医院は、閉院したが、大事な役割を果たしていたと、改めて思う。
 午後から、福島県九条の会の事務局会議。その在り方について、検討すべきことを主張したが、長い伝統があるので、それを大切にしながら、発展を考えるべきと思う。(2/13)<70513>


◇ 日曜日。次女は、休日で楽しみにしているヨガに行くというので、いつものように、愛犬ももは、ジジババのところに。
 次女は、昼過ぎヨガを終えて、帰宅したが、何かと明日の葬儀が気にかかり、落ち着かない。次女とももは、夕方、笹谷での散歩に出かけた。明日の九条の会事務局会議の準備をして、資料を送ったが、伝統はあるが、もう少し合理化した方がいいのではないかと思う。
 九条の会などを、ノーベル平和賞に推薦する案文(英語)の素案を、中心になっているI先生からいただく。とても難しいとは思うが、諦めないで、進むことが重要と思う。(1/12)<70497>


◇ 土曜日。前夜から愛犬ももと泊まっていた次女に、「池田先生が亡くなったよ」との声で起きた。朝のももとの散歩から帰ってきていた。最初、即座に理解できなかったが、池田先生とは、我が家の近所の「池田胃腸科外科」」の院長である。福島民報の訃報欄で確かめる。昨日2月10日のご逝去で、行年80歳である。子どもたちの学校が同じで、かつ近所なので、子どもたちの方がよく知っている。以前から、体調を崩しており、医大で私と同じ手術(心臓バイパス手術)を待っており、その前に、他の病衣を併発したようだ。妻が、池田先生の奥様からいろいろお聞きしていたが、それにしても、そんなに急に亡くなるとは、考えてもみなかった。
 お通夜は12日、葬儀は13日だが、町内会長として葬儀に参列する予定である。60世帯ほどの町内会だが、今年度になった、町内会員4名、非会員1名のご逝去に会うことになった。高齢社会なので、もっと、元気に助け合って長生きしたいものである。臨時の回覧板を作り、5つの班の班長さんに届けた。
 午後、買い物の同行。雪は、早朝、止んでしまい、青空が覗いている。今日は、建国記念の日。祝日だが、土曜日。夜は、テレビで「釣りバカ日誌」を見る。(2/11)<70478>


◇ 金曜日。大雪の警報が出ていて、雪が降り続ける。福島県内でも、浜通りと中通りが集中的に降っているようだ。
 銀行の定期預金の満期のため、その継続するかどうかの手続きをする必要があるので、銀行に行く。近くの支店が閉店となり、他の支店に行かざるを得ないので、妻の役割だが、私が車で行く。帰ってきて、来月の町内会の会議のための会場確保のため、支所に行く。会議室は支所管轄だが、講義室は学習センター管轄なので、窓口が異なる。何とか計画通り、講義室を借りることができた。4月の町内会総会のためには、3月に再度行く。
 寒さが来ているので、灯油を買いに行く。お任せで、自宅まで来てくれるサービスもあるが、何とか、自分でやろうということで、自動車で出かける。18リッターを6缶。これでどれだけ持つか。灯油の代金も上がっているが、背に腹は代えられない。早く春になってほしい。
 4時ころから、ももの夕散歩。雪の中をどんどん前進。やはり北の犬だなあ。散歩後、庭の雪をかく。何とか、歩くところを道をつけるくらい。今夜から明朝の3時ころまで、大雪警報。車庫が潰れないかが心配。直木賞受賞作『地図と拳』を読む。どうも、計画通りに、仕事が捗らない。春よ来い、早く来い。(2/10)<70453>


◇ 木曜日。ももに。午前5時前に起こされた。大人しく寝ていたはずだが、「起きろ!起きろ!」の合図なのか、寝ている私の顔を嘗めまくる。
 覚悟はしていたが、午前5時は、まだ暗かった。朝の散歩に行くよということ。さすがに、暗いので、懐中電灯をつけて歩く。早朝出勤の人の車か、ライトをつけて走っていく。毎日のことなのだろうが、ご苦労様。散歩している他の犬もいない。朝の散歩は、私は初心者、ももの方が分かっているのか、私について来なさい、ということか。私も「先輩」に抵抗しないで、歩く。まだ、寝静まった早朝の朝だが、こんなに暗いのかとびっくり。午前6時まで、ほぼ3000歩程度なのだが。いろいろ嗅いで歩くので、人間の散歩のようにはいかない。これをクン活というのだそうだ。人間の世界には、就活や終活があるが、犬にも犬らしい活動があるのだろう。
 朝が早かったせいか、ぼっーとしていた。
 昼休み時間に、駅の近くのビル前で、憲法問題、社会保障問題で、宣伝活動。話し上手が、マイクで宣伝していたが、こちらはビラまき。受け取ってくれるのは、3人に1人か。宣伝活動に参加したのは、ほぼ全員、男性のみ、そして70歳以上の高齢者という感じ。寒い風が吹いているので、歩行者の皆さん、ポケットに手を入れている。手を出すのは気の毒だなと思いつつも、「読んでください」と差し出す。断るのが慣れている人は、パッと手を挙げて過ぎ去る。読んでみると、いいビラなので、読んでおいた方がいいと思うが、これだけは無理強いできない。ただ、もう少し、渡す方も、男だけでなく、女性や、年寄りだけでなく、若者もいると、相互に違和感はないのだろうが。
 明日までと課している課題、なかなか進まないが、もう少し頑張るか。(2/9)<70432>

  


◇ 水曜日。午後から、福島駅前のコラッセふくしまで開催された「第4回 原子力災害復興連携フォーラム」に参加。小山良太氏(福島大学)が「帰還後の生活実態及び集落機能調査についてー葛尾村全戸訪問調査の中間報告ー」、丹波史紀氏(立命館大学)が「原子力災害12年からの被災者の生活再建」、関谷直也氏(東京大学)が「風評等に関する国際比較調査結果」について、それぞれ報告し、除本理史氏(大阪公立大学)をコメンテーターとした総合討論、質疑応答がなされた。いずれの報告も、現段階に沿った、意欲的な内容で、大変勉強になった。情勢の展開は、カタツムリのような進度かもしれないが、その段階その段階で、正確に追求していくべきなのであろう。
 遅くなったが、今夜は愛犬ももが泊まる。遅めの夕散歩を夕暮れの中、進む。その後一晩中、私の側で、ももは静かに寝ていた。(2/8)


◇ 火曜日。午前10時から、福島県トラック協会で開催された「第16回トラック輸送における取引環境・労働時間改善福島県協議会」に出席。この協議会は、平成27年度から開催されているので、ほぼ8年の歴史をもつ。厚生労働省(福島労働局)と国土交通省(東北運輸局福島運輸支局)の共同の協議会であり、狙いは、長時間労働のトラック運転手の時間短縮を、両省と運輸事業者、発荷主、受荷主団体等が協同で模索しようということで作られた。厚生労働省関連の審議会などは頼まれてことはあるが、国土交通省関連は初めてだが、その協議会の座長として頼まれた。とはいっても、ほとんど両省の事務局の準備よろしく、それに従って進行している。今日の会議では、令和4年度の重点取組事項を検討した。平成4年度の対象輸送分野を「配合飼料」と確認して、次回にその課題及び取組方法について検討する。その他、「トラック運送事業者に対する労働時間等説明会」についての説明、「2024年問題」についての意見交換、「最近のトラック運送に関する周知事項」の説明があった。労働時間規制が難しい、医師や教師とともに「トラック運転手」の時間短縮を関係者の協議の中で、見つけ出したいものだ。12時近くまでかかった。
 帰宅後、町内会のAさんの米寿のお祝いを、誕生日の今日、渡してきた。午後は、買い物同行、4時前からのももの夕べの散歩。少し、長く、笹谷小学校まで行ってきた。
 夕方は、夜間中学校に行く予定だったが、相手の方が病気療養中なので、出席する予定ないようなので、欠席した。大宮から来る友人のMさんは、生徒から尋ねられた裁判員の選出のことへの質問の返答のため、福島地裁で聞いてきたみたい。本当に頭が下がる。(2/7)<70368>


◇ 月曜日。午後、街中での妻の会合への送迎を、愛犬ももと一緒に。自宅から車に乗せるのと、着いてから自宅に入るのに時間がかかる。外にいたいのだろうな。春のように暖かい日である。今日の最低気温はー3度だが、最高気温は11度。このまま、暖かくなってくれるといいなあ。ももも、外気の爽やかな空気のもとに居たい気持ちがよくわかる。止っていると後部座席で寝ているときもあるが、走り出すと、じっと前を見て、世の中の様子を見ているのか。自宅周辺は、田圃や果樹園が多いが、街中は、大きなビルや、車、多くの人、喧噪、きっと刺激が多いのであろう。いつも、老夫婦のもとに寝てばかりいるので、刺激がないのかもしれない。
 帰宅後、夕べの散歩。あまり寒くないので助かる。小1時間の散歩である。
 O先生から誘われた4時半からのzoomでの研究会(JEC福島原発事故再生研究会)は、30分ほど遅れたが、小山良太氏の食農再生現状と課題。多くの先生方から関心が寄せられたテーマである。6時半ころまでかかったので、次女とももは帰っていたが、「満月がきれいだ」とLineを寄越した。外に出てみたが、よく見れたのは、7時以降。
 当面のことが進まず、昨日、アマゾンから送ってもらった2冊の本が気になる。第168回直木賞受賞作の小川哲著『地図と拳』(集英社)、筆者は1986年の生まれで若い作家である。600頁以上の大作で、しばらく離れられないだろう。もう一つは、仁昌寺正一『平和憲法をつくった男 鈴木義男』(筑摩書房)。これは憲法9条を守る運動のため。福島県には、新憲法を実質つくった二人の鈴木がいる。すでに、讃える会などのある南相馬(小高)出身の鈴木安蔵氏(私は、この会の学術参与に指名されている)と、白河市出身の鈴木義男氏である。社会的活動のためにも、熟読したい。(2/6)<70349>


◇ 日曜日。今日は、昨年1月21日にご逝去(享年89歳)された、元福島大学長の吉原泰助先生の「偲ぶ会}に参加してきました。全国から90名近い参列者がありました。大学の学長のみならず、学外では、福島県九条の会の代表、松川資料世界の記憶登録申請のための世話人など、私も学内及び学外ともお世話になりました。そのために、会食・懇談のトップバッターで、スピーチをすることになりました。意を尽くしたとは言えませんが、福島大学の2学部時代から総合大学への、リーダーシップをとられ、心から感謝の気持ちを伝えました。ゼミ関係者、同窓会、学外団体の知人など、10人ほどのスピーチがありました。懐かしい方々ともお会いできました。功績の偉大さを痛感します。
 4時前に帰宅しましたが、ももと次女が来ていました。そして、塩竃の孫第2女の誕生日。楽しそうなバースディですが、動画で送られてきたものは、母親(長女)の声が一番大きかった。一番うれしいのでしょうね。長女のフェースブックには、「予定日に大雪が降って、その4日後に1時間足らずで墜落分娩ぎりぎりで何とか間に合い生まれてきたのを思い出しました。」と書いている。その孫娘も、4月からは中学3年生。あっという間だね。(2/5)<70332>


◇ 土曜日。昨夜の金曜日は、次女と愛犬ももが宿泊し、節分を過ごしました。今日は、立春です。暦の上では、春なのですが、「春は名のみ・・」です。が、やっぱり春の気配を感じます。今日から88日目、88夜が私の誕生日。春が近づいていると思うと、少々、寒くても気配を感じるようです。
 明日までの宿題をやろうと思っていたのですが、なかなか気持ちが盛り上がらず、夕方になってしまいました。
 電気店に、プリンターのトナーを買いに行き、夕方は、釣りバカを見て、ボッーとしています。(2/4)<70316>


◇ 金曜日。団結権の原稿を書こうと思って、いくつかの教科書の関連部分を読み直し。研究書ではなく、労働学校参加者の副読本的なものなので、問題提起ではなく、その歴史的背景など、その実態を理解するものなので、意味のある書籍にしたい。ただ、構想が出来上がっているのではなく。構想を立てて、然るべきところで検討するもの。私に声をかけてくれた方に、迷惑をかけられないので、頑張ってまとめたい。今週中とは言ったが、あとわずか。
 午後、生協に頼んでいた、「恵方巻」を取りに行く。妻の知人にもおすそ分けするというので、駅前の施設まで行く。帰ってきて、4時ころからももちゃんとの夕散歩。積雪は殆どなくなったが、吹く風が冷たい。それでも、ももちゃんは前進前進。
 夕食は、次女も含め、恵方巻を南南東に向けて笑い、食べる。明日は立春。待ち遠しい春が近づいているかな。年を取ってきたせいか、寒さが、身に染みる。春よ来い、早く来い!(2/3)<70305>


◇ 木曜日。トラック協議会の打ち合わせのため、陸運局福島支局に行く。担当の方が、運悪く、今朝の出勤の際に滑って、骨折の怪我をしたとのこと、支局長さんと係官との打ち合わせをしてきました。通勤途上、福島駅から歩いたらしい。一日も早い、ご回復を祈っています。トラック運転手の労働時間制度が2024年度から変更となり、それが可能なように、荷主、運送業者、届け先の業者等の協力を協議してきました。大して詳しくないのですが、労働関係のつながりで、座長を務めています。何とか、うまい方法ができればいいと思います。
 大学の卒業生のH君から、メッセンジャーで、旧同僚のN先生が脳梗塞で倒れられて、療養中のようです。1月初めに倒れられて、いまは意識不明、呼吸は自己呼吸とのこと。びっくりして、他の旧同僚の何人かにお知らせしました。学部長も行い、元気な先生でしたが、一日も早い回復を祈っています。5日に吉原先生の偲ぶ会もあるので、知っている方々から、聞くことにしましょう。
 寒さは少し和らいだが、夕方、愛犬ももと元気に夕散歩。(2/2)<70288>


◇ 水曜日。今日から2月。午前中の買い物を済ませ。ももの小散歩を済ませ、3時からのコンサートに向けて、自宅を2時過ぎに出る。コンサートとは、みやぎ生協40周年・コープふくしま90周年 特別文化企画『仙台フィルハーモニー管弦楽団&岡本知高』コンサートである。会場は、「ふくしん夢の音楽堂・大ホール」。管弦楽団の生の演奏を聴くのは久し振りだし、岡本知高の歌は、初めて。圧倒されてしまった。プログラムは、第1部が、ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲、カッチーニ(ヴァヴィロフ):アヴェ・マリア、ヴェルディ:歌劇「運命の力」より「神よ平和を与えたまえ」、マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、プッチーニ:歌劇「トウーランドット」より「誰も寝てはならぬ」、BEGIN:「涙そうそう」。休憩をはさんで第2部は、ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」。管弦楽団の指揮は、円城寺雅彦さん、ソプラニスタは岡本知高さん。音楽堂に560人ほどの聴取者。椅子の隣は、鈴木夫婦。チケットを送ってくれるよう頼んだので、繋がる席にしてくれたのだろうか。岡本さんは、妻はテレビで観ていたようで、工夫して妻にも聴いてほしかったな。確か、孫娘がチャリティーなどで仙台フィルハーモニー管弦楽団と一緒に演奏したのではと思うが、記憶が定かではない。
 5時までの演奏会、急いで帰ってきて6時ころからももの夕散歩。雨も降ってたが短縮のコース。会議で遅くなった次女も帰ってきて、夕食を共にして、帰っていった。原稿の問い合わせなど、ゆっくりはしていられない状況だが、いい音楽を聴いたので、後は頑張ろう。(2/1)<70262>



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